カテゴリー：5.健康
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2016年09月07日
加熱食品の害
9月7日
加熱食品の害
思いがけない話を聞いた。肉だけでなく、野菜やいも、穀類などのおこげが体に悪いというのである。農水省の発表である。ごはんのおこげが好きだった。焼肉の焦げた所も悪くはないが、おこげはみなダメだという。特に水分の少ないほど有害物質が作り出されるという。天ぷら、焼き肉、焼き鳥などの食べすぎに気をつける必要がありそうだ。この農水省の発表を聞いてポテトチップスやフライドポテト業界が危機感を持ち、有害物質を少しでも減少させる製法の研究を始めているとのこと。うなぎのかばやきが大好物の私にとっても心配なことである。水分が多く残っている場合には有毒物質の生成は少ないので、煮物はすべて大丈夫。120℃以上から化学反応が始まるそうである。発ガン性があるので注意したい。
2014年08月27日
死因調査（福井県）
8月27日
死因調査（福井県）
最近の死因調査では人口10万人に対し、死因トップのガンが300人、心疾患が約半分の160人、肺炎・脳血管がほぼ同じ100人ずつ、事故死50人となっている。ガン死の比率が年々高くなると同様に心疾患と肺炎がふえているのが気になる。そして不慮の事故死の多いことに驚く。後期高齢者は特に注意が必要だ。
2013年12月14日
味噌
12月14日
味噌
米五というみそ屋が福井の中心部にある。江戸時代の創業である。みそ産業はガリバーが多いという。全国のみそ生産の約４割は信州みそだとのこと。米五は福井県下のみその生産の約半分を占めている。ロータリークラブの卓話で教えられた。みそはほぼ４種類。米みそが約８割で全国に広がっている。麦みそは九州で５%。豆みそが関西で５%。残りの１割があわせみそである。私の好みは小さい頃からなれ親しんだ豆みそだ。みそづくりは前日から大豆を洗って井戸水につけておく。翌日早朝よりセイロで蒸し上げる。それを臼に移し、杵でつぶす。餅つきのゴクツブシと同様に、丁寧につぶしていく。それに麹をまぜる。用意した壺に入れていく。フタをして目ばりをして暗冷所で寝かせておく。すべてを自宅で、家族が力をあわせて作る。麹だけは麹屋に米を持込んで作ってもらうが、それ以外はすべて自家製である。塩加減だけが、わが家の味噌の味を決めてくれたのだろう。もうずっと昔の幼い頃の思い出である。みその歴史は千年以上つづく。日本独自の食文化を形成している健康食である。具沢山のみそ汁が健康によい。
2013年12月08日
健康はおいしい食から
12月8日
健康はおいしい食から
アトピーの子が多い。石油系の肌着のせいや、空気の汚れのせいもあるが、最も影響を与えているのが食物だ。旬のものを、地元のものを、食べることによって改善するという。偏食がダメ。清涼飲料水やインスタント食品や、大量生産のお菓子類などは避けた方がよいそうだ。添加物によるアレルギーが出るらしい。反対に野菜や果物がよい。最近スイカやミカンを昔ほど食べなくなった。スイカは水分を補強し、ミカンは抵抗力をふやしてくれる。大切な食の友である。おいしい食事は豪華である必要はない。手をかけた旬のもの、地のものを少量いただくことが大切だ。有機栽培のオーガニック食品であればこれ以上の贅沢はない。
2013年08月03日
長寿世界一
8月3日
長寿世界一
日本女性が長寿世界一に再びついた。平均寿命が86.41歳となった。男性は79.94歳で5位とのこと。3.11災害の影響がなかったこと、自殺者が15年ぶりに3万人を下回る2.78万人となったことで2011年より上回った。男女差は6.47歳。この差の原因はなんだろう。女性が男性よりも長寿だというのは世界の常識であるが、平均寿命上位の国々の中で、日本の6.47歳の差というのは最大。アイスランドが3.1歳差、スイスが4.4歳、オーストラリアが4.5歳、シンガポールが4.6歳、イタリアが5.1歳、香港が5.7歳と日本とは大きな差がある。日本女性が高齢になっても身体を動かして、家事や農作業で働いているのに対し、男性の出不精が影響しているのであろうか。また隣人や友人とのオシャベリも長寿の秘訣といわれている。男性の一人としては気をつけたいところといわざるを得ない。
2011年12月15日
高齢者と気温
12月15日
高齢者と気温
高齢者になると気温の変化に一喜一憂する。肉体的に気温の変化に対応する機能が衰えてくる。その冬季の老人の死亡率が大きく跳ね上がる。毎年1月と2月は危険月である。
12月と3月も注意が必要である。この傾向は男女の性別にはあまり関係ない。いよいよ12月に入り私達高齢者にとっては健康に留意せねばならない季節になった。
今年は雪が多いと言われ出した。インフルエンザに気をつけよというので予防接種を受けようと思っている。
若い頃には思いもしなかったことが気になるようになってくる。｢お元気ですね｣とか｢お若く見えますね｣というお世辞がうれしくなるようでは話にならぬ、そう云いつつ笑ってしまう咋今である。今日一日の気温差（最高温度と最低温度の差）が気になる。気温差が10度を超える日は要注意である。
2011年12月02日
美しく老いる
12月2日
美しく老いる
後期高齢者という言葉が出来た。75歳以上の人をそう呼ぶ。現在1460万人おり、日本の総人口の１１.５％とのことである。昭和34年大学卒の友人達はみなこの入口に立っている。久しぶりに会い酒を飲むと、ついつい健康の話になる。薬の話になる。私はあまり興味がないが、誰とでもこの話になる。物忘れ、ボケ老人の話である。女性に更年期があるのと同じように、男性にも更年期があるという。女性は女性ホルモンを投与してもらうと、よく効くとのこと。男性は男性ホルモンを皮膚に塗るとよいとのこと。テストステロンを摂取するとよいとのこと。
ボケが一番こわい。ボケにもいろいろあり、大きく分けてパーキンソン病と老人性ウツ病と認知症がある。症状から見分けるのは難しい。パーキンソン病はエルドーパを飲むとすぐよくなる。抗ウツ剤を飲んでもダメなら認知症だ。認知症の約半分が将来アルツハイマー病になるとのこと。
血管障害の予防に気をつけることが大事のようである。適度のストレスからの開放、バランスのとれた食事、特に量をぐっと減らす。適度な運動も必要である。歩いていると足元が気になり下を見ることが多い。若い人は足元を見て歩いていない。その歩く姿の差に老いを感じるようになってきた。時々意識して青空を眺めて歩くようにしているが、通りのショーウインドーにうつる自分の姿を見てあわてて、胸をはって歩き出す。「姿勢が大切です」と先輩に言われたのを思い出している。
2011年11月28日
歩くということ
11月28日
歩くということ
携帯に万歩計がついている。時々気になって睡眠の前に見ることがある。大体5千歩程度である。万歩計だから1日1万歩を歩くとよいのだろうが、なかなか1万歩は歩けない。年をとるに従って歩くスピードが遅くなる。そこで意識して若い人を追い越そうと早く歩くようにしているが、なかなか追い越せない。運動量は歩数だけでなく、歩くスピードや、歩幅にも大きく影響されるとのことである。大またにスピードを出して上を向いて歩くのがよいそうだ。皇室の「紀子様流」のしなやかなふわりふわりと飛び上がるような歩き方がよいそうだ。私は緩急をつけて歩いたり、信号を渡る時は走ったりして運動量を上げている。
京都にいた時は河原町ブラ、大阪にいた時は心斎橋ブラ、東京では銀ブラと歩くことを大いに楽しんだ。今は私の事務所のある「西武百貨店通り」を毎日歩くことでお茶をにごしている。本当は自分の散歩道を見つけて、その道を思いに耽りながら歩いてみたいと考えている。足羽川の桜並木を歩いたり、足羽山の愛宕坂を歩いたり、福井は素敵な散歩道には事欠かない。
2011年09月20日
100歳
23年9月20日（火）
100歳
福井県の100歳以上の人（今年度中に100歳を迎える人を含む）が530人となり、昨年より43人も増えたと発表された。人口割で見ると0.065％となる。昨年と比較すると8.8％も急増したことになる。この傾向は19年連続で増え続けている。その理由は「福井は健康長寿県」とPRした西川一誠知事の啓発によるところが大きい。医療水準の向上や生活水準の高さそして健康食への興味や運動スポーツ、散歩などの奨励も大きな影響を与えている。
県都の福井市の100歳以上の住民は187人と県内最多である。ところが最高齢の109歳の女性も、105歳の男性も越前市の住民である。
私は今年福井市中心部の鳩の門自治会の会長を、輪番制により、お引受けしているが、私の町内には100歳以上の住民はおられない。75歳以上の老人宅へ、敬老会のお祝い品を持って歩いたが、全部で10人の方がおられる。1人は自治会員でないが、緊急時、災害時の救援のことを考えて、各戸をまわった。みなさんお元気で安心した次第である。
人生の最大の目的は「生き切ること」だと思う。生涯現役を夢に、今日も一歩前に進みたい。
2011年08月19日
新しい医学
23年8月19日（金）
新しい医学
古来より「病は気から」といわれてきた。「気」の力、「気功」の効用をいう人は多い。西洋医学でも副交感神経の働きを高めることによって、健康を維持することが可能だという説がある。医療とは病気を治療することを目的としていた。最近では病気になるのを防ぐことに力点が移りつつある。それは日本が国民皆、保険という恩恵を受けている為、医療費の増大が重大な国家財政の基盤を揺るがしかねない事になってきたのである。病気を薬で治すのでなく、薬以外のもの、例えば食品、サプリメント、運動、習慣、心の持ちようなどの効果が期待されるようになってきた。世界一の長寿社会となった日本は、新しい医学の時代を迎えている。特に脳医学の分野での発達は大きい。例えば笑いの効用である。笑えば脳内麻薬といわれる（βエンドルフィンが分泌され、不快感を吹き飛ばしてくれる。その力はモルヒネの約6倍もある。ストレスを感じると自律神経の交感神経を介して、副腎髄質から分泌されるアドレナリン等のホルモンの作用で心臓があおち、血圧が上昇し、口はカラカラ、胃は固くなり、顔面蒼白、血糖値も上がる。逆にストレスが解消すると、副交感神経が働いて皮膚や内臓に血液を戻し、唾液や消化液の分泌を促す。笑いの中でも特に大笑いは酸素摂取を急増し、副腎皮質よりのコルチゾールが減り、ストレスは解消する。笑いの効用は素晴らしい。大笑いでガンは治るという説も一部にあるほどである。
2011年08月18日
ポックリ信仰
23年8月18日（木）
ポックリ信仰
毎月24日は私達のビルの一階にある「いきいき地蔵」のお祭りが開かれる。福井駅前商店街の商売繁昌と参拝者家族一同の健康長寿を願って、3人のお坊さんの読経と辻説法とが行われる。長寿社会を迎えて、男性も80才の方々が珍しくなくなってきた。女性は90才台の方が参ってこられる。みんなそれぞれ悩みを抱えているが、毎月24日の午後1時からの読経には、もう常連の参拝者がおられる。私もスケジュールを調整して参拝させていただいている。
健康長寿とはポックリ信仰と似ているところがある。寝たきりになって意識がないのに機械で生かされている人が多い。これは看護する人がたまらない。看護する人は経済的にも身体的にも大変な負担になっている。最も大きいのは精神的な負担であろう。それを思うと真剣に過剰医療は拒否したいものである。末期がんに対する過剰医療は本人や周りのすべての人々に大きな苦痛を与えてしまう。
私の祖父母も父母も自室で最期を迎えた。出来れば私もそのように安楽な最期を迎えたいと思っているが、果たしてその結果は？ポックリ信仰の意味が最近よくわかるようになってきた。その為にも福井駅前の「いきいき地蔵」にお参りして手を合わせる毎日である。
2011年08月12日
世界一の長寿
23年8月12日（金）
世界一の長寿
厚生労働省の発表によれば、2010年の日本人の平均寿命は、女性が26年連続の世界一となったとのこと。86.39才は男性の79.64才(世界4位)と6.75才の差がある。日本の女性の長寿はどこに原因があるのだろうか。また日本の男性はなぜ6.75才も早く死ぬのだろうか。この理由を考えてみた。参考までに香港の男女差は5.9才、スイスの男女差は4.6才と日本より大分縮まっている。正確な原因は今後の生命医学の進歩を待たなければならないが、経験則やデータによる事実からわかっていることは「女性は病気にかかり難い」「特に最大死因であるガンの罹患率は男性が高い」「男性だけしかかからない病気が多い」などがある。生物学の分野では、女性が男性よりずっと強いというのは通説のようである。健康の秘訣を聞くと、女性は当然のようにこの秘訣を日常生活の中で実行していることに気付かされる。秘訣を列記してみると、
