2014年05月のアーカイブ

隅田川

5月31日
隅田川
今から40年前、福井の富永謙介先生の家の稽古場へ片山幽雪先生が京都から出稽古に来ておられた。その頃私は海外出張が多く、熱心な弟子ではなかったが、じかに地謡を教えていただいた。隅田川はその頃に習った曲である。五月の京都観世会館への道は少し暑く感じた。宝生閑のワキの声には隅田川の風景を思い起こせる力があった。狂女の幽雪先生の姿は、春に福井のホテルのフロントでバッタリお会いした時とはうって変わって、神さびた霊気につつまれていた。幽雪先生ほどの名人の能を私は見たことがないが、今日が最後の舞台かと思うと、狂女の涙についもらい泣きをしてしまった。長男の九郎右衛門・長女の井上八千代そして孫の清愛と皆々立派に大成されつつあるのを目の当たりにし、感慨無量である。舞台が終わると同時に九郎右衛門の葵上を見る暇もなく、感動を胸に、鹿児島の義母の下へと新幹線にとび乗った。

省エネ

5月30日
省エネ
日本の省エネ技術は世界でもトップクラスといわれている。私はこの考え方にいつも疑問を抱いている。例えば原発の操業を停止したままで既に3年が経過している。エネルギー政策がなっていない。また住宅の省エネも世界最低レベルである。厳寒の頃ミシガン大学の寄宿舎で一冬を過ごした。部屋の中も廊下もみな半袖のシャツ姿で大丈夫。壁が厚く、天井も床も断熱材で守られている。ヨーロッパ直輸入の住宅を建てて驚いた。柱は細く、床は合板であるが、断熱材の厚みはすごい。ミサワホームにも住んだが断熱材が太く、窓ガラスはペアガラスだった。大和ハウスにも住んだが、おおむねよかった。しかし、北欧や北米の住宅やビルと比べると見劣りがする。断熱材の厚みの差である。断熱方法のマズさである。住宅やビルの建設業者、設計士、住宅メーカーの猛省を促したい。

ハッピーデー

5月28日
ハッピーデー
GNHとはブータン政府が掲げる国家目標である。憲法にも記されている。国民全体が幸福に満ちみちて生活できることを目指しているのだ。日本の憲法にも唱えられている。日本国民は等しく幸福になる権利を有していると・・・。そのブータンが国連で提唱し、国連が制定したのが、「3月20日はハッピーデー」である。
世界中の人々が「3月20日」を「幸福の日」として、人類の幸福を考え、すべての人々の幸福のために行動することを求めたのである。この素晴らしい提言を受けて、ブータンは動き出した。同時に私達も動き出した。ブータンはこの日を国民祝祭日と決めた。私達はこの日を特別な日として、ブータンミュージアム イン 福井の年中行事に取り入れた。そしてこの日3月20日だけでなく、3月20日から1週間をハッピーウィーク、3月20日からの1カ月をハッピーマンスとして、この運動を展開することとした。3月20日はほぼ春分の日と合致する。万物が冬の眠りから覚めて、生命を大きく躍動させる時に当たる。日本でも桜前線が日本列島を北上しはじめる時である。ハッピーマンスの3月20日から4月20日迄は全国で春の祭典が各地で挙行される幸福な平和な時である。このハッピーデーを日本一幸福な県、福井県に住む私達が、全国に向けて、世界に向けて、アピールしようと決意したのである。主旨に賛同する方は是非声を上げてほしい。何をやるかはこれから考えよう。私達が昨年まで考えていた事は「自分の夢、自分の仕事を通して、幸福や平和を招来することを考えその第一歩を踏み出そう」である。何がやれるかは私達一人一人の心次第である。

5ヶ年計画

5月27日
5ヶ年計画
中期の経営計画というと、各社は大体5ヶ年計画をつくるのを常とする。東京オリンピック開催まであと6年となり、その年を含む計画を立案する企業が増えている。誰に聞いても、消費税増税の影響を心配する声よりも、国家と地方財政の赤字を心配する声の方が大きい。日本の公共資産評価が正しく行われていない状況の中で、先行き心配ばかりがクローズアップされ、日本国民の心を憂うつにし、気力、活力を削ぐことになっている。国や地方の資産の評価を正しく行い、民間が抱える大きな資産評価をトータルすれば心配も消えるであろう。私達福井県民は嶺南地方の高速道路がこの7月敦賀ICで北陸高速道に繋がることを待っている。更に来年春の北陸新幹線線金沢開業そして4年後の福井国体開催とオリンピックまで次々と大きな変化が起きることが決定している。そして誰に聞いても東京オリンピックまでは景気の緩やかな上昇は続くと予測されている。それまでにしっかりと基礎を固めて万全の態勢を整えておきたいものである。そのための5ヶ年計画を再考してみたい。

