2005年12月のアーカイブ

とうとう始まった人口減少時代

12月30日
とうとう始まった人口減少時代

 2005年に日本の人口は、敗戦後はじめて減少に転じる。(政府人口動態統計調査による)。国の対策が、民間保育所の運営費補助3000億円(前年比106%)、児童手当9000億円(小学6年生まで支給対象とする所得制限も緩和)、とうち出されきた。しかし、仕事と育児の両立は難しいとの固定観念が強くなってきており、「子供にお金がかかり過ぎ」という最近の日本独特の風潮も困ったものだ。また不妊、晩婚化や、離婚が多発する現状では安心して子供を生めない状態なのかも知れない。3世代同居家族の激減が「子育てメカニズム」崩壊の最大の要因なのかも知れない。

 その中にあって当社の取組みは、従業員301人以上の企業に義務づけられた「子育て支援行動計画」を自主的に作成している。これは若い社員がドンドン結婚し、妊娠し、産休を取る事態が発生し、必然的にスピーディな対応が必要となってきたからである。

 一つの事例を検証しよう。年齢30歳のA部長が2006年3月出産予定なので2月より産休に入る。その産休前後の収入を想定してみると

  1月分支給総額59万円
  2月分支給総額79万円(昇給)
  3月分支給総額0万円  産休手当  59万円×0.6=35.4万円
  4月分支給総額0万円  産休手当  59万円×0.6=35.4万円
  5月分支給総額79万円

 当社では生涯給与の出産による減少は一切考えられない。勿論男女差別は一切ナシ。 出産による離職はない。男性社員の産休届出はまだない。

 人口減少時代が「大変困難な時代だ」という考え方には、私は賛成できない。1人当りの所得(フロー)でも、1人当りの資産(ストック)でも、これからは、日本人は、かつてない内容で世界一に確実になっていくからである。社会構造を変え、負担割合を変えていくことで、日本は、今迄かつて経験したことのない、真の、「黄金の国ジパング」となるのは間違いない。 

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駐車違反取締りとコインパーキング

12月29日
○駐車違反取締りとコインパーキング

 2006年6月から、駐車違反取締りの方法が、大きく変る。警察が行ってきた業務を、全国一斉に民間に、全面的に、委託することになった。これは警察本来の治安維持という重要な業務への集中、回帰の為の施策であり、同時に「民間でやれるものは民間へ」という「官から民へ」の大きな流れに象徴される好事例である。私の会社は、現在全国の各都道府県に12拠点を開設しているが、まず第1号の認定証を先週福井県公安委員会からいただいた。

 全国12拠点にいる社員の中で「駐車場監視員資格認定試験」の合格者が今日現在10名いる。順次各都道府県より認定いただけるものと期待している。
 現在管理駐車台数(コインパーキングのみ)12,000台の各オーナー様にもこの新ビジネスへの参入をおすすめしており、コインパーキング業界全体にとって、違法駐車で悩まされてきただけに、よい機会と思われる。

 時代の流れの先を見据えて、着実に次の一手を打っていくことが経営者にとって最も大切な仕事である。

 さて2006年の次の一手は何であろうか、楽しみな1年になりそうな予感を覚えているのは、私だけであろうか。

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フェニックス市ふくい花と緑のまちづくり

12月28日
○フェニックス市ふくい花と緑のまちづくり

 福井市は、1945年からの僅か3ヶ年間の短期間に、戦災で焼かれ、震災で燃え、水害ですべてを失った稀有の悲惨な災害を受けた。そして早や60年近くが経過しつつある。その間の力強い復興を、三度よみがえった不死鳥になぞらえて、「フェニックスシティ」と呼んでいる。福井市の憲章は、フェニックス憲章と市民に親しまれている。

 姉妹都市の熊本市などと比較すると、福井は市内周辺を山に囲まれて、緑が豊富であるが、市の中心部には、緑や花が少ないのが、気にかかる。福井市の地図を広げて見ると目につくのは福井城址、中央公園、錦公園、お泉水公園などが小さな緑地として残っている。並木も敗戦後に植えられたものが桜通り、松本通り等細々と残っているに過ぎない。

 町に潤いを与えるのは「花と緑」である。勿論、「歴史と文化」を忘れてはならないが、まず一番目に付くのは「花と緑」である。これを県都福井市の再構築のキーワードとしたらどうであろうか。足羽山に桜を植え、足羽川、九頭竜川、日野川べりを親水公園化し、町なか全体に「花と緑」による町おこしを推進する。これで福井は、戦前の美しい古都の面影を取り戻す為の再スタートラインにつくことが出来る。