1.おしゃべりをよくする
2.笑顔で明るく元気に暮らす
3.好奇心が旺盛
4.体をまめに動かす（手、指、足）
5.友人と知人との付き合いが上手
これらはすべて女性が有利である。男性もこの5項目を実行していると長寿世界一の座にすわれるかもしれない。ナンバーワンの香港男性との差は僅かに0.36才である。
2011年08月10日
酒カスの人気
23年8月10日（水）
酒カスの人気
NHKテレビの人気番組「ためしてガッテン」が有名だ。昨年の暮れに放送されたのは「酒カスの魅力」についてだった。伝統の発酵食品の酒カスには、驚きの健康効果があることを証明する番組である。その結果は三つのパワーが確認された。一つ目は悪玉のLDLコレステロール値を下げたり、便通をよくする「レジスタントプロテイン」の存在である。これは消化されにくい性質なので、小腸まで達し、そこで余分な脂質や油分を捕まえて体外へ運んでくれる、お掃除屋さんの役目である。二つ目はビタミンB群で、貴重なビタミンB2は米の26倍もあり、B6は47倍も含まれている。更に三つ目はうまみ成分のアミノ酸である。これは米の583倍に激増してしまう。これらはすべて米とこうじと酵母の力が結合して作られてくる。健康長寿の源は、酒だけでなく酒カスにも力があるのである。NHKの番組と同時に、店頭にあった酒カスは瞬く間に売り切れとなった。今あるのは圧縮して空気を抜いて、夏まで熟成された練りカスと呼ばれるもので、カス漬けなどによく使用される。冬の新酒の時の酒カスは板カスと吟醸カスとがある。板カスはポピュラーでよく焼いて食べたものだが、吟醸カスはやわらかでしっとりとしており、これで漬けた奈良漬は酒の成分を含んでとても美味である。また今年の秋口から年末にかけて、酒カスのブームが来るのは間違いあるまい。今からその時に備えておきたい。今夜はしっとりとした奈良漬で夕食を楽しみたいものだ。
2011年08月01日
青豆とうふ
23年8月１日（月）
青豆とうふ
福井県の嶺北、大野盆地の専業農家、帰山安夫さん、幸子さん夫妻が第60回全国農業コンクールでグランプリの毎日農業大賞に輝いた。夫婦で生産、加工、販売に取り組み、そのユニークなアイディア、そしてブランド力が評価されたのであろうか。私は「青豆とうふ」「青豆あげ」のファンで、売り場で見かけるとつい買ってしまう。大野には平成大野屋という第三センターの地産地消ショップがあるが、そこの人気商品がこのブランドである。平成大野屋の全国展開を大野市の岡田市長や店長にすすめているが、まだ実現していない。幕末に既に全国展開して多大な功績を残した「大野屋」を継いでいる以上、ぜひ実現の日を待っている。帰山さんに「なぜ黒豆でなくて、青豆なのか」を尋ねてみたところ、「青豆」という独特の名前をつけたかったとのこと。このあたりに成功の鍵があるのかもしれない。私のマンションには「オレボ」という店がある。オレボは地産地消の商品に力を入れているが、ここでも時々「青豆ブランド」を買うことが出来る。すぐ売れ切れになるので注意が必要だ。福井県民は「とうふ」「あげ」類が大好きで、私も同じで、健康長寿の秘訣だと信じている。
帰山さんご夫妻の努力には頭が下がる。努力している人の姿は誠に尊い。専業農家の本来の指針として、先達として若い人達に夢を与えてあげてほしいと切に願っている。大野から白鳥への街道沿いに帰山さんの専売所がある。
2011年05月09日
貝原益軒
23年5月9日（月）
貝原益軒
私達は健康長寿というと栄養や体力などをすぐ考えがちであるが、「養生訓」を書いた江戸中期の儒学者の貝原益軒は「欲を抑える」という精神面からの健康に言及している。四項、四寡、四要を述べている。四項とは四つの基本原則を指し、まず内欲を少なくする。外邪を防ぐ。ときどき勤労する。みだりに寝ない。四寡とは、思いを少なくし神を養う、欲を少なくして精を養う。飲食を少なくして胃腸を養う。嗜好を少なくすること。四要は暴怒を去る。思慮を少なくする。言葉を少なくする。嗜欲を少なくする。まさに予防医学の必要を説いている。
現代医学でもこの予防活動に力を入れている。例えば長寿県として有名になってきた長野県は、1965年からこれに取組んでいる。減塩運動、一部屋暖房運動を県主導で注力し、保健指導員、食生活改善推進員などを増員し、医師だけでなく、医療前の指導する人を増やして全県的な運動を盛り上げてきたのだ。そして現在では男性長寿日本一、女性も上位を占めている。特に1当り医療費は大きく低下しており、永年の努力の賜物といえよう。
医療費の際限ない上昇は、健康保険制度を危うくすると同時に、高齢者の急増により、高齢者医療負担増となって、重苦しい将来を予想させている。高齢者が被保護者として重荷になる社会でなく、65歳定年を過ぎ、年金を受け取る年齢になった時にも、働き続ける新しい社会の到来を信じている。貝原益軒の「養生訓」を読むと現代医学の方向性と全く同じなのに気付かざるを得ない。
2011年03月25日
長寿食
3月25日
長寿食
健康と長寿の源は食にある。私は長寿の先輩に会うと必ず健康法を聞くことにしているが、「特に何もしていない」といわれるケースが多い。食べ物についても片寄った食事をしている人は少ない。そこで長寿についての書物を次々と読破して、長寿の原因を探していった。そして「食」が長寿に大きくかかわっているという説にたどりついた。その食を分類してみると
1.水、お茶
2.黄緑野菜、果物（芋、しそ、セリ、ブロッコリー、トマト、スイカ、りんご、バナナ、ブルベリー、ぶどう、みかん）
3.玄米、雑穀（特にソバ、粟）
4.海産物、海草（特に根昆布）、魚、貝
5.きのこ
6.大豆、ごま（特に黒大豆）
7.ヨーグルト、発酵食
これ等をよくよく見ると私達日本人がいつも常食としているものばかりである。これ等をバランスよくいただいておればまず間違いがない。ただ気付くのは若者が好む肉類については皆無である。肉食は長寿に合わないということか。脂分をゆでこぼしで、外に出すとか、やき鳥など串焼きにして脂分をとってしまう食べ方をすすめている本もある。いずれにしても肉食をすすめる本は皆無である。
2011年02月17日
黒大豆を求める旅
23年2月17日
黒大豆を求める旅
子供の頃、正月料理の中に、黒大豆を煮たものがあった。少し甘味があり、姿や形はよくないが、食べてみるとすごくおいしかった。最近この黒大豆にこっている。なぜなら健康長寿食として「最高の食べ物」だとの識者の意見が多いからだ。
大豆は、カリウム、マグネシウム、カルシウムや食物繊維を多く含んでいる。イソフラボンというポリフェノールの一種を大豆の胚軸に含んでいるので、これが女性ホルモンの代わりをして健康状態を作り出すことが1990年頃にわかったとのことである。女性が男性より平均して6歳長生きするのは、女性ホルモンが高血圧を防ぎ、抗酸化力によってガンの発生を押さえているからということである。閉経後の女性が健康状態が急に悪くなるのは、ホルモンの異常であり、イソフラボンの摂取によって改善できる。男性も高齢者も大豆食によるイソフラボンで高血圧やガンを予防できるのである。
また大豆は高蛋白質なので、これまた健康によい。日本は大豆の加工食がとても多い。豆腐や納豆をはじめ、煮豆、きな粉、煮しめ、みそ、油あげ、きつね、いなりずし等々、身近かなものがいくらでもある。これを日常食としている私達日本人が健康長寿であるのは当然である。
黒大豆は通常の大豆より何倍もイソフラボンを多く含んでいる。そして寒冷地で育てた黒大豆ほど多いとのことである。
黒大豆の産地は北海道である。しかし丹波の黒豆も有名ブランドである。黒大豆を求めて歩いてみたいと考えている。寒冷地ということは北方であると同時に、海抜の高い所ということでもある。福井県では大野、勝山の山ふところにイソフラボンを多く含んだ黒大豆がありそうである。黒大豆の豆腐やそのおからなどは、とても貴重な健康長寿食なのである。
県下を歩いて、そんな「黒大豆」を探す旅を続けている。
2010年09月03日
おろしそば
平成22年9月3日
おろしそば
福井インターから大野街道の旧道、福井市宿布町にそばどころ「宿布屋」がある。「おろしそば」一本で勝負している。そばも、だしも、そば湯もすべてよい。にわとりが放し飼いされており、にわとりの元気な鳴声がのんびりとした田舎そばの雰囲気を作ってくれる。古い百姓家の雰囲気があり、市の中心部からは少し遠いが固定客が多い。
宿布屋のそばは皿に盛られて出てくる。大根おろしもだしも既にかかっている。もみじおろしにしたい人だけが唐辛子をふりかける。そばは挽きぐるみの田舎そばでポリフェノールが1皿約1,000ｍｇあり、抗酸化作用抜群である。ルチンを豊富に含み、血管を強化し、血液サラサラを実現してくれる。玄米以上にマグネシウム、鉄、亜鉛等のミネラルを含み、大根おろしのビタミンCがそばのビタミンビタミンB1支えている。植物繊維は、玄米の1.5倍もあり、健康食のナンバーワンである。
福井人は「おろしそば」が大好物である。真冬でも冷たいおろしそばを食べる人が殆どである。そばが健康によい、便秘によい、二日酔いによいというので、一日一食そばを楽しんでいる。どちらかというと男性のそば党が多い。女性はパン食が多い。女性の大敵「便秘」解消によくきくのが宿布そばである。味やだしの秘密は30年近く通っている私にも教えてくれない。そばがきが私は大好きなのでそば粉を所望するが、これまたダメだと断られてしまう。こだわりの一徹そば職人ならではのおろしそばの味をぜひすすめたい。
2010年08月02日
またまた世界一
平成22年8月2日
またまた世界一
日本女性の平均寿命は86.44歳で、25年連続世界一の長寿を記録した。平均寿命とは昨年生まれた0歳の子供が何年生きられるかを示す数値をいう。日本男性の平均寿命は79.59歳で世界第5位であるが、1位カタール以下香港、アイスランド、スイス共に小国家、地域であり、実質的には日本が男女とも世界一の健康長寿国と呼んでもおかしくない。
男女ともに日本に続く香港とスイスが少し気になる。なぜこの三地域が長寿なのか。日本とスイスと香港では食事も環境も大きく異なる。どこに長寿の原因が潜んでいるのか。
スイスは長野県とよく似た山と湖のアルプスの国である。食事も生活態度も質素である。体格はヨーロッパの諸民族の中でも頑健なほうで、長い歴史の中で、スイスの傭兵の強さは証明ずみである。水はアルプスの雪融け水で年中潤っており、淡水魚を食べる食習慣があるが、日本人ほど魚好きではない。気候は厳しいが、ヨーロッパの中では中庸を保ち、夏も冬も年中を通して世界中から観光客を集めている。人々の生活は豊かであり、あくせく働かなくても高い生活水準を保っていかれるので低所得者層が少なく、ストレスが少ない。風景のよさは抜群である。どこにいても絵になるすばらしいパノラマが広がっている。
一方の香港は沖縄と似たところが多い。年中暑く、海洋性の気候である。貧富の差があるが、貧しくても生活に困ることが少なく、人々はお互いに支え合って生活をしている。食事は多少濃厚であるが、魚類や野菜をよく食べる。音曲が好きで楽天的なところがよく似ている。
長寿の原因はまず食事、そして安全安心社会、そして清潔な環境、進んだ医療などを上げることが出来る。「健康長寿」は人類にとって何よりの売りである。観光立国を目指す日本にとっても福井県にとってもこれは金看板になる。私は「日本料理と日本酒」そして「米と水」を健康長寿のキーワードに使っていきたいと考えている。
2010年05月20日
ネコンの力
平成22年5月20日
ネコンの力
根昆布が身体によいというので、数年前から健康保持の為に根昆布の粉末を1日小さじ3杯ずつ食べることにしている。黒い食品がよいというので根昆布を粉末にする時に黒豆、黒ゴマ、黒砂糖などを同時に粉末にして混合している。最近では福井県特産の西田梅の梅干やもみわかめ、ごまめ、かつおぶし、緑茶、玄そばなども混合している。1回につき約1ｋgを作るので、1ヶ月近くは楽しめる。これを名付けて「ネコンの力」と呼んでいる。家内は喜んで食べないが、孫はおいしいと言って食べてくれる。
健康法は人によって違うのは当然であるが、食べものの健康への影響は測り知れない程大きい。特に毎日の飲食は健康長寿に直結すると思われる。身近に百歳になんなんとするお二人の先達がおられて、私はそのお二人からいつも元気をいただいている。その一人は豊田三郎画伯の101歳、もうお一人は山際喜一さんの98歳である。山際さんは現役のロータリアンで毎週例会に出席されている。
お二人の健康法を見ていると、お二人ともよく笑われる。いつも前向きである。心の中は見えないがきっと私達のようにクヨクヨすることなどなくて超越した世界に悠々と住んでおられるのであろう。「ネコンの力」でなく、精神力で長寿を保持されているように思えてしかたがない。お二人にあやかりたいといつも尊顔を思い浮かべながら「ネコンの力」を作っている。今夜も1ヶ月分を約1時間かけて作ったところである。
