2012年05月のアーカイブ

ブータンで出あった人

5月31日
ブータンで出あった人
帰日の折、ブータンのパロ空港でバンコックへ帰る日本人のビジネスマンと知りあった。23才の時、日本をとび出してアメリカの西海岸で無一文からスタートし、その後東海岸でのビジネスを獲て、中国へわたったとのこと。その後タイのバンコック空港の近郊で工場を運営し、その後青島、大連にも工場を建設したとのこと。まことにエネルギッシュなビジネスマンで、本社工場をバンコックから徐々に青島や大連に比重を移すことを検討中とのことで、中国の将来に大きな可能性を感じていると明言されていた。ビジネスの中心は海外の工場で製造した製品を日本へ輸出しているが、将来のマーケットは日本だけとは思われない。いずれ日本へ帰り、日本中を旅して歩くのが夢だとのことで、今回は日本へ帰ったつもりでブータン旅行を楽しんだという。日本を旅する時には、まず幸福度日本一の福井県からスタートすることを約束してバンコック空港で別れた。好漢の活躍を念じ24時間眠らない広大なバンコック空港前のホテルでの仮眠に向った。

ブータン王国から帰って

5月30日
ブータン王国から帰って
8日間のブータンへの旅であったが、余韻がいまだに強く残っている。いや逆に日に日に強くなってくる。到着したその日は、空港のあるパロ市も、ホテルのあるティンプー市も標高2000mをこえる高地のため、空気が希薄で頭がふらついた。階段が多いので急いで上ると目まいがした程だ。2日目にはそれもウソのようによくなり、目に入るものがとても新鮮で感動につぐ感動の日々がはじまった。私が子供の頃のなつかしい光景が目の前にひろがっているのである。GNHを国の目標としているだけあって人々の表情は明るくにこやかである。人種的に日本人と非常に近いことがすぐわかる。つい日本語で話しかけたくなる人ばかりである。礼儀正しいことや、謙虚さが色濃く残っており、あちこちに仏教寺院や水車で動いているマニ車(経堂)がある。信仰心の厚さは、かつての私達の父母、祖父母の姿を思い起させてくれる。現在の私達の姿が恥かしい。そんな反省を感じさせてくれる旅であった。

酒蔵めぐりツアー

5月29日
酒蔵めぐりツアー
今回で第4回目となる地酒蔵を訪ねる旅である。たんせいこめて醸し出している蔵元の熱い思いをうかがって、おいしい地酒の試飲が出来る。今回はJR福井駅東口の観光バスターミナルを10時出発吉田金右衛門商店(雲の井)へ、そこで蔵元自慢の銘酒の数々を試飲することが出来る。そして足羽山の大久保茶屋での昼食も楽しみである。ここのおろしそば、でんがくは絶品。福井の選り抜きの地酒をのみ乍ら足羽山の春、人生の春を楽しんだ。その後田嶋酒造(福千歳)、常山酒造(常山)と福井市中心部の二蔵をまわって福井駅帰着4時。第4回目となる酒蔵ツアーは回をすすめるたびにファンが増加している。30名限度の人気ツアーである。貸切バス、試飲、昼食付で4,000円/人。

福井の経済

5月28日
福井の経済
「福井県はなぜ豊かなのか」というテーマで書かれた本が出版された。この問いに答えられる福井人は少い。この本はまさに目からウロコで、その答えがすぐわかる。福井の特徴は3世代同居が多く、女性も男性も働き者で、フルタイムの正規労働者が多い。ダブルインカム社会なのだ。そして大企業比率は0.6%と全国最下位近いが、福井県に本社がある上場企業は15社と地方県としては人口割で見るとトップである。社長輩出数は出身地人口1万人当り175人とこれも第1位、事業所数も592社と第1位である。歴史を遡ってみると福井は「ものづくりの国」であることがハツキリしてくる。今でもユニークな技術を築き上げて、国内シェアトップの企業が並んでいる。こんな中身の濃いすばらしい本が出た。著者は日本銀行福井事務所の松原淳一所長である。キラリ会の有力メンバーで毎月明るい声で、明るい話を聞かせてくれる貴重な友人である。