 私は今年9月より「順化フラワークラブ」を立ち上げ、順化地区での花と緑の町づくりのお手伝いをはじめた。9月25日フェニックスプラザの2005年エコフェスティバルに順化フラワークラブとして出展し、会員募集を開始した。そして、講師を呼んで市民の自由参加で花の育て方、飾り方を学び、花の種や苗木の無料配付を行おうとするものである。11月10日には、約30名がセントラルビル3階会議室に集い、市園芸センター谷さんの指導で第1回研修会を開いた。小さな試みではあるが、一歩一歩福井の町づくりの為の具体策を積み上げている。

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『コンビニ感覚のフィットネス“ビュート”新登場』

12月27日
○『コンビニ感覚のフィットネス“ビュート”新登場』

 ヘルシープラザを福井本社の中央通り沿いにオープンして、早や半年が経過した。「健康長寿のふくい」をテーマに、世界トップレベルの長寿県の福井の中心地で、「元気で長生き」のプラザを、数多くの方々と共にスタート出来た事は、私にとって何よりの喜びである。ヨガスタジオの柳田みち子先生、柳田智子先生、マッサージの新明治療院、フジ医療機の古沢和郎前専務、そして場所を提供してくださった敦賀セメント三谷政敏相談役、APAの元谷外志雄会長、トヨタ自動車の梶本知暉社長、トゥ・ア・ティの堀内康代社長との出会いは、その中でも最大の収穫を予感させるものであった。

 「アメリカで大流行のコンビニ感覚のフィットネスの日本への導入をめざそう」をテーマに、手軽に、誰でも、いつでも、短時間に繰り返し、安価に、健康づくりが出来る“ビュートシステム”を開発出来た。費用は僅かに650万円の初期投資のみ。20坪〜30坪の空き店舗、空きスペースで開業出来る、まさにこれからのビジネスである。ヘルシープラザを1号店に、今年12月1日に東京駅より徒歩10分の八丁掘1丁目の若狭ビルで2号店をオープンした。岐阜や大野、沖縄や鹿児島からも、ぜひ採用したいという希望が来ている。

 健康ブームの到来をしみじみ実感させられる毎日だ。今年の年末、年始は、ビュートシステムの説明会の開催が目白押しとなった。全国からの熱烈なラブコールに、しっかり答えられるよう、トレーナーの教育訓練、マシーンのレベル向上、システムのバージョンアップ等に懸命の努力を続けよう。

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福井の『桜祭り』の提案

12月26日
○福井の『桜祭り』の提案

 福井県の県都、福井市の市長選が、来春行われるが、マニフェストの発表が待たれる。私は福井の中心部が桜で満開になり老若男女、市民すべてが、春を楽しめる『桜祭り』を提案したい。

 日本人の心の花は「桜」である。故福田一先生が「日本桜の会」の会長の時、「どこか桜を植えるよい所はないか」と相談を受けた事がある。
桜祭りや花祭りは、春を待ちわびる雪国の私達にとっては、何よりの楽しみとなる。その為に、福井ならではの、ユニークな福井の『桜祭り』を考えてみたい。

 日本桜百選に選ばれた足羽川堤防の桜並木は、年代的に今が一番見頃の時期である。外国から来るバイヤーと共に桜のトンネルを歩くと全員が「福井の桜」が忘れられないと便りをくれる。長さ7キロに及ぶ
足羽川の桜を、もっともっと大切にしていきたい。

 更に足羽川にかかる橋に「桜橋」がある。ここからの桜の堤防は、まさに一目千両の価値がある絶景である。「桜橋」の名にちなんで、この橋も、もうひと工夫して、もっと特徴を持たせたらどうだろうか。

 そして足羽山の桜が、少ないながら花見客を集めている。足羽山を桜の山にすることは、市長が先頭に立ってくれれば僅かの予算で実現するのではなかろうか。市民全員参加の植樹祭など面白い。
最後はかくれた日本一の桜並木。それが東西約7.3キロ余りもつらなっている「桜通り」である。それを更に延長し、東は東山を含めた桜の公園にする為、そこまで桜並木をつないでいただきたい。勿論道路工事共である。そして西は日野川をこえて西山まで桜並木をつないでいくと、総延長10キロを超える堂々たる日本一の桜並木が完成する。

 県都福井市が、春になると、「桜山」「桜川」「桜橋」そして「桜通り」と市の中心部が桜で満開になる。こんなすばらしい町を私は見たことがない。ぜひ新市長に『桜祭り』を実現されることを提案したい。

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『コインパーキング事業の魅力』について

12月22日
○『コインパーキング事業の魅力』について

 来春に『コインパーキング事業の魅力』について小冊子を発刊する予定をしている。もう何年も前から、全国各地で『コインパーキングのすすめ』という演題や『駐車場革命』というテーマで、主として賃貸管理業者や地主の方々を対象に講演をくり返して来た。それをまとめて出版しようと考えている。

