« 2015年01月 | メイン | 2015年03月 »
2015年02月のアーカイブ
Search
2015年02月28日
中国人観光客
2月28日
中国人観光客
2014年中国の観光客が急増しているという。中国景気の上昇の影響で海外へ出かける中国人が多いのだ。今年は1.2億人という。支出額は1400億ドル（16兆円）にもなるとのこと。日本は300億ドル程度なので日本の4倍以上の支出になるのだ。中国の影響が世界に広がっているのがよくわかる。今年は日本へも多くの中国人が来るものと思われる。「ニーハオ」と以前に少し勉強したことのある中国語の本を書棚から引っ張り出してきた。ブータンミュージアムにも中国人は来るであろうか。今から楽しみにしている。
2015年02月27日
地方創生
2月27日
地方創生
福井は魅力あふれる地方である。この福井に若者達が続々と集まる事業を創生したいと考えてきた。それが２０年前に５９歳で創業した日本システムバンクである。そして３年前にＮＰＯ組織でブータンミュージアムを開館し、「幸福とは」をみんなで考え、互いに助け合える場を創生した。昨年はインターネットビジネスに参入し、今年１月１５日よりポータルサイト「Ｇｅｎゲン」を創生。バイリンガル・インタラクティブを目指す。当面は福井県の魅力の発掘・発信を中心にする。将来は、日本文化、日本技術、日本風土、日本企業、日本語の発信に発展させていく。面白い仕事、楽しい仕事、みんなでドキドキワクワクする仕事の創生をやっていきたい。人口８０万人の福井県に新しい若者や中高年８０万人を呼び込む、そんな新事業に育成していきたい。人口１６０万人になったとしても、人口密度は東京の１６分の１。滋賀県や奈良県並である。いかに福井県が住み易い所かがよくわかる。京阪神、名古屋の四大都市（８００万人居住）への交通アクセスも抜群に優れており、企業立地としてもベストチョイスである。
2015年02月25日
人口減少
2月25日
人口減少
推定によれば日本は最も人口の減少が著しい国となっている。そして老人化率（65才以上）も世界で最も早くすすむとのこと。両方とも世界一である。これは大変だと上も下も大騒ぎである。本当にそれほど大問題なのか。疑問を持つことも大切だ。先ず現在の日本の人口1.28億人は日本の歴史上考えられないほどの多さなのである。人口密度も少なくはない。日本は20世紀中に人口が急激に増加した。300％になってしまったのである。日本史上空前の規模である。そしてみんなが危機的な状態になると予測されている2035年には1.12億人。2050年には9700万人となる。9700万人でもそんなに少ない人口ではないことを自覚する必要がある。2050年の65歳以上の老人率が38.8%になるというので、65才以下の人たちが38.8%もいる老人を養うのは大変だという議論が多い。私の考えは2050年の65才以上の老人は老人とはいわず、現役バリバリで働いていると思う。おそらく定年延長は75才くらいまでいくであろう。人生は長くなりつつある。楽しく働いて生活をエンジョイする70才台の人々の明るい笑顔を想像している。あまりに先のことを悪く悪く考えると「ウツの社会」をつくってしまう。私は明るい未来を信じている。
2015年02月24日
再び松下幸之助
2月24日
再び松下幸之助