2010年03月26日
厚揚げの好きな福井県人
平成22年3月26日
厚揚げの好きな福井県人
福井県と石川県の県境に刈安山がある。両県にまたがる山塊である。福井県側は丸岡町竹田という山村である。この山林にはいくつかの奇跡のような土地の宝がある。それは「千古の家」である。江戸初期からの古い民家が保存されている。住宅と蔵そして水車小屋その横にはしょうぶ園が広がり、山すそには桜の木が植えられている。屋敷を代表するような檜の大木が亭々とそびえ立って千古の家を守っている。家の中には毎日いろりの火が入り、お客を温かく迎え入れてくれる。「いろり会」というこの千古の家を守り、文化を守る会が開かれるのはこのいろりの周囲である。入口の門のところにそばを食べさせる小屋があり、坪川家の何十代目かの当主坪川ますみさんが自分でうった越前おろしそばを食べさせてくれる。私はいつもソバガキとセットで注文するが、一度訪れると必ず病みつきになる程おいしい。
もう一つの宝は本専寺という浄土真宗のお寺である。大きな寺院の本堂は森閑とした寺域の中に見事な調和を保っている。住職の竹田空尊さんは福井市の北陸高校の理事長である。これまた山すそに広がる檜や杉の大木が多い。古刹という名にふさわしい風格を備えた寺である。
更に国道沿いに「厚揚げ」で有名な豆腐屋がある。県内では「竹田の厚揚げ」と呼ばれ親しまれている。水がおいしい福井県では、お米やお酒、野菜、鮮魚などおいしいものにことかかないが、お豆腐のおいしいことも大いに宣伝したい。私は毎晩お豆腐を食べている。また豆腐を揚げた「厚揚げ」「薄上げ」の売り行きも日本一だという。この「竹田の厚揚げ」を求めて休日ともなると、数多くの観光客が集まってくる。石川県の山中温泉から県境をこえ、初めての集落が、この丸岡町竹田である。「竹田の厚揚げ」は県内のスーパーでも買える程の人気商品である。そして全国の厚揚げ品評論で福井県産の厚揚げが品質日本一に輝いたとの報道があった。お豆腐も、厚揚げも、おからも、健康食品の最右翼である。私の活動の原動力でもある。願わくば、生命の続く限り、ご厄介になりたいのがこの大豆三品（豆腐、厚揚げ、おから）である。
2010年01月22日
長寿社会の可能性
平成22年1月22日
長寿社会の可能性
「団塊の世代」と命名したのは堺屋太一氏である。戦後のベビーブームで生まれた人達を指してそう名付けた。私より約１０年ほど年少の人達である。その人達がいま定年を迎えつつある。６０歳定年、或いは６５歳定年で職場を去っていく。厚生年金や国民年金の管理の問題が大きく報道されたのは、つい昨日のことのようであるが、いま団塊の世代の人達は年金生活者となりつつある。高齢化社会が生まれたのである。世界一の高齢化社会の誕生である。
世間の論調は高齢化社会は高コスト社会であり、社会保障制度に多額の出費が必要になると伝えている。2010年の65歳以上の私達が、日本の全人口に占める割合は23％である。団塊世代がこの65歳の壁をこえてしまう迄、この比率は急速に高まることは間違いない。そしてその後は、団塊第二世代（団塊世代の子供達）が65歳をこえる25〜30年後まで、比率は安定的に少しずつ高まる程度となる。
問題としたいのは、この高齢者と呼ばれる人々の健康度と富裕度である。平均寿命女性85歳、男性79歳の長寿社会にあって、その元気さとその豊かさを忘れてはならない。病気で苦しんでいる人、貧しくて生活保護を受けている人は極く少数である。2900万人の人達の殆どすべては、元気で豊かである。世界でも稀有な「グループ」を形成しつつあるのに気付いている人は少ない。この「グループ」に名前をつけるのも面白い。仮に「ニッポンG」としてみよう。日本のゴールデンエイジのグループという意味である。この「ニッポンG」の金融資産は、概算で約1,200兆円である。そして「ニッポンG」の人数も資産も年々増え続けるのである。1人当り資産は、0.4億円である。世界のどこを捜しても、これ程莫大な富を持ち、可能性に満ちあふれた人々はいない。
困った問題がある。「ニッポンG」の性癖は、過度の貯蓄癖である。年金生活をしながら、貯金を続けるのである。日本は内需拡大経済への転換を世界から要請されて久しいが、未だに実現できていない。その原因はここにある。そこで「ニッポンG」のための新商品、新サービスを開発するのである。「ニッポンG」の性質は、割合よく似ているはずである。そこに大ヒット商品、大ヒットサービスの可能性がある。
私達の会社ではコインパーキングシステムを開発し、これを販売している。いわゆる「お金儲けの道具」を作って売っているのである。今大いに売れている。いつか「ニッポンG」の人達の注目を集めて日本を変える日の来ることを願っている。
2010年01月08日
健康長寿世界一
平成22年1月8日
健康長寿世界一
秦の始皇帝が、方士の徐福に命じて、東方の蓬莱国日本にあるという不老長寿の薬草を捜させたという伝説がある。そして二度の失敗をも許し、三度目もまた自ら海岸まで見送りに同行したという。その徐福伝説は、朝鮮半島、そして日本の各地に数え切れない程の足跡を現代にまで伝えている。
徐福は、数多くの大船団と、童児男女数千人と、工人達と、莫大な財宝を積み込んで出帆している。おそらくどこへ到着しても大歓迎を受けたであろう。その頃の朝鮮も日本も、武力はもちろん文化や技術、宗教など殆どの面で、徐福船団のレベルに遠く及ばなかったであろう。秦が大陸の統一を成し遂げ、周辺の富や財宝をすべて集め、栄耀栄華を誇ったその頂点での遠征である。
その後徐福が帰国したという史実はない。日本のどこかで、その一族達は、手に入れた不老長寿の薬草と共に、今日まで生き続けているのであろう。「方士」とは呪術や天文に通じ、王に代って天と通話し、天の意向を伝える特殊な職業であった。後世の仏教の僧や、日本の神官や巫女に近いものと思われる。
秦の時代に、日本は不老長寿の国と思われていたのである。そして現在も、世界一の長寿国である。当時の人々にとって、長寿国とは、夢の楽園である。天国である。今、私達はその天国に住んでいる。夢の楽園に住んでいる。こんな幸福なことはないはずである。 しかし「私は幸福だ」と思っている日本人が、どれ程いるのであろうか。世界中の人々が あこがれている「健康長寿世界一」を達成し続けている日本人は、幸福の絶頂にいるはずである。ところがその実感がない。その幸福感がない。その達成感がない。何故であろうか。何かが間違っている。それは一体何であろうか。
2009年12月14日
冬の味覚
平成21年１２月１４日
冬の味覚
福井の冬の味覚の代表は、越前カニと若狭カレイを両横綱とすることに異存はないが、古くからの伝統食「はまなみそ」は福井のもう一つの「冬を代表する珍味」である。これが今回、福井県が進めている「厳選ふくいの味」認定品に選ばれている。認定品は、すべての材料を県内産品で賄うこととの原則がある。あわら市の青柳清治朗商店の「はまなみそ」が指定を受けた。12月中旬から県内のAコープやYプラザで発売されている。
大豆は坂井市の契約農家、米は池田町産、小麦は大野市産、ナスとミソは自家栽培とのことで、下準備の後、7日間寝かせて味をなじませてから出荷をしているとのこと。賞味期限は約10日間と短いので、冬にしか作れない貴重な冬の味覚である。
青清麹店は創業百年をこえる老舗で、青柳篤始さんは四代目となるとのこと。かつては各家庭で手作りされていたものであったが、最近は殆ど店頭買いに変わってきている。麹（米や大豆）ナス、シソの実、小麦を使って作られており、健康長寿食である。温かいご飯と一緒に食べると食欲が増す。私はこの「はまなみそ」を晩酌の地酒のあてにいただいている。ワイン好きの人にも好まれる上品な味わいは、これから益々人気を集め、万人に喜ばれる福井発の健康長寿食「はまなみそ」になっていくことを信じている。
福井からのお歳暮として「水ようかん」「へしこ」「ごま豆腐」などと並んで、この「はまなみそ」は誠に優れた食品である。親しい人に贈るには最適品の一つである。
2009年11月10日
健康長寿の源
平成21年11月10日
健康長寿の源
人間の寿命は何歳かとよくいわれる。理論的には120歳位かとのことである。正確に歴史上で120歳を生きたと証明できる人はいないそうである。
徳川家康の知恵袋、師表といわれる天海大僧正は108歳まで生きたという。天海はお茶好きで有名である。日本へお茶を伝えたといわれる栄西禅師は「喫茶養生記」という本を著し、その中で「茶は養生の仙薬、延命の妙術なり」と記し、喫茶をすすめている。
お茶にはタンニン（今はカキテンという）が多く含まれていて、ガンの予防、生活習慣病の予防によく効くという。その効果はお茶を毎日10杯（煎茶わん）、抹茶なら3杯程度で十分という。
カフェインは頭脳を活性化し、心臓を丈夫にする。ビタミンCとEは風邪を防ぎ細胞や脳、血管の老化を防ぎ、血行をよくする。カロチンも酸化を防ぎのどの粘膜を強くする。
要するに「お茶」は「薬」の第一であり、健康長寿の源ということになる。普通に毎日、お茶を5杯程度（出がらしでは駄目、80度の熱湯を使う）、抹茶なら3杯程度で効くという。
データを見てみると、お茶どころといわれている土地では「ガンの死亡率」が少ないという。私達営業マンは、5〜10杯のお茶を毎日飲んでいる。ストレスが多い仕事ではあるが、お茶を何杯も飲むことでガンの危険が相殺されているのであろうか。
私達のまわりに長寿者がどんどん増えてきた。長寿者の方々にいつもする質問を紹介すると、
1.健康の秘訣は何ですか。
2.お好きな食べものは何ですか。
3.入浴は週に何回ぐらいですか。
4.お酒は飲んでいますか。
5.運動を何かされていますか。
その答えはひとそれぞれである。特に決まった答えはない。ただし、同じことがある。それは皆さんが明るく、笑顔がたえないことである。
2009年11月09日
健康長寿の福井 その��
平成21年11月9日
健康長寿の福井 その��
第五の健康食は「お茶」である。お茶を飲む習慣は、日本人全体の習慣であり、特に福井に限ったことではない。しかし室町時代の末期、戦国時代に福井を京都よりも華やかな都文化の里として有名にした朝倉五代の頃、大名茶が行われていた。そして柴田勝家、お市の方、更に結城秀康（徳川家の次男、将軍秀忠の兄）から松平家へ連綿として受け継がれてきた茶道を忘れるわけにはいかない。福井市の中央に位置する足羽山の愛宕坂には市営の茶道美術館がある。茶道各流派が競演する茶席は是非見たいものである。永平寺をはじめ、本山、有名寺院では各家元の献茶式がしばしば行われる。
お茶に含まれる「カテキン」は酸化防止と腸内の善玉菌を増やして老化予防に役立っている。「カフェイン」は覚醒と心臓を強くする作用がある。カロチンは抗酸化作用があり、のどの粘膜を丈夫にする。若返りの「ビタミンＥ」や「ビタミンＣ」、コレステロールを洗う「サポニン」脳細胞を守る「カロチン」、血管を守る「ルチン」など、万能薬といえる程に重要な成分が含まれている。
「喫茶養生記」を書いた栄西禅師（1141−1215）は「茶は養生の仙薬、延命の妙術」と記している。家康の師、天海大僧正は108歳まで生きたが、茶を好んだといわれている。小田原城主北条早雲（88歳）、その三男が、北条幻庵（97）も茶人であった。「お茶」は古来から百薬の長であった。
そして第六の健康食は海の幸、川の幸の魚である。特に青魚といわれるイワシやサンマ、カツオや雑魚がよい。ＤＨＡやＥＰＡを多く含み、脳の老化やボケを防ぎ、動脈や心臓を守る働きをしてくれる。骨に強化するカルシウムやビタミンＤもあり、良質のタンパク質の源である。日本海や九頭竜川水系の豊富な魚は、健康を守る新鮮な健康食である。
第七の健康食は「梅干し」である。福井県の西田梅は、大相撲の千秋楽に福井県知事が優勝者に渡す梅のカップが有名。紀州の梅もよいが、福井の梅干しもおいしい。若返りのホルモン「バロチン」を含む唾液を引き出してくれる。数多くの有機酸により、殺菌、抗菌力がつく。
第八は「昆布」である。昆布やワカメ、ヒジキ、海苔といった海藻類が健康食である。昆布の産地は北海道、それを北前船で富山へ入り薬の原料となり、福井敦賀で加工され、沖縄まで運ばれていった。沖縄は昆布の最大の消費地、福井敦賀は貯蔵加工地であった。貴重なものではあったが、昆布を常食する風習は古くから残っている。秦の始皇帝が求めたのは「昆布」だという説がある。
2009年10月30日
健康長寿の福井県 その１
平成21年10月30日
健康長寿の福井県 その１