 コインパーキング事業は今から約40年近く前に、福井工業大学の前総長 金井兼造氏によってはじめられた特許商品である。茲来、全国各地の大学、病院、駅、市役所等主として官公庁をはじめ公共施設で採用されたいった。当時を偲んで、大学の先生達は、創業の苦しみの話を聞かせてくれた。飛行機を雇い、空中からコインパーキング(既設)を撮影し、それを16mmフィルムにして、映写機を肩に全国の見込客に見せて歩いた苦労話である。当時はまだ特許が有効で、現在のように数十社のメーカーが参入している状態ではなかったので、採用されれば、あとは地元の電気屋さんにメンテナンスを教えて緊急対応をさせ、福井から4カ月点検に年に3回出動するというパターンであったとのこと。
しかし私達が金井兼造先生の要請により、この事業をスタートさせた時は、既に大手の数社が独自の機械を作って販売しており、無風状態の時代はとうに終っていた。ただ年々生産される自動車の数に対して、駐車場の建設が追いつかず、私達の生き残る道は十分あった。全国賃宅住宅新聞社(亀岡太郎社主)の編集長 加賀光次郎氏の来福時に金井兼造氏と会い、このコインパーキング事業について詳細な取材を行っていただいた。開業当時は「製造はFKK、販売とメンテナンスは日本システムバンク」でスタートしたのである。私はこの事業をはじめる時に心に決めたことは唯一つ、「世の為、人の為になる事業に育て上げる」。それが「駐車場革命」という当社の重要課題であり、「喜びの種、幸せの種をまこう」の精神に続く道なのである。

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『夢への挑戦』の発刊によせて

12月21日
○『夢への挑戦』の発刊によせて

 このたび月刊ウララという情報誌の編集室より、『夢への挑戦』という題名で、福井発ベンチャー日本システムバンクの軌跡について、小冊子が発刊の運びとなった。当社創立10周年を目前にして、誠に意義深いことと、全社員を代表して、今迄陰に陽にご支援賜わった方々に深く感謝の意を表したいと思う。『苦節10年』、まさにその言葉の通り、来る日も来る日も難問題が山積する中を、信頼する社員に助けられ、お客様に教えられ、お取引先に支援していただいて、今日まで命をながらえて来ることが出来た。すべては縁につながる方々のご協力のお蔭である。『皆様のお蔭で迎える10周年』この一言に、私のすべての気持をこめて、この1年を過していくつもりである。発行者の株式会社エーアンドエス 社長 三田村浩實氏は、永年の友であるが、今回の小冊子の編集発行について、短期間に、完璧な作業を成し遂げていただき、感謝に絶えない。全社員とともに『夢への挑戦』を、末永く続けていけるよう、更に精進していきたい。僅かに10年ではあるが、その1年1年の裏にある歴史の意味を感じとり、時代の変化の中で、常に一歩先を見据えて、堅実な経営を貫いていきたい。21世紀に活躍する若人達よ来れ、共に夢の実現に向けて、勇気をふるって、可能性に挑戦しようではないか。

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『ゲルマニウムイオン水に関する技術事業性評価』について

12月20日
○『ゲルマニウムイオン水に関する技術事業性評価』について

 先日 ETT創業支援推進機構の理事長 紺野大介博士より、表題の件で便りをいただいた。来年元旦あけ早々に、初回の評価委員会を開催いただけるとの吉報である。「ゲルマニウム」が健康によいという事は、各方面から効能面のPRを聞いていた。「長寿と健康ふくい」を目指して、ビジネスプランを考案中の当社では、「ゲルマニウム」を無視するわけにはいかない。しかし乍ら当社の開発部員に、その知識やノウハウは全くない。そこで全国のゲルマニウムに関する種々の案件を手当り次第に調査し、まず「ゲルマニウム温泉水」を発見し、試飲をしてみたところ(約半年余り)、妻や妻の母の頑固な便秘がウソのように全快した。口当りがよく、私でさえ毎日1本(500ml)ずつ飲んでいる。日本の女性は便秘で悩む方が多い(3人に1人は悩んでいる)。その方々に朗報をと考えて、鹿児島県まで何回も調査に行ったり、鹿児島大学の分析表を検討したり、(財)北陸公衆衛生研究所に採取サンプルの再試験をお願いしたり、八方に手を尽くした。その結果、当社が運営する各店舗での取扱いを正式に決定する前に、このゲルマニウムイオン水の「技術・事業性評価」を紺野理事長にお願いすることにした次第である。願わくば、よい結果となって、世のご婦人達や「痔」で悩む方々のお役に立てればと心から願っている。

