2013年02月のアーカイブ

電力のコストダウン

2月28日
電力のコストダウン
電力需給のバランスが原発の長期停止によって崩れつつある。電力会社は供給責任を果すため、天然ガスの輸入を増し、コストアップの原因となっている。日本は不用意な原発停止により、日本経済の危機を自ら作り出してしまったのだ。日本が奇跡の成長をとげたのは、安い中近東の原油を欧米の石油マフィアを通さず、日本へ輸入した勇気ある先輩達のおかげであった。その後世界初の巨大な石油タンカーの建造を行い、着々とコスト引下げの施策を打っていった。日本が世界に冠たる経済大国になった原因である。先輩達はエネルギーのコストダウンに懸命の、努力を続けてくれたことを、私達は忘れてはならない。

創部百周年

2月26日
創部百周年
同志社英学校が明治8年創立され、明治45年に同志社大学と改称された。新島襄の命がけの全世界の行脚の募金活動と啓蒙運動が、その死後報われたのである。その直後の大正3年私達の同志社大学絵画部(現クラマ画会)が誕生した。時あたかも梅原龍三郎・有馬生馬が文展を脱会、二科展を設立した年である。クラマ画会に入会した当時は、先輩に二科や新制作に作品を出している方が多く、同時にアバンギャルド的な新画風も時流に乗っていた。純粋抽象画がよいとか、実存主義がよいとか、学生同志の激論でもり上っていた。私はクラマ画会とSCA(スチューデント、クリスチャン、アソシェーション)に入部し、経済学のゼミ「マックスウェーバー研究」とキリスト教研究、油絵の研鑽という全く異質のサークルの中で多くの生涯の友を得た。
その油絵のクラマ画会が、今年数え年で百周年を迎えるという。卒業して50数年が経過し、案内状をもらって、感無量のものがある。百周年の記念展を京都で開くので出品依頼があり、久しぶりに絵筆をにぎることにした。小品をというので、15号(私にとっては決して小品ではない)の油絵をかく。ブータン王国にちなんだ作品になればと今、想を練っている。

2050年の福井城跡公園

2月24日
2050年の福井城跡公園
県都福井市の中心部の未来設計図がおぼろ気ながら描かれた計画が、先日発表された。2050年までに完成させるという福井城跡公園である。県庁も県会議事堂も県警本部もすべて外部へ移転し、旧福井城周辺は城跡公園として再開発しょうとするもので、これに反対する意見は少いと予想される。観光客の十人が十人「なぜ県庁がここちにあるの?」と不審がられている。
県庁等の移転については、どこへ移転するかで種々と問題が出てきそうである。私は2050年には110才をかるく超えてしまう。2050年を見ることは不可能だが、それを想像することは出来る。37年先のことである。よく考えてみると、そんな先まで待つ必要があるのだろうか。実行できることからどんどん手掛けていけばよい。地下の文化遺産を掘り出し、それを復元し、それを天下にPRすればよい、金沢城跡公園を見学に行けばそれが可能だとすぐ気付く。まわりの空地や空家の活用も併せて検討してほしい。3年もたてば見違えるようなすばらしい中心地が出来る。10年もたてば、旧福井城の天守閣が数百年ぶりに英姿をよみがえらせることが出来る。夢を見ることで実現の可能性が高まる。大いに夢を拡げていって、新しい福井のまちをみんなで創り上げていこうではないか。

