« 2017年07月 | メイン | 2017年09月 »
2017年08月のアーカイブ
Search
2017年08月30日
東京一極集中
8月30日
東京一極集中
かつて「巨人大鵬玉子焼き」といった。日本人の単一思考を茶化したものであった。だが、その傾向は日増しに強くなり、最近では東京一極集中が強まるばかり。国も地方も何の手も打たない。地方都市の郊外はカーディーラー街、ガソリンスタンド、ユニクロ、ニトリ、そしてスーパーが立ち並び、どこの町も見分けがつかない。そればかりか中心部へも飲食店、居酒屋チェーンが進出。コンビニの出店は目にあまる。すべての店の3割程度（付加価値）が東京へ吸い上げられていく。この時点での東京と地方の関係はどうなっているのだろうか。中世の専制君主と農奴の関係に酷似している。東京へ吸い上げる権利の源は何？私は何も認めたくない。この東京と地方の店舗の関係を分析し、東京への上納金に重税を課す（地方税）ことを提案したい。地方の人々の東京依存が強すぎることも問題だ。自分の足で立つ自主自立の心を養ってもらいたい。地方で出来ることを東京に頼むなと常に自分に言い聞かせている。
2017年08月29日
盆休
8月29日
盆休
墓参り 今年も無事に全員で。ブータンからの研修生12名を送り出したところへ今枝博士から暑中見舞いをブータンより。9月初めに帰国する予定とのこと。土産話を期待している。
2017年08月27日
東京のテレビ局
8月27日
東京のテレビ局
2ヶ月ほど前に取材に来られたテレビ局の方がブータンを訪問され帰国後に御礼に来られた。私達の博物館での事前研修が大いに役立ったとのこと。逆に私の方が恐縮。眞子さまブームで沸いていたときの訪問だったのでなおさら感慨深かったと思われる。私達も眞子様の帰国された後、ティンプーで一週間滞在し、政府から貴重な写真をいただいて帰り現在展示中である。
2017年08月26日
混迷の時代
8月26日
混迷の時代
トランプも北朝鮮も習近平もプーチンもエゴの塊のようにみえる。世は混迷の時代に入ったのだろうか。ＮＨＫエンタプライズが作った東京裁判の記録映画がある。日本語版を久しぶりにみて感動した。人が人を裁く矛盾をついていてすばらしい。この70年前におきた惨劇を今みても、現在の混迷と比較して、不思議な臨場感がある。今私達にやれることは何か、やるべき事は何かを考えさせられる。平和への祈り、それを世界の人々に伝えるには何をすればよいのだろうか。ノーベル平和賞の受賞者が死んだ。新しい世界幸福賞をつくれないだろうか。そしてＧＮＨ国際会議を開く夢を持ち続けている。どんな夢でもその夢を実現する為には、まず計画を立て、実行委員会をつくり、一歩を踏み出さなければならない。時間は余り残されていない。福井から風を起こせと養老孟司先生からいわれているが、何から手をつければよいのだろうか。
2017年08月25日
進化する分譲マンション
8月25日
進化する分譲マンション
トランプタワーではないが、日本でも進化し続けている分譲マンションは多い。例えば麻布ガーデン。バブル崩壊前後に関係なくその資産価値を毎年確実に増やしている。分譲マンションの宿命は10年に1度の修繕、30年に1度の大修繕そして100年後の立替を含む再投資のリスクとそれをカバーする積立金とのバランスが重要である。この分譲マンションの目に見えない(見えにくい)経営内容をチェックするとその将来性が見えてくる。例えばＡマンションを調べると築6年で積立金約1億円、毎年1500万円ずつ積立金が増えている。まさに進化するマンションである。築30年後には4.6億円の積立金となっている。ところがその積立金は運用が限定されている。誠に困ったことに銀行預金等に限られており、積極的な運用が禁じられている。アメリカ流に運用するとこの積立金は少なくとも年4〜5％で運用できるので、立替等の資金に充当できることになる。日本の規制があまりに不適当と言わざるを得ない。
2017年08月23日
奇跡の国ブータン王国
8月23日
奇跡の国ブータン王国