単なる長生きではなく、健康で毎日の生活を楽しみ乍ら、長寿を全うするのが私達の理想である。生活の質（Quality of Life）を追求することを忘れてはならない。寝たきりや痴呆症やうつ病になっての長生きは決してうれしいものではない。
福井県では西川一誠知事の発案で、健康長寿の福井県という看板を掲げ、県民が生活の質を維持しながら百寿をめざす運動をスタートした。地産地消の観点から、地元の長寿食の研究から「越前おろしそば」が健康長寿食の優等生に上げられた。「そば好きは長生き」という諺があるが、そばには血管を丈夫にする成分が多い。そばの原産地は中国の雲南省付近であることが判明した。痩せ地や高冷地でも種子をまいてから、僅か７５日で成育し、収穫できることから、凶作対策に古来より使われてきた。そばにはルチンという抗酸化物質が多く含まれており、赤ワイン・茶・大豆に含まれているポリフェノールが細胞の酸化を防ぐ役割を果たすと同時に、細胞が錆びない様にする働きがある。そば１００％の「生そば」に大根おろしをかける「越前おそしそば」は健康食の筆頭にあげてもよい。
そして福井県では豆腐と油揚げを食べる習慣がある。油揚げの消費量は日本一である。豆腐や油揚げの味噌汁が好きな人は長寿である。その原因は大豆である。タンパク質やカルシウムが多く、ビタミン・ミネラル・繊維質が多い。そして、「レシチン」が多く含まれている。これは神経伝達物質の原料であり、記憶力を高めボケを防いでくれる。「イソフラボン」も含まれており、カルシウム吸収を促進する。「サポニン」はコレステロールや脂肪を洗い流してくれる。「オリゴ糖」も含まれており、腸内のビフィズス菌の栄養になる。枝豆や納豆、大豆、きな粉は健康食の第二である。
そして信仰心の厚い福井県では精進料理が古来より受け継がれてきた。特徴のあるのは「ゴマ豆腐」である。「黒ゴマ」には「セサミン」が含まれており、酸化を防ぎ動脈硬化を予防する。「アントシアニン」は脳細胞を守り、免疫力を高める。「セレン」は若さを保つ力があるといわれ、楊貴妃やクレオパトラは「ゴマ」を積極的に食べたといわれている。ゴマ１００グラムに「ビタミンＥ」は1.3mgあり、5.1mgの「ナイアシン」とともに、美容効果があるといわれている。ゴマには性力を増す亜鉛や、ビタミンＢ１も含まれており、万能の食品といえる。これを野菜にふりかけたり、和え物にして食べる習慣はすばらしい。ゴマは健康食の第三である。
第四の健康食は「ご飯」である。「お米」である。「コシヒカリ」である。福井はコシヒカリ生誕の地である。米にはブドウ糖の元の糖質が多い。タンパク質もある。繊維質、亜鉛も含み、「ギャバ」は血圧の安定に役立ち、脳内血行をよくし、脳を活性化させる。よく噛んで食べることにより、健康維持のもとになる。米食を長く続けていることで日本人は世界一の長寿国になれたとも言われる程、良質な健康食である。
2009年10月27日
百寿の科学��
平成21年10月27日
百寿の科学��
老人社会となることにより、マイナス面を指摘する声が多い。本当にそうなのか、よく考えてみたい。高齢社会は新しい需要を創設し、新しいビジネスチャンスを生み、新しい雇用の受け皿となっている。新しい資格だけを上げてみても、ケアマネージャー、ホームヘルパー、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士など数多い分野である。給与水準が低いと問題になっているが、これは需要がどんどん増える背景の中で、おのずから解決されていく問題である。給与水準の改定はもはや時間の問題である。また機器開発という視点から見ても、20世紀の車ほどのインパクトはないが、健康維持促進機器、日常生活支援機器、医療・介護福祉支援用機器と数多くの分野に広がっている。
誰もが「元気で長生きがしたい」と考えている。親しい人や、まわりの人々に迷惑をかけながら長生きをするのは確かに辛い。元気な状態で長生きをし、最期は高齢でポックリ死ぬことを願っている老人は多い。そしてこの願望は日本では現実のものとなる。医学統計的には「垂直死」という。平均寿命も健康寿命も日本は世界一を保っている。人生90年時代に入りつつあるとみた方がよい。そしてこの「垂直死」の理想型が、出現しつつある。 百歳から101歳までの一年間の生存率は36％であり、百寿者の一年はものすごく長い。105歳以上の生存率は5％にも落込んでしまう。「垂直死」が現実のものとなっているのである。
高齢者の調査がどんどん進んでいる。科学のメスが入りつつある。今迄の調査は、全体の平均値を追求する平均的な調査に頼っていたが、百寿者が4万人を超えた現在では、個人の追跡調査の信頼性が高まり、百寿者1人1人の追跡調査の平均値を集計する個人追跡調査が行われている。
百寿者の家計には長寿者が多い。遺伝子が長寿に関係していることは明らかである。しかし長寿の遺伝子があるよりも、逆に危険因子に屈する遺伝子が少ないと見た方が正しいようである。
生活環境も影響する。農村に長寿者が多く、出産順位は長男長女が比較的多く、高学歴者が多い。職業は農業が多いが、教員、経営者など知的職業も少ない。趣味を持つ人、喫煙しない人が多く、アルコールを常用した人も多い。食事は三度キチンと取り、適度の運動、長い睡眠をとる人が多い。昼寝をする人が多く、睡眠時間は12時間以上であり、経済的に恵まれた人が多い。
体質は、体温が低い。血中インシュリン値が低い。長寿マーカーとされているDHEA−S値（デヒドロエピアンドロステロシ・サルフェート）が高い。こえは抗がん、抗糖尿病、抗肥満、抗自己免疫、抗動脈硬化の作用を持ち、通常は加齢と共に低下するものである。これは副覧網状層で作られる性ホルモン物質で、加齢と共に分泌が低下する。また体型は小柄で痩せ型が多い。男性よりも女性の百寿者が圧倒的に多いが、その正確な理由はまだ解明されていない。ただしQOLでいうと女性の百寿者は寝たきりの人が多く、骨そしょう症が原因である。
2009年10月14日
老化について
平成21年10月14日
老化について
70歳をこえると、美術館や博物館の入場料が無料になる。バスや電車が無料になるところもある。65歳をすぎた時には、長い間かけてきた厚生年金を、2ヶ月毎にもらえるようになり、有難いという気になったものだ。70歳を超えた時には、友人達の多くは、そろそろ身辺整理をするのだという。私は社長を譲って会長となった。
老化のスピードには個人差が大きい。私の会社には私と同年の取締役や監査役が5人いる。5人共竹馬の友である。卒業した大学も違うし、職業も違うが、私が創業して間もない頃、友人達は徐々に定年に達し、非常勤の役員として私を支援してくれるようになった。
毎月の定例取締役会は、時には同級生の会合のように、遠慮会釈のない批判が飛び出してくる。執行役にとっては耳の痛いことも多い。しかし冷静に考えてみると誠に有難い忠告であることに気付く。
5人の友の健康状態は、それぞれが一病息災で、何らかの身体上の欠陥を持っている。老化とは何かを調べてみると、脳細胞の萎縮、減少、目の水晶体の弾力性が失われる、動脈硬化がすすむ、心臓病が起こる、肺機能の低下、皮膚にはりがなくなり、しわがよる、背骨がまがる、括約筋が弱くなる、骨がもろくなる、などが次々と起ってくる。
老化は避けて通れるものではない。人は必ず死ぬと決まっているが、何歳で死ぬのかは個人差が大きいのである。バランスよく加齢して、老いていくのが理想的といわれている。前に挙げた老化の数々を、全体的にカバーしながら、生活していくとよいという。
心の持ち方によって長寿を達成できるかどうかが決まるという学者も多い。長寿の原因は極端な肥満でないこと、前向きな考え方を持っていること、タバコは吸わないこと、適度の運動を続けていることなどが挙げられている。私は食事が大切だと考えている。日本食が何よりの長寿食と思っているが、中華もフランス料理も、時に大いに楽しんでいる。要は何事においてもバランスを考え乍ら対処していくことである。老化は避けて通れない。美しく、バランスよく老いていきたいものである。
2009年10月09日
百寿者の研究
平成21年10月9日
百寿者の研究
私の卒業した同志社大学は新島襄が明治の初めに設立した。その当初から医学部の設立を夢見ていたが、百数十年を経過しても未だに達成できていない。いずれ遠くない時期に医学部が開設されることを期待している。そのかわりと言ってはおかしいが、「アンチエイジング学」を研究する二学部が開設された。私は医師ではないが、このアンチエイジングには並々ならぬ興味を持っている。この分野の研究が、日本で大きく開花し、発展していくことを願っている。
日本で百寿者といわれる、100歳を超えた人は昨年末で4万人を突破した。1万人を超えたのが1998年だったので、僅か10年間で百寿者は4倍に急増したことになる。アメリカや日本ではこの「百寿者の研究」をテーマにした学問が注目を集めている。
百寿者の研究は、日本の場合でも4万人を超える対象者が現実に存在しているので、その4万人の人々の精神面、身体面の調査分析、研究を押しすすめていくことによって可能性が広がっていく。特に、食事、運動などの分析、飲酒、喫煙の習慣等の分析がなされつつある。
また長寿者の地域特性を無視するわけにはいかない。なぜなら沖縄県の女性は長寿日本一をずっと維持し続けているからだ。桃源境といわれる長寿村もある。これも地域特性との関係で分析が必要になる。
まず百寿者の食べものを調査した結果を見ると、好きな食べ物は、果物・魚・甘いもの・刺身・寿司だという。果物が一位だというのに驚いた。果物や野菜は弱アルカリ食品であり、ビタミン、ミネラル、繊維分のほか、抗酸化物質が多く含まれている。
魚・刺身・寿司は日本食の定番である。加齢や老化防止に効果のあるDHAが多量に含まれており、血管を丈夫にし、血行をよくするEPAや心臓・視力によいタウリンも多い。
運動については、散歩や軽い体操、庭仕事や家事労働を挙げる百寿者が多い。激しい運動は出来ないが、毎日無理なく続けられることをしているとのこと。自分で出来ることは自分でやる習慣の人が多い。
また精神面も重要である。友人の数が多いのも特徴で、引きこもりにならず、明るい性格で、生活の中に歌やおどりを取り入れている。よく笑うのも長寿の秘訣であり、「おこらないこと」を挙げる人もいた。これ等の精神面の研究もこれからの「長寿者研究」の重要なポイントとなろう。日本においてこの分野の研究がすすむことを期待したい。
2009年10月08日
長寿国
平成21年10月8日
長寿国
古代の中国の歴史書の一つ「魏志倭人伝」を書いたのは陳寿（233−297）である。そこに「邪馬台国は、女王の都する所」と記されている。「卑弥呼」である。卑弥呼の死んだのは247年前後といわれている。弥生時代の後期である。そして「倭人は長命で100歳、或いは80、90歳まで生きる」と記されている。そして長命の秘訣が「冬も夏も生菜を食う」という。
「魏志倭人伝」より150年後に書かれた「後漢書倭伝」によれば「倭人の多くは長生で100歳以上まで生きる者が多い」という。その理由は「冬夏菜茹」といっている。いわゆるお煮しめである。野菜のごった煮スープと思えばよい。
秦の始皇帝が不老長寿の薬を求めて、世界中から情報を集めたのは有名な史実である。そして徐福を日本へ向わせたとのことである。当時から日本は長寿国であるという情報が中国へ伝わっていたのである。
宣教師のフランシスコ・ザビエルは1549年に来日し、日本人の食生活をローマに報告している。「時に魚を食し、米、麦を少量食べているが、野菜や山菜を多くとり、不思議なほど元気で、高齢者も多い」。
日本は古代から中世も、現代と同様に、世界有数の長寿国であったのであり、その長寿の原因が「長寿食」といわれる日本食なのである。
現代はどうであろうか。百歳を超える日本人は1998年に1万人を突破した。2008年10月1日現在4万人を超えた。90歳以上の人は127.6万人と全人口の約1％を占めている。その内女性が98.1万人、男性が29.7万人と女性が多い。世界一の長寿国であり、しかも百歳を超える長寿者が最近になって急増しているのである。
私の所属するロータリークラブでも、現役の90歳台のメンバーが3人おられて、毎週拝顔の栄に浴している。来年には白寿のお祝いをやりましょうと申し上げている。「元気」をいただける例会は誠に楽しいものである。私も先輩にあやかって、元気で長生きを心がけようと思う。
2009年07月03日
健康について
平成21年7月3日
健康について
無病息災が理想の生き方のようにいわれてきた。「一病息災」という新語も一般化しつつある。高齢時代を迎えた昨今では、無病や一病ではとても足りないことになっている。平均的に考えて二、三の持病の方が多く見受けられる。
