カテゴリー:コインパーキングのすすめ

充電インフラ

平成22年8月5日
充電インフラ
コインパーキング(100円駐車場)に電気自動車やハイブリッド車の充電システムを作る研究を、3年程前から始めていた。この7月中旬に完成し、発売に踏み切った。10年程以前に、風力発電機に太陽光発電用のパネルを取付けて、ハイブリッド発電機と命名し、コインパーキングに設置し、全国販売を始めたことがある。反響は大きかったが、その発電能力の小さいこと、そのコストが高いことが原因であまり普及はしていない。しかし風力発電機の能力が上り、パネルの効率が上り、パネルの単価が下ってきたので、2010年代には一気に普及する可能性が残っている。決してあきらめてはいない。
充電システムは「e-cha」(イーチャ)と名付けた。10年後には日本の各地でこのイーチャが活躍していることであろう。e-chaのeはエネルギーのeであり、エコロジーのeであり、エコノミーeである。chaは「時代の変化はチャンスである。挑戦しよう」の変化changeのcha、チャンスのcha、チャレンジのchaである。この名前の由来を説明しているだけで「イーチャ」が全国席捲しそうな気になってくるから不思議である。
充電インフラの整備は、電池の開発と同様に、電気自動車やハイブリッドカーの普及に不可欠である。ニワトリが先か卵が先かといわれるが、私は「イーチャ」の普及を先にしたいと考えている。お客様に安全と安心を安価でお届けするのが私達の会社の目的である。その為の先行投資を周囲を説得しながら進めていきたい。
日銀の特別融資枠が環境ビジネスへの投資促進の為に新しく作られたとのことである。この種の資金提供はかつてなかったことである。それだけに環境ビジネスの難しさを痛感すると同時に、使命感を失わず、着実な販売促進を行っていってくれることを期待している。

電気自動車への対応

平成22年7月14日
電気自動車への対応

コインパーキングシステムのパイオニアとして15年前から全国展開をはかってきた私達は非力ではあるが、コインパーキング施設の数の多さではトップクラスに位置している。ただし大型駐車場の設置では多少の遅れをとっている。今年の新規投資は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHEV)の充電システムを第一に考えている。何故ならコインパーキング場には充電の為の設備がすべて完備しているからである。他の競争相手が私達と同じレベルまで到達するにはかなりの投資とかなりの年月を要するものと思われる。
電気自動車の心臓部は電気モーター系統である。今迄は全部品の3分の2を占めていたエンジン系統部品であるが、電気となると不要になる。逆にバッテリーは僅かな部品であったものが、電気では車の性能を左右する最有力系統部品となる。バッテリーは高効率、大容量、長寿命、低コスト競争が始まっている。それは丁度1980年代に起きたIT産業の地すべり的な大変動によく似ている。その時コンピューター業界は大型コンピューター万能からパソコンをネットワークでつないでいく分散システムへ変り、クローズドであったものがオープンシステムへ、マルチメディアへ、ダウンサイジングへ、アナログからデジタルへと急激な変化を遂げていった。
システムを標準化し、モジュール化し、大量生産し、コストを安くしていくことにより巨大メーカーの企業生命に盛衰の大差が表われたのであった。
今、自動車産業で起きつつあるのは、それ以上の大きな波の到来である。心して対処していかなければなるまい。変化はチャンスである。

コインパーキングの稼動状況

平成22年4月13日
コインパーキングの稼動状況

景気が底を打ったようだとの発表が、相次いでいるが、全国のコインパーキングの稼働状況は、今年に入って徐々に改善しつつある。特に3月は、2月よりも全国的に稼働率が上昇している。札幌だけは例外であるが、それ以外は2月よりも5〜10%の上昇を記録したようだ。当社も久しぶりに新記録が出た。
回復が顕著であった東京圏は、長野圏も含めて10%以上の上昇となった。観光都市の京都は絶好調であるが、東京圏と比べると、名古屋、大阪、神戸、九州は5%前後の上昇にとどまっている。北陸は富山がよい。金沢も好調であるが、福井は5%以下の上昇にとどまっている。
コインパーキングの稼働率の変化は、その都市の活性度を表わす手頃な指標である。春になって桜の開花が各地で聞かれる3月中旬頃から、稼働率が徐々に高まってきたようである。
それと共にコインパーキングの新しい開設の要求が増え出した。例年3月から夏場にかけて、新規オープンが多くみられるが、最近になって手答えを感じるようになってきた。リーマンショック前後から長い期間にわたって、新規オープンが減少したり、稼働率の低迷に悩まされていたが、3月の新記録は大きな自信につながった。
経済の動脈である車の活動がふえてきたのは、先行きに明るい兆しが見えてきたのであろう。安心は出来ないが、十分注意を払いつつ、慎重に行動を起す時なのかもしれない。