北は世界第一の人口大国中共（チベット自治区）に面し南は第2の人口大国インドに挟まれた秘境ヒマラヤ山中の国、それがブータンである。海抜200m以下の南部の亜熱帯ジャングルから北部の海抜6000m以上の山稜まで国土は殆どすべてが山中にある。平野は皆無で、北から南へ流れ下る急流の両側に段々畑をつくり農業を中心とし、牧畜業、林業を営んでいる。アジアモンスーン地帯の西端にあり、東端の日本との類似性をよく指摘される。アジアでは稀有な独立国で、西欧の植民地化から独立を堅持した数少ない国である。人口は福井県と同じ約78万人、人口密度は日本の10分の1ほどで過疎に近い。人が住んでいるのは中央ベルト地帯の海抜2000〜2500mが多い。北方からのチベットの圧力をヒマラヤの山々が守り南からのインドやイギリスの圧力をジャングルの熱い森林が守った。存在そのものがまさに奇跡という国それがブータン王国である。そのブータンと約6年間交流を続けてきた。謙虚な仏教徒としての人々の生活、親しい中にも礼儀を失わない友情と信頼。そして次々と生まれる人の縁の輪の広がり。私たちはこの不思議な縁に生かされていることを実感している。まさに「奇跡の国ブータン」である。今日もまた新しいサプライズや出会いがあることを期待したい。
2017年08月22日
何にもない
8月22日
何にもない
ブータンのよいところは何にもないことだ。反語である。ブータンには何でもあるのだ。日本の地方も同じこと。福井も同じ。福井には何でもある。ないものは何もないのだ。それを若者に説明するのはそんなに困難なことではない。そう思って自分が15才の頃の夢を思い出した。その頃私は京都の大学へ入りたかった。そして世界をとびまわってビジネスマンとして活躍したかった。しかし現代は変った。ネットの世界だ。ネットで何でも手に入る。福井にいて世界を体験できる。おいしい空気、水、たべものを食べて、広い家に住み、よい車でドライブを楽しみ、山へ、海へ、神秘スポットへすぐにいける福井での生活。これを説明するのはそんなに至難の技ではない。さあまた新しい出発だ。
2017年08月20日
10兆円ファンドと10億円社債の衝撃
8月20日
10兆円ファンドと10億円社債の衝撃
トヨタが10億円の社債発行を発表した日、ソフトバンクの孫正義社長は10兆円のファンドの組成を発表した。この日日本一のトヨタが何とも小さく思えた日となってしまった。10億円と10兆円ではその差1万倍である。同じように投資向けの資金のニーズにしてはその差が大きすぎる。このあたりがトヨタの株価とソフトバンクＧの株価のパフォーマンスの差になるのであろうか。トヨタの年初来の株価の動きとソフトバンクＧとの差がはっきり明暗がわかれるところとなった。。ソフトバンクＧの未来に明るさを感じる人が多いのであろう。現代という世界は油断も隙もない。
2017年08月18日
東京一極集中を破壊しよう
8月18日
東京一極集中を破壊しよう
2040年の想定人口は関東35.4％（2010年比＋2.1％）。他の地域はすべてマイナスと予想されている。最も減少するところは東北0.6、北海道0.4中四国0.3と続く。最も弱いところだ。そして中部。近畿、九州はよくてもやはり0.1%ずつのマイナス。こんな異常なことはない。即刻破壊すべき予想である。そのための行動を起こそう。政治も動け、経済界も、そして地方も行動を起こすべきだ。なぜ日本中の若者が東京の大学をめざすのか。そんな間違った選択をさせてしまう時代の風潮が悪い。もっと声を大にして合唱しよう。東京なんて何さ！物価は高く、自然は少なく、人間が多すぎてろくなことはない。本当の幸せは東京にはない。地方には豊かな自然がある。美味しい空気や水がある。新鮮な贅沢な食生活がある。本当の文化はやはり地方にあるのだ。本当の芸術も、伝統も全てが地方に残っているのだ。さあ地方へ帰ろう。おさらば東京。
2017年08月16日
東京より10万人の移住計画
8月16日
東京より10万人の移住計画
東京一極集中を是正するためには若者の移住計画を実施する必要がある。1回10人ずつ東京の若者を福井へ招待したい。1回100万円が必要（アテンダントは無料奉仕）。そこでこの企画を個人負担でやったのでは意味がない。クラウドファンディングで同調者を集めて行う。告知活動はポスター、パブリシティ、そして口コミでやりたい。さあ始めよう。
2017年08月11日
早朝の瞑想
8月11日
早朝の瞑想
坐禅にあこがれていたが、正座ができなくなり、もっぱら椅子に座るか寝ころんでの瞑想になってしまった。姿勢を正すというのが難しいが慣れれば自己流のやり方で楽しんでいる。考えるべきことが山ほどある中で精神統一は簡単ではない。毎日の習慣となるとそれも我流でこなしてしまう。80歳をこえるとその点便利である。あまりこだわる必要がない。さあ今日は誰と会えるか。また楽しい一日がはじまる。
2017年08月09日
先覚者
8月9日
先覚者