「健康長寿」や「夫婦共白髪」は、究極の理想像ではあるが、現実的とはいえなくなってきている。逆に75歳以上の後期高齢者（これこそ本当のシルバー世代や高齢者の呼び名がふさわしい）の方々の病気との付き合い方を指導していく制度が必要になってきている。
私は先日70歳以上の運転免許更新の為に、2時間余りの実地試験や検診を受けにいった。70歳以上であるから、80歳を超えている人もいた。一台の車に試験官と共に3人ずつが乗り、順番にコースを走った。70歳の人はスイスイと早く走るが、80歳を超える人はゆっくり走る。人それぞれであるが、運転の実技では、そんなに大きなトラブルはなかった。ところが検診では何人も通らない。目が悪い人が多い。反応が遅れる人が多い。私は50年近く車に乗っているが、最近ではめがねを着用している。乱視用である。
高齢者の交通事故が年々増えている。被害者としての事故と共に、加害者になるケースも多いという。交通事故による健康被害にも注意が必要である。また数種類の薬を飲んでいるので、その副作用による危険性もある。高齢者が運転免許を返上すると私鉄の割引パスをくれるところもある。
ある医者の友人が言った言葉が忘れられない。それは「ヘレンケラーのような三重苦の人も、考えようによって、幸福な人生を送ることが出来る。重病人といわれる人も、明るい闘病生活を送っている人もいる。逆に健康な人でも、鬱病を患う人もいる。心の持ち方で人は幸せになったり、不幸になったりするのだ」との言葉である。この中に数多くの真実が隠されている。「病いは気から」といわれてきた。これも至言である。日々の感謝の生活の中で、いろんな病気や苦悩との共存を図りながら、前向きに歩いていくことが幸せなのである。健康は自ら作るものであり、与えられるものではない。成人病といわれる病気と、生活苦との共存を図りながら、心に太陽を、唇に歌を持ちながら、明るい生活を送っていきたいものである。
2008年04月30日
長寿食が沖縄料理
平成20年4月30日
長寿食が沖縄料理
日本人の女性の長寿のナンバーワンは沖縄である。そこで沖縄の食の特徴を研究してみることとした。まず特徴のある食材を上げてみよう。
その第一は豚である。豚骨や豚の腸も使う。豚を使う料理は数知れずある。代表的なものだけを挙げても「なかみじる」「沖縄そば」「ソーキそば」「イナムドッチ」「イカ墨汁」「ナーベーラーンブシー」「アシティビチ」などなど。
その第二はカツオ節である。主としてダシに使うがこれまた殆どの沖縄料理の味の主役である。昆布と共に幅広く大量に消費されている。
その第三は「にが菜」と呼ばれる「にが味」の強い野菜である。代表はニガウリ。自家栽培をしてみたところドンドン成長し大量の収穫があった。日本国中植えると将来の食糧難には十分耐えられそうだ。
その第四は豆腐である。これは日本人の定番。「湯葉豆腐」という絶品もある。固まる前の暖かい豆腐で甘い。
食材に特徴はあるが、その調理方法にも特徴がある。豚や鶏は骨付が多い。そしてアクを取る為に何度も湯通しする。軟骨がゼリー状になりコラーゲンたっぷりの健康食となる。勿論長寿食である。
汁が多いのも年中気温が高いので水分補給が必要なためであろう。海のものを多用しているが、塩分摂取量は日本一少ない。塩抜きを十分した後でカツオ節や昆布で味付けをするからであろう。またにが菜や香味野菜を使うので塩を多用する必要がない。十分刺激的な味である。
コンヤチャンプルーに代表される「炒め物」も多い。野菜などの新鮮な素材を生かしつつ植物油を使って、ビタミン等を逃がさない工夫がなされているようだ。
沖縄のサトウキビから作られる黒糖の多用も忘れてはならない。その使用量も半端ではない。
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2008年04月23日
マイジュースとそばかき
平成20年4月23日
マイジュースとそばかき
医食同源というが、食生活と健康は直接つながっている。ＤＮＡで百歳まで生きるはずの人が四十歳前後に突然病魔に襲われ急死することがある。その殆どの原因は暴飲暴食にある。そこで私は７０歳前後からマイジュースを飲むようになった。最初は日野原先生推薦の100％オレンジジュースに大さじ一杯のバージンオイル（南仏産）を毎朝飲んでいた。最近はリンゴ、バナナ、人参（生）と青汁を温泉水「ビュート」で割ってミキサーにかけ飲んでいる。
「そばかき」との出会いは十数年前に福井県の坂井市丸岡町竹田にある「千古の家」の中であった。なぜそばかきがこんなに滋味なのかと思わせる食感である。味よし、香りよし、色もよい。黒砂糖にきな粉で食べる場合と、わさび大根おろしに醤油をさす場合と二通りの楽しみ方がある。このそば粉（石うすで粉にしている）をいただいて帰り、我が家でそばかきにして食する。そばは長寿食である。胚芽を含む全粒そば粉は、玄米をしのぐ栄養バランスがある。きな粉に含まれる女性ホルモンのイソフラボンやレシチンと沖縄産さとうきびの黒糖が絶妙のミックスとなる。そば粉に熱湯をかけ、熱をかけながらしばらく待つ。気泡が三つ四つ出てきたら割り箸３膳（６本）で上下にかく。かきまぜずに上下にかくのだ。そしてそのアツアツを二種類のタレ（醤油味ときな粉味）にお好みでつけていただく。至福の時を迎えるのは間違いない。
健康法を考えるようになりふと気がついた。少し人名や地名を思い出すのに手間がかかるようになった。決断力が鈍くなってきたようだ。人は「若いですね」と言ってくれるが、それは「いい年になった」ということだ。これからは自分の未熟さを自覚し、完全を求めすぎず、感謝の生活を送りたい。まだ好奇心だけは旺盛である。ポジティブシンキングはやはり私の得意技である。思いのままに生きても規を超えない人徳を身につけたいものである。
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2007年08月23日
２６ショック
平成１９年８月２３日
２６ショック
長寿の国といわれた沖縄。その沖縄の長寿一位を続けているのは女性だけ。２０００年に男性は突然第一位から全国第２６位に転落した。それ以来回復は遅々として進まない。転落の原因は「運動不足」｢マイカー依存｣という。
長年続けた長寿のイメージを、一挙に壊す大事件だということで、これを「２６ショック」という。
沖縄県は沖縄本島を中心に島々から成り立っている。電車は走っていない。交通手段はもっぱら「車」である。「車」への過度の依存が、運動不足をもたらした。そして敗戦後のアメリカ軍による占領以来、食生活の急激な変化が広がっていた。過度の肥満につながるのが、ジャンクフードである。強いアルコールとジャンクフードの影響であろうか。
福井県は沖縄以上に「車」依存社会である。「２６ショック」の起きる可能性は十分整っている。沖縄の二の舞にならない為に留意すべきことは、
１．適度の運動を続ける。特に歩くこと。
２．車に頼りすぎない。歩くこと。
３．健康な食事をとる。少食が第一。
４．楽しく働く。家にとじこもらないこと。
５．家族団らんを大切にする。
この健康生活の実現を支援する為に、「新しいビジネス」が誕生する可能性がある。それは「健康長寿ビジネス」であり、「健康長寿食ビジネス」であり、「老人医療」、「老人住宅」等の新しい分野のビジネスモデルである。
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2007年06月08日
「ビュートシステム」
平成１９年６月８日
「ビュートシステム」
アメリカで流行していた簡易フィットネスクラブに興味を持ち、研究を始めてから３年程が経過した。２年半前に、その第１号店を福井市の中心部にオープンした。当初は「ヘルシープラザ」と称して、ヨガ教室やマッサージ室、整体室を併設して、女性を中心とするお客様に健康と癒しを提供してきた。しかし全国的に簡易フィットネスを女性専用として展開した方がよいと決断し、２号店より「ビュートシステム」単独のスタジオ展開をはかっている。現在は直営スタジオを中心に、全国で２８スタジオを展開している。最近ではスポーツクラブを経営する「西条」（三重県伊賀上野市）より提携の申入があり、２システムを導入中である。今後を更に８スタジオを建設していきたい。また一部上場企業からも提携の申入があり、現在交渉を続けている。７月１日より始まる第１２期中に１００スタジオを新設する計画で、第一次計画最終の２００９年６月には４００スタジオの全国展開を完了したい。第２次計画は未だ決定していない。
このシステムの特長は８〜９種類の異なる器具（筋力トレーニング用）とステップボード（有酸素運動用）８〜９枚を交互に使って、１周約１０分間を３周行うものである。僅か３０分で効果的なバランスのとれた運動を行う。それによって余分な体脂肪を燃焼させることにより健康な日々を送ることが出来る。誰でも楽しく運動を続けることが出来るよう、システムに種々のしかけがある。また地下７００メートルからのゲルマニウム温泉水ビュート水を飲用しながら行うと効果は更に増す。これは超軟水ですごく飲み易い、おいしいと評判である。女性の敵「便秘」によいと評判である。またビュート水で作ったビュートパンも予約注文を受けている。東京駅から徒歩１０分の八丁堀スタジオには毎月数十組の見学者が全国から訪れてくる。
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美拓（beauto）系统
19年6月8日
美拓（beauto）系统
我开始对流行于美国的健身俱乐部感兴趣，并着手进行研究已经有3年多时间。并于2年半之前在福井市中心开了第一号店。当初我们把这个店命名为“健康广场”，同时开设了瑜伽教室、按摩室、整体室，主要为女性顾客提供健康和愉悦。后来我们认为有必要在全国推广这一女性专用简易健身俱乐部，于是从第2家店铺开始实行独立的“美拓系统”俱乐部经营模式。到目前为止全国各地以公司直属俱乐部为中心，共有28个俱乐部已经开张营业。最近以经营体育俱乐部为主的“西条”公司（三重县伊贺上野市）向我们提出合作要求，并且正在从我们公司引进2套美拓系统，今后还打算再进一步建设8个俱乐部。另外一家一部上市企业也有合作意向，目前正在商讨中。我们打算在7月1日开始的第12季营业年度新设100个，第一次计划的最后年度2009年6月为止完成400个美拓俱乐部的经营计划。第2次计划则还未作具体决定。
这套系统的特长是交替使用8至9种不同的机器（锻炼肌肉用）和8至9种踏步板（进行有氧运动），循环1周约10分钟，大约进行3周的运动。虽然仅仅只有30分钟，但是可以进行非常有效的相对比较平衡的运动。通过燃烧体内多余的脂肪从而达到健康度过每一天的目的。为了使大家都可以轻松愉快地坚持这项运动，我们在系统中设置了很多别出心裁的项目。另外运动的同时饮用采自地下700米，富含锗的温泉水“美拓水”会达到��强运动效果的目的。“美拓水”是一种超软水，口感极好，水质香甜，对治疗女性的大敌“便秘”也非常有用。同时我们用美拓水做的系列产品“美拓面包”也已经开始进行预定制作。我们离东京车站徒步10分钟的八丁掘俱乐部，每个月都有几十组来自全国各地的观摩者前来参观学习。
2007年06月04日
アンチエイジング時代
平成１９年６月４日
○アンチエイジング時代
２１世紀は環境の時代だというのが私の主張である。その為にみなさんの絶大な協力の下に、福井市のえきまえに「デジタル地球儀」を設置し、子供達や学生、一般の方々を集めて勉強会を開いている。
もう一つのテーマは「美と健康」である。「美しく、スマートに、元気で、長生きしようを合言葉に、フィットネス・ヨガ・マッサージ・整体等の設備を整えた「ヘルシープラザ」を２年半前から開業している。高齢化時代を迎えて、医療保険制度の欠陥が指摘されている。必要以上の診療や投薬や検査による医療費負担が急増しているためだ。この対策は予防医学と「美と健康」ビジネスの普及が特効薬だ。そして、その為の啓蒙活動も重要である。
アンチエイジングとは「抗老化」である。不老長寿を願う中国皇帝が妙薬を求めて世界中を捜させたのもこれだ。「若さとは心の躍動だ」というもの真理である。しかし、「身体も心も元気で、死ぬまで働いていたい」という願いも切なるものがある。
最新医学やＩＴ、そして運動科学、食物などの分野で、あらゆる最新技術やノウハウを駆使して、「アンチエイジング」を研究する動きが世界中に起きつつある。
私は週に１回マッサージにかかっている。これも運動不足解消に役立っている。足を使うのも健康維持に不可欠だ。ベッドに寝ていてはダメ、足の裏を床につけるだけで大きな差が生まれる。
