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2017年02月のアーカイブ
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2017年02月28日
不安社会
2月28日
不安社会
マスコミの報道の正確さに対し、トランプ大統領はノーをつきつけた。私は最近の日本のマスコミに苦言を呈したい。それは「不安を煽る報道姿勢」についてである。例えば年金問題。国民年金の納付義務を果たさない人が4割近くもいるとのニュース。これに対してマスコミは「日本国民の義務を果たせ」とはいわず、「このままでは年金制度は崩壊する」という。年金を支払うのは税金を支払うのと同じく義務である。もっとストレートに報道すべきである。不安を煽る報道により若者も老人もせっせと貯金に励み、日本は世界一の貯金大国になってしまった。みんなが持って死ねない程の大金を抱えながら、それでも老後が不安だと心配しているのは、いったい何を考えてどこへ行こうとしているのだろうか。現在日本国民1人当たりの純資産は2570万円と世界でもトップクラスである。その高水準をバブル前からほぼ維持しつづけている。これほどの国富をかかえている国民が先行き不安を心配するのは誠に理解に苦しむ話である。
2017年02月26日
農の時代
2月26日
農の時代
週刊誌の特集で「儲かる農業」という思いがけないテーマが登場した。日本の農業の生産額が年々減少し、単位当たりの農家収入が減り続ける中での話題である。事例を見ると、大規模化や高級野菜栽培、6次産業化などの成功事例を紹介している。時代は農家の非法人経営(家族)、労働力の高齢化、後継者なし、小規模(2ha以下)、野獣の害、農協経営の硬直化などの悪影響の下、転換期を迎えようとしている。農業の魅力を再確認し、高効率、高回転の経営戦略を取り入れ、規模の拡大をはかる必要がある。まず若者に農業のすばらしさを知ってもらう必要がある。その為に農への参入を模索している毎日である。
2017年02月25日
果樹園
2月25日
果樹園
私の生家の前庭に一本の柿の木、梅ノ木があった。また少し離れた田圃の奥に柿が数本、茶畑の中に広がっていた。戦後の食糧難の頃これらの果実は野菜と共に我が家の食卓を飾り、ご近所の人々に喜んでいただいた。果樹園という言葉の響きとは程遠い貧しい木々ではあったが、つるし柿にしたり、梅干しづくりに精を出したのは懐かしい思い出だ。その果樹園経営を80才になって始めようと決心した。栗林を選ぶつもりが、まわりから梨やぶどうの植林をすすめられている。アドバイザーに果樹園カレッジの校長先生をお願いした。経営計画作りを始めた。この年になっても新しい事業を始めようとすると胸が高なるものだ。幸せな日々を送っている。
2017年02月24日
グリンツーリズム
2月24日
グリンツーリズム
観光ビジネスが注目を集めている。地方のグリンツーリズムだ。主として農業や林業体験を伴う中長期滞在である。教育を伴うものもある。宿泊施設、研修施設などを備え、ニーズに対応しようとしている。農業多角化の一端でもある。どうツーリズムを農業に取り入れるかが問題となる。旅行業者とのタイアップそして魅力づくり、施設の充実など数多くの難題を解決する必要がある。最も手軽なものは果樹園での収穫体験であろうか。とに角特徴のあるユニークなアイデアを駆使したものにせねばならない。先進事例の調査をはじめ、それ等の分析から入っていきたいと考えている。
2017年02月22日
富女子
2月22日
富女子
ＮＨＫのテレビが若い女性の生活態度について放映した。テーマは富女子。目的は1000万円を5年で貯めること。彼女等の手取り月収が18万円。その内10万円を毎月貯金。ボーナスはすべて貯金。生活費は8万円／月。こんな若い女性の生活について密着取材していた。1000万円の預金があるから「富女子」と呼ぶとの最近の傾向にまず私は疑問を感じた。お金に対する社会の風潮が心配だ。日本人のすばらしさは質実剛健である。それが1000万円の貯えのために青春を浪費してしまうのだ。こんな情けない社会があるのだろうか。私達は戦後何もない時代に、明るい未来を信じて営々と汗を流してきた。目的はそれぞれ違っていたが、拝金主義者は軽蔑してきた。それが世界一お金持ちになったはずの日本の未来を背負う女性たちが1000万円というお金を目標に生きるというのは誠に悲しい。誰が悪いのか。政治家か、行政かマスコミか。国は毎年国家財政の赤字を発表し、マスコミはそれを嬉々として公表する。日本国の財政は、今世紀中に破綻するのかの報道まで行われる。あまりに見当違いの議論は困ったものである。