都市の総合力

5月25日
都市の総合力
森記念財団の都市戦略研究所の発表によれば、世界一の都市はロンドン、続いてニューヨーク、パリそして4位が東京とのことである。東京は第4位が定位置であるが、年々シンガポールやソウルに追い上げられているという。私は永年世界ランキングの各都市を訪れてきたが、東京がソウルやシンガポールに追い上げられているなどとは夢にも思わない。むしろロンドンやパリが果たして都市の総合力で東京を上回る力があるのだろうかと疑問を持つ。東京の欠点が成長力が低いこと、交通アクセスが悪いことと述べられているがこれも異論がある。東京の地下鉄網は世界一である。また成田、羽田との交通アクセスに問題があるが、羽田増便の決定でこれも解決済みだ。成長率が低いという見方も一方的すぎる。むしろ東京が世界一の都市にランク出来ないのは、その閉鎖性にある。ハードの問題ではなくソフト面である。そして国と都とが協力しあってソフト面での優良都市への脱皮をはかってもらいたい。可能性は大きい。東京オリンピックまでに夢を実現してほしいものだ。

韓国と台湾

5月24日
韓国と台湾
1895年台湾は清国との交渉で正式に日本国領土に編入された。そして1908年韓国は北朝鮮と共に李王朝との交渉で正式に日本に併合された。当時のアフリカ、アメリカ、アジア全域において西洋列強による植民地化が進んでいたのと軌を一にする動きともいえよう。ただ大きく異なっているのは教育や投資の姿勢である。韓国・北朝鮮の併合後わずか16年後に京城(現在のソウル)に第六番目の帝国大学が創設された。同じくその4年後に台北に第七番目の帝国大学が設立されている。大阪や名古屋に帝国大学が設立されたのはその後である。いかに日本が台湾や朝鮮の国土隆盛のために心血を注いだのかの証左である。西洋列強は植民地からは搾取するのを常としていたが日本は陸軍士官学校、海軍士官学校等も含めて、差別するのではなく、逆に優遇して台湾・朝鮮の人々を入学させていたのである。設備投資も日本国民の全体から起債してこれを行い、その債権が敗戦により無価値になったのも悲しい事実である。戦後の日本やドイツの急速な経済発展は世界を驚かせたが、それと同時に台湾・韓国は日本の復興と機を同じくして他のアジア諸国に先んじて急成長をなしとげた。1895年以前の台湾の実情、1908年以前の朝鮮の実情とその後の発展ぶりを正確に比較してみれば、現在の韓国の大統領の発言がいかに偏向したものであるのか理解が進むと思われる。大阪や名古屋よりも早く、朝鮮や台湾に帝国大学を設立し、そこに住む若者達に教育の機会均等を用意したのが日本の真の姿である。大阪に帝国大学が開設されたのは京城(ソウル)より遅れること7年も後であり、名古屋は15年後であった。

合計特殊出生率1.41ショック

5月23日
合計特殊出生率1.41ショック
2012年に出生率が、1.41と低下した。人口問題がかまびすしいが、現在人口を維持するには2.1が必要とされる。1.41は確かに低い。この原因は出産や育児に適していない都会へ若者たちが集中するところに原因がある。よい大学が都会にしかない。よい職場が都会にしかない。面白そうなものが都会にしかないと誤解して若者は街をめざす。本当にそうだろうか。よく考えてみる必要がある。そして都会をめざす若者にそのマチガイを教える必要がある。例えば福井県に本社がある上場企業は14社ある。人口割合でみるとおそらく日本一の多さだ。その上場企業の中身はそれぞれユニークであり、発展性、可能性だけでなく、現状でも日本の一流企業と大差はない。日本一世界一の特徴を持っている。生活の質を考えれば、東京や大阪で一生をおくるのは誠に寂しい人生である。私はキラリ会という転勤族の会合を続けて8年になるが、メンバー全員が福井を絶賛する。子育て環境は素晴らしい。空気も水も人情も最高だ。米も魚も酒もすべて良しという。人は「三ぼれ」が大切だ。土地に惚れ、仕事に惚れ、女房に惚れよということだ。その三つが福井には揃っている。だから福井県は日本一幸福な県といわれるのである。福井に住む幸せに感謝したい。