つり天井落下

5月24日
つり天井落下
原発より怖いつり天井かと思うが誰も指摘しない。3.11でつり天井の落下は約2000ケ所(毎日新聞調)で起きている。そして5人死亡し、72人が負傷している。被害は東北から関東地方に及び、ほとんどが公共施設で起きている。これは明らかに人災である。建築基準法で構造計算の必要性が決められていなかった為に、これ程大きな災害が発生した。国交省はあわてて対策を検討するとしているがこれ程対策が遅れるということは、行政の体質なのであろうか。死亡者はおろか負傷者が出ていない原発に対して定期点検後の再稼働に何一つ決断が出来ない政治も困ったものであるが、やるべき事が遅々として進まない国の行政も大問題である。政治も行政も、責任ある立場である。勇気を出して正しいと思う方向をさし示し、決断をすべき時である。

不安をあおる社会

5月25日
不安をあおる社会
老後の心配をする人が多い。年金がもらえなくなるかも知れないと心配するのだ。若者達は将来年金を受取れないのなら、厚生年金や国民年金に入らないという。私にいわせると両方共間違っている。日本の年金制度はよくない。抜本的な早急な見直しが必要ではあるが、老人達が老後の心配をしたり、若者達が何十年もの先のことを心配するのはどうかと思う。年金はもらう人を少くし、払う人をふやすことが求められる。その解決方法を見つければよろしい。その為に60才定年を65才定年にすることだ。更に70才、75才と延長すればよい。人間は本来死ぬまで働くことが道理である。老後は遊んで暮らすことを求めるなどは贅沢というより間違っている。払う人をふやす方法は、女性の社会進出を助けるシステムを整備することだ。そして若者達の正規の雇用を阻害する派遣会社を再改造する必要がある。就職を希望する若者に時給で対応したり、季節雇用で応じようとする現在の社会は間違っている。終身雇用の美風の復活を強く求めたい。せめて私の会社だけでもその美風を保ちつづけたいと念じている。

LNG輸入

5月23日
LNG輸入
第1次オイルショック(1973年)以来、日本は石油依存から脱却するため、菅民協力の下種々の対策を打ち懸命に努力してきた。そしてその結果が「LNG輸入」である。現在では世界最大の輸入国となった。特に2011年は震災と原発事故の為、輸入量は急上昇した。これを可能にしたのは、石油輸入国は多いが、LNG輸入国は少いからである。LNGを輸入するには、まず専用船が必要だ。そして港湾にはLNG専用のタンク群が必要である。火力発電所の中にも専用タンクがいる。日本と同じように石油よりもLNGでの発電量をふやす為には、それなりの事前の準備、投資が求められる。それを実行してきた日本の業界関係者の努力と先見性に、敬意を表したい。しかし休止中の原発の稼働は日本経済のコストダウンに資するだけではない。夜間電力を活用するエネルギー政策を推進する為には1日も早い再稼働が求められるのである。「あつものにこりてなますを吹く」ということわざがあるが、再稼働をちゅうちょしていてはなるまい。

今年は新酒の当り年

5月22日
今年は新酒の当り年
ワインには当り年がある。当り年のワインの価格は大きくはね上る。ところが日本酒の場合は公定価格のように、いつも同じ価格である。古酒の価格が、そのコストアップ分を上乗せする程度で、品質のよしあしはあまり価格に反映していない。果してそれでよいのかどうか。日本酒の将来のために問題提起をしておきたい。今年の日本酒(新酒)の品質はとてもよい。最高だ。なぜなら昨年とれた酒米の出来がよかった上に、今冬の気候が低温つづきで、醸造の課程がスムーズに進んだ。品質は抜群である。それを酒蔵も小売店もしっかりお客様に伝える努力をしなければなるまい。お客様が日本酒を見直す絶好のチャンス到来である。

マンションライフと虹

5月21日
マンションライフと虹
マンションに住んでみて、うれしい事、楽しい事が続く。ある小雨の降る日、ふと外を見ると、美しい虹がすぐ近くに見えるのだ。手のとどきそうな程近くに虹が出ている。戸建に住んでいると気づかないに違いない。日常生活の中に楽しい気づきが続くのがうれしい。ベランダの花壇の水やりもその一つ。日々花が咲くのが楽しみである。些事ではあるが、しみじみとした喜びを感じさせてくれる。

