2012年09月のアーカイブ

日本ブータン幸福学会

9月28日
日本ブータン幸福学会
理想を追求しようとすると、まず身内を固める必要がある。日本ブータン幸福学会を設立しようと覚悟を決めた時、まず身内を説得にかかった。ブータンミュージアムの開設には賛成者が多かったのに対して、本学会の設立には反対意見が圧倒的に多かった。
反対の理由は、まず学者でもない者がなぜ学会開設にこだわるのか、またなぜお前なのか、そして幸福学会が継続して存続可能なのか、ブータンとの関係が濃密でなくて成立するのか等々であった。聞いてみると至極もっともな質問、疑問である。
十分反省材料を提供していただいた。そして出た結論はやはりやるという決意である。意志はますます強固になりつつある。なぜなら現在の世界情勢を見ればその理由がおのずとよくわかる。力のある者はやりたい放題、弱い者はいじめられ、殺されていく。力と力のぶつかりあいで、平和な生活を奪われている人が何と多いことか。このように地獄のような世界を変える為に、誰かが共通の意志や理想を持った者に呼びかけて行動を起す必要がある。まさにchangeである。福井県という一地方から、それも日本という非常任理事団の片田舎から、世界へ向けて発信しつづけるのは至難の技である。それを承知で声を上げていく。願わくば一人でも多くの理解者を得られるよう、そして共に立ち上がる人々の来らんことを念じている。

小浜の魅力

9月27日
小浜の魅力
小浜と奈良は姉妹都市である。奈良は大きいまちだ。京都は更に大きい。鎌倉はこじんまりとしたまちだ。小浜はもっとコンパクトだ。歩いてどこへでも行ける。行く先々で奈良より古い仏像や建物に出あえる。文化財260点が小さな海辺の都市に密集している。学生時代に古美術研究会に席をおいていた私にとって小浜は、京都、奈良、鎌倉以上に親しみを感じるまちだ。小浜はシルクロードの終点といわれている。そして大和朝廷以来小浜は海の幸、山の幸を料理する御食国(みけつくに)だった。
ふぐ、ぐじ、醤油干の小魚、小鯛のささ漬、さばのへしこ(ぬか漬)、くずまんじゅう、丁稚ようかんと名物も豊富である。
9月15日からはじまっている「てんはま行こか」というロングランの町ぐるみのイベントは「てんこもりおばま」の略称で10月28日まで行われている。アメリカのオバマ大統領を応援する勝手連は健在で、大統領再選時には小浜へ呼ぼうと熱が上りつつある。
八百比丘尼の伝統の本家で入定洞の前には、当時を偲ぶ椿の花が今も咲き誇っており、多くの善男善女を集めている。健康長寿時代の花形観光スポットになるかも知れない。近くの町並み保存地区と合わせて、私の大好きな場所でもある。

小浜の魅力

9月26日
小浜の魅力
若狭は、小浜藩酒井家が長く藩主をつとめた譜代の大名家で、歴代の当主は京都所司代になるケースが多かった。その関係で京都との縁が深く、「京は遠ても十八里、福井は遠い遠い二十四里」と、福井より京都、奈良との親近感を持つ人が多かった。東大寺二月堂のお水取りは有名だが、その十日前に、若狭の鵜の瀬から、二月堂の若狭井へ水を送る「お水送り」の行事が行われているのを知る人は少ない。
小浜は北前船のおかげで、早くから開けた港を持ち、まちは豊かで文化が花開き、美しい自然とあいまって魅力のある、しっとりとしたまちが残っている。
先日小浜市長松崎晃治氏から、小浜の魅力についてレクチャーを受けた。小浜では古寺、古仏が数多く完全な状態で残っており、京都や奈良が戦乱や火災で文化財が失われたのと異り、小さな城下町に、村人に大切に守られてきた260もの文化財がある。日本でも稀にみる魅力を秘めたまちである。
私は故郷長浜と言葉がよく似ており、親近感を持っている。年に何度か訪れるたびに、ホツトする癒しの時間を楽しんでいる。