朝焼け

5月21日
朝焼け
早朝4時半東の空が明るくなって来た。赤く輝き出したのはいわゆる「朝焼け」である。刻々と色調をましてくる。南方から北方にかけての山々の上空が赤く色づいてくる。自然のつくり出す神々しいまでの大スペクタクルである。5時を回ると日の出を迎えた。朝焼けは薄れて太陽が昇ってくる。今日も元気だ。さあはじめよう。

人口減少

5月20日
人口減少
実行が伴わなければ何事も変わらない。人口減少を心配する声が大きくなっているが、日本の人口のピークは2008年。1.28億人という人口は歴史的に見ても驚嘆すべき大きさである。世界第10位だ。人口減少を心配する必要は全くない。出生率が急減しているが、これは政治の問題だ。晩婚化、晩産化が進んでいる。子育て世代への支援が遅れているからだ。経済政策面でも若年層への配慮が欠けている。厚生年金受給者は働かなくても20万円前後の月額支給を受けているが、若者達の月給の手取り額は、それを下回るケースが多い。社会全体で若者への配慮を考え直す必要があろう。若者を尊重する社会システムの実現を期待する。是非共、直ちに若者達への対策を実行してほしい。そして明るい未来をもう一度つくろうではないか。

キャッシュフロー

5月18日
キャッシュフロー
現代経営の基本はキャッシュフローにあるといわれる。
福井県に本社を置く上場企業は14社あるが、ここ数年業績が上向いてきているのと同時に、各社共キャッシュポジションを上げてきている。反対に有利子負債が下がってきている。手元資金を投資にまわすのではなく、有利子負債の返済に充てているのだ。アベノミクスの弱点が目に見えるようだ。金融緩和を「異次元」と自ら呼ぶほどのレベルで行いながら、投資にまわっていないのを日銀は承知している筈である。さりながら適切な手が打てていない。残念ながら投資は海外で行われており、国内での投資は官製を除くと微々たるものでしかない。投資減税を本腰を入れて実行すべき時である。特区の設定も一日も早く、各地方でドンドンやるべきである。ちなみに福井県の上場企業の自己資本比率(単純計算除金融)は48%の高いレベルに到達してしまっている。

けやき並木の新緑

5月17日
けやき並木の新緑
裸になっていたけやき並木が4月中旬から新芽を吹き出した。連休に入ると「新緑」という言葉の通り、「目に青葉、山ほととぎす、初ガツオ」の世界が開けてくる。新緑のけやき並木を歩くと、今迄寒さに凍えていた背がシャンと伸びる気がする。背のびしてみよう。けやき並木の上の空は晴れ上がって青い。
福井市の中心街はすべての通りが並木道となっている。そして通りごとに木の種類が異なる。桜通りあり、けやき通りあり、松の通りあり、すずかけの通り、イチョウといろいろである。春の花、夏の緑蔭、秋の紅葉、そして冬景色の黒い枝ぶりに降る雪景色。いつでも福井に住む幸せを満喫できるのである。

東京砂漠

5月16日
東京砂漠
若者は東京に憧れる。これは世界的な傾向である。先進国でも、途上国でも起きている現象だ。先日ブータン王国の首相と対談した時も、首都ティンプー市への人口集中、地方での人口減少について心配されていた。一極集中が進んでいるのだ。日本の人口の推計データ(国立人口問題研究所発表)によると、後期高齢者といわれている75歳以上の人口が急増している。そして今後25年間で更に増加する。そして単身世帯といわれる「1人者」が増え、未婚者数が多くなると予想されている。特に東京の予想の数字にその傾向が顕著である。幸福の原点は家族である。それが大都会での1人暮らし、それも妻もなく、子供もいない人が増えるというのである。世も末と言わねばならぬ。まさに東京は人の住むところでなく、東京砂漠である。地方に住んで、緑に囲まれ、地域と親しく交わって人間らしい生活を謳歌しようではないか。今こそ地方の時代である。地方の素晴らしさを、東京砂漠に住む人々にPRしていきたいものだ。その好機が到来しようとしている。北陸新幹線金沢開通をひかえた今である。