2017年02月21日
グローバル２０
2月21日
グローバル２０
トヨタの協業による世界シェアが２０％となるとの報道があった。１９８０年のトヨタビスタ発足、そして工販合併の相言葉はグローバル１０であった。その後グローバル１５の旗の下、快進撃をつづけたが、拡大路線のほころびから旗を下したのはそんなに古い話ではない。それが今回は協業という新しい経営戦略で世界の２割を押さえるという快挙である。トヨタに多少の縁を持つ者として心からその成功を祈りたい。エンジンからモーターへそして水素へと続く新しい道、そして自動運転やカーシェアリングという新世界での競争が待っている。
2017年02月19日
変わるものだけが生き延びられる
2月19日
変わるものだけが生き延びられる
2012年の国連会議でウルグアイ第40代大統領ホセ・ムヒカ氏が演説した。188ヶ国の首脳等が集ったブラジルのリオデジャネイロでの会議。僅か8分間のスピーチがその後全世界を感動させた。多くの書物が日本でも発行された。ブータンミュージアムの「幸福のかたち」という企画展の中でも彼の言葉を大きく扱っている。書物も揃えている。世界一貧しい大統領の意見を私たちも受け入れたからである。彼の人生において、彼が日本人から受けた影響は非常に大きかったという。そして今後も日本はフロントランナーとして世界に大きな影響を与えるだろうと説いている。日本で起きることは必ず世界で起きるだろうとの意見だ。今世界の富の約半分は僅か100人程の超富裕層が持っている。こんな愚かな社会をつくってしまった私達がやるべきこと。それは社会の変革だ。変えなければならない。そして自らに問わねばならない。「私達は本当に幸福か。」今やアメリカは最大の債務国であり、中国も危機に瀕している。日本は世界トップクラスの豊かな国である。その日本でさえ貧困があり、自殺があり、いじめが横行している。直ちに富の不均衡を是正し、正しい社会の確立に努力しなければなるまい。日本が真の世界のリーダーになれるかどうかはその一点にかかっている。
2017年02月18日
想念は時空を超える
2月18日
想念は時空を超える
科学者や哲学者或いは宗教家が悟りを開いたり、新しい原理を発見したり、定理を見つけたりするのは、何気なく思える一瞬においてだという。「何気ない一瞬」この時を求めて彼等は呻吟する。そして幸運にもこの「何気ない一瞬」にあえた時に突然悟るのである。その幸運にあえる道は想念の手綱を緩め、時空に遊ばせることが大切である。想念はひとりでに軽々と時空を超えてとびまわる。そして悟りに至る。原理を見つけ、定理をあみだすのだ。早朝の思索は有効ではあるが、時には想念を解き放ち、自由に時空を超えて飛びまわらせると面白い発見がある。現代における「坐禅」そしてブータンの「瞑想」などを考えていると想念を解き放ち、自由に時空を超えて宇宙に遊ぶことの重要さに気付かされる。今年もまたブータンを訪問する春が近付いてきた。
2017年02月17日
傘寿
2月17日
傘寿
ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領と私はほぼ同年の80才である。偶然ではあるが彼の人生観を知るにつれ、感銘を受けることが多い。その一つにこれからの人生、80才からの人生の過ごし方である。彼は独裁政権時代にゲリラ活動に参加、何度も収監され最後は約13年もの長期間独房に監禁されていたという。民主化と同時に釈放されその後推されて大統領となった。その間獄中で学んだことが多かったという。80才からの人生は、若者と同じことをやろうと考えても無理である。しかし老人でもやれることがある筈だ。それは経験、そして蓄積してきた知恵を活用することである。それを若者達に発信することは出来る。これからの80才からの人生の出発点に立って考えることは政治の方向性と教育の問題だ。私は更に日本として考えるべきことは一次産業の衰退の解決策を挙げたい。一次産業を魅力のあるものとして本来の重要な役割を再度世に問う必要がある。老骨に鞭打って残された使命に邁進していきたい。