すべての弱みをバネにして、強さに変えた経営者。それが幸之助である。学歴は小学校4年で中退。門閥もない、お金もない、家は破産して一家離散。大阪へ丁稚奉公に出されている。健康にも恵まれていない。兄弟7人はほとんどが早死にしている。ないない盡しの中から23才で創業し、戦争をくぐり抜けて急成長をつづけた。成功の秘訣は、強い意志と情熱によって組織を動かし、不可能を可能にした。40才で会社を設立、51才で終戦後のＧＨＱ（アメリカ占領軍）により、財閥家族の指定を受け公職追放となった。その年（1946年）11月にＰＨＰ研究所設立。1951年欧米視察に2回出かけて見聞を広めて翌52年オランダのフィリップ社と技術提携。その年所得番付��1になり、一転して百万長者の仲間入り。その後死去するまでに��1を11回もつづけた。1961年66才で社長退任、会長就任。ＰＨＰ研究を再開。1973年会長退任、相談役に。1979年（財）松下政経塾設立。翌1980年4月第一期生入塾。1989年94才にて死去。松下政経塾はＰＨＰ研究所が母体になり作られたもので、最近の国会議員には可成りの塾生がおり活躍している。前首相の野田氏も塾生である。これからの日本の経済だけでなく、政治にも幸之助が大きな影響を残したことがよくわかる。世界が注目した経営者であり、教育者でもあった幸之助を研究し、彼の思想や言動の後をたずねて、生涯をかけて追及した「ピース・ハピネス・スループロスペリティ（ＰＨＰ）」を世界に広めていきたい。
2015年02月22日
ヒマラヤグーズベリーハーブティ
2月22日
ヒマラヤグーズベリーハーブティ
ブータン厚生省の大臣からヒマラヤグーズベリーハーブティと冬虫夏草のカプセル入りの錠剤の輸入を依頼された。グーズベリーティは少し酸味があり、砂糖を少量入れてのむとのみ易い。私は酸味が好きで砂糖ナシでのむ。ブータンでは日本円で約６００円で売られているが、すぐ売り切れになる。日本へ輸入すると１２００円で２５袋入りで売ることになる。効用は滋養強壮。元気が出るとある。その理由はビタミンＣが１．５%以上含まれる。西洋すぐりといわれるグーズベリーの実を使ったグーズベリー酒がある。このティはカフェインゼロで１日１〜３杯のむとよく効くとの説明あり。西洋すぐりはアジアの伝統医薬として広く使われている。このヒマラヤ山中の西洋すぐりは辺境に住むブータン人の貴重な収入源とのこと。ブータン政府直営の伝統医療院に隣接する医薬製造所で作られている。１日１袋ずつを愛飲しているが、毎日をとても元気で過ごせている。気のせいか若返った気分である。
2015年02月21日
現状を正確に見る
2月21日
現状を正確に見る
選挙は自民党圧勝で終わった。世界経済は揺れているが、アメリカは好調。中国は腐敗撲滅が進み安定感を増すであろう。日本は、雇用上昇失業率は低下、そして株価堅調、企業業績好調、そして物価は安定。金融緩和による投資も進んできつつある。賃金の上昇期待から、消費も徐々に拡大する。急激な円安はＥＵやロシアの不安定要素により、一服状態にある。原油安が急ピッチですすみ、底知らずの感がするが、円安、原油安のダブル安は日本経済にとっては当面プラスに働く。２０１５年前半の見通しは正に前途洋々といえる。久しぶりに昨年末より私達も強気の経営を続けている。リスクテイクの力が漲ってくる。
2015年02月20日
原油安と円安
2月20日
原油安と円安
毎日ガソリンスタンドのガソリン価格が値下がりしている。今日はリッター当たり普通ガソリン120円台となっていた。数ヶ月前の170円から大きく値下がりしている。25％の値下がりである。原油安は日本経済にはプラスに働く。産油国以外の国々にとってはすべてプラスに働く。日本は円安により輸出関連企業が大きく収益を改善している。エネルギーを輸入している電力ガス業界は価格決定システムのおかげで一般ユーザーへ価格転嫁を行えたので、大きなダメージを受けなかった。ところが原油の思わぬ暴落により円安を克服することが出来る。日本経済には今、円安と原油安という二つの神風が吹きつつある。円安の実効レートは、ＢＩＳ（国際決済銀行）によれば1982年以来の低さという。信じられないほどにまで低くなっているのだ。今年は春から縁起がよい。
