2017年10月のアーカイブ

秀吉好みの金茶椀

10月31日
秀吉好みの金茶椀
金の茶室をつくった秀吉と千利休の話は有名。秀吉の金茶碗と利休の黒茶碗の対比を想像していた。秀吉が築いた出世城の長浜城跡は私の幼年時からの遊び場。その城跡には市民すべての寄進により長浜城が再建。秀吉をいまだに慕う人々の思い。そこで友人の陶芸家五島哲先生をくどいて金茶碗づくりに励んでいただいた。今年の7月にブータン王国への旅に「金茶碗一対」を持参。国王ご夫妻への献上品とした。その後あまりの出来のよさにうれしくなり、もう一種類オール金を追加発注。この純金メッキは特殊なもので地元の清川メッキで特別に調整してもらった。現代によみがえる秀吉好みの金茶碗となった。

農業女子

10月29日
農業女子
若者が新しい農業の担い手として名乗りを上げるようになった。失業率が低くなり、福井県は全国一低い。先日嶺南のハウス(野菜工場)を見学した。30才そこそこの社長の下、働いているのは全員女性。いわゆる農業女子である。新しい農業をめざす私にとってこれ程の朗報はない。

独想性

10月28日
独想性
理想は高く持ちたい。現実は厳しい。その間をとりもつのはユニークなもの、ユニークなこと。独想性だ。私はThink ユニーク、ディファレント、アンユージュアルを掲げて長く経営を続けている。私の信念は固い。弱小の私が生き残る道はこれしかない。

新渡戸稲造

10月27日
新渡戸稲造
気になる人である。クラーク博士の札幌農学校からアメリカの西海岸へ渡り、新島襄とも懇意であったが、新島の勧めたアーモスト大学へは入学せずその後キリスト教徒としては互いに影響しあった。帰国後新島は官途に就かず自主自立の途を歩んだが新渡戸は官立学校要職を経て国際連盟の事務次長に就任。新渡戸四天王と言われた前田多門、鶴見祐輔、田島道治、岩永祐吉は有名。前田多門はソニーの前身の東京通信工業の初代社長で、井深大の岳父。

年号

10月25日
年号
明治元年は1868年。江戸時代(徳川時代)をすぎること150年がいよいよ来年。明治は43年間、大正は14年間、昭和が63年間そして平成が29年間。併せて150年。来年から新しい年号となる。今年中に新年号が決まる。世界平和を祈念するものを期待したい。

資産効率

10月24日
資産効率
上場企業の資産効率が8年ぶりにアメリカを抜いたと報道された。ROA(総資産利益率)が3%となり逆転した。一見おめでたいようにも見えるが総資産の膨張を抑えながら利益率を高めてきたことによる。資産売却や不採算部門の売却、撤退など後ろ向きの対応が多い。蓄積した資産を有効に活用する道が見つからない状況だ。前向きの投資や配当性向を上げて手持ち資金を回す社会的使命の認識が必要だ。

ワインフェスタ2017

10月22日
ワインフェスタ2017
秋晴れの一日、大野市落合の白山ワイナリーで開催。5月初旬の苗植え会。6月中旬ブルーベリー狩り。8月中旬ぶどうもぎとり。そして今回の新酒まつり。社員を含め20名余りのボランティアの参加で大変な人出。ジャズの演奏が山間にこだまする。福井県唯一の自家農園を持つワイナリー。山ぶどうからつくる山ぶどうワインが私の大好物。750mlの大瓶を一週間で空ける。健康長寿の源。ポリフェノールが外国産の赤ワインの3〜7倍もあり、抗酸化作用あり。大勢の来場客に旧知の人がおり次々声をかけられる。前大野市長。その御夫人はボランティアで参加。30年ぶりにあった友の顔を忘れ、その声と話し方でやっと思い出した。

リベラルアーツ

10月21日
リベラルアーツ
数年前に中古ビルを購入。ビル名をリベラルアーツと名付けた。アップルのスティーブジョブズが「アップルのDNAは技術だけではない。リベラルアーツや人間性と一体となって初めて心が躍動し胸が高まる」と言っていた。彼は日本の禅に深く傾倒したがリベラルアーツはギリシア、ローマ時代からイギリスにも伝えられた教養であり、学問である。教育と人づくりに対する私の夢を掲げたつもりである。

10月20日

10月20日
友のふ報
長浜から同級生のふ報が入る。去年元気に話していただけに無常。生きている間にやり遂げたい事がある。急がなければなるまい。秋を思わす入道雲が元気だ。

ブータンの東洋医学

10月18日
ブータンの東洋医学
ティンプー市内には西洋医学のセントラル病院と東洋医学の国立病院が並んで建っている。五代国王の王子(六代国王予定者)はセントラル病院で1年半前に誕生。福井大学医学部卒の西沢医学博士が出産に立ち会ったとのこと。大功労者である。先月ティンプーで彼女に会いその労をねぎらった。東洋医学に関する博物館も併設されており、毎日両方の病院が同じように運営されている。インドやスリランカ、チベット、中国などで長年生きてきた東洋医学への帰依が感じられる。さすが薬草の国ブータンである東洋医学と西洋医学の結合こそ大切であろう。