八重の桜

2月23日
八重の桜
NHKの大河ドラマ「八重の桜」がはじまっている。会津藩主松平容保が京都守護職に任命されて悲劇の幕が切って落された。孝明天皇に最も信頼され、公武合体を福井藩主松平春嶽等とすすめていたが、孝明天皇のご逝去により、動乱の中に巻きこまれていった。会津藩朝敵の汚名である。明治維新の歴史をもう一度正しく認識しなおす必要がある。朝敵と決めつけた薩長の誤りを正すべきだと私は信じている。福井藩も明治2年の政変で明治維新の功労者から、はづされてしまっている。新しい「明治維新」をもう一度考え直す必要がある。
とに角、新島八重がドラマで活躍をはじめた。動乱のまっただ中を会津魂を胸に生きていく八重の姿は頼もしい。「勇気を持ち、未来を信じ、どんな苦境にあっても諦めない」という八重の姿に、私は人間の理想像を見る思いがする。アメリカ帰りの新島襄と結婚後、兄山本覚馬と共に夫の夢である「同志社大学をつくる」ことに延身した。京都という日本の中心地にあって、旧弊に対抗し、反キリスト教に抵抗し、西洋文化の流入の先頭に立つ八重の姿は美しい。日本初の篤志看護婦として日本赤十字社の創立の時代に活躍し事や、茶道の裏千家の発展にも大きく貢献したことなど、思いがけない発見に驚いた。早速「淡交」の1月号を購入し、そのすばらしい足跡をたどった。ますます新島八重の魅力にせまることが出来た。

2年後の春

2月22日
2年後の春
長野新幹線の延長、北陸新幹線が金沢駅まで延伸されている。その竣工が2015年の春である。2年後である。福井から丹南、敦賀までは更に遅い竣工となる。私がいつも主張しているように、道路や鉄道は完成してこそはじめて大きな経済効果が出るのだ。途中まででは投資効果が極端に悪くなる。敦賀まで早期に完成し、米原へのアクセス、京都へのアクセス、そして最終には新大阪へのアクセスが出来上ることを期待したい。
福田一衆議院議長がご生前に「野坂君新幹線は私が生きている内は絶対にこないよ」といっておられたのを昨日のように思い出す。あれから20年が過ぎようとしている。愚痴ばかりいっていても駄目だと自分にいい聞かせてはいるが本当に残念だ。せめて金沢駅まで来たお客に、福井まで足を運ばせる妙案を真剣に考える毎日である。

お祭り

2月21日
お祭り
幸福学会という新しい学際学会を、福井という地方から発信しようと考えている。その理由は、GNHを標榜するブータン王国に魅せられたことと、福井県が幸福度日本一の評価を得たことである。その前に私達の会社の社訓に、それをうたっていることがある。他者の幸福を願って仕事をすることを私達はめざしているのだ。ブータン王国は人口70万余りの小さな国であるが、各地に多くの地方色豊かなお祭りがある。主なお祭りだけでも24ケ所もある。日程は占星術によって決められるので変更になる事もあるが、主として9月と11月に数多く催される。5月と8月と12月はない。ブムタンでのお祭りが最も多く年8回もある。全国の祭の3分の1がブムタンで開かれるのである。かって文化の中心であったことの証左である。日本人もお祭り大好きという人が多い。日銀の福井事務所の前所長松原さんは任期中に福井県下のお祭りを研究された。福井の各地に残る伝統ある祭りを取材してくれた。お祭りは人を陽気にする。一体感をつくり出してくれる。身体を使い、大声を出したり、拍子や笛、カネ太鼓などでにぎやかにはやすので、ついつい身体が動き心が浮き立つ。お祭りは人を幸福にするのである。祭りが盛んなところ、音曲が生活に密着しているところには人を幸福にする何かがあるのは間違いない。

世界の大金持

2月19日
世界の大金持
ミリオネアといわれた大富豪がかってアメリカにいた。現在では世界中に2864万人のミリオネアがいる。「ミリオネア」とは100万米ドル以上の純資産を持っている人をいう。日本人の2012年のミリオネアは約358万人。世界中のミリオネアの内の日本人の比率は12.5%だ。アメリカの38.5%に次いで世界第2位となっている。3位はフランスの8%、4位はイギリス5.5%、以下ドイツ、イタリアとつづく。中国は3.4%で第7位である。韓国は0.7%の第17位。日本人は自信喪失している者が多いけれど、人口割でいくとアメリカと日本の差はあまりない。日本は世界有数のお金持ちの国である。日本の個人金融資産は1500兆円という莫大な金額となっている。そして毎年どんどん増加しつづけている。株式市場が活気を取戻しつつある現在を考えるとまたまた増加することと思われる。政治も行政も企業も、この世界一の個人資産を流動化させる道を見つけなければならない。高齢者が死蔵する資産を有効に使ってもらうことが急がれる。そうすれば景気はすぐによくなり、公共の負債は、順調に減少に向うであろう。