 その最終打合せに、年末の3連休を費やすことで妻の同意を得た。彼女は鹿児島の出身である。

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05豪雪の予感

12月19日
○『05豪雪の予感』

 12月中旬に入って降り出した雪は、久しぶりに山や平野一面に、真白なお化粧を施し、すべての汚れを覆い尽くし、清浄な世界を作り出した。

 12月に降った早い大雪は、過去の記録にないとのことである。

 温暖化がすすんでいるといわれ乍ら、集中豪雨や大雪が極地的に、ほんとに狭い範囲で、激しく降る傾向は、やはり少しおかしい。

 私の偶居は永平寺町にあるが、1m近い雪景色を楽しんでいる。息子が心配して除雪に6人でかけつけてくれたが、3日もするとまた元の黙阿弥。妻と2人で玄関先の階段を除雪するのでさえやっとのことである。また今夜も息子の手を借りなければならない。

 うれしいことに大雪となると、いろんな出会いが待っている。56豪雪の時、ブリザードというトヨタの超小型4輪駆動車を運転して、福井の町中を走っていた。人通りは殆んどなく、車も動いていない。その時1人の女性が歩いているのを見付け、声をかけた。遠くまで歩いて帰るという。「送りましょう」といってその家の近くまで約30分、豪雪の中を送っていった。あとでわかったのだが、私の友人の奥さんだった。

 数日前にオープンしたスペイン料理店へ妻と二人でお祝いを言上に行った時、「今年は大雪らしい。でもおたくの駐車場の除雪体制はすばらしいね」とお褒めの言葉をいただいた。「スピードが何より大切」とはわが社の基本姿勢。それを守ってくれる社員が、わが社の宝であり、社会の宝であると信じている。

【ブリザード】
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都市間競争に勝ち残る方法

12月16日
○『都市間競争に勝ち残る方法』

道州制の導入について、既に各都市間で競争がはじまっている。州都をどこにするかは、大きな問題であり、その判定のキーポイントを考察しておくことも大事である。まず要点を列記すると

1.歴史的背景  越の国 福井が中心
2.文化的蓄積度 芸術文化、伝統工芸 金沢に匹敵
3.地理的条件  京阪神地域、中京地域 福井が有利
4.地勢的条件  州都としての能力 基盤整備が必要
5.進出企業力  富山が有利
6.交通アクセス 空港、高速道路、新幹線 早目に対等にしておく必要あり
7.自然的な魅力 越中で立山、加賀では白山 越前若狭も優れている

 福井市の魅力を発掘する努力を傾注していく必要がある。長年に亘って先輩達が築き上げてきた「ふくいの宝さがし」を更に深く、広く、念を入れて掘り起すことが望ましい。それは伝統工芸の光輝であり、歴史的遺産の再評価である。金沢はたかだか500年、富山もそれと殆んど変りない。それに対して福井は1500年以上の長い伝統と更にそれ以前より連綿と続く文化遺産が数多く眠っている。それを一つ一つ検証し、陽の目を見させる努力を続けよう。

 私は伝統工芸の館を福井市の中心街の一角に昨年末オープンさせた。数多くの伝統工芸の作家達の協力を得て毎月魅力あふれる展示会を開いている。各産地や作家のアトリエを結ぶネットワークの出発駅であり、終着駅でもある。小さな試みが皆さんの賛同を得て、大きな輪になって広がっていくことを願っている。「州都を福井に」という夢を捨ててはならない。

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人口爆発について

12月15日
人口爆発について

 国連の推定(1991年調査)によると世界の人口は、地球のキャパシティを超えるスピードで急増中であり、1955年27億人が1990年53億人となった。2025年には85億人となる。まさに爆発的に人類の数が増え続けている。特に発展途上国など特定の国の人口増加が著しい。世界の人口の約6割、31億人余がアジアに住んでいる。現在の第1位は中国人11.4億人、第2位はインド人8.5億人であるが、2025年までにインド人の数が世界一になるという。

 人口爆発の最も大きな問題は食料問題である。現在は、信じられないことだが、「飽食」と「飢餓」が地球上に同居している。FAOの調査によると、生命維持に必要な1300〜1400カロリー/日を摂取できない人達が5億人も存在する。

 そして更に深刻な問題が地球環境汚染である。地球温暖化による気象変動は、予断を許さない。何が起きるかわからないのである。海面上昇、水没地帯の増加、ハリケーン台風の急増、砂漠化、種の絶滅、オゾン層破壊、酸性雨など、どれを一つとして人類の生存に脅威とならないものはない。

 日本の人口の減少と少子老齢化問題については、前途に暗いイメージを抱かせる報道が多いが、私は全く心配いらないと考えている一人である。まず日本は国土の割に、人口が多すぎる国である。2割や3割減少しても、痛くもかゆくもない国である。そして日本人は世界一の長寿である。元気で長生きできる食生活の習慣があり、四方を海にかこまれた気候温暖な天国である。死ぬまで何らかの方法で、世の為、人の為に生きることの出来る国である。アジアの人口爆発を考えるとその受け皿機能を果す任務が、将来に待っているのかも知れない。