世界経済

9月25日
世界経済
日経新聞の署名記事の「経済の戦に敗れ島々も」を読んだ。1995年から2010年への15年間のGDPの伸びと世界でのGDPのシェアを一覧表にした論評である。
       GDP伸長倍数  1995年シェア  2010年シェア
  日本     1倍      18% 9%
アメリカ   2        25       24
中国     8        3 10
ロシア    5        1       3
  韓国     2        2       2
全体     2       100      100
この表を見て、何を感じるか、これを、日本経済の低迷、影響力の低下と見る人が多いことだろう。日本経済の輸出入のデータを比べてみると、
              輸出      輸入  合計 億ドル
1990年    2870      2348  5218
2000年    4793 3797  8590
2008年 7864 2.7倍 7626 3.2倍  15490 3.0倍(対1990年比)
輸出入では可成り伸びていることがよくわかる。
更に1990年頃から、世界のボーダレス化が進み、日本から海外への進出が積極的にはかられ、日本の企業もグローバル化していった。日本の本国に直接関係なく、海外での取引が急速にふくらんだのである。その点でも配慮が必要であろう。
もっと大事なのは、グロスの数字の把握である。現在でも日本はアメリカの世界シェア
1/4に続いて、中国とほぼ同じグローバルテンの位置を確保しており、その実力は世界2・3位の高い地位にいる。決して経済戦争に破れたわけではないし、国土の島々をとられたわけではない。あまり枝葉末葉にとらわれすぎるのはいかがかと心配している。

1000万分の1のサイズの地球

9月24日
1000万分の1のサイズの地球
福井の駅前のビルで、キッズグローブという名の子供向の環境教育とデジタル地球大学という名の大人向のものをスタートしたのは6年前のことである。当時の福井県の山本副知事のテープカットでオープンし、最初の講師は竹村健一氏のご長男竹村真一氏にお願いした。目玉はアメリカのナサより提供してもらうデジタル情報や、世界各国の過去数百年のデータそして気候変動の気温の変化、未来のシュミレーションを目の前で表現してくれるシステムだ。毎月1回開催する講演会に、私は皆出席をして、多くの環境問題のヒントを知ることが出来た。
その一つが東北地区で発生する巨大津波情報である。これは明らかに予想可能なものであったが、指摘した科学者は少く、マスコミも何一つ報じなかった。
その二つ目は日本列島が黄金の国ジパングといわれたように、日本列島周辺には、金の大鉱脈があるということだ。これは未だ完全に証明されていないが、金の鉱脈が出来る課程を考えれば日本周辺の海底に眠る金の存在を容易に想像することが出来る。金鉱脈はマグマが地上に噴出する瞬間に組成される。その深度は僅か1km以内である。
レアーアースも世界各地に存在する。これも地球のなりたちから考えれば当然のことなのだ。
地球は太陽のまわりを回り、月は地球のまわりを回っている。デジタル地球儀を見続けていた私は、そこから多くのことを学んだ。世界は一つ運命共同体ということだ。

お燗

9月21日
お燗
日本酒はかっては燗をしてのんだ。私の父は熱燗が好きだった。私は常温の酒が飲みやすかったが、当時は燗をしてのむことが殆どだった。常温は神前でいただくお酒、結婚式の三々九度の酒、樽からのマス酒など限られていた。高級料亭などではぬる燗、上燗、熱燗など、区別してくれたが、人肌や日向などの言葉も教えられた。先日酒蔵の蔵元とおかみを囲む会でぬる燗を久々に飲んだ。感激した。そのぬる燗以外のお酒がすべて冷やしたものだったからだろうか。秋の明月を九頭竜川の鮎の塩焼と地酒のぬる燗でいただくことにしょう。ああ甘露甘露。幸せの一時である。