新しいプラットフォーム

10月17日
新しいプラットフォーム
21世紀を制するものはネット社会の覇者である。新しいプラットフォームを形成できる数少ない人々である。それに挑戦したいと考えている。そのコンテンツ、そしてその魅力、その影響度いろいろ検討すべきことが多い。

一票の格差

10月15日
一票の格差
文芸春秋に西川一誠知事の小文が掲載された。地方の人口減により、地方出身の国会議員がどんどん減っている。そして地方の声は益々小さくなる。人口による一票の格差の判定は間違っている。裁判官の頭がおかしいと思うのは私だけではない。なぜ人口割だけで一票の格差を論ずるのか。地方は水や空気、食料などあらゆるものを都市に提供している。すべての都会人の心の故郷は地方にある。ふるさと納税制度の考え方をぜひ一票の格差の解決にも使うべきだ。悪平等の考え方は社会を破壊する。東京都政をはじめ大都市の選挙の混乱は社会の不安定化につながりかねない。

10月14日

10月14日
肥料
肥料は窒素、リン酸、カリといわれる。そのうちリン鉱石と塩化カリは全量購入している。食料の自給率も低いが、肥料もほとんど輸入に頼っている。日本は危ない。アメリカに石油を止められて太平洋戦争に入ってしまった日本。今また食料を止められたらどうするのか。一日も早く有機農業をすすめ、農業生産の高付加価値化を進めねばならない。

職業分類

10月13日
職業分類
ロータリークラブに入会した頃(34年前)職業は「農業」という人はいた。今はほとんどいない。滋賀県のRCへ栗田ガバナーのお供をして回っていたとき、何人かの人から職業分類が農業、そして新規参入だと聞いた。数年前だったが新規参入の農業の可能性を疑ったわけではないが、果たしてペイするのかと心配していた。今そのことを省みて、もう一度その新規参入された方々にお会いして教えを乞いたいと思う。

ディスカウント

10月11日
ディスカウント
ブランドショップを欲しがる若者が多いが、世界中同じ商品を売るブランドショップに明日はない。同様にディスカウントショップも同じ。もっと品揃え、クオリティに神経を注ぎ、お客が本当に望んでいるもの、サービスを提供していこう。写真一枚、宝物一点でも人は集まる。

物価上昇2%のナンセンス

10月10日
物価上昇2%のナンセンス
日銀の2%上昇がまだ話題に上がっている。小売価格が上がっていないとの発表だが毎日スーパーマーケットの価格を見ていると多くの商品が少量パックになっている。価格は同じでも内容量が減っている。実質価格は上昇しているのだ。福井県は失業率が日本一低い。1人当たり手取給与は東京よりかなり低い。お母さんがパート、そして長男、長女の給与そしてまだある積立型保険収入など。東京のおひとりさまの給与が福井の1.5倍あったとしても本当の豊かさでは問題にもならない。地方の給与水準も地価も2%をはるかに越える上昇率である。

志願兵

10月8日
志願兵
ISがネット動画で志願兵を募集している。そのアジテーターに乗せられて世界から若者が影響を受け集まっているとのこと。ヒットラーの演説を実際に聞いた人は少ない。しかし影響を受けた人は多い。新しい事業を始めるにあたりネット動画の有効性を考えている。

痛風

10月7日
痛風
良薬がない。痛風の痛さを知らず食養生。針で刺すように痛いと妻のいう。見かねて良薬を探す。どくだみ茶がよいという。善は急げとどくだみ探し。屋敷の隅で見つけ出し摘んで乾燥待てしばし。痛風の良薬完成にほぼ1カ月。せめてものhusband duty。そして痛風薬として売り出そう。

オスプレーはなぜおちる

10月6日
オスプレーはなぜおちる
大型ヘリの弱点の克服が大事。4つの回転翼のバランス感覚の悪さが問題。加速度計の精密度が不足しているのが原因か。Zドローン研究所でドローンの改良に取り組む予定であるが、割合早い時期にオスプレーの改善点が見つかるかもしれない。

イノベーション

10月4日
イノベーション
イノベーションを社是に掲げる企業が増えてきた。innovationが新しく新商品、新技術を開発する事はみな判っている。しかし本質的にはもっと厳しいものである。非常識への挑戦である。無謀な挑戦である。成果を期しがたい挑戦である。そんな厳しさを持って「イノベーション」を考えねばならない。

ブランド力

10月3日
ブランド力
サントリーや資生堂、トヨタなどトップブランドのブランド戦略をずっと追い続けている。見事というほかないが、物量作戦を長期に亘って維持していける体力がうらやましい。小なりと言えど、体力はないに等しい身ではあるがよい戦略を構築していけばそれなりの成果を得られよう。

アメリカは新しいインド

10月1日
アメリカは新しいインド
アメリカの苦悩は深い。イノベーションは日本でやり、アメリカのブルーワーカーを使って車の組み立てをアメリカでやれとトランプは言っているようだ。その背景にあるのはドル安、アメリカの賃金の低さである。