2015年02月18日
時空を超えて
2月18日
時空を超えて
私の専門は「経済学」である。「マックスウェーバー研究」がゼミのテーマだった。その後世界を歩いているとよく質問されるのが「あなたの専門分野は何ですか」である。まず日本国内では、この質問に出会うことはない。第三者の目から私と私の専門分野を考えてみると、対象とする研究分野の期間の短さに気付く。例えば古代史を研究している歴史学者は数千年の期間で物事を判断している。考古学者はさらに万年単位となる。地球学者はもっと長い。今年の年始は久しぶりの大雪となり、初詣の後は外出を控えてテレビの番組を楽しむ余裕ができた。そこで宇宙の起源から宇宙の果てで起きている数々の鮮明な映像を見ることが出来た。何億光年もの先に広がる宇宙を研究している学者の生き生きとした表情を見ていると、「時空を超える研究」は私が想像していた以上に楽しそうであるのに驚いた。「霞を食って生きている仙人」との表現があるが、たかだか100年程度の寿命しかない人間が、時空を軽々と超えて数億光年の先まで研究の幅を広げていることを知った。物事を考える上で、大きな示唆を与えてくれたように思う。些事にとらわれることなく、時空を超えるぐらいの発想をしていきたいものである。
2015年02月17日
希望
2月17日
希望
三重苦の中から大活躍をしたヘレンケラーは、「希望」は、成功へ人を導く信仰だといい残している。私達凡人は逆境におちいるとすぐ悲観し落ちこんでしまう。夢も希望もなくしてしまう。そんな時ヘレンケラーのこの言葉を思い出してほしい。希望という信仰をもてば天は必ず道をさし示してくれる。私は落ち込んだ時は必ず前へ出ることにしている、頭を上げよ！と自分に言い聞かせるのである。「上を向いて歩こう」の歌を静かに口ずさむのである。
2015年02月15日
ブータンミュージアム通信
2月15日
ブータンミュージアム通信
第8号が2015年2月1日に発行。巻頭対談の相手は私の母校同志社総長大谷實さんにお願いした。京都御所に隣接する同志社大学には数々の重要建造物がある。チャペル、ハリス理科学館をはじめ赤レンガの重厚な建物が並び世界のどこの大学にも負けない重厚な雰囲気をかもし出している。特に新島襄の良心碑は私にとっては生涯を決めた思い出深いものである。その写真と共に総長と同志社について、新島襄について、そして青雲の志について対談する機会をいただいたのは誠に感無量である。ブータン王国の交流のかけ橋となった西岡京治の功績を讃える展覧会の開催中に対談を行った。ただ同志社を愛してやまぬ総長と私の対談はついつい話題が、同志社や、新島襄の方に及んでしまう。ブータンのＧＮＨ思想や西岡京治のこと、そして「幸福」を追求することによる「平和」の実現などに言及することが少なかった。反省点ではある。グローバル時代に、大活躍できる最高の場を与えられている同志社にエールを送りたい。日本文化の華、関西財界の雄を輩出し続けてきた同志社が国際舞台で活躍し、世界に平和ののろしを上げる絶好のチャンスの到来である。グローバル時代にグローバルで活躍する若者の誕生を切に祈っている。
2015年02月14日
ポールハリス忌
2月14日
ポールハリス忌
ロータリークラブ創立メンバーのポールハリスが死去して６８年になる。１月２７日が命日で、世界中のロータリアンが偉大な先輩をしのぶことになる。私も福井北RCに入会して今年は３０年になる。世界を旅して私が感じたのはメンバーのバッチの力である。どこへ行ってもよく声をかけられる。ロータリアンというだけで、すぐ親しく話が出来る。ポリオプラスの支援を国際ロータリーが取り組んで何年も過ぎ、多くの方々が親身になってポリオ撲滅に注力していただいた。私達も毎年いくつかの奉仕活動をさせていただいている。ポールハリスの享年は７８歳。私もその歳を迎えた。今迄の自分の人生を振り返ると、ポールハリスとは比較にならない。更に精進を続けなければと思う。