2017年02月15日
ワインブーム
2月15日
ワインブーム
日本酒は日本、スコッチウイスキーはイギリス、ワインはフランスといった固定観念は激しい時代の変化の中で空文化されてきた。最も顕著な例がワインである。イタリーワインから、今やカリフォルニア、チリをはじめ世界各地で作られている。日本でも戦前から中小ワイナリーが誕生したが、最近では毎年数社がオープンしている。福井県では16年前に大野市で地元の有志が集まって白山山ぶどうワイン�蠅�設立された。私も十数年前からおつきあいをはじめ、本社のショップで取り扱わせていただいた。山ぶどうの木のオーナー制にも参加し、5年間オーナーとして毎年収穫時にワイナリーを訪れてぶどう狩りや果汁絞りの実演を楽しんだ。その白山山ぶどうワインの社長谷口正一さんがブータンミュージアムにいる私を訪ねてくれた。約1時間余りワイン談義に熱中。最近のワインブームについて語りあった。ワインだけでなくワイナリーの誕生が日本でも多くなったという。ポリフェノールが身体に良いとの評判で健康志向の時代の波に乗っているようだ。ぶどう畑が採算に乗るかどうかを検討していた私も興味津々。そのうちに出資しないかとのお誘いを受け、相談することにした。「山ぶどう」は私にとって30年来の研究テーマなのである。
2017年02月14日
耕作放棄地
2月14日
耕作放棄地
農林業にたずさわる人は年々減少をつづけている。そして現在働いている人々の年齢は高く、65才以上の比率は驚くほど高い。5年10年後の日本の農林業は、このままでは滅亡するのでないだろうか。危機に対する対応の遅さに大きな危惧を抱いている。そこで小さな一石ではあるが、福井で耕作放棄地の解消のため、新会社を設立しようと考えている。人員はすべて東京人を採用。農林水産業のイロハを教え、一次産業の復活のための先兵となって働いてくれる人材を育成したい。研修期間2年、育成期間5年合計7年間の研修は医系大学院以上の長期に亘ることになるが、正規社員として給与は大卒並みに支給したいと考えている。まわりの者はみなその成功を危ぶんでいるが、正しい事業、時代が求める事業、世界が必要とする事業は必ず成功するという信念の下、この難事業にとり組んでいきたい。
2017年02月12日
舞鶴若狭自動車道をゆく
2月12日
舞鶴若狭自動車道をゆく
日本海のすぐそばを走る国道27号線の少し山側を走る舞鶴若狭自動車道を走ってみた。福井ＩＣから京都との県境、福井県最南端の大飯高浜ＩＣまで約1時間半。福井ＩＣを出たときはどんよりとした小雨のふる空であったが、敦賀からは明るく晴れ上がり、嶺南と嶺北の違いにあらためて驚かされる。ところが積雪は逆に残っており、「南雪」とよばれる現象だ。大飯高浜ＩＣから国道27号線に出てさらに南進する。真正面に若狭富士という名の青葉山の秀麗な姿が浮かび上がる。標高693mとはとても思えぬが、案内してくれた友人も900m以上あるはずという。山裾は舞鶴市域につながり、まさに県の南端にすっくと立っている。国道27号線敦賀から舞鶴へ抜ける日本有数のリアス式海岸に沿って走る風光明媚な道であり、真冬でも波乗りに興じる若者達で賑わっている。吹く風も嶺北の荒々しい日本海と同じ海とはとても思えない。のどかである。今年若狭は杉田玄白没後200年を迎える。福井県は「医者坊主」といわれるが、その中でも最高位に位置する有名人がこの杉田玄白である。日本人のすべてが知っている「解体新書」と「杉田玄白」の名は私達の脳裏にしっかり刻み付けられている。脳学者の養老孟司先生が今秋この地で講演をされる予定であり、今から楽しみにしている。
2017年02月11日
水仙のかおり
2月11日
水仙のかおり