GDPランキングと国連

5月18日
GDPランキングと国連
GDPランキングを調べていて感じたことがある。十位以内に国連の常任理事国5ケ国が入っており、同時に第2次大戦の敗戦国3ケ国が入っていることだ。即ち戦勝国も敗戦国も全部ランクインしていることだ。例外は、ポルトガル領であったブラジルが6位、イギリスの準属領であったインドが10位となっている。そしてブリックスの5ケ国の内南アを除く4ケ国が入っている。しかもブラジルは近日中にフランスを抜いて5位に上り、インドはロシア、イタリアを抜いて8位に上ることが確実である。世界のパワーバランスは年々変化しているが国連の組織も早急に見直す必要がありそうだ。

南青山味わいの会2012

5月17日
南青山味わいの会2012
昨年の秋にひきつづき、今年の秋、南青山291で地酒を楽しむ「味わいの会」を開催することとした。酒造組合をはじめ県の観光営業部の期待に少しでも答えたいと覚悟を決めた。日本酒の低迷が続いていたが、いよいよ底を打って反転しそうである。輸出に力を入れている酒蔵が伸びている。それと同時に国内でも高級ブランドが人気を集めている。販売戦略さえ間違わなければ、新境地を切りひらくことが出来よう。今秋は9月16日(日)と17日(月)敬老の日の連休を利用して、それぞれ午前の部、午後の部と4つのグループにわけて福井の越前・若狭の地酒をたっぷり味わっていただく催としたい。酒のつまみも精ぞろいさせてお客様に喜んでもらえるよう工夫をこらしている。申込お問合せは東京南青山291又は日本システムバンク又は九頭龍地酒百蔵までどうぞ。純米酒、吟醸酒、幻の大吟醸を楽しんでいただく機会としたい。

GNPランキングとGNH

5月16日
GNPランキングとGNH
世界のGNPを調べてみた。2011年のランキングである。数字は概数でGNPでなく、GDPの表示で単位はアメリカ千億ドル。
アメリカ151.中国70.日本59.ドイツ36.フランス28.ブラジル25.イギリス25.イタリア22.ロシア19.インド19.これが世界の10位までの国々であるが、GNHのランキングに入る可能性のある国はあるのだろうか。残念なことにGNHの調査では北欧諸国を中心に中小の国々がランクインしており、国連を舞台にGNHを新しい指標にとり入れることを主張しつづけているブータン王国もベストテン入りしている。GNPは20世紀の目標であったが、21世紀は心の時代であり、世界が目指すべき目標はGNHが最適だと思う。日本も一日も早くこの新しい時代の潮流にのり国民全体の幸福をめざす国への脱皮をはかるべきである。日本人の、歴史、宗教、哲学、体質、思考方法などを考えると、日本のGNHのベストテン入りは案外早いのかも知れない。その為にブータン王国の人々との交流をはかり、お互いの幸福(ハッピネス)の度合いを高める努力をつづけていきたい。

博物館都市構想

5月15日
博物館都市構想
福井市中心街の活性化のために、街ぐるみ博物館構想を提案したい。福井にどんな博物館がふさわしいのか。それを考えている。例えば継体天皇(おほどの王)記念館、白川文字学記念館、フェニックス(戦災・震災・水害)記念館、明治維新記念館、福井近代文学館、福井鉄道記念館(敦賀のサテライト)、福井恐竜博物館(勝山のサテライト)、福井人絹取引所記念館、結城(松平)秀康記念館、大野屋記念館(大野サテライト)、越前和紙博物館(今立のサテライト)、越前焼博物館(越前サテライト)、一乗谷朝倉博物館(一乗谷サテライト)、芦原温泉街(芦原サテライト)、ブータンミュージアム、越前打刃物(越前サテライト)、若狭塗(小浜サテライト)、河和田塗(鯖江サテライト)、めがねミュージアム(鯖江サテライト)などなど。数え出せばキリがない程、日本一と呼べる宝物が福井県には一杯ある。前に列記したものだけで19の施設がある。それを順次中心街の空店舗を活用して博物館として開設しまちを活性化してはいかがであろうか。そう考えて「ブータンミュージアム」の開設を決意した。中心市街地の活性化のために人が喜んで集うところを創りたい。