2015年02月13日
ふくどん
2月13日
ふくどん
幸福日本一といわれる福井県であるが、福井の食べ物には丼物が多い。特にかつ丼が有名だ。ソースかつ丼である。豚カツにソースがかかっているシンプルな丼である。福井テレビが中心になり、トヨタ系の販売店５社が協賛して「丼ツーリズム」で福井県をもっと元気にしようという企画である。私達ブータンミュージアムもその趣旨に賛同して福井県の魅力を全国にそして全世界に発信したいと考えた。福丼県プロジェクトは「福丼県」という風変わりなのぼりを掲げた食堂やレストランを組織化して、トヨタの支援を受けて行っているユニークな地方活性化策である。御食国若狭や日本海の珍味にあふれる福井県である。その福井の「井」の真ん中に「ヽ」を入れて「丼」としたところが面白い。「丼」は日本独特の食文化である。福井へ来て「丼」を楽しむ人々が増えることを願っている。
2015年02月11日
観光客
2月11日
観光客
海外からの観光客は2013年にはじめて1000万人をこえた。そして2014年は1300万人をこえて急増している。2011年の東北大震災時の622万人を底に、2012年から大幅な増加が3年続いている。これは円安による効果と同時に、国を挙げての観光客誘致活動の成功といえよう。クールジャパン、ビジットジャパン等の政策が功を奏している。国別では韓国・台湾そして中国が多い。首脳同士の関係がよくなかった韓国や中国の場合でも一般市民は、数多く日本を訪れ大いに日本滞在をエンジョイしているのである。全般的にアジアからの観光客は大幅に伸長している。アメリカ・カナダからの観光客は伸びてはいるがアジア程ではない。2020年までに2000万人達成という政府の大目標は、今の調子でいくと、実現の可能性が出てきた。観光収入の大幅増加と海外への投資の見返りとしての収益増、そして国内企業業績の改善が順調に進めば日本経済は完全に立ち直るであろう。誠に明るいニュースである。ちなみに世界で一番多くの観光客を受け入れしている国はフランスで年間8300万以上。アメリカが6700万人。中国が5800万人。日本の1300万人達成ではまだまだ低く、2000万人でも日本の魅力を考えると低すぎる目標といえよう。近い将来には中国並みの6000万人の受け入れも十分可能である。人は何を求めて来るか。ワクワク・ドキドキ。エキサイティング。そして美しさ、優しさ、食べ物のおいしさ、買物の魅力なども上げられる。知恵を絞って観光客をひきつける魅力の発信をつづけたいものだ。
2015年02月10日
ブータンからのメール
2月10日
ブータンからのメール
ブータン研究所のカルマウラ所長からメールが入り、木製のブータン風テーブルを製作中との連絡が入った。先日来館してくれた今橋克寿さん所有のブータン大壁画（８ｍ×１.５ｍ×１５面）はカルマウラ所長が画いたものではなく、また作者も知らないとの返事だった。今秋の開館３周年記念行事にその大壁画を使わせていただく予定なので、その展示場所、その説明資料そしてそのキャプション等を考えなければならない。ブータン王国は、信仰の国である。福井県も同様にどんな僻地の村へ行っても、必ずお寺と神社がある。村人は永年続く村の行事を先祖代々敬虔な信仰心にのっとって行っている。ブータンの大壁画はそんな信仰心を描き上げたものと確信する。今年の秋が待ち遠しい。
2015年02月08日
ツーリズム
2月8日
ツーリズム
