幸せは目の前にある

平成20年6月2日
幸せは目の前にある

 「ないものねだりをするなよ」とよく祖父に叱られた。友達の持っているものをほしがったからだ。兄弟喧嘩のもとは、相手の持っているものがほしいから起きる。人と人の間、国と国の間でも同様である。アメリカが産油国を攻めるのも、その根っこは「ないものねだり」である。相手の持っているものがほしいからである。すべての争いの源はここから生まれる。

 無一物無尽蔵という考え方がある。真理である。何一つ所有しないということはあらゆるものを所有することと同じである。日本の国家財政は明治維新以来二度破綻した。世界大恐慌の時と敗戦の時である。すべてを失って私達日本人はどうなったか。ドン底から這い上がったのである。世界大恐慌の後、列強といわれた西洋諸国に伍したのである。アジアではじめて先進国の仲間入りを果たした。敗戦の後も同じである。あっという間に世界のトップレベルに駆け上っていった。その間僅か30年である。

 すべてを失うことにより、見えてくるものがある。そしてそこから脱出する為の目標が出来、上る。それに向かって努力する。やれば何でも出来るのである。やるかやらないかそれは私達自身のやる気にかかっている。

 人はみな幸せになりたいと思っている。「幸せになりたい」というのは「幸せでない」ということになる。これはもっともっとほしいという餓鬼根性である。気がつけば、執着を捨てれば自分が幸せに包まれていることがわかる。幸せとは、幸福とは、幸福の青い鳥とはそんなものだ。目の前のもの、目の前の人、目の前の環境を最高と認めることから感謝が生まれる。感謝の日々を送っていると十日もしないうちに本当の幸せを手にすることになる。「幸せは目の前にある」というのは真理である。これを悟るのは凡人でも出来る。それを可能にしてくれるのは「感謝」である。「感謝」の一語に尽きる。

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投稿者: JSB 日時: 2008年06月02日 09:00

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