ブータンミュージアム

5月14日
ブータンミュージアム
滋賀県長浜市の中心市街地活性化は町ぐるみ「博物館構想」でスタートした。何もなかった豊公園の中に豊臣秀吉の最初の城である「長浜城」を再建し「歴史博物館」とした。織田信長・斎藤道三の「楽市楽座」を長浜に作ろうと西武ストアを長浜に誘致し、「楽座」と名付けた複合店舗を建設。またかって銀行、教会などとして使われた黒壁の建物を改造し、黒壁ガラス館を建設し、周辺の商店街の店頭に絵画を並べ、ギャラリーを作り、まち全体を博物館の集合体としていった。「楽座」と名付けたのである。この構想を永年に亘り続けてきた長浜の町衆の情熱にはいつも感心させられている。福井の中心市街地にこの構想をあてはめてみたらと考え、長浜の黒壁ガラス館の展示会や長浜の有力店の展示会を福井で開いたり、長浜の黒壁館の構想を強力にリードした笹原司朗氏を福井へ招き、講演会を開催した。そして今ブータン王国の支援を受けて「ブータンミュージアム」を福井で開設し、中心市街地活性化と共に、福井県民が「幸福とは何か」を本当に理解するよすがとしたいと考えている。国際交流の時代である。福井の中堅企業もどんどん海外に進出し成果を上げつつある。この時にあたり、GNPでなく、GNH(国民総幸福度)を国家目標に掲げ、これを21世紀の世界の国々の目標にしようと提案するアジアの小国ブータン王国を日本人に福井県人に紹介したいと熱望している。

キラリ会

5月11日
キラリ会
キラリ会を設立して早や5年になる。地元にシティホテルがないというので当時最大のビジネスホテルの「ワシントンホテル」を支援して、改装を提案し、「ホテルフジタ福井」に格上げとなり、天皇、皇后両殿下をお迎えし名実共に立派なシティホテルとなった。中心市街地の核である「西武百貨店」の撤退が噂され、もしそうなると福井の中心街地は壊滅するとの危機感から、会員企業に働きかけて業績回復に協力し、一定の成果を上げつつある。JR福井駅前での再開発が105haの区域で認定され、早や10年になる。その間県や市の協力と地元各商店街の努力により、客足は戻りつつあるものの、核となるべき優良建築物は、3棟の分譲マンションが建設され、アオッサという第3セクターの複合ビルが建設されただけで最大の駅西再開発ビルは未だに着工されていない。駅舎の建設をはじめ、駅の東口、西口広場の建設、商店街のアーケード整備の一部は終わったが、商店街の活性化は今一つといった状態である。キラリ会のメンバーが集中しているこのエリアを更に魅力的なものにしていく為に更なる努力をつづけたい。それは海外と福井の関係をもう一度考え直すことと思われる。

国連常任理事国への道

5月10日
国連常任理事国への道
今から40年近く以前のことである。世界をまわっていた私は、どの国を訪れても、商社マンをはじめJETRO、大使館、エヤーカーゴ、損保会社、銀行の出先があり、日本人が生々と働いているのを見ることが出来た。当時のソビエトも中国も軍事予算に資力を使いすぎて、一般市民は貧しい生活を余儀なくされていた。しかし国連の常任理事国は、第2次大戦の戦勝国という名の下に拒否権という非常識な差別を有する5ケ国であった。そして現在もこの状態は変らない。常任理事国入りをめざす日本は、何の戦略も持たず再三チャンスを逃している。まずやるべきことは拒否権のはく奪である。こんな非民主的なことが堂々と国際社会で通っているのが間違っている。国連の経費の分担でも、IMFへの資金拠出比率でもODAの援助比率でもよいが、あらゆる公平な指数を加味したものと各国が持つ1票とを合算したもので、あらゆる問題を討論し、表決すべきであろう。日本は世界各国に約150の大使館を持っている。国連加盟国をすべてカバーしていないのは何故だろう。今回ブータン王国の国王夫妻が国賓として日本を訪問され、大きな感銘をお与え下さった。そのブータン王国に日本の大使館がないことに気がついた。駐インド大使が兼務しているのである。そんな国が沢山ある。中国はどんどん大使館を作り、日本より多くの国々と直接対話をくり返している。遅れてきた中国に大使館の数で追いこされている現状は何としても早急に改善してもらいたい。世界の国々に日本を理解してもらってこそ、常任理事国への道は開ける。やるべきことをやっていれば道はひとりでに開くのである。