パート社員9割にアップ

9月20日
パート社員9割にアップ
日本の雇用が心配だ。スーパー業界の雄ヨーカ堂はかって日本のスーパー業界をダイエーと二分していた。パート社員の比率は当時から高かったが、2015年度を目標に現在社員約8600人を半分に減らすという。4300人の正規雇用がなくなることになる。かって私達は終身雇用制の上にあぐらをかいていた。それが今では若者のニートやフリーターの増加、パート社員、派遣社員の急増という雇用不安の中にいる。日本独特といわれた終身雇用は社会の安定に大きな効果があった。努力すれば報われるという安心感があった。
ヨーカ堂の人事戦略は、正社員を4300人減らし、パート社員を6800人増やして、サービス向上、販売力の強化をめざすという。減らされる側に立てば、これ程人間の能力や意欲を無視した話はない。そしてパート社員の急増やニート・フリーターの増加は年金制度を破壊するだけでなく、経済を低成長に追込み、社会不安を増大させてしまう。
経営者の英知と博愛精神を信じたい。人を人として扱う愛にあふれた経営を切望する。

日本の家電

9月19日
日本の家電
テレビを中心に日本の家電がここ数年の間に、韓国や台湾の家電メーカーに、追い抜かれ、3月末の決算で各社共大きな赤字を計上した。シャープは急激な株価の下落が経営を大きく揺さぶっている。単なる一企業の経営危機にとどまらず、その影響は日本経済全体に及びつつある。雇用問題である。パナソニックは世界全体で13,000人の社員を既に削減、ソニーは10,000人削減を発表、シャープも世界で5,000人国内で2,000人を減らすという。これは下請や孫請への発注を減らすことになり、それぞれ雇用不安が起きてしまう。
シャープの亀山工場が完成した時は「亀山モデル」ともてはやされて、賞賛をあびたのを忘れることは出来ない。栄枯盛衰というが、変化のスピードの早さに適確に対応することが大切だ。サムスンの低価格、中品質、韓国ウォン安、韓国政府と一心同体の世界販売体制など、日本勢が敗れた原因は明確である。そして最も大きな敗因は、日本メーカーの内向思考である。この5年間の日本政治の空白もその一つであるといえよう。

節電の次は節水

9月18日
節電の次は節水
首都圏の水ガメはカラに近づいているという。平成8年以来16年ぶりの渇水状態となった。首都圏の各地で取水制限がはじまっている。東北地方でも同じように水不足が深刻だ。果物や作物の出来にも大きなマイナスの影響が出ている。昨年春以来節電の要請により、企業も官公庁も家庭も節電に多くの知恵を絞り出した。電力会社の予想を上回る節電が実行され、昨年も今年も電力危機は回避できた。そこへ水不足が問題になってきた。節電の次は節水だ。世界的に見ると、水不足や電力不足の問題は日本では異状事態だが、外国ではひんぱんに起きている。日本ほど恵まれている国は世界では珍しいといわねばならない。今年の水不足も日本人の知恵とみんなの努力で乗り切っていきたいものである。

日本の家電

9月19日
日本の家電
テレビを中心に日本の家電がここ数年の間に、韓国や台湾の家電メーカーに、追い抜かれ、3月末の決算で各社共大きな赤字を計上した。シャープは急激な株価の下落が経営を大きく揺さぶっている。単なる一企業の経営危機にとどまらず、その影響は日本経済全体に及びつつある。雇用問題である。パナソニックは世界全体で13,000人の社員を既に削減、ソニーは10,000人削減を発表、シャープも世界で5,000人国内で2,000人を減らすという。これは下請や孫請への発注を減らすことになり、それぞれ雇用不安が起きてしまう。
シャープの亀山工場が完成した時は「亀山モデル」ともてはやされて、賞賛をあびたのを忘れることは出来ない。栄枯盛衰というが、変化のスピードの早さに適確に対応することが大切だ。サムスンの低価格、中品質、韓国ウォン安、韓国政府と一心同体の世界販売体制など、日本勢が敗れた原因は明確である。そして最も大きな敗因は、日本メーカーの内向思考である。この5年間の日本政治の空白もその一つであるといえよう。