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あなたは日本を知っていますか

12月14日
○『あなたは日本を知っていますか』

 日本を離れて外国にいると、日本のことがよくわかる。と同時に日本のことを知っているつもりなのに、日本を外人に説明しようとすると、十分な説明が出来ない事が多い。それは日本のことをよく知っていないためである。帰国したら、もっと日本の歴史を勉強し直したいと考え乍ら、帰国するとついつい忘れてしまう。身についた知識や知恵でないと、それを他人に説明することすら、ままならない。もっと青春時代に各方面の勉強をしておいたらよかったなあと思うが、後悔先に立たず、手遅れである。
 
 ほんのチョットした数字でさえ確認すると驚くことが多い。その一例を記しておこう。

 ・日本の人口は世界10番目
 ・日本の国土の広さは世界60番目(平野の面積ではない)
 ・日本のGDPは世界2番目

日本の自動車保有台数は世界2番目 (アメリカは世界の28% 日本は9%)

日本の国防支出総額は世界5番目 (アメリカ、ロシア、中国、フランスに次いで)

 また世界史と日本史の相関関係において理解することも、私達は苦手である。

 アメリカは僅か数百年の建国(独立)後の歴史しか持っていないが、比較史学の分野では非常に発達している。アメリカ各地にある博物館や美術館の展示は特に日本のそれとは際立って違っている。私達も世界の中の一員としての自覚をより強く持って、生きると同時に、ものの見方、考え方もグローバルな視点に立つ必要がある。

 アメリカ人のある友人が日本に住んでいて、違和感を覚える時がしばしばあるという。「日本人は自分達は特別だ」と考えているという。いわゆる選民意識、エリート意識或いは島国根性なのかもしれない。中国人の中華思想とはまた違った、日本独自の過剰な自意識といえよう。今や地球は狭くなり、グローバル化の大波はすべてを覆いつくしている。その中で日本人だけが特別に孤立しているのは許されない。世界の一員として、すべての国々と、対等で、親しい関係を築いていく事が望まれる。伊藤忠のオーナー伊藤 忠兵衛氏が「私は近江商人というより、コスモポリタンですよ」といった言葉が忘れられない。

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日本の国富と官公業務の民営化について

12月13日
○日本の国富と官公業務の民営化について

 私達私企業は毎年決算書を作成し、これを税務所へ報告し納税をしている。また上場企業では、四半期毎の開示が義務づけられようとしている。決算書には資産負債のバランスシートと損益計算書、キャッシュフロー計算書などが含まれる。すべての内容は、誰が見ても一目瞭然、はっきりしている。ところが官公庁をはじめ国、都道府県、市町村の決算書は発表されないのでよくわからない。道路公団のように、あるとかないとか、考えられない議論がされても、誰も文句もいわない。日本の国全体の土地・建物の資産総額は2000兆円とか2500兆円とかいわれているが、正確には発表されない。上場株式の時価が久しぶりに400兆円をこえたと新聞紙上で見たのは、つい最近である。

 日本のGDPについては毎年発表されているので、官公庁も各分野毎にP/LとB/Sを毎年発表するべきではないだろうか。そうすれば官公庁のムダがどこにあるのか、どれを民間委託すればよいのか、よく判かると思われる。それが実行されると、あらゆる施策に、合理性が導入されて、ムダがなくなっていくことと思われる。トヨタ自動車の経営哲学が、理想像の一つとして、各方面の興味を呼んでいるが、そのトヨタのお膝元、豊田市の周辺市町村との合併のトピックスは、私に大きなショックを与えた。合併時の市町村議員数、豊田市40名、その他78名が、新議員に残れたのは、僅かに47名であった。71名減員となり、合併前より6割の減員である。各地で市町村合併が行われているが、新市庁舎の建設とか、合併時の議員をそのまま残すとか、合併の趣旨に反する事が多い中で、さすがにトヨタの城下町、豊田市の合理化努力は、見上げたものである。PFI(プライベートファイナンスイニシアティブ)もこのように実施し、国富の蓄積に貢献してほしいものである。

※本日の福井の景色です。あたり一面雪景色です。
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ジェンダー・エンパワーメント指数について

12月12日
○ジェンダー・エンパワーメント指数について
―――福井県の女性就労率は日本一

 福井の女性は働き者が多い。勿論男性もそうである。女性が働ける環境が整っているかどうかで、女性の就労率は決まってくる。幼児の面倒を見てくれる家族がいるか、保育園、幼稚園の施設は整っているか、産休を認める職場があるか、そして何よりも女性の就労の受け皿企業の基盤が整っているかどうかである。福井にはそれが整っているのである。これは繊維産業華やかなりし時代から、女性の職場進出によって産業構造が維持されてきた伝統がある。そして男性よりも安い賃金で雇用できるメリットを、雇用する側も、雇用される側も容認してきた背景があった。