今現在日本は９０歳以上の方々が１００万人を超えている。１００歳を超える方々は３万人を超えている。福井県は「健康長寿のふくい」をスローガンにしている。男女とも長寿第二位の県である。これを機に福井県で毎年アンチエイジング学会を開催したらいかがでろうか。健康学界、健康業界は新しい分野である。健康器具も健康食品もサプリメントも古くて新しい可能性を秘めている。この福井という日本の中心、食べ物のおいしいところ、ここで「アンチエイジング学界」の誕生を声高らかに宣言する。これ程すばらしく、これ程意義のあることが他にあろうか。
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抗老化(Anti-ageing)时代
19年6月4日
抗老化(Anti-ageing)时代
我一向认为21世纪是环保的时代。为此在大家的鼎力相助之下，我们在福井市车站前设置了“数码地球仪”，定期召集孩子们、学生、以及其他各界人士开展学习讨论会。
我还有一个主题是“美和健康”。以“美丽、洒脱、健康地长寿”为目标，我们在“健康广场”融合了健身•瑜伽•按摩•整体等各项设备”于一体，于2年半前开业。我们已经迎来了老龄化时代的到来，医疗保险制度的缺陷却正受到指责。多余的诊断和过量投药以及检查带来的医疗费负担激��问题很大。根治这种现象的特效药就是预防医学以及“美和健康”商务的普及。另外，启蒙活动也很重要。
所谓“Anti-ageing”就是“抗老化”。一心想长生不老的中国皇帝们曾经派人在全世界搜寻灵丹妙药，也是为了抗老化。“所谓年轻就是心灵的跃动”，确实是真理。但是，除了拥有一颗年轻的心，谁不希望“身心健康，工作到老”呢。
当前全世界正逐渐掀起运用最新医学、IT、运动科学、食物等所有领域的最新技术和技能，研究如何抗老化的运动。
我每周都要做一次按摩，这有助于缓解运动不足。尽量使用腿脚也是维持健康不可缺少的，不能一直呆在床上，哪怕只是脚跟着地，结果都大不相同。
现在日本90岁以上的人超过100万，100岁以上的人也超过了3万多。福井县的口号是“健康长寿的福井”，男女长寿都是全国第二县。何不以此为契机每年在福井县召开抗老化的学术研讨会呢。健康学术，健康产业都是新领域。保健器材保健食品和营养品虽然历史悠久但蕴藏着很多新的可能性。在日本的中心----福井，在以美食著称的福井，大声宣告“抗老化学术界”的诞生。还有比这更精彩、更有意义的事情吗？
2007年05月14日
チョコレート
平成１９年５月１４日
チョコレート
王様の食べものといわれたチョコレート。大航海時代の英雄コロンブスが、ヨーロッパに持ち帰ったカカオ、それがチョコレートの始まりです。１６世紀の王様が、「不老長寿の豆」として食べた貴重品でした。その後飲み物として普及し、更にパウダーとして現在のチョコレートに加工されてきました。登山家が遭難し、数日間を一枚のチョコレートで生き伸びた例もあります。これはチョコレートに含まれるテオブロシンの効用です。自律神経の働きを調えて、不安やイライラを解消し、冷静な判断をさせてくれます。そして体内脂肪の燃焼を促してくれるのです。カカオポリフェノールの効用。
チョコレートの原材料はカカオマスと表示されています。これはカカオ豆をペースト状にしたものですが、ガンや動脈硬化などの成人病を予防する「活性酸素の働きを抑制」する力を導き出してくれます。最近の健康ブームの中で、長寿の敵といわれだした「活性酸素」をカットしてくれる強い味方なのです。ミネラルやビタミンそして食物繊維をも含んだ夢の食べものなのです。
一枚のチョコが何人もの命を救ったという「遭難時」の話を聞いて以来、私は山行きにはいつもリックサックにチョコを入れて行っています。
またチョコレートで思い出すのは、紳士のスポーツといわれたゴルフについてです。昭和３４年（１９５７年）社会人としてスタートしたばかりの頃、当社のヘルシープラザの３階がゴルフ練習場でした。福井県内初の芦原ゴルフ場が出来て、先輩やお客様に連れられていったのが懐かしく思い起こされます。その当時敗けるとチョコをとられ、勝つとチョコをもらいました。大負けをしてチョコを買いに売店へ行くことが多かったように覚えています。
最近はバレンタインデーのチョコレートが有名になっていますが、この習慣は日本だけのものです。西洋人は、特に大人は、チョコはハイカロリーだと言ってあまり食べません。
ほろ苦い味を少しずつ、たまに味わってみるのも健康の為には悪くありません。
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巧克力
19年5月14日
巧克力
巧克力曾经被称为国王的食品。大航海时代的英雄哥伦布，把可可豆带回欧洲，，据说那就是巧克力的开始。可可豆也是16世纪的国王们作为“长生不老豆”食用的高级食品，之后作为饮料得到普及，再到后来其粉末被加工成了现在的巧克力。曾经有过登山家在登山时不幸遇难，数日间仅靠一块巧克力得以延续生命的例子。这是巧克力中含有的可可碱的功效。可可碱具有调解自律神经、消除不安和焦躁、帮助人们做出冷静判断的作用。另外巧克力当中含有的多酚类物质还具有促进体内脂肪燃烧的功效。
巧克力的原材料用可可液块来表示，这是一种把可可豆制成的液块状物质，有利于抑制活性酸的活动从而预防癌症和动脉硬化等成人病。在最近的健康热潮中，巧克力被视为一种有效减少长寿大敌————“活性酸”的好帮手。另外巧克力还含有矿物质、维他命以及食物纤维等等，是一种理想的食品。
自从听说一块巧克力竟然救了好几条人命的“遇难故事”以来，我每次去爬山时都要在背包里装上巧克力。
另外提起巧克力我总能想起被称为绅士运动的高尔夫球来。昭和34年（1959年）我刚刚走上社会时，现在我们公司的“健康广场”3楼，当时就是高尔夫球练习场。总是很怀念福井县最早的芦原高尔夫球场建成时，公司的前辈和客户们经常带我去那里。当时输了比赛时就要出钱买巧克力，赢了则可以免费得到巧克力。记忆中似乎经常大败之后跑去店里买巧克力。
最近情人节的巧克力非常有名，这是日本独特的习惯。西方人，特别是成年人都认为巧克力含热量太高而不愿吃。
其实偶尔慢慢品尝一下巧克力淡淡的苦味，，似乎对健康并不坏。
2007年01月30日
なぜか長寿
平成１９年１月３０日
○なぜか長寿
先日東京の大手町ＫＤＤＩホールで「健康長寿な福井です」という講演会が開かれた。講師はアメリカのリンフィールド大学教授のドーングラハイトさん、京都大学名誉教授の家森幸男さん、県立大学教授の加藤辰夫さん、副知事山本雅俊さん、そしてビデオ出演の西川知事と豪華陣。
長寿の秘密を捜しに大勢の聴衆が集まった。イベントの味付けは一皿の「ふくいの味」、焼鯖ずし、へしこ、すこ、上庄いもそして福井の水を一口ずつ参加者全員に試食。大変好評であった。家森先生が前日ＮＨＫに出演していたという隣の婦人は家森さんの本を持って参加。また若い女性が非常に多いので確かめてみると、栄養学専攻の女子大生とのこと。私同様にふくいを愛する中高年の方々も大勢参加。みな英語のスピーチや、テンポの速い家森先生の話になっとく顔であった。
長寿の秘密の第一は食文化にある。世界中の長寿食文化を踏渉した家森先生は、食塩を１日６グラムを目標に減すようにすることを勧める。蛋白は大豆、イモ、魚などから摂取するのがよい。特に大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをし、これが長寿につながる。減塩の強い味方は海草類だ。昆布、わかめ、ヒジキ等は塩分を体外に排出する手助けをする。野菜も同様にカリウムを含んでいるのでよい。これ等はすべて食物繊維を含み長寿食である。肉を食べたい時はゆで肉（沖縄などで行われている豚の角煮）にするとよい。それと総カロリーの抑制である。徳川家康は一汁一菜だった。お坊さんの粗食は有名。昭和天皇の粗食は驚くほどだ。福井は海の幸、山の幸に恵まれた世界一の桃源境である。
長寿の秘密の第二は環境である。人間は環境の動物といわれる。環境次第でよくなったり、悪くなったりする。福井の環境は世界一だ。まず自然環境が最高。日本一の白山にも近く、日本海は目の前。ドライブで深山霊谷も３０分、日本海へも３０分。ストレス解消にはこと欠かない。春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の雪。どれをとっても日常生活の範疇の中で体験できる。また経済的にも恵まれている。女性は優しく勤勉だ。女性の社会進出全国１位。社長輩出率４分の１世紀ナンバーワン維持。世帯当りの貯蓄残高１位。極悪犯罪最低。信仰心があつい。お寺の数は京都、奈良、鎌倉を抜いて滋賀県とトップを争っている。平和で豊かな環境である。
長寿の秘密の第三は、健康づくりである。健康を維持しながら長生きをすることが何より大事。その為の諸施設が十分整っている。信頼できる医師や病院が身近かにあることが大切。福井は医療、保険、福祉施設が完備している。予防医学も盛んに行われており、若い層にまで健康産業への関心が浸透している。健康を支えるボランティア活動も盛んである。里山や河川、海岸をドライブしたり、散策したりする人が多く、健康に留意して生活していることがよくわかる。
「なぜか長寿」を合言葉に、このすばらしいふくいを多くの方に知ってもらい、味わってもらおうという運動が始まった。それが「健康長寿な福井です」という講演会である。この会に出席し、日頃私の考えている事と共通点が多いのにうれしくなった。この会が場所を変え、時を超えて全国各地で開催されることを願っている。健康長寿は世界中の人々の夢であり、希望である。大きな可能性を秘めた大事業である。
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为什么长寿？
19年1月30日
为什么长寿？
前几天一个名为“健康长寿的福井”演讲会在东京大手町的KDDI大厅里召开。讲师是美国林菲尔��学院教授董格拉海特、京都大学家森幸男名誉教授、福井县立大学加藤辰夫教授、山本雅俊副知事、还有做录像演出的西川知事，可谓豪华阵容。
很多听众为了寻求长寿的秘密来到演讲会现场。这次活动的调味品正是一盘“福井美味”、烧鲭鱼寿司、糠渍鲭鱼、醋渍八头芋茎、上庄芋头再加上福井的水，参加者每人可以免费试吃试饮，结果非常受欢迎。邻座的女士特意拿着家森老师的书来参加这次演讲会，还说前几天家森老师上NHK的节目了呢。另外还有很多年轻女士也来到了会场，一问才知道原来她们是营养学专业的大学生。也有很多跟我一样热爱福井的中老年人也参加了这次活动。大家对英语演讲，还有语速很快的家森老师的讲话一副心领神会的样子。
长寿的第一秘密在于饮食文化。涉猎过世界所有长寿饮食文化的家森先生提倡把每天的食盐摄取量控制在6克；蛋白质从大豆、芋类、鱼类等当中摄取比较好。特别是大豆里含有的植物雌激素作用跟女性荷尔蒙相似，益于长寿。海草类可以很好地帮助减少盐分，海带、裙带菜、鹿尾菜等等可以帮助体内的盐分排出体外。蔬菜也同样含有钾类，这些全都富含食物纤维是长寿食品。实在想吃肉的时候最好将肉煮过再吃（像冲绳等地吃的煮肉块等）。还有就是要控制总卡路里。��川家康每餐只有一汤一菜，和尚的粗茶淡饭也很有名，昭和天皇的粗食主义更是令人不敢相信。而福井拥有得天独厚的自然条件，盛产山珍海味，简直是世间桃源。
长寿的第二秘密是环境。人是环境动物，因环境不同可以变好，也可以变坏。福井的环境可称得上是世界第一。首先自然环境至高无上，日本第一山————白山抬头可见，日本海也近在咫尺。驱车兜风不论深山幽谷还是日本海都仅需30分钟。兜风正是缓解压力不可或缺的手段。春天的樱花、夏天的大海，秋天的红叶，冬天的白雪，无论哪一种美都可以在日常生活范围内体验。还有福井经济环境也不错。女性们温柔又勤劳，女性进入社会工作的比率是全国第一位；老板出现率4分之1世纪以来也一直保持第1；每家的储蓄额也是全国第一；恶性犯罪全国最低；信仰虔诚，寺庙的数量超过了京都、奈良、镰仓，跟滋贺县一竟高下，争当全国第一。可以说福井的整体环境和平而富饶。
长寿的第三个秘密是努力保持健康。健健康康地长寿才重要。福井的各种保健设施也非常齐全，值得信赖的医师和医院就在附近，医疗、保险、福利设施也很完备。预防医学开展得很好。对健康产业的关心渗透到年轻一代，有关健康的义工活动也开展得如火如荼。福井县人去山间、海岸兜风、散步的很多，从这点可以了解福井县人日常生活中就很注意健康。
以“为什么长寿”为口号，让更多的人知道福井的美好，让更多的人都有机会体验福井的精彩的运动已经开始了。开始就是这次“健康长寿的福井”演讲会。我也有幸参加了这次活动，而且值得高兴的是会议内容跟我平时的很多想法有很多的共同点。我心里非常希望这样的演讲会能够变个地方，换个时间在全国各地开展。健康长寿是全人类共同的梦想和愿望。是蕴藏着巨大的可能性的大事业。
2007年01月10日
健康長寿の源は食にあり
平成１９年１月１０日
○健康長寿の源は食にあり