南アルプス市

5月14日
南アルプス市
日本で唯一のカタカナ名の南アルプス市は山梨県にある。私達の会社の提携先であるサニカの本社がそこにある。静岡からフジカワ線に乗り、富士駅から富士川に沿って北へ入る。途中には富士登山口の富士宮や創価学会ゆかりの身延山がある。甲府の少し手前で下車すると南アルプス赤石山脈が連なっている。3000mを超える山々の連壁である。サニカはかつて日本電産系列の三協精機の子会社であった。その工場は今パイオニア工場となっていたが、操業を停止している。企業の栄枯盛衰の激しさをしみじみ感じさせる。サニカは隆々と盛業中である。会長社長と面会し、ゴールデンウィークといいながら商談はスムーズに進んだ。NPOへの支援要請にも快諾をいただき、帰福の途中には夕映えの富士山がピンク色に輝いて私達の前途を祝福してくれた。道中の車窓から見る芽ばえの新緑の美しさに至福の時を過ごすことが出来たのである。

4月の業績

5月13日
4月の業績
外食事業は消費税の影響が少なく、好調。コンビニ・スーパーも落ち込み分を回復しつつあるとのこと。デパート、家電、車はかけ込み特需の影響が顕著で落ち込んでいる。住宅は特にひどく当分低迷するようだ。消費税の影響は、生活必需品やそのためのサービスにはあまり影響がないようだ。かけ込みで大きく売上伸長をした業界ほどその影響を受けるのは当然である。私達のコインパーキング業界は4月の落ち込みはあまりない。5・6月も順調であろう。女性のスカートの流行で景気の動向がよく分かるというが、今年はヘソ出しルックが流行っている。短くなっているのだ。景気のよい証拠だという。外人の観光客が急増している。いよいよ日本経済は離陸をはじめそうである。

ブータンミュージアム通信の編集

5月11日
ブータンミュージアム通信の編集
第5号の編集が終盤にさしかかったが、ゴールデンウィークに入り、原稿が遅れがちである。どうすれば〆切日までに原稿が揃うのかと思っていたが、自分のブログの書き方に気が付いた。暇なときに数日分を書きためておくと緊急の時に使えるのだ。BM通信にも使えそうなアイデアだと思う。早速編集会議で提案しようと思う。シリーズ化も面白い。読者欄の充実も必要だ。考えればアイデアはいくらでもわいてくる。各方面から私への投稿の依頼が来るようになった。有難いことである。逆に私達の方からも、寄稿のご依頼をすることも考えていきたい。第4号の福井県知事西川一誠氏の寄稿は大好評であった。

電気料金

5月10日
電気料金
日本は電気料金が高い。世界一高いといわれてきた。最近原発が停っているので、その補助として旧式の施設も総動員して、今なんとか需供を必死に守っている。その実態は原発分を、石炭、LNG、石油の輸入を増やして対応している。その為コストがアップし、CO2の排出量が大幅に増えている。エネルギーの輸入増は年間3.6兆円オーバーしている。輸入増加により、貿易収支は過去最大の赤字となり、経常収支も赤字に転落した。電気料金の値上げは今後も続く。
エネルギーのコストは
 原発 1kw/hの電力を生み出すコスト  1円
 石炭(火力発電)  〃          4円
 LNG(火力発電) 〃         13円
 石油(火力発電)  〃         18円
といわれている。原発は廃炉処理費や使用後の燃料保管等の問題があるが、ずば抜けて発電コストが安いのである。しかも現在止まっていても稼働させてもそのコストに大差はない。原発を再稼働させた上でその安全対策を早急に行うことが必要である。今止めていても何の効果もない。安全面でも何の効果もない。速やかに稼働させて対策を講じることが肝要である。政府の英断を待ちたい。