 そこで問題なのが「ジェンダー・エンパワーメント指数」である。これは国会議員や企業の管理職に含める女性の割合や、男女間の所得格差を示す指数である。政治、経済、社会活動に於ける女性の能力が生かされているかという指数である。福井県の女性就労率は日本一であり乍ら、このGEM(ジェンダー・エンパワーメント指数)では残念乍ら、これからである。しかしその萌芽はある。今回女性の国会議員が、小泉劇場の主役として当選した。また文学の分野では数多くの女流作家を輩出し続けている。あとに続く有能な女性が期待されている。

 当社では男女雇用均等法の成立以前より、女性優位の状態がずっと続いている。創業時よりパートさんの比率が高いこともあるが、男女比率は常に女性優位である。問題のGEMも非常に高く、大いに能力を発揮してくれている。産休制度が名実ともに整っていることと、それを受け入れる社内整備がいきわたり、社員の同意が得られているのが大きい。21世紀は女性の時代である。女性天皇も認められそうであるが、サービス業における女性の適性を考えると、これは当然なのかもしれない。

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スイスへの旅

12月9日
○スイスへの旅

 「夢のような」という表現がピッタリの街、それがスイスのルツェルンである。チューリッヒから車で約1時間たらず、ヨーロッパの王侯貴族が、幾世代に亘って、別荘地として訪れていた、小さな湖畔の町、ルツェルン。「木の橋」や「傷ついたライオン像」「ピラトス山」など話題にはことかかないが、日本を愛するピアニスト アシケナーゼの家が湖岸の斜面に建てられている。その庭には地下道を通っていく焼肉コーナーが作られていて、私の友人スピンドラー氏(元サッカー選手)が管理しているぜいたくな別荘である。そんな有名無名の世界中の富豪がヒッソリ別荘を建てている町である。

 元シーベルへグナーの日本法人のマネージャをしていたエルニ氏の紹介で、チバガイギのゼネラルマネージャを引退したストラウブ博士を社長に、スピンドラー氏を専務に、このルツェルンに本社を置いてミタニヨーロッパという現地法人を設立したのは1975年のことである。このルツェルンを拠点に、スピンドラー氏とエルニ氏と私と交互に全ヨーロッパ(自由圏)を歩いて、福井のメガネを売る仕事をはじめた。

 ヨーロッパはメガネの本場である。イギリスは古典的なメガネ、フランスはファッション、ドイツは堅牢なメガネ、イタリアはデザイナーブランド、それぞれ妍をきそっていた。フランスのシルモ展、ドイツのオプチカ展、イタリーのミラノ展と各地で毎年開かれる華やかな展覧会に出展を続けていた。日本からはHOYA社と私達だけの出展が多かった(時にニコンも)。ヨーロッパ各地の旅から帰る私を温かく迎えてくれるのは、ピラトス山であり、小さな湖岸のホテルであった。展示会で知りあったバイヤーやメーカー、そして小売チェーン店主らを尋ね歩く行商の旅である。そこですぐ気がついたのは、世界一のメガネ産地は、ドイツやフランスやイタリーではなく日本なのだ、福井なのだという事であった。勿論、台湾、韓国ではない。サバエ産地を世界に売り出す時期がきている。それは1975年のことであった。その頃から東京や福井で世界中のバイヤー(まだ日本人が中心)を相手とする日本眼鏡展が開かれるようになった。

 スイスは私の幼少の頃からのあこがれの国であった。永久平和を宣言し、それを世界が認めた唯一の国スイス。しかしそこは国民皆兵の国でもあった。各住居の地下室には核シェルターがあり、銃が置かれていた。自衛の国でもあった。

 ドイツ語圏、フランス語圏、イタリー語圏、古代ローマ語圏の4つの方言が日常使われている、不思議な国スイス。そしてそのすべてがスイスなまりの方言である。テレビのチャンネルをまわすと、このすべての言語のテレビ局を、スイスのどこからでも聞くことができる。その為スイス人は英語は勿論、ドイツ語、フランス語、イタリー語に堪能な人が多く、有能なビジネスマンとして全世界で活躍している。風景は正に絶景。一度訪れたら、私達日本人には忘れられない国となる。小さな国、小さな町スイスのルツェルン。