長寿県は沖縄という人が多いが、今は間違っている。２０００年にトップから男性が２６位に転落。女性はトップ。しかし長野が男性トップ、女性３位。福井は男女共に２位で、今のところ長野と福井が世界一の長寿を争っている。沖縄は戦前から長寿県として有名であった。その理由は食にあった。海の幸、魚や海草に恵まれ、一年中新鮮な野菜が取れる。塩分は海の幸の味付けで、あまり摂取する必要がなかった。そして年中が暖かい気候に恵まれアクセクする必要がない。大らかな気分でストレスの少ない生活が出来たのだ。
それが２０００年に２６位に落ちた。２６ショックといわれ、学界でも問題になった。何が原因だろうか。泡盛の飲みすぎか。調査の結果は予想外のことが起きていた。野菜をたくさん食べていた沖縄の人が日本一野菜を食べなくなってしまっていた。魚の食べ方も全く同じ。日本一少ない。そして何を食べているのかというと肉を日本一食べ出していた。ファーストフードの店が溢れ、沖縄料理の伝統は壊れつつあるようだ。
健康長寿の食の秘密の第一は「減塩」である。「塩」は必要であるが、取りすぎると血圧を上げ、脳出血の原因になる。血管を若々しく、強く保つ為には「繊維質」を多くとることが肝要である。穀物がよい。特に福井の「おろしそば」はルチンを多く含み、大根の消化促進とあいまって最高の長寿食である。魚介類と海藻類、イモ、マメそして新鮮な季節の野菜を取り入れた日本料理（外国では日食、スシと呼ぶ）は世界に誇れる私達の伝統文化である。日本料理の世界にはレシピがないといわれるが、誰かその体系をレシピに残す鉄人が現れないものかと私は待っている。
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健康长寿源在饮食
19年1月10日
健康长寿源在饮食
一直以来很多人都认为长寿县是冲绳，但是今天这一认识是错误的。实际上2000年冲绳的全国长寿排名女性还是首位，但男性已经从第一位跌至26位。而长野县则男性第一，女性第三，福井男女都是第二。今天是长野和福井在争夺世界第一长寿的排名。
冲绳在战前就作为长寿县声名远播，原因在于饮食生活。冲绳不仅鱼类海藻等海产得天独厚，同时一年四季都可以吃到新鲜的蔬菜。盐分自有海产品调味补充，不必要怎么摄取。再加上终年气候温暖不用着急储备过冬，因此日子过得悠然自得没有什么压力。
但是就是这样的冲绳县2000年男性长寿排名竟然跌至26位，这一事件被称为“26冲击”，也引起了学术界的关注。到底是什么原因造成这一结果的呢？是啤酒喝地太多了吗？调查结果出人意外。一直吃蔬菜很多的冲绳人成了全日本吃蔬菜最少的，鱼类也是一样，冲绳人吃鱼日本第一少。那么冲绳人吃什么了呢？结果是吃肉日本第一多。街上充斥着快餐店，冲绳料理的传统似乎在一点点遭到破环。
健康长寿的饮食秘诀首推“减盐”。“盐”虽然是必要的，但是吃多了会使血压升高，最终成为脑出血的元凶。若想保持血管年轻结实最重要的是多吃“纤维质”。谷物就很好，特别是福井的“萝卜泥荞麦面”。荞麦富含芦丁，而萝卜促进消化，两者相辅相成，成为最好的长寿食品。日本料理取材于鱼类和海藻类，芋类，豆类还有新鲜的时令蔬菜（外国称为日式饮食，四喜），是值得我们自豪的传统文化。有人指责说可惜在日本料理的世界里没有食谱，我则寄希望于有朝一日铁人出现将日本料理的体系整理为食谱保存。
2006年12月27日
「今日も元気だタバコがうまい」
平成１８年１２月２７日
○「今日も元気だタバコがうまい」
このキャッチコピーが一世を風靡した頃、私はタバコを喫いはじめていた。「タバコが健康の害になる」などということは一般の人は全く考えもしない頃の話である。それ以上に「タバコ」は男の嗜好品として、絵かきや小説家などの芸術家がいつも手離さないものとなっていた。吉田茂の葉巻、マッカーサー元帥のマドロスパイプなども有名である。
今はタバコは悪役となってしまった。世界中の乗り物からタバコが締め出されつつある。唯一残っているのが、日本のＪＲであろうか。しかしこのＪＲでも不思議な現象が起きている。禁煙席は常に満席。喫煙席は常にガラガラ。タバコをのむ人でさえ最近では禁煙席をとって、タバコをのむ時だけ喫煙席へ移動するという。この時代の流れをＪＲ幹部は知っているのか。ＪＲとなり民営化して国鉄は明らかに生まれ変わった。しかしタバコ一つとっても変革はまだまだこれからである。
タバコについて強烈に印象に残っている事件がある。今から２５年余り以前のことになる。アメリカ人の医師とＪＡＬの機内で同席となり（エコノミー席）並んで座っていると、後方からタバコの煙が流れてくる。彼は即座にスチュワーデスに強硬に席を変えるよう主張。禁煙席に座っているのに、このタバコの煙は一体何だという。スチュワーデスの機転で幸い席を移動し事なきを得た。勿論私も一緒に席を変えた。
アメリカ人の権利の主張の激しさ、その追求の厳しさを目のあたりにして国際ビジネスに携わる者の一人としてよい勉強をした。それからの日本へのフライトは穏やかな会話に終始した。彼は日本へＭＲＩの最先端技術を提供する為、学界で発表する為に出張するという。その後日本でのＭＲＩの普及発展は目覚しく、彼の講演も多少影響を与えたのだろうと思う。ＭＲＩは世界中に普及し、稼動中の約３０％が日本にある。人口２％の日本に３０％のＭＲＩがあるというのは、医療大国日本の現実でもある。
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“今天也香烟可口，精神抖擞”
18年12月27日
“今天也香烟可口，精神抖擞”
这句广告词风靡一世之时，我也开始了吸烟。当时一般人还根本不会想到“吸烟有害健康”之类的事情。相反“香烟”是男士的奢侈品，画家、小说家等艺术家更是烟不离手。吉田茂的卷烟、麦克阿瑟元帅的烟斗也名动一时。
而今天呢香烟成了反面角色。正在被全世界所有的交通工具扫地出门。大概只剩日本的火车还没有完全采取行动了。但是不可思议的想象就发生在我们的火车里。那就是禁烟车厢经常座无虚席，相反非禁烟车厢则空空荡荡。最近连吸烟的人也是预定禁烟席，只有吸烟时才去非禁烟车厢。不知道铁路公司的干部们知不知道这一时代的潮流。日本国铁民营化之后确实重新焕发了生机。但是单从香烟这一点来看变革还是刚刚开始。
关于香烟有一件事至今还有强烈的印象。那是大约25年前，偶然和一名美国人医师共乘日本航空公司的飞机，并排而坐（经济舱）。不想突然从后面传来了烟雾，美国人立即要求空姐无论如何给他换座位。说自己坐的是禁烟席，这烟雾从何而来。多亏空姐比较机智及时给他调了座位才息事宁人。当然我也跟着调了座位。
美国人对于自己应得权益的坚持和一丝不苟，对于当时从事国际贸易工作的我来说是一次很好的学习。事件之后那趟空中之旅就都沉浸在和谐的谈话气氛中了。原来他是为了给日本提供最先端的MRI(核磁气共鸣画像法)技术来日本出差进行学会发表的。那之后MRI在日本的普及发展日新月异，他的演讲应该也产生了一定的影响吧。今天MRI在全世界普及，而运行中的大约30%都在日本。只占世界人口2%的日本却拥有30%的MRI，这也是医疗大国日本的现实。
2006年09月27日
健康長寿を飼い慣らせ
平成１８年９月２７日
○健康長寿を飼い慣らせ
病いは気からという。聖路加病院の名物院長日野原博士の健康法は「食べ過ぎないこと」「個型物は一日一食」「健康ジュースを毎朝飲む」などなど。私はこの健康ジュースに注目した。オレンジジュースに大匙一杯のオリーブオイルを入れて毎朝飲むのである。私の会社の一階に福井県内の有名パン屋さんの集合店舗がある。そこでこの日野原博士流の健康ジュースを販売してもらっている。オリーブオイルはフランスのプロバンス直輸入のバージンオイルを使っている。日野原博士は何十年も飲んでいるとのことであるが、私も飲みだして二年近くが経過している。
元気で長生きをしている人は、驚くほどエネルギッシュである。前向きに人生を生きておられる。病気になっている暇がないのだ。病いは気からとはよく言ったものだ。
日本人で世界一の脳腫瘍の名外科医師がいる。彼の元には世界中から、手術をしてほしいというメールが殺到している。彼が執刀すると殆んど助からない筈の患者が助かるのである。その為自分で用意した手術用の器具を担いで世界中の病院を飛び回っている。食事をしている暇がない。「私を待っている患者がいる。行かねばならない」神の如き人である。普通なら過労で倒れる筈であるが、仕事が彼を支えている。恐しいほどのエネルギーである。
充実した生活を送っている人は、病気にかかり難い。充実した生活を送りたいから病気にかからないようにしているのだ。暴飲暴食をしない。出来る限り規則正しい生活を送っている。何よりも前向きの思考なのでイライラ、クヨクヨしないのだ。心が健康なのである。自分で自分の心をコントロールする術を知っているからだ。
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2006年04月06日
『健康長寿のふくい』その２
平成１８年４月６日
○『健康長寿のふくい』その２
元気で長生きの秘訣について、沖縄の琉球大学と新潟大学の共同研究が行われている。女性の長寿�癸韻硫�縄県と男性の長寿�癸韻猟耕邯�との比較で、結論は、男性の長寿の理由に「気圧が低い」ことが影響しているらしいとのことであった。男女とも長寿�癸欧諒＾羝�は、山と海が近く、常に西風が山に当って、気圧は太平洋側と比較すると低いように思われる。
ＮＨＫのテレビで「試してガッテン」という番組がある。肥満のメカニズムを追及していったところ、最近になって、人間が本来持っているエネルギーの貯えメカニズムが、原始人のままの状態で、そのまま生き続けていることが発見されたとのことである。あらゆる動物と同じように、原始人も飢餓の恐怖の中に生きてきた。そして、エネルギーを体内に保持する為に、体内に脂肪として貯えるメカニズムが出来上がっているのだ。このメカニズムが、現代の飽食の時代に、逆効果となり、直接肥満につながってしまったということである。
私の思う長寿の秘訣は
１・食事。バランスの取れた、規則正しい、食物繊維の多い、魚介類、植物性のものを腹八分にとる。
２・運動。適度で、軽いものを継続する。特に足を使う。
３・環境。空気、水がきれいで、過度のストレスがなく、海、山、川などの自然にかこまれている。
４・ストレス。適度のストレスがないと老人性の痴呆症になるので、愛する人や家族との同居が望ましい。
５・気力。「生涯現役」というが、「生きる喜び」を持っていること。
ＮＨＫのテレビで新たに見つけた長寿の元は「アディポネクチン」である。
これが体内脂肪に多く含まれている人は、長生きしているという。１００歳の男女を分析した結果、判明したとのこと。この「アディポネクチン」は体内脂肪の中で作り出される物質のこと。作り出されるメカニズムは、「体内脂肪の中」である。体内脂肪が過度に貯えられると、「アディポネクチン」ができずに、逆に「悪玉要素」が作られて、血管を詰まらせることとなる。即ち「腹八分の食事」が正しいことが明瞭となる。
次に「アディポネクチン」はどんなものに含まれるかとの質問があると思われるが、サプリメントなどでこれを摂取しようとすると正しくない。秘訣は「大豆類の食物」を常時摂取することである。大豆を使った食べ物、例えば豆腐、納豆、煮豆、きな粉、おから、もそ・・・私達の身近にある。これを定期的に食べていれば長寿の第一条件はクリア出来るという。
私にとっては「さもありなん」という結論である。但し、重要なことは長生きしたければ「食べ過ぎるな」である。よく噛んで、ゆっくり食べることで、食物繊維の多いものを、上手に吸収消化できるのである。世界一の「健康長寿のふくい」を作り上げるゴールが見えてきたようだ。
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2006年02月03日
インフルエンザについて
平成１８年２月３日
○『インフルエンザ』について
風邪が流行している。英語で風邪をひくことを「キャッチコールド」という。「寒さを把んでしまった」という語感がしたのを思い出す。アナーバー市のミシガン大学で過した真冬の零下２０℃の半年間は、不思議なことに風邪をひかなかった。精神が緊張していたからであろうか。そういえば、海外旅行の最後に日本へ帰国する時のジェット機の中や、福井までの新幹線の中でよく風邪をひいたのを思い出す。
精神状態が風邪をひくことと大きな関係があるのは間違いない。脳神経外科医のルームメイトとミシガン大学で過したドミトリーでの生活を思い出していたら、テレビで世界的なカリスマ脳神経外科医が患者に求められ、世界中を飛びまわり「人助け」に全生涯を捧げている姿を見た。その言葉は「忙しくて病気などしていられない。食事を食べている暇もないくらいだ」。私は久しぶりに感激した。
インフルエンザはシベリアからの渡り鳥がウィルスを持ってくる。鳥インフルエンザが心配されているが、根本的にインフルエンザは鳥から人に伝染している。新型に変異したウィルスとの戦いは、早くから人類に運命づけられている。