富山商工会議所の講演会

平成21年9月1日
富山商工会議所の講演会

富山商工会議所からコインパーキングシステムの研修会の講師の依頼があり、車で出かけた。北陸高速道は料金割引制度がスタートして以来、サービスエリアでの車の駐車量が大幅にアップしている。また高速道の通行量も増えている。景気が底を打ったのか、車の稼動は増えているが、地方経済の動向は相変わらず予断を許さない。
富山へは会社設立以来、福井から近いこともあって、コインパーキング事業進出の勧誘に度々訪れたことが思い起こされる。その甲斐もあり富山支店を開設し数年が経過した。富山の特徴は家や土地が広い。持ち家の面積の広さは日本一である。ビルや住宅の敷地面積もゆったりとられている。その為駐車スペースに余裕があり、コインパーキングシステムの普及が、金沢や福井と比較して大分遅れてしまった。未だに富山市全体で50ヶ所程度である。
しかし、この50ヶ所もここ1〜2年で急に増えてきたので、今回の研修会となったのである。コインパーキングシステムの「魅力の十ヶ条」を時間をかけて丁寧に説明した。そして一番大切なこと、それは「喜びの種、幸せの種を蒔こう」というビジネスモデルの説明である。「十方よし」の心の説明である。その理想を追求する唯一の会社が私達であると力説をした。
自動車の販売台数はこの3年余りずっと前年割れが続いており、保有台数ですらピークアウトしてきた。しかし駐車場不足の解消はまだ達成できていない。みんなが安心して、安全に駐車できるシステムの実現に向けて、更に懸命の努力を続けていきたい。
衆議院議員選挙の応援の応援演説に麻生総理が富山へ来られていた。福井への帰路、同じ時刻に、麻生総理も移動されて、金沢、福井での演説会が予定をされているのと重なることになった。選挙結果が楽しみである。

満室満車経営のすすめ

平成21年5月25日
満室満車経営のすすめ

コインパーキングシステムの開発と製造販売、管理業務に乗り出したのは、今から13年前のことである。そのビジネスモデルの根底にあったのが「勿体ない思想」である。駅前や繁華街の一等地にありながら駐車場は当時殆ど月極めであった。稼働率は10%〜20%が多かった。これを時間貸にかえることで、常に満車状態に近くすることを狙ったのである。稼働率が10%〜20%はあまりに勿体ない数字である。その稼働率を上げてステークホルダーすべての人々が喜んでくれるシステムを創り出したのである。それが「コインパーキングシステム」であった。
このシステムの最大の特長は「シェアーリング」である。今迄独占的に使っていた月極駐車場の利用客は、時間決めで利用する客と、その駐車スペースを共同利用するのである。いつも3分の2は空いていた駐車場が、時間によっては満車になるのである。そこに土地の有効活用の成否がある。分りやすくいうと、駐車場がいつも車で一杯になっているか、ガラガラになったままかの差である。同じ土地が多くの人々に利用されるか、限られた少数の人達に利用されるか、どちらが土地の価値が上るのであろうか。
最近の地方都市の商店街を見てみると、シャッター街といわれる程、店舗が閉鎖されている。借り手がないのだ。貸す方も、下手に貸すと返してもらえないかと心配になって思い切れない。空きビルの例も多い。これは賃料や敷金、管理費が高すぎることが多い。思い切って下げられないのである。
私は「満室、満車経営のすすめ」を常に主張している。空いているというのは、「機会損失」である。「勿体ない話」である。なぜ常に満室や満車に出来ないのか、考えてみればすぐわかる。自明の理である。その理由は、「賃料が少し高すぎる」からである。「賃料」を思い切って下げればすぐ満室満車経営が出来る。世の中は自由競争の時代である。儲けている人のすぐ隣で、商売不振で苦しんでいる人がいる。悩んでいていても解決はしない。「満室満車経営」を即実行すればよいのである。
「お客様のニーズを掴む」ことが最も大切である。その為には「自分がお客様になって考えてみる」ことが問題を解決する早道である。難しいことではない。立場を入れ替えるだけで本当の「ニーズ」が見えてくる。これが「満室満車経営」の極意である。不景気の時、人は価格の安い方へ流れていくことを忘れてはならない。