金は天下のまわりもの

2月17日
金は天下のまわりもの
「死蔵するな」と小さい頃からよくいわれてきた。金銭哲学である。近江商人の家訓に「仕末する」という言葉がある。これは「無駄使いをするな」との意味で、「死蔵するな」の反対語のように思えるが、実は同じ意味である。お金は「生かして使え」という意味で、「死蔵してもダメ」「ムダ使いもダメ」なのである。お金を生かして使うということは簡単ではない。一番よい使い道を常に考えている必要があるからだ。
「仕末は始末に通ず」即ち「けじめとおわり」が大切なのである。「入るを量りて、出るを制す」とも同意語であり、金銭の出入りはまず収入の多寡を勘案した上で、支出の用途を吟味せよということになる。いづれにせよ、金銭は大切なものであり、これをスムーズに流用させることに意義がある。日本銀行の発行する紙幣がまた日銀の金庫に戻るような現状ではいくら金融緩和といっても景気はよくならない。購買意欲を高める努力、投資意欲を高める努力が必要だ。株価や地価の上昇は景気回復にとって最も重要なポイントである。円安も製造業輸出関連のビジネスにとって何よりの朗報となった。

CO2問題

2月16日
CO2問題
建築士の友人から電話をもらった。CO2の増加が心配で相談に来たいという。早速データを捜して見て、その変化の激しさに驚いた。約20年前の世界の1990年のCO2排出量は約210億t、それが20年後の現在で約290億tとなっている。4割近く増えている。そして国別の排出量を調べてみて驚いた。中国が世界一のCO2排出国になっている。しかも全世界のCO2排出量の4分の1近くになっている。
   中国 11.0%→24% ロシア10%→5%
アメリカ23% →18%    日本 5%→4%
EU 19% →12%     その他29%→31%
インド 3% →6%
インドも増えているが、中国の4分の1に過ぎない。最近の中国の各地で、環境汚染が問題になっている。特に都市部や工場地帯での空気の異臭、視界の悪さは異常である。直ちに環境対策に乗り出し、美しい地球を守る運動の先頭に立ってもらいたいものだ。

森林

2月15日
森林
日本の森林は国土の約2/3である。福井県は70%を超えている。幸福の国といわれるブータン王国も70%を超えて、森の中の生活を楽しんでいるように見える。森林は水を保つので水源涵養能力がある。そして大気の浄化能力が、海洋と同様非常に強い。更に土砂流出を防ぐ力を持っており、私達の生活を根底から支えてくれている有難い存在だ。ところが世界的な森林伐採がすすみ、それが原因で温暖化ガス排出量が増えてしまっているという。増加分の約2割が森林の減少による浄化能力の劣化だとのこと。日本の森林は逆に成長を続けている。年間約1億㎥づつ増加している(林野庁発表)。しかし私達が外材を輸入することにより、外国での森林が激減しているのだ。森林は重要な資源である。しかも再生可能な資源である。世界的な視野で林業の活性化をはかる必要がある。それと同時に高齢化に悩む日本の林業にも、もっともっと光を当る必要を痛感している。森林は私達に活力を与え、癒しを与えてくれると同時に、地球上に住むすべての生命の生命維持装置であることを忘れてはならぬ。

ブータンミュージアム便り

2月14日
ブータンミュージアム便り
カタログを作れ、HPを作れ、ブータンミュージアム便りを作れと入館者の方々からうれしいご提案を毎日いただいている。予算が乏しくすべての要望にはお応えできないが、まずカタログらしき会員募集のパンフを完成。続いてメンバーの手作りのホームページを立ち上げた。次は定期的な発行の必要な会報の制作が残っている。本を発行したらとか写真集を発行しようよとのお誘いもある。一つ一つやり遂げていきたい。完全を期していたら何も出来ない。まず実行しようを相言葉に、半歩づつ歩き出す毎日である。