風邪に負けない方法を伝授しよう。精神力と同時に基礎体力を維持すること。その為に規則正しい生活、バランスのよい食事、清潔な環境が大事である。特に清潔が重要。うがい、手洗い等を心がけること。ウィルスは湿気や水分に弱い。乾燥状態では活性化する。湿度を高め（加湿器がよく売れているという）、水分を常に補給し、のど飴等も感染防止に役立つ。またゆず茶やしょうが湯もよい。高性能マスクをしている人が多いが、これも有効である。長生きした私の祖父や母は乾布摩擦をよくやっていた。これは末梢神経を刺激し、血行をよくすると同時に肌の抵抗力を増すということであった。私も風邪をひきそうになると、あわてて、手足や背中を、綿タオルでこすることにしている。
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2006年01月26日
元気で長生き福井県
平成１８年１月２６日
○元気で長生き福井県
長寿県としては、かつて沖縄が最も知名度が高く、長寿研究についても長い歴史を持っている。日本は世界一の長寿国といわれているが、世界中で１００歳を超す長寿者は２５，０００人を超えるとのことである。人生１００年と考えると、織田信長の言った「人生５０年、下天のうち、、、」の丁度ダブルになる。アメリカのハーバード大学の調査によると５０〜６０歳で死亡する人の医療費と、１００歳まで生きる人の医療費を比較すると、長生きする人の生涯医療費の支出の方が少ないとのことである。日本の健康保険会計の将来を危惧する声が大きいが、案外心配する必要がないのかも知れない。
「元気で長生き」を合言葉に、寝たきりにならない人生を送りたいものである。
沖縄において、「長寿の秘訣」を調査したデータによると、「長寿の秘訣」とは次のようなことになる。
１．生涯現役。死ぬまで働き続けること。
２．食事。バランスのよくとれた食事。海藻類、色野菜、魚などがよい。
３．軽い運動。毎日からだを動かす。畑いじり、釣り、カラオケ。
４．ストレスのない生活。笑いと祈り。愛する人との共同生活。
福井県は男性も女性も長寿�癸欧任△襦�トータルで�癸韻箸發い┐襦Ｆ�本は世界�癸韻猟梗�国。福井県は世界�癸韻猟梗�県といっても過言ではない。
この記録を更に伸ばす為に「長寿の研究」をすすめると共に、軽い運動の為の「コンビニ感覚のサーキットビュートシステム」を開発した。このビュートシステムをコインパーキングと同じにように全国に広めて、みんなが元気で長生きし、生き生きと人生を楽しむようなお手伝いをしていきたい。
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2006年01月20日
水と健康について
平成１８年１月２０日
○水と健康について
世界的に見ても、日本の水は、軟度の高い軟水なので、飲み易い水である。外国から輸入され、市販されている水は硬水なので、飲み難い。
幻の酒といわれた「越の寒梅」は口当り、喉越しのよい酒である。「上善如水」はまさに、その名の通り、「水の如き酒」で売り出し、愛好家も多く、全国ブランドになり私も愛飲した。お酒でさえ、「水のような酒」が好まれる傾向が強い。現代人の好みは薄味になりつつあるように思うのは私だけであろうか。
先週のテレビ番組で「災害と水」が放映されていた。阪神大震災で死亡した人の内、圧死した人を除く残りの人の死亡の原因は、血管が詰まったことによる水分不足が問題である。災害時一番困ったことは、１．フロがない。２．トイレが使えない。トイレがない。３．水不足。フロに入れず、トイレがないので、水を飲まずにガマンしていたら、血液がドロドロになり、血管が詰まって死亡したという例が驚くほど多いとのこと。すべての原因は「水」である。私達人間にとって水は何より大切なものであり、健康状態を保つ為に、もう少し水に興味を持つことが必要に思われる。
もう２０年以上も前になるが、「水ビジネス」に興味を持ち、友人の富田隆夫氏（東缶興業元副社長）に相談したことがある。彼の会社はありとあらゆる容器の製販会社（東洋製缶系列）であり、水ビジネス向に容器を販売している。その当時の担当の方は「引退したら水ビジネスをやりたい」と力強く言っていたのが印象深い。
「健康長寿のふくい」を考えている私達はもっともっと「美と健康によい水」についての研究をしていく必要がある。産学官の研究テーマとして取上げてみたい。
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2005年12月27日
『コンビニ感覚のフィットネス“ビュート”新登場』
１２月２７日
○『コンビニ感覚のフィットネス“ビュート”新登場』
ヘルシープラザを福井本社の中央通り沿いにオープンして、早や半年が経過した。「健康長寿のふくい」をテーマに、世界トップレベルの長寿県の福井の中心地で、「元気で長生き」のプラザを、数多くの方々と共にスタート出来た事は、私にとって何よりの喜びである。ヨガスタジオの柳田みち子先生、柳田智子先生、マッサージの新明治療院、フジ医療機の古沢和郎前専務、そして場所を提供してくださった敦賀セメント三谷政敏相談役、ＡＰＡの元谷外志雄会長、トヨタ自動車の梶本知暉社長、トゥ・ア・ティの堀内康代社長との出会いは、その中でも最大の収穫を予感させるものであった。
「アメリカで大流行のコンビニ感覚のフィットネスの日本への導入をめざそう」をテーマに、手軽に、誰でも、いつでも、短時間に繰り返し、安価に、健康づくりが出来る“ビュートシステム”を開発出来た。費用は僅かに６５０万円の初期投資のみ。２０坪〜３０坪の空き店舗、空きスペースで開業出来る、まさにこれからのビジネスである。ヘルシープラザを１号店に、今年１２月１日に東京駅より徒歩１０分の八丁掘１丁目の若狭ビルで２号店をオープンした。岐阜や大野、沖縄や鹿児島からも、ぜひ採用したいという希望が来ている。
健康ブームの到来をしみじみ実感させられる毎日だ。今年の年末、年始は、ビュートシステムの説明会の開催が目白押しとなった。全国からの熱烈なラブコールに、しっかり答えられるよう、トレーナーの教育訓練、マシーンのレベル向上、システムのバージョンアップ等に懸命の努力を続けよう。
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2005年12月20日
『ゲルマニウムイオン水に関する技術事業性評価』について
１２月２０日
○『ゲルマニウムイオン水に関する技術事業性評価』について
先日 ＥＴＴ創業支援推進機構の理事長 紺野大介博士より、表題の件で便りをいただいた。来年元旦あけ早々に、初回の評価委員会を開催いただけるとの吉報である。「ゲルマニウム」が健康によいという事は、各方面から効能面のＰＲを聞いていた。「長寿と健康ふくい」を目指して、ビジネスプランを考案中の当社では、「ゲルマニウム」を無視するわけにはいかない。しかし乍ら当社の開発部員に、その知識やノウハウは全くない。そこで全国のゲルマニウムに関する種々の案件を手当り次第に調査し、まず「ゲルマニウム温泉水」を発見し、試飲をしてみたところ（約半年余り）、妻や妻の母の頑固な便秘がウソのように全快した。口当りがよく、私でさえ毎日１本（５００ｍｌ）ずつ飲んでいる。日本の女性は便秘で悩む方が多い（３人に１人は悩んでいる）。その方々に朗報をと考えて、鹿児島県まで何回も調査に行ったり、鹿児島大学の分析表を検討したり、（財）北陸公衆衛生研究所に採取サンプルの再試験をお願いしたり、八方に手を尽くした。その結果、当社が運営する各店舗での取扱いを正式に決定する前に、このゲルマニウムイオン水の「技術・事業性評価」を紺野理事長にお願いすることにした次第である。願わくば、よい結果となって、世のご婦人達や「痔」で悩む方々のお役に立てればと心から願っている。
その最終打合せに、年末の３連休を費やすことで妻の同意を得た。彼女は鹿児島の出身である。
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2005年11月08日
「健康長寿のふくい」
１７年１１月８日
「健康長寿のふくい」
福井県の西川一誠知事の提唱で、「健康長寿のふくい」をキャッチフレーズに、福井の住み良さを内外にＰＲし、観光や永住に福井県をまず第一に考えてもらおうとの運動がはじまった。
京都大学名誉教授の家森幸男氏を特別アドバイザーとして迎え、福井の長寿文化を中心に「健康長寿」を研究するという新しい発想である。
健康で長生きするコツは、生活習慣病対策と軽い運動の組合せである。食事は魚介、海藻類を多めにし、穀物、大豆、いも、野菜をとり、塩分をひかえることが大切とのこと。
酸性食物よりアルカリ性食物が健康長寿の元のように思われる。参考迄に食物のアルカリ度を調べて見た。
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
| 卵黄 |
ウィスキー |
砂糖 |
チーズ |
豆腐 |
ナス |
ほうれん草 |
| かずのこ |
鶏肉 |
牛肉 |
牛乳 |
玉ねぎ |
りんご |
わかめ |
| かき |
生鮭 |
たこ |
パン |
しいたけ |
バナナ |
わかめ |
| 白米 |
うなぎ |
ビール |
きゅうり |
キャベツ |
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| じゃがいも |
にんじん |
傾向としては野菜系統が身体に良いようであり、アメリカ等でベジタリアンと呼ばれる若い人達の間で日本食研究が進み、カリフォルニアロールという名の寿司（野菜等もネタに使う）が広まっているのも面白い。
寝たきりで長生きするのではなく、日々の生活を楽しみ乍ら天寿を全うするために、長寿食と軽い運動を忘れずにいたいものである。特別アドバイザーの家森幸男氏は私と同年で、私の義弟や、私の会社の社外取締役の高野盛久氏（元三菱化学副社長）や蜂屋良彦博士（神戸大学名誉教授）とは京都大学の同級生であり、ご就任を心から歓迎したい。
2005年10月24日
私の禁煙歴
学生時代よりヘビースモーカーであった私は、長男誕生の夜、あるゼネコンの新年会に出席しておりました。万歳三唱が終った直後に、病院よりの電話で「おめでとうございます。男のお子様で、母子共お元気です」と告げられました。早速病院へかけつける道すがら、「何かよい事をする必要がある。タバコを止めようか」と一緒に病院へ走っていってくれたゼネコンの役員にいったところ、「君のような意志の弱い人間にタバコが止められるはずがない」と笑われてしまいました。しかし男子たるもの、そこまでいわれて止めないわけにはいかぬと決心し、とりあえず３ヶ月の禁煙宣言を致しました。それから１週間、禁断症状に苦しみました。それが約３０日続き、だんだん楽になりました。３ヶ月の禁煙を達成し、その役員の方と岐阜のあるキャバレーで、３ヶ月ぶりの紙巻タバコを吸った時の感想は「なぜこんな煙臭いものを吸っていたのかなぁ」でした。しかし、２、３日経過すると、何の違和感もなく、またタバコを吸っていました。
２回目の禁煙は、過労で自宅療養を１週間程した時のことです。「今度は１年止めてやろう」と決心し、内外に公表しました。２回目は、そんなに苦労せずに、１年目の禁煙日を迎え、また十二分に健康を回復していたので、また吸いはじめました。
３回目の禁煙は今までと違って、自分の意志ではなく、他人に頼まれて仕方なく禁煙を実行したのです。直属の部下が仕事がハードすぎて心筋梗塞を起こし、お医者さんから「タバコは絶対ダメ、命がなくなるぞ」といわれたとのこと。「やめなければならないので、誰か一緒に付き合ってほしい」と社員が集まった所で頼まれたのです。この悲痛な御願いにみんな下を向いたり、横を向いたり、誰も「分かった」という人はおりません。私は大切な部下の命を見捨てるわけにはいかない、との強い信念で「分かった、付き合おう」と宣言致しました。その時から、約２５年間１本のタバコも吸っておりません。彼との約束を破るわけにいかないからです。でもよく考えてみると、彼を助ける為に禁煙したことが、私の健康に大いにプラスし、今日も元気に働いておられるのも彼のお蔭なのだと気付き感謝しています。一昨日の新聞に「日本循環器学会等」の発表によれば「喫煙は習慣病、依存症による病気だ」との記事を見ました。私の信念は「喫煙が悪いと分かっていながら止められないのは、よほど意志が弱いか、そんな単純明快なことが分からないのは、よほど頭が悪いかどちらかだ」です。これを主張し続けて２５年がたちました。やっと私の家族全員、喫煙者がいなくなり、私も一安心の毎日です。
禁煙にチャレンジすれば、きっとすばらしい人生が開けてきます。私がそれを保証致します。