世界の電力流通網

5月9日
世界の電力流通網
東京電力(東北、北海道電力を含む)は50サイクル(Hz)関西電力(中部、北陸、中国、四国、九州電力を含む)は60サイクルにわかれている。同じ国であり乍ら2つの周波数の違う電力を使っているのだ。今回の3.11の大災害で電力間の融通が要求されたが、残念乍ら現状は120万kwの能力しかない。全発電量の0.8%である。これでは融通能力が殆ど0に等しいということだ。これを2.5倍にする案が出てきたという事であるがそれが完成しても2%にすぎない。この傾向は各国では大きく異る。EUは全部同じ。南北アメリカも同じである。日本が50 Hzと60Hzの境界線になっており一番不幸な国ということだ。私は以前から世界全体をカバーする電力供給網を作ることを主張している。50 Hzの東京電力と60Hzの関西電力を統合する道は、世界全体を55 Hzに統一してお互いに供給しあうシステムを作ることだ。これを実現すると、電力の発電能力は、夜間の余剰電力をはじめ種々の合理化、節約が可能になり、同じ発電量で2倍以上の供給能力を確保できることになる。今後急増するであろうBRICSの電力需要をまかなうベストな提案である。この電力供給ネットワークは、国際連合のシステムそのものを変質させ、世界は一つの理想社会の実現即ち私達が真に希望する平和で継続可能な地球を創り出すことになるであろう。

高令者問題

5月8日
高令者問題
高令者の総人口に占める比率が毎年増えている。年金や医療費負担が増えるのはそのせいである。平均寿命は男80才、女86才で毎年少しづつ延びつつある。65才定年を迎えたとしても、男15年、女21年の長い期間蓄えたもので生活していかねばならない。この人生設計が個人の場合も十分出来ていないのと同様に、国の制度としても不備なものになってしまっている。世の中はどんどん変化しているが人間の対応が遅すぎる。老人の孤独死や、介護づかれで心中するケースなどコミュニティでの救護システムの構築を急がねばならない。孤独死の内、男の比率は80%ということだ。独居老人を温かく守る社会の到来を望みたい。

EVの非接触充電スタンド

5月7日
EVの非接触充電スタンド
コインパーキングや駐車場に車をとめている間に充電をする「echa」という充電システムを次々と開発し、特許申請をしている。更に非接触型の充電システムのニーズが高まるとの考えからこの方式の開発を行ってきたが、日産自動車から同じ考えでの新システムを世界で初めて実用化すると発表した。2014年の新型車発売にあわせて行うようであるが、開発競争は誠にシビアである。更に気を引締めて可能性に向けてチャレンジをつづけたい。

幸福とは

5月2日
幸福とは
若い頃は、幸福はある程度の財産を貯えることで、手に入ると思っていた。勿論金色夜叉のことは十分承知しての話である。しかし加令と共に、いろいろな経験を積み、財をなすことと幸福とは、あまり相関関係がないのに気がついた。財産がありすぎると、逆に幸福を手に入れるのが難しいのである。結論はまだ出ていないが、幸福とは「まわりの人々を幸福にすること」と思うようになってきた。この5年間ボランティア活動を積極的に行ってきて、なおその感を強くした。ロータリークラブの活動や地味なボランティア活動をつづけつつ、幸福の国、ブータン王国との交流をすすめたいと思っている。最近はあう人ごとに「ブータン」「ブータン」と連呼し、ヒマラヤの小国ブータン王国への関心を高めようと必死である。

誕生祝

5月1日
誕生祝
ある銀行から誕生祝をいただいた。後期高令者に対するお祝であろうか。年令問題がかまびすしい中で、思わず自分の年令を考えてしまった。私は生涯現役を心がけている。これは私の祖父母から両親そして親戚の誰もが、死の直前まで働いてきたのを見ているからである。幸せと喜びはどこから得られるのだろうか。それは毎日の生活の中にある。具体的には心と体のバランスを常によい状態に保つことから得られる。快食、快便、快活、快眠をつづけ乍ら、精神の高揚を求めるところにある。すばらしい人生を大切にしながら他人の為、まわりの人達の為に自分に出来ることを死の間際までやりつづけていきたい。