観光が大きな力を持っていることを知る人は少なかった。日本は観光分野で長い間赤字だったからである。今世界の観光（ツーリズム）で最も稼いでいる国はアメリカで年間約5.4兆円、スペインが約４兆円、タイが３兆円、フランス・イタリーが2兆円とつづく。日本は1.6兆円の赤字である。日本の赤字1.6兆円を黒字の1.6兆円に上昇させることが出来れば年間3.2兆円の経済効果がある。ツーリズムは無限の可能性を秘めている。ナンバーワンのアメリカの2012年の収入は約15兆円である。もし日本がアメリカ並みの海外観光客の受け入れを実現できれば国内観光も併せて大きな民需拡大につながる。財政赤字もたちどころに解消に向かうであろう。地方経済の再生のベストミックスの柱にも十分なり得るのがツーリズムである。
2015年02月07日
えきまち長浜
2月7日
えきまち長浜
ＪＲ長浜駅前が今大きく変わりつつある。平和堂のフレンドマートが春の開展を前に急ピッチで工事を進めている。そして旧平和堂とその周辺の再開発がいよいよ始まりそうだ。第三セクターの「えきまち長浜」が土地の3分の2を所有し、そして残りの3分の１が個人所有である。駅とはデッキで結び、低層ビルには1階が“店舗”2階以上には福祉関係の入店が予定されている。1軒だけ建築の同意を得られていないが見切り発車となりそうである。変化は徐々に訪れてくる。長浜はまた大きく変わるであろう。
2015年02月06日
2015年度国家財政
2月6日
2015年度国家財政
2015年の国家予算（一般会計）の中味が発表された。私の受ける感じでは可成り強気の収入見込みが立てられているように思う。企業業績の大幅改善、株価上昇、リート上昇による企業・個人の収益向上、そして地価の上昇による安心感の広がり、そして円安と原油安の双子の安値による下支え。海外からの収益の送金も増えつづけている。特に景気のバロメーターといわれる完全失業率3.5％、有効求人倍率1.1％は好景気といっても過言ではない。賞与のアップも、ベースアップも実現の可能性が高くなった。そんな背景の中、財政再建への着実な歩みが始まっていると思うのは私だけであろうか。
2015年02月04日
ブータンミュージアムで音楽会
2月4日
ブータンミュージアムで音楽会
（社）福井経済クラブの1月定例懇談会に、福井を代表するテナーサックス奏者の武田幸夫氏を招いて「ＹＵＫＩＯ ＴＡＫＥＤＡ ＴＯＲＩＯ」のジャズコンサートを開催した。約40名の聴衆の前で1時間半の演奏を楽しんだ。ベースは森岡喜彦、ピアノは瀬戸れい子さんの息のあったトリオ。曲はみんながよく知っている「ムーンリバー」「黒いオルフェ」「ティフォーツー」「ロシア民謡黒い瞳」「アイルランド民謡 ロンドンデリーの歌」「ダニーボーイ」「ラブ」「フライミーツーザムーン」「ありのままを」「酒とバラの日々」「テネシーワルツ」「テイクザＡトレイン」であった。長い演奏の間手拍子も入ったりして、一同感動の時間を過ごすことが出来た。参議院議員瀧波宏文先生、県議会議員大森哲男、畑孝幸氏も出席されて、挨拶をいただいた。新年はじめての定例会は昨年同様賑やかに和気あいあいのうちに散会した。円安、原油安の環境下、北陸新幹線金沢開業を控えて会員の表情も明るく、今年は大いに期待できるものと信じたい。
2015年02月03日
動画サイト立上げ
2月3日
動画サイト立上げ
長い間準備していた動画サイトを今年1月15日午前9時リリースした。年末年始担当者は雪の降る中を完成に向けて努力してくれた。苦心の作である。バイリンガルの動画サイトは少ないので徐々に注目を集めることを期待している。まず北陸新幹線の金沢駅開業に先駆けて、福井県の観光情報発信からはじめることにした。まず「隗からはじめよ」を実行する。恐竜博物館の恐竜の「ガオ」といううなり声（合成音）で始まる新しいポータルサイト「Ｇｅｎゲン」を毎日発信していくのがこれからの私の仕事になる。