 私は妻にゆっくりとこのルツェルンで1ヶ月くらいを共に過すことを約束した。この約束を果せるのはいつの日だろうか。

 「約束は必ず実行する」。これが私の「有言実行」をモットーとする信念である。しかし、今しばらくの時が必要のようである。

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教育とは一体何なのだ

12月8日
教育とは一体何なのだ

 幼い少女が殺される事件がつづく。人間や動物の本能である「弱者をいじめる」という、一番悲しい本能が出てしまった事件である。老女を襲って強盗をするとか、老人をだまして振込サギをすることも、同じ部類である。通学路を変えるとか、父兄が学校へ送迎するとか、何の意味も何の効果もない事が、さも有効な解決方法のようにいわれている。事件の本質は治安と教育である。治安と教育の仕事がかつての光輝を失い、荒廃しつつあることを私は心配している。

 よこしまな欲望や本能をコントロールする為の道徳教育、人倫の道を教える情操教育を忘れてはならない。教育とは躾である。躾とは体罰をともなった愛のムチである。体罰を教師の暴走という偏った見方をする風潮は、誠に困ったことだ。私は軍隊帰りの恩師が、竹竿で友を折かんする姿を見た。私は母が泣き乍ら、私をせめて叱った姿を一生忘れない。私の母は和裁塾をしていた折、新入の生徒が同じあやまちを繰り返す時、ものさしで生徒のヒザをたたいたと聞く。ものさしを持つだけで生徒はピリピリしたという。

 同志社では、徳富蘇峰ら、熊本バンドの生徒をまきこんで、学内ストが起きた時、総長の新島襄は自からの不徳をせめて、「宣教師諸君ごめん」といって自からの杖で、自分の手を打ち続け、杖が折れるまでやめなかったという。新島記念館に「自責の杖」として永久保存されている。徳富蘇峰はこの事件により新島襄を生涯の師として、彼の死まで、常にその教えを受けた。
教育とは本来、愛情より発する体罰をともなうものだ。そこから身体に残る、心に残る躾が出来る。聖職である教師に自信を持っていただく為にも、教育の根幹に関する議論をもっともっと盛り上げていく必要がある。

 官公庁の職員を半減するという中長期的な議論があるが、私は議員も含めて余った職員を「教育」と「治安」に振り向けるのがよいと考えている。「教育」と「治安」は、日本の将来にとって最も大切なことだからだ。

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ものはとりよう、考えようで、どうにでもとれる

12月7日
○『ものはとりよう、考えようで、どうにでもとれる』

 「吉凶は、あざなえる縄の如し」ということわざ諺がある。吉と凶が次々とその姿を現わすということである。「吉と凶」を「黒と白」に置きかえてみるとよくわかる。黒のわらの束を左手に持ち、白いわらの束を右手に持って縄を作っていくと、出来上った縄は黒と白のまだら紋様になる。黒の次は白、その次は黒と、黒と白が交互に出てくる。「地獄と極楽」に置きかえてもよい。目の前におきている現象を見て「これは地獄だ」と思えば地獄、「いやこれは極楽なのだ」と思えば極楽。すべての物事は自分の見方、自分の考え方で、どうにでもとれる。吉事に浮かれず、凶事にひるまず、常に前向きに動けば、恐れるものは何もない。

 マッカッサーはかつて日本軍に攻撃され一時退く時に「アイシャルリターン」と言った。「転進」という言葉もある。決して敗退とか退去とはいわない。敗けいくさのしんがり軍は、殆んど全滅するといわれている。ところが、関ケ原で西軍であった島津軍は、敗色濃い中を「敵中突破」という強烈な作戦をとり、全員が一丸となって敵の中へ入り、まっすぐ突き進んで、そのまま全員が九州へ帰ったという。前へ出る勢いは強く、後へさがる時の勢いは、極端に弱くなる。

 積極的に前に出る時の私の心は、夏の炎暑のように熱く燃え上り、秋の青空のように澄んだ判断を下すことが出来る。ところがそれに反して、私がまよったり、弱気になって、退去しようとする時には、私の気持ちは萎え、不自然にも恐怖すら覚えて、判断力も鈍ってしまう。

 世の中ではいろんな事がおきる。予想できない事象が、不幸が、ある日突然、何の前ぶれもなく襲ってくることがある。その時が大事である。これを「さあ大変」と慌てふためいてはならない。「さあ待っていたぞ」と覚悟を決めて、この状況をブレークスルーする道、閉塞状態を敵中突破する方法を考えることだ。その時3つの方策を常に私は用意する。第1の策がうまくいかない時の為に、第2、第3の案を事前に用意しておく。この用意周到さが、私の心に安定感を与え、第1の策を自信を持って実行する事に、何のためらいもなく、全力投球することが出来る。