戦後の日本を元気にしてくれたのは全国の津々浦々を歩かれた昭和天皇、そしてノーベル賞の湯川秀樹博士、上を向いて歩こうの坂本九(スキヤキソング)そしてソニーであった。昭和天皇は人間宣言（自分は神ではない人だ）と同時に私達の眼前に姿を見せ、帽子をふられたのは印象深かった。老人たちは土下座して涙を流して感謝していたのが忘れられない。ノーベル賞受賞のニュースはアジア初ということもあり私達に自信を取り戻すきっかけになった。ノーベル賞の何たるかを知らなかった私も敗戦のドン底からはい上がる力をいただいた。坂本九の上を向いて歩こうは彼の突然の飛行機事故死と相まって広く長く日本人の心にとどまっているが、アメリカでのヒット曲として世界で歌われたのは心強い。同時に「ソニー」という会社が突然アメリカで有名になり急成長をつづけたのも印象深い。今では当たり前の時価発行の先鞭をつけＡＤＲも日本企業の第一号である。私達はそんな先人の背中を見て苦しい時も悲しい時も一心不乱に努力を続けたものである。その後大学のゼミのクラスで湯川博士の姪と一緒に学んだり、天皇が父の会社においでになったり、ソニーの井深大さんは岐阜ＪＣで親しくお話をしたり、その後ソニーのワークステーションを売らせていただいたり、土井利忠常務(ご先祖が大野藩主)と親しくしていただいた。坂本九チャンには会えなかったが「上を向いて歩こう」は私の人生の歌として愛唱している。
2017年08月08日
県立大学
8月8日
県立大学
前知事の栗田幸雄氏の英断で福井県に県立大学ができた。隣の金沢市が数多くの大学を抱えているのに対し福井は少ない。その中で県立大学が経済学部、生物資源学部、海洋資源学部、看護福祉学部と大学院を有し県内外にその存在を誇っている。注意してその中身を見てほしい。今、日本で最も厳しい状況にある農業、林業、水産業の後継者を育てる学部が揃っている。特にこの一次産業の衰退を憂えている私としては誠に心強い限りである。今後はこの若者達にバラ色の夢を提供できるようその受け皿作りに専念したい。そう念じて日々一歩ずつ努力を重ねている。
2017年08月06日
グリーンコンシューマー
8月6日
グリーンコンシューマー
もう20年も前であるが省エネ生活を進めるためにグリーンコンシューマーになるよう運動が活発になった。ＩＳＯが云々され多くの企業が省エネにとり組んだ。私達は零細企業であったが、なけなしの金をはたいて「エコフェスティバル」を福井市で2日間に亘り開催した。3年間つづけたが力盡きて中断した。エコ企業と言われた零細の仲間たちが次々と倒産していくのを見ていたが、その後「勿体ない運動」をはじめた。これは同調者を多く集め今でも長続きしている。グリーンコンシューマーとは勿体ない主義者のことである。まだまだ世間にはムダが多い。私はこのムダを省くことを重要な仕事と考えている。ムダを捜してその活用方法を仲間たちと考える毎日である。
2017年08月05日
切手になりました
8月5日
切手になりました
ブータン王国枢密院議長のレンポ C・ドルジさんがホテルへ朝来訪された。手に切手シートを持っておられる。三大国王を記念するチョルテンの横に私たち夫婦の写真を使って、記念切手を作ってきてくださった。昨日の夜パーティで撮ってもらった写真を使い、今朝中央郵便局でこの記念切手のシートを作ってくださったのだ。その熱い思いに感激。二人とも大いに喜び、その後の会話が弾んだ。前日にパーティで会ったブータンの大学生を今冬福井へ招待する話をした。1ヶ月間をどのように福井で歓待するのが良いのかを考える日々である。
このブログは7月の訪ブータン時に書かれたものです。
2017年08月04日
越前和紙の原材料
8月4日
越前和紙の原材料
福井県の各地の村史を見せてもらったところ数百年の長い間和紙の原材料であるコウゾ三又を植林して生業としてきた歴史を知った。村落ごとにカマ場をつくり、出荷していたそうである。山間部では米が作れず、それで生計を立てていたとのこと。過疎に悩む山村の寺の住職たちの切実な声を聞いているとその深刻さがよく分かる。三又を植えると花が美しく、不思議なことに��よけになるとのこと。一石二鳥とはこのことだ。
2017年08月02日
有機農業
8月2日
有機農業
人間の夢は100才まで元気に生きて、最後はポックリ死ぬことと言われだした。寿命はのびているが寝たきりの長寿は本当の幸せではない。そのため健康長寿食の研究が盛んになってきた。若手の農業家の中で成功している人は有機農業指向が多い。これは必然であろう。いかに化学肥料を少なくしていくかは大きな問題だ。有機肥料の研究はまだまだこれからである。