ブータンミュージアムの卓話

2月10日
ブータンミュージアムの卓話
ロータリークラブは毎週1回の定例会を開き、そこで卓話を行う。講師はほとんどクラブの外部から招くことが多い。今回福井あじさいRCから卓話の講師に招かれた。日本で唯一のブータンミュージアムを紹介するには余りに短かい時間ではあったが、無事につとめを果すことが出来た。ブータン王国は立憲君主制の国であり、仏教国である。GNHというユニークな国是を掲げており、今世界の注目を集めている。周辺国と数々のトラブルを起している中国(チベット自治区)とインドに面した小国である。武力でも経済力でもかなわない。月とスッポンである。しかしブータン国民は幸福を謳歌している。なぜなんだ。そこにブータンミュージアム開設の秘密がある。一度来館し「幸福とは」について再考する時間を持つことをおすすめしたい。小さなミュージアムであり、手作りのミュージアムであるが来館者は遠方から来られる方が多い。当然滞館時間は長くなる。私も遠方からの方々には、出来る丈直接お相手させていただいている。それが私のミッションであり、喜びである。

渋沢栄一翁

2月9日
渋沢栄一翁
公益財団法人渋沢栄一記念財団から毎月発行されている「青渕」という月刊誌がある。その編集局から「ブータンへの旅」という題名の寄稿文を依頼された。たまたま同名の小文を書こうと考えて準備を始めていたので、引受けることにした。既刊誌をとりよせて中身を見せていただいて驚いた。理事長渋沢雅英様をはじめ、執筆者の方々の専門性と識見と比較すると、私の文章が散文的に過ぎる。早速書き直し、写真2葉を選んで送る準備が終ったところだ。渋沢栄一氏は徳川慶喜公の身近にあり、福井藩主松平春嶽公とも深いかかわりがあり、幕末から明治にかけて陰に陽に大活躍をされた経済人である。今年は徳川慶喜公没後100年になる。この機会に寄稿を依頼され感無量といわざるを得ない。

2月8日

2月8日
太平洋ベルト地帯の安全性
南海トラフ沿いに発生が予想されている巨大地震とそれによる大津波の被害を避けるため、工場や重要施設の避難の検討がはじまった。海岸線から遠い奥地への移動や、高台への移設の計画についてである。更に心配する必要があるのが高速道路や新幹線である。そこで思い切って、日本海側国土軸の建設と新しい用地の提供である。日本海側は土地も十分余裕があり地代も安く、エネルギーの供給余力も十分あり、優秀で安価な労働力の提供も出来る。新国土軸への投資は太平洋側の補修や改修時のリスク回避にもなり、正に一石二鳥である。災い転じて福となるの言葉通り、変化をチャンスと把え、果敢に挑戦する必要がある。

大局観

2月7日
大局観
囲碁の世界で特に重視されるのが、盤上での全体の状況の把握である。これを大局観という。明治維新の前夜イギリス、フランス、ロシア、アメリカ、スペイン、ポルトガル、オランダ等がアジアを植民地化しつつアジア全域を植民地化し、清や日本をターゲットとして侵略の勢いを増していた。その時福井藩の橋本左内、横井小楠が世界のすう勢を正しく把握し、日本を破滅から救ったといっても過言ではない。私が主張する「明治維新」を完成させたのは福井藩を中心とする佐幕派だったという理論の根拠である。大局観を持つことで行動は正しくなる。キモに銘じておく必要がある。現今の混乱した情勢の中で、私達に求められるのはこの大局観を持つということだ。

株価上昇

2月5日
株価上昇
日経平均が12週連続で上昇中である。アベノミクスによるものといわれているが、12週連続での上昇は岩戸景気以来の大事件である。54年ぶりの上昇相場である。54年前とは私が大学を出て就職をした年である。買っているのは外資と個人投資家といわれているが、「マネーの供給量をふやす」と政府も日銀も足並みを揃えている。2%のインフレターゲットを決めたことによりインフレを期待して、物価は上昇に転ずることと思われる。マネーの流入先は株式と不動産に向うであろう。東証で1部上場企業の時価総額は320兆円を突破した。参議院議員選挙までは上昇するという意見もあるが、政府と日銀の合意によると、2014年1月から更に「資産買入れ等基金」の積増しが、無期限に継続して行われるとのことである。千載一遇のチャンス到来と考えることも十分可能である。