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株価が動き出している

12月6日
○『株価が動き出している』

 日本の株価が大きく動き出している。2年半前にバブル崩壊後の最安値7,607円(日経平均株価)からジリジリ上昇を続け、遂に11月末日には15,000円を瞬間的に達成し、ほぼ倍増となった。特に不動産株は4.3倍、造船・鉄鋼・その他金融が3倍、証券・銀行・保険も2.6〜2.8倍と大きく上昇している。反面電力・ガス・鉄道等は殆んど上昇相場の圏外にある。

 今回の上昇局面をリードしてきたのは、外国人の買いであるが、ここへ来て個人投資家の買いがふくらんでいる。東京の地下鉄や電車の中で若い男性が昨日20万儲けたなどの話をしている。テレビでも奥さん番組で株の話がとり上げられて、かなり盛り上がっている。かつては女性客が証券会社の店頭にあふれると相場は終りといわれたものだが、今回のデートレーダー達の資金量と回転数のものすごさは驚きである。仮に500万円の資金を100回回転させると、5億円の資金量と等しくなる。彼等はこれを殆んど毎日繰り返しているとのことである。かなりの利益を上げている筈なので、この新しい相場は、反転のきざしを見せぬまま、上昇を続けそうである。株価の上昇は、銀行の含み益を大きく押し上げると同時に、上場企業も同様の利益を享受しており、資金ポジションが上っていた上でのプラス作用は、先行に対する自信となってきている。設備投資も実需にのっとって拡大をはじめ、前年比115%は15年ぶりの高水準となっており、家計への影響も期待できそうである。

 日本経済は三つの過剰といわれた債務・雇用・設備のすべてを克服し、デフレを完全に脱け出した。いよいよ本命の個人消費の出番となってきた。新しい年の始まりである。2006年こそは本当に好景気を実感できることを期待したい。

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『ものの見方、考え方の違い』について

12月5日
○『ものの見方、考え方の違い』について

人が十人十色で顔かたちが違うように、ものを見る見方、或いはものを考える考え方も、その立場や環境によって大きく異ることを痛感している。
例えば私は油絵をかくことを趣味としている。殆んど描く暇はないが、りんごの絵をかいたことがあった。その絵を見ていろんな意見が出た。下手、上手、好き、嫌いはとも角、絵を見て連想をしたり、物語を感じてくれる感受性の強い人もいる。私は四つのりんごを自分の家族になぞらえて、その心境を写しとりたいと願ってかいたものである。
仕事においても一人の講演者の話を聞いて帰って、みんなでその件について議論をすると、先ず講演者の話の内容の受けとり方が、一人一人大きく異ることに驚かされる。ましてそれに対する意見などは正反対の場合が多い。聖徳太子は7人の人の話を同時に聞いて適確な解答をそれぞれにしたとのことであるが、そのような能力はよほど特異なものであろうか。
ともあれ、ものの見方、考え方は人によって大きく違うという事を胆に銘じて、しっかりと相手の言う事、言いたい事を把握し、適切に対処していかなければならない。
師走に入って思いがけない事が次々と起こってくる。来年こそ飛躍の年、発展の年と覚悟を決め、作戦を慎重に練っている今日この頃である。


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『時代の流れを見る三つの目』について

12月1日
○『時代の流れを見る三つの目』について

 世の中の動きはめまぐるしくて、その変化を正確に把えることは至難の技である。また見方によってはその動きが緩慢に見えて動いていないかのような錯覚におちいる。私は時代を見通す為に、「三つの目」を持つことにしている。

 その一つ目は時間軸にそって、物事をはかる見方である。自動車の保有台数を過去40年間遡ってみると、「くるま」ビジネスがいかに他と違うかが、一目瞭然である。過去40年間たった一度も前年を割り込んだ事はない。常に右肩上りの常勝軍である。この事実を知っている人は、日本でも世界でも少ないことと思う。長期的な視点に立つ人間だけが、この恐ろしい程の冷徹な現実の前に、謙虚になれるのである。車関連ビジネスである「駐車場ビジネス」に特化している私の会社の何よりの幸運である。

 二つ目は空間を広げて見る見方である。日本地図を広げたり、世界地図を広げたり、地球全体から考えたり、宇宙から考えるものの見方である。
三つ目は緻密な微視的な見方である。図面でいうと住宅地図であったり、間取り図であったり、詳細図である。

 二つ目の世界から「駐車場ビジネス」を考えて見ると、車の「生産」はまだ4分の1世紀は需要が増えつづけることと思われる。「生産基地」は中国やインド等への移設も一部想定され、動力源もガソリンから他への変化も予想されるものの、車の走行台数は増えつづけるであろう。

 三つ目の微視的な見方、考え方で「車ビジネス」を見ると、また全く違った姿が現れてくる。それはまた次の機会に譲ろう。今日は40年以上の超ロングセラーを続ける「車関連ビジネス」にかかわっている幸せをかみしめて、ゆっくりと眠りたい。

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