節電の次は節水

9月18日
節電の次は節水
首都圏の水ガメはカラに近づいているという。平成8年以来16年ぶりの渇水状態となった。首都圏の各地で取水制限がはじまっている。東北地方でも同じように水不足が深刻だ。果物や作物の出来にも大きなマイナスの影響が出ている。昨年春以来節電の要請により、企業も官公庁も家庭も節電に多くの知恵を絞り出した。電力会社の予想を上回る節電が実行され、昨年も今年も電力危機は回避できた。そこへ水不足が問題になってきた。節電の次は節水だ。世界的に見ると、水不足や電力不足の問題は日本では異状事態だが、外国ではひんぱんに起きている。日本ほど恵まれている国は世界では珍しいといわねばならない。今年の水不足も日本人の知恵とみんなの努力で乗り切っていきたいものである。

日本酒の魅力

9月14日
日本酒の魅力
日本酒造組合中央会が発表した2011年度の日本酒の出荷量は、16年ぶりに前年を上回ったという。前年を1.2%上回った。長い間続いた減少傾向に歯止めがかかったのだろうか。今年の7月の出荷量は、前年比6%アップとなった。東日本大震災で東北の酒蔵が大打撃を受け、これを支援する活動が成功して、東北の酒蔵の出荷が大きくのびたとのことである。私は日本酒が「日本の宝」だとの信念を持っており、それを守る為の運動を、福井を中心に、約3年前に開始した。地酒を愛する会「五百万石大名会」の結成を呼びかけたり、酒蔵めぐりのバス旅行を企画した。そして結局、福井駅前に小売店舗を開設した。観光客へのPRを兼ねてJR福井駅構内と小松空港内に、福井県産の地酒36蔵の大看板を自前で掲げている。昨年に引続き、東京南青山291で、9月16日・17日の連休に「福井の酒とそばを楽しむ会」を開催する。日本酒の盡きない魅力、ワインやウイスキー、ビール等とは比較にならない深い味、伝統の成果をぜひ味わってほしいと願っている。

三世代同居

9月13日
三世代同居
福井県は三世代同居が多い。そして別居の場合も近くに住むケースが多い。孫の教育は、父母でなく、祖父母が受持つ。祖父母はまた祖父母に育てられた。即ち一世代25年とすると、約100年を遡っての知識と経験を共有することが出来るのが、三世代同居の最大のメリットである。そしてそこには死と生の折りなす連綿と続く家族の絆が、目に見える形で残されている。個人として、小単位で生活する不安、孤立する不安は全くない。福井県が幸福度日本一に輝いた最大の要因は、三世代同居の慣習とそれを求める厳しい自然環境、そしてそれを許す大きな家の存在である。米作りを中心とする兼業農家が多いことも影響を与えている。幸福は経済的な側面よりも精神面での安定が重要な鍵を握っている。家族の絆、三世代にわたる長い絆がもたらすもの、それが幸福だ。


ロンドンオリンピック

9月12日
ロンドンオリンピック
オリンピックがおわり。日本はメダル獲得数で、史上最高となった。合計38個のメダルだ。特に女性の活躍がきわだった。最近の日本はいろんな分析で、自信喪失のケースが目立っていたが、これを契機に、自信を回復してほしいものだ。元気な女性にひっぱられて、男性も発奮しようではないか。オリンピックでは、大きな感動をいただいた。選手と応援する人々が一心同体になって、強敵に挑戦する姿に勇気づけられた人は多い。
共に力を合わせて戦った団体競技手は、いくつものメダルを獲得できた。日本人はチームワークがよいとよくいわれるが、今回はそれを証明することが出来た。
残念という場面もいろいろあったが、日本女性の強さとチームワークのよさが目立つ大会となった。史上最高のオリンピツクを共に祝いたい。