お金儲けの道具

平成21年5月15日
お金儲けの道具

駅前の月極駐車場の稼働率の低いことに着目し、無人式の、時間貸駐車場のシステム化に取り組んで、早や13年が経過しようとしている。自動車社会の成熟化と、時代のニーズを先取りしたことにより、創業以来ずっと2ケタの成長を続けている。
一昨年の原油価格の暴騰の影響が、昨年に入って業績にも出て、売上の伸びが止まりだした。昨年央の原油価格のピークアウト以降、今度は反対に暴落が始まった。昨年末には、ピークの4分の1近くまで、原油価格が下り、ガソリン市況もリッター当り100円を割るかという所へ下ってきた。コインパーキング業界の稼働率はこのあたりで反転し、現在は徐々に水準を上げつつある。稼働率が一昨年の高いレベルに達するのも、時間の問題だろうとの見方もある。
国内の新車、中古車マーケットは4月までまだ回復のきざしすら見えない。政府の政策が次々と打ち出されてくるが、ユーザーがその政策についていけない状態である。自動車ローンは、長期に亘って収入が、安定的にあるという前提が必要である。ところが雇用不安がつのり、先行きに安心出来ない状況の中で、車の購入をひかえる傾向は十分理解できる。
しかし取得税、重量税の減免、購入者への補助金支給などの政策が今月から施行されるので、当然購入に勢いがついてくるものと思われる。特にハイブリッドカーのニーズは、極立って高い。これが需要の索引車になってくれることであろう。
私達の取扱っているコインパーキングシステムは、物販というよりも、お金儲けの道具を売っているのである。このシステムを採用していただくと、今迄の1.3倍以上の売上が期待できる。そのせいで、全国にコインパーキング施設が普及し、運営されている方々は大いに喜んでおられるのである。「お金儲けの道具」を売る仕事なので、宣伝も殆どせずに、毎年2ケタ成長を十数年も続けているのである。私はこの仕事を「喜びの種、幸せの種を蒔こう」といって、広くあらゆる人々におすすめしている。世界不況といわれている中で、私達の業界は、今年も増収は間違いない。願わくば増益決算をと祈っている次第である。

日本の新車販売の動向

平成21年4月10日
日本の新車販売の動向
日本の新車販売は、3年前から低迷状態に入っていた。単月でも前年同月の販売(含軽自動車)を上回ったのはほとんど皆無である。
この国内の不振を、「弱い円」を利用して、海外市場へ輸出することで、糊塗してきたのが、アメリカのサブプライムローンの問題の表面化で、信用不安と景気後退が起きて、輸出にもブレーキがかかっている。
特にリーマンショック以来、国内市場も輸出と同様に大きな落込みとなった。昨年7月を最後の花火(前年同月比104%)として、8月以降急落。本年に入って前年同月比は80%、76%、75%と壊滅的な状態となった。
そしてまた長期的な傾向として、軽自動車販売の比率が上昇を続けており、昨年11月以降は40%を超え出して、全体の半分に近づく勢いである。これはガソリン価格の高騰が、2年間も続いたことが大きい。昨年後半より徐々に安くなってきているが、「ガソリンを節約しなければ」という意識がまだ残っている。そしてそれは「地球環境を守る」という責任と義務にも合致している。この傾向はすぐには消えないであろう。若者の車ばなれ、そして生活防衛の為の節約志向の表われも無視できない。
またハイブリッドカーへの移行が、国内だけでなく世界的にも急速に進んでいる。今売れているのは、ハイブリッドカーと燃費のよい車だけだといわれているほどだ。ハイブリッドカーへの補助金、重量税・取得税の減免の影響は、甚大となろう。自動車メーカー再編、新車販売ディーラーの明日をも、大きく左右する日が近い。
駐車場業界への影響は、新車販売台数回復が今年後半から期待できるが、それを待つまでもなく、真っ先に回復を始めている。昨年末より稼働率は上向いており、ガソリン価格の安値節約志向も加わり、フォローの風が吹きはじめたようである。私達の会社の駐車場(全国2,600ヶ所、約4万台)の3月の稼働率は、久しぶりに過去最高を更新した。

コインパーキング概要

常に新しい価値観の創造を提案するビジネスです。
都市部においては今、慢性的な駐車場不足が深刻化する一方で、眠ったままの土地がそのまま置き去りにされています。低コストで狭い土地を有効に活用できるこのシステムは、効率的なビジネスモデルとして全国で熱い注目を集めています。
コインパーキングは先進性と可能性に満ちたニュービジネスです!!