毎朝４時に起きて仕事をはじめる。３０年来の生活のパターンである。私の大きな仕事机（タテ１ｍ、ヨコ２ｍ、高さ７０ｃｍ）の片隅に水仙の花を飾っている。いつも高貴な香りを漂わせてくれている。水仙は福井県の県花である。日本海に面した高台の傾斜地に一面に水仙畠が広がっている。雪を侵して咲く梅の花の生命力を歌った詩は多いが、吹雪の中で健気に咲く水仙の可憐さも見応えがある。一見地味であるがよくよく見ると香りそのままにキリッとしまった形が美しい。テレビでその水仙畠が猪に荒らされて、全滅したとのニュースが流れた。先祖代々育ててきた水仙畠を子供のように可愛がってきた老婦人の切ない声が身にしみた。翌日の夕方にスーパーの花屋の店先で水仙を見つけた。思わず全部を買ってしまった。
僅かに２，０００円ほど。その水仙が私を癒してくれる。さあ今日もまた頑張ろう。
2017年02月10日
第三の財務諸表
2月10日
第三の財務諸表
経営の状況を的確に知る指標として財務諸表がある。NPOでも金銭出納簿式の記帳方法から複式簿記への移行が推奨されるようになった。株式会社ではB/SとP/Lいわゆる貸借対照表と損益計算書が必須である、キャッシュフロー計算書の添付も常識となりつつある。このキャッシュフロー計算書が第三の財務諸表と言われ、失われた20年の間にその重要性が喧伝されてきた。このキャッシュフロー計算書には三つの区分がある。第一は営業キャッシュである。これは利益キャッシュと取引条件キャッシュに分けられる。第二は投資キャッシュである。機械や設備などへの投資を当てる。第三は財務キャッシュで資金の運用部分である。この三つの資金の流れを把握することにより、激動する経済情勢の中で、経営を安定させることができる。資本主義社会の現状を見渡してみると、CEOとCOOの権限が重なり合いつつあるのを感ずる。超一流企業の突然の破綻である。その原因は財務分析の不足とその数字の改竄である。すなわち経営最高責任者であるCEOと財務責任者のCOOの責任分担が不明確になり、経営の実態把握がなされないまま放置されてきたのであろう。信用力の乏しい中小企業にとってはこの経営指標の把握は経営そのものである。心していく必要がある。
2017年02月08日
森と木の研究所を訪ねて
2月8日
森と木の研究所を訪ねて
福井県と京都府の県境の町、高浜町。その六路谷に鋸谷茂さんの研究所がある。「森と木の研究所」という。鋸谷さん所有の近在の森の木で作ったという木造の建物。個人立の研究所である。森と木をテーマとするだけに木の香が漂う大きな空間だ。大きなトチの木のテーブルがあり、大きな部屋のあちこちに木の飾りがある。マキストーブが赤々と燃え、見ているだけで身も心も温かくなる。日本の林業の不振の原因を質問したが、答えは「技術不足」。外国の例や他産業と比較して、日本の林業に関する技術研究開発の不足を指摘された。日本の森林カバー率は、世界でも第10位と指折りであり、森林を守る意識は高いと思っていたが、鋸谷さんの意見では日本の森は活力をなくしているのと意見。「技術」とは何かの話題にうつり、ブータンの森林政策との比較を交えながら、今後の福井県林業の未来について話し合った。日帰りの旅ではあったが印象深いものとなった。再開を約し別れた。二匹の紀州犬に見送られた。山林を獣害から守っている。たのもしい犬とのことであった。
2017年02月07日
企業経営としての農業経営
2月7日
企業経営としての農業経営
日本の農業は戦後急成長を遂げたが、その後改善がすすまず、農家の高齢化、経営不振による兼業化によって体質は徐々に弱体化してきた。ガットウルグアイラウンドにより自由化が進み、さらに中国のWTO加盟により我が国の農業を取り巻く環境は大きな変化の時を迎えている。零細農家による農業経営、そして旧態依然の国や農協の指導が重なり、先行きに不安を感じる農家が多い。農業法人への取組みが活発になってきた背景がそこにある。そこで考慮すべきは企業経営としての経営分析から経営戦略特に財務戦略計画立案が重要となる。少なくとも5ヵ年ごとの戦略書の作成が望ましい。現在は雇用情勢が好転し、人手不足の中で若年層をいかに農業経営に誘導するか。魅力的な将来の夢計画だけでは難しい。今日一日が楽しめる仕事作りが求められる。その仕事を創り出す、考え出すことが難しい。しかし人間の知恵に限界はない。必ず道はある。それを探すことに生きがいを感じている。