友情

9月11日
友情
男は、喧嘩したり、言い争った後、急に親しくなることが多い。男の友情の特徴であろうか。私の会社は創業16年を過ぎたが、私の同級生が社外監査役を勤めてくれている。竹馬の友だ。多い時には、竹馬の友の総勢5人が役員を勤めてくれた。おそらく他に類を見ないと思う。それは私が59才で創業したことが理由の一つである。みなが心配して、集まってくれたのだ。今は安定してきたので、私を含めて3人が残り、あとの2人は相談役となっている。有難いことと日々感謝している。男の友情は無口でも意志は通じる。何もいわなくてもわかる。
イジメの問題が嘩しいが、男は仲間の中で切磋琢磨して強くなっていく。過保護になりすぎたり、ブレーキをかけすぎたりすると男性が男性らしく育たない。男は強そうに見えるが、実は弱い人間が多い。男性の自殺者は、女性の倍以上なのだ。男を男らしく育てているには群させることが重要だ。先生をせめすぎると、今度は先生の腰がひけてしまう。自責の心を持たず、何事も他人のせいにする現代の風潮は誠に困ったことだ。先生は先生らしく、親は親らしく、まわりの人々も協力して責任ある行動をとり、大切な子供達を育てようではないか。

桜守

9月10日
桜守
桜は日本人が最も好む花木である。だが桜のことをよく知っている人は案外少ない。桜は祖先はヒマラヤ桜である。桜は数多くの種類があるが、ソメイヨシノが全国で最もポピュラーである。一番早く成長するので、花を見るまでそんな年数はいらない。欠点は寿命が短かいこと。花の風情がどの木も同じなので、プロは好まない。名木といわれる桜は男性的な太い幹の山桜か、しだれる彼岸桜が名木として有名だ。ソメイヨシノは殆んどない。でも私は好きだ。ソメイヨシノは並木として植えられたり記念樹として植えられたりしたので、群生しているので一斉に開花すると見事だ。私は毎年桜を植えることにしているが、ソメイヨシノも多く含まれている。桜は嫌地性があり、同じ種類の桜が何代も続くことは出来ない。同じ種類の桜の子供を同じ場所に育てるには土をすべて入れ替えなければならない。実生の桜はヤマザクラ、ヒガンザクラ、大島桜の三種類だけで、あとの桜はみな接木で育てる。接木は私にはムリだが、名人は日に数百本の接木を夫婦でするという。実生の桜は、嫌地性のせいで、鳥に種を他の所へ運んでもらう必要がある。鳥は虫をたべて生きている。木の実だけでは十分ではないので、虫が必要だ。即ち実生の桜は鳥や虫の力を借りて移動して歩くのだ。数百年をかけて移動して歩く。植物は動けないと思っていると間違ってしまう。桜は千年単位で見てみると、大移動しつづけているのだ。全国各地に桜の愛好家が多い。桜を愛でるだけでなく、桜の命を守る桜守と呼ばれる方々だ。桜は弱い。雪や風に弱い。折れたり切ったりすると、そこから腐りはじめる。直ちに手当が必要だ。適切な手当でないと命とりになる。だから見守ってくれる桜守が求められている。桜は花が散った時から、ほゞ一年近くをかけて、次の年の花芽の準備をはじめる。だから夏の気候が不順だと来年の桜が心配だ。今年の夏の猛暑を、私の桜達はどう乗り切っていくのか。桜を通して地球を心配している。