岡倉天心

2月3日
岡倉天心
岡倉天心の生誕150周年、没後100年の節目の年を迎えた。天心はボストン美術館の東洋美術部門の顧問として活躍し、日本の美術史上に光り輝く功績を残してくれた。横浜の地で英語を学び、漢籍を学び、東京大学開校(1877年)と時を同じくして入学した。当時の東大の授業はすべて英語で行われ、教師はすべてお雇い外国人だったので、天心はしばしば通訳をたのまれたとのこと。1878年アメリカよりフェノロサが来日、東大教師となり、生涯を決めた出会いとなった。東京芸術学校(後の東京芸大)の学長をつとめ、日本美術院を開設するなど大きな足跡を残している。その岡倉天心が英文による「茶の本」を出版したのは1906年である。茶の湯は日本文化の粋といってもいい過ぎではない。独特の建築、庭園、書道、華道、香道、日本画(南画も含む)、伝統工芸の数々を網羅し、日本食、菓子類を含めて一大系統をなすものである。このことに天心は気付き、西洋の科学、芸術に流されることのないよう「茶の本」に、インドに興り、シルクロードを通って大陸半島を渡り日本に至った「茶」について語っている。それは東洋美術が、西洋に負けるどころか数段上だといいたかったものと思う。フェノロサに心酔した天心は、二人の共通認識の上に「茶道」の完成を心から喜んでいる。岡倉天心の節目の年を迎えて英文の「茶の本」をブータン王国に送って、日本文化理解を深めてもらいたいと考えている。

アベノミクスの快進撃

2月2日
アベノミクスの快進撃
アベノミクスがもてはやされている。安倍首相の歯切れのよい政策が次々と打ち出され、それが株の上昇をもたらし、円安がすすみ、日本経済の先行きに希望が見えてきた。早速日銀の福井事務所の中嶋所長をロータリークラブの卓話に招き、前週の日銀の総裁のインフレターゲット2%の目標設定や、政府との緊密な連絡をとり乍らの超金融緩和策などについてのホットな解説を開いた。今のところ、全く文句のつけようがない程、順調にいっていると私は思う。日銀の独立性の危機をいう人がいるが、そもそも経済の安定的発展の役割りを担っているのが政府であり、日銀である。経済の安定なくして日銀の独立性など何の意義もない。大胆で有効な財政出動も同時に期待しているところである。

緑の回廊づくり

2月1日
緑の回廊づくり
福井市の中心部の地図を開いてみると、緑のところは、足羽三山と左内公園、県庁のお堀とそれに続く中央公園、小さな錦公園、お泉水だけだ。東京23区と比較しても、恥かしい程少い。戦争で荒廃した国土の再建のために植樹祭が行われるようになって60年をこえた。昭和天皇の平和への祈りと、都市再生、国土復興への強靭なご遺志を感じて深い感動を覚えるのは私だけであろうか。
福井市の街路樹、そして各町内会にあるポケットパークは私達に憩いをもたらす宝ものだ。各町内にある空地を活用して、そこに花壇を作ったり、木を植えると面白い。真珠の首飾りのように、空地と空地が緑化され、街路樹がその緑地をつなぐ並木道で結ばれていく。考えただけでも面白い。空地で成功したら、次は空家を考えていきたい。夢は無限である。

緑の回廊づくり

2月1日
緑の回廊づくり
福井市の中心部の地図を開いてみると、緑のところは、足羽三山と左内公園、県庁のお堀とそれに続く中央公園、小さな錦公園、お泉水だけだ。東京23区と比較しても、恥かしい程少い。戦争で荒廃した国土の再建のために植樹祭が行われるようになって60年をこえた。昭和天皇の平和への祈りと、都市再生、国土復興への強靭なご遺志を感じて深い感動を覚えるのは私だけであろうか。
福井市の街路樹、そして各町内会にあるポケットパークは私達に憩いをもたらす宝ものだ。各町内にある空地を活用して、そこに花壇を作ったり、木を植えると面白い。真珠の首飾りのように、空地と空地が緑化され、街路樹がその緑地をつなぐ並木道で結ばれていく。考えただけでも面白い。空地で成功したら、次は空家を考えていきたい。夢は無限である。