思いがけない訪問客

5月9日
思いがけない訪問客
ボランティアとしてブータン王国に2年間滞在していた若い2人が訪ねてきた。建築家と美術の先生の2人である。美術の先生はワンデュ・ポダン県のガセロ村の小中学校に勤務していた。その時求めに応じて私達が日本から画材一式を送ったことがある。その返礼として5年生(日本では6年生に相当する)のクラス全員が描いてくれた絵「ありがとうございます」を届けてくれた。ガセロ村はワンデュ・ポダンゾン(一昨年の大火で全焼、現在再建中)から南へ車で約1時間、そこから徒歩で約1時間の山中の村である。人口は約2000人で、殆どが自給自足の農民達とのこと。美術教育がやっと始まったばかりなので、教育方法も定まっておらず、画材等も全くなく途方にくれていた時に、ティンプー市内で1年前に私達と出会った。「福井県の夕べ」にブータンで働いていた日本人を私達が招待したパーティーで出会った。「画材がない」という切実な声に、私達は帰国後、画材一式を50人分送付したのであった。まさかそのお礼が届くとは夢にも思っていなかった。その先生自らが、47枚の生徒達の絵を届けてくれた。足羽山の山麓にある大久保茶屋で、会食をしながらブータンの思い出話に花が咲いた。ブータン王国との新しい交流ルートがまた一つ増えたことに感謝している。

ブータンヒマラヤ初登頂体験

5月7日
ブータンヒマラヤ初登頂体験
1985年ブータン王国にあるブータンヒマラヤの処女峰マサ・コンの初登頂の体験談を聞いた。ブータンミュージアムの副理事長で福井大学教授月原敏博さんの講演である。福井県山岳連盟主催である。晴天に恵まれた登山日和にもかかわらず山の魅力、ブータンの魅力につかれた人々が集まった。
ほんの僅かの期間だけ登山が許されていた時の快挙だけに貴重な体験であろう。臨場感あふれる山の説明に一同息をのんで聞き入った。道なき道を、オーバーハングしながら力を合わせて克服したマサ・コンの思い出は尽きないもののようである。登りに数か月もかかっていたのが、成功して帰山するときは僅か数日で降りてしまうという。その達成感は素晴らしいものがあったに違いない。私も終わりに、ブータンミュージアムの紹介を兼ねて挨拶をした。トレッキングコースがブータンの北部全域に張り巡らされ、美しい山の自然や花々を楽しむことが出来ると伝えた。

駒ケ根市より珍客

5月4日
駒ケ根市より珍客
ブータン王国に3年間JICA所長として勤務されていた仁田知樹さんは現在、駒ケ根市にある研修センターの所長をされている。3月20日のハッピーデーの記念講演会に甲南大学の真崎克彦准教授とともに来福いただいた。その長野県の駒ケ根市から市議会副議長三原一高氏が来館された。全国市議会議長会に出席されてブータンミュージアムを知ったとのことである。私が説明に立ちあったが、仁田所長と市民との交流がすすみ、駒ケ根市にとってJICAの研究所がとても役に立っているとのことである。長野県は日本の中心であり、駒ケ根市は駒ヶ岳を背にした市でブータンによく似たところである。福井県もほぼ日本の中心にあり、JICA等の研修施設を誘致するのに最適のところと思われる。JICEの研修センターにも最適であろう。

白川静記念館

5月3日
白川静記念館
長年の懸案であり、私の夢である「白川静博士(文字学)」の記念館を、先生の生家跡近くに作りたいと考えていた。ところが空店舗に相談してもよい返事がなく、市役所に相談しても支援策がないという。以前にご遺族に私の意向は伝えてあるがその後何の進展もなく、心苦しく思っている。社内の会議で相談したら、福井駅前のエコライフプラザの一画を利用してスタートしたらどうだとの意見が出た。早速検討することにしたい。まず生家跡に立っている石碑の写真を飾り、「白川静記念館開設準備室」の看板を掲げよう。県立図書館の中にある「白川静文字学館」の福井駅前サテライトとして、観光客をはじめ、福井市民の耳目にふれる機会をふやしたい。福井の偉人である先生の肉声を聞いたり、その深遠な思想に共鳴する若者が例え一人でも生まれることを願っている。

スピードが第一

5月2日
スピードが第一
成功の秘訣はスピードにある。中小企業が大企業に対抗できる唯一の点は決断のスピード、対応のスピードの早さである。成功の理由の半分以上が実行のスピードによって決まる。スピードが早すぎて失敗するケースもあるにはあるが、それを逡巡していると、遅れてしまう。失敗を承知で決断を急ぐと案外うまくいく。スピードを上げながら、必要となった時には途中で何度も軌道修正をすればよい。スピードが命だ。