うれしいこと

9月7日
うれしいこと
仕事がうまく進まない時がある。努力しているつもりだが何故かうまくいかない。打つ手打つ手がダメになる。そんな時がある。
そこでチェンジだ。自分で自分の心のスイッチを切りかえるのだ。変化を待つのでなく、自分の意志で、自分の心の状態を切りかえる。そうすると新しい天地が目の前に広がってくる。必ずそこにはうれしいことが待っている。今迄どんなに努力してもうまくいかなかった状態を脱して、うれしいことがおきる。天の配剤であろうか。負のスパイラルにおちこみそうな時、私はいつも自分で自分の心のスイッチを切りかえる。今日もまた、うれしいことが起きることを信じている。

第55回キラリ会

9月6日
第55回キラリ会
5年間続いているキラリ会(県外出身者で福井で活躍中のオピニオンリーダーの会)のスピーカーに、久しぶりに学者を招いて開催。テーマは「ブータン王国と福井県の幸福について」福井大学教育地域科学部の月原敏博教授にお願いした。先生は1985年ブータンのマサコン(マサガン峰)初登頂者の1人で、ブータン研究者としても有名。私が理事長を勤めるNPOの副理事長をお願いしている。ブータンのGNH(国民総幸福)は、1976年第4代国王が提言。しかし国際的に注目され出したのは1990年代半ばよりとなり、王立ブータン研究所が設立されて、内容が充実していった。ブータンミュージアムを福井県に開設する意味は、ブータン王国が福井県と非常に良く似たところがある反面、国民のほとんどが幸福を実感している理由をよく考えてみたいからである。経済的に豊かになっていくと逆に幸福を実感しづらくなっていく。その理由を考えたい。小さな国や福井県のような地方から、幸福や平和優先の思想を内外に発信し、不条理な大国支配の世界を変えていきたいと念じている。

チケット販売スタート

9月5日
チケット販売スタート
例年東京南青山で行う秋の地酒祭が近付いてきた。8月25日そのチケット販売が福井県のアンテナショップではじまった。2日間で500人近くの日本酒愛好家が集う。今年の趣好は「越前おろしそば」と「へしこ」を酒の肴に選んだ。へしこ博士の小坂康之さんときき酒師の友田晶子さんの講釈を交えて、福井県産自慢の銘酒の数々を楽しむことが出来る。ブース出展は十蔵。その他に特別出品もある。2日間にわたって、各2時間づつ、4回のステージで楽しむことが出来る設定とした。チケットは南青山291(福井県アンテナショップ)と九頭龍地酒百蔵と各蔵元で販売を開始した。

五百万石大名会

9月4日
五百万石大名会
加賀百万石の前田家の向うをはるわけではないが、五百万石大名会をはじめて早や2年が経過する。福井県産の酒造好適米の五百万石にちなんで、福井のすばらしい地酒を内外に宣伝する為に、オピニオンリーダーにお願いして作った会である。会長は前知事、ロータリークラブパストガバナーの栗田幸雄様である。今度の例会場は福井の料亭の雄浜町の開花亭で開く。酒蔵は吉田酒造白龍。蔵元とおかみが、200年以上の長い歴史と伝統を維持し、発展をつづける酒談義を期待したい。貴釀酒と銘打った昨年新しく誕生した銘酒で乾杯できることと思う。生貯という300ml入の小瓶が私の愛用の夏の定番の地酒である。

太子党

9月3日
太子党
中国のトップを占めているのは、かっての大物の子弟達が多い。これを太子党と呼んでいる。太子党は中国だけの現象ではない。伸び盛りの国々でも同様である。日本でも政治・行政面で太子党が非常に多い。太子党は人々にある程度の安心感を与える要素がある。またその人を取りまく利権の継承にもつながっており、油断すると腐敗につながってしまう危険がある。日本では検察を含む司法の独立性や権威が弱く、行政をチェックする監査委員の数が不足しており問題である。オンブズマン制度が少しづつ機能しだしているのは心強い。私達は人物本位で政治家や行政のトップを選ぶ見識を持つ必要がある。
親の七光りに目がくらんでしまっては、最良の人物を選ぶことが不可能になってしまう。心しなければならない。