2017年02月05日
天下にそば好きは多い
2月5日
天下にそば好きは多い
京都や金沢は料理で有名だが福井は質素倹約のところ。だから料理はだいぶ質素だという人がいる。また福井の料理は新鮮なだけが取り柄で味は大したことはないというのである。本当か。私は世界を歩き、日本中を歩き回っておいしい食を探しあるいたが、福井の味はまた格別である。いや福井の料理は天下一品である。例えば永平寺の精進料理。これは寺の大広間で導師の法話を聞いたあとでいただく本格的なもので、どこの料亭でも出せない素晴らしい味と風格である。また毎月必ず楽しむのだがホテル内にある「橘」もすばらしい料理を出す。料亭の開花亭、山楽、離世、いわしやなども大いに楽しめる。ただ福井の食でもう一つ最高のものがある。それは「越前おろしそば」である。福井県全域に、「手打ちそば文化」が脈々と受け継がれており、各町各村そして各家でそばが供されている。全国そば名人大会や名人位の表彰。研鑽も永年の歴史と伝統がある。そば道場も多い。おろしそば一杯400円〜800円。それを1人2〜4杯いただく。夏も冬もおろしそばは「冷」ひやである。辛味大根おろしと削り鰹節と刻みねぎをかけていただく。至福の時が訪れる。福井へ嫁いできた女性の全てが「そば好き」になる。これまたそばの魔法の味であろうか。
2017年02月04日
新横綱誕生
2月4日
新横綱誕生
大関稀勢の里が初優勝した。大関に昇進して15場所ぶりに初めて手にした優勝。歴代で最も遅い勝利とのこと。但し準優勝は12回もあり、1番多いとのこと。実力は十分だ。日本人横綱は19年ぶり。日本中が待ち望んでいた快挙である。久しぶりに相撲中継に身を乗り出して観戦した。相撲は国技と言われ古墳の中からも力士像が発掘されるほどの歴史がある。モンゴル勢に独占されていた横綱の地位にやっと日本出身者がついた。新聞テレビでも当分の間は稀勢の里でもちきりとなることと思われる。
2017年02月03日
革新は個人から生まれる
2月3日
革新は個人から生まれる
時代を変えるのは個人である。オバマ大統領が8年間いい続けてきたのはチェンジである。そして今トランプ大統領が誕生した。大きな変革が起きる予感がする。世を変えるのは大統領だけではない。個人個人が変える力を持っている。その力を発揮するかどうかで自分の人生が変わる。発揮しなければ変わらない。要は「実行する」かしないかである。右へ行くか左へ行くかはさして重要ではない。それは途中で修正できるのである。一歩を踏み出すか否か。そこで人生は変わる。例え半歩でも踏み出す勇気をぜひ持ってもらいたい。
2017年02月01日
福井県の魅力は全国４１位。ショック。
２月１日
福井県の魅力は全国４１位。ショック。
福井の魅力を機会のあるたびに発信している私にとってまたまたショッキングなニュースが流れた。全国４１位とのこと。言葉をかえると福井が４１位ということは日本がいかに魅力的かの証拠でもある。 日本列島は世界に類例のない緑の国である。礼節の国である。美しい清潔な国である。シンガポールに長く住んでいる知人、吉村一男君がブータンミュージアムの私を尋ねてくれた。シンガポールの観光客を福井へ呼びこむ会社をつくろうとのこと。シンガポールはアジアでもトップクラスの魅力的な国である。一昔前に「ルックイースト」と日本をあがめてくれた日が懐かしい。今やシンガポール大学は東京大学を抜き去りアジア一の高いレベルを誇っている。国民一人当たりの所得も高い。ところが福井県と比較してみると山がない。川がない。森林がない。田畑がない。雪がないとないない尽くしである。シンガポールの人口比率は中華系が主で、あとマレー系、そしてインド系と多民族国家である。観光客の少ない冬期に雪や温泉そして日本の伝統文化を楽しむ旅を企画し大量のシンガポール人を小松空港着ダイレクトに福井へ連れてくる人の流れをつくり出したい。そして福井県の魅力を内外にアピールし、幸福日本一の名に恥じないものにしていきたいものだ。