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2018年06月のアーカイブ
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2018年06月30日
食品ロス
6月30日
食品ロス
政府は国の成長率2％UPのために必死の努力をしているが、食品ロスがGDPの6.5％もある。この再活用を真剣に考え、対応策を実施する必要がある。この対応策は必要性を認識しておりながら、全く手が打たれておらず。むざむざただ処理費用をかけて廃棄処分されているのが実情である。コンビニやレストラン、食堂などを検分すればその無駄の莫大さに驚嘆させられる。
2018年06月29日
日本ワイン博物館
6月29日
日本ワイン博物館
大野商工会議所の前会長黒原さんは同志社大の先輩。地元の酒蔵花垣の南部社長の父上も同志社大の先輩。そのご縁で白山やまぶどうワインの株主として地域の発展のため、お手伝いをさせていただいている。赤ワインに含まれるポリフェノールが成人病予防にとてもよく効くとの評判で赤ワインブームに火がついた。山ぶどうからつくる赤ワインはフランスの有名な赤ワインと比較すると数倍も多くのポリフェノールが含まれているとのこと。それを聞いてワインの代わりに、やまぶどうの原液ジュースを毎日愛飲し、81才にしてなお元気で、365日社長業をつづけている。政府は地産地消を進め、「日本ワイン」を、日本酒や和食同様に、特別に格付けすることにした。国産のぶどうを原料とし、国産のワイナリーで作られたワインだけを「日本ワイン」と認定するのである。私はこの大野、阪谷の地をカリフォルニアのナパバレーにちなんでsakavalleyと名付け、日本ワインとりわけ「山ぶどう系」の日本ワインの聖地を築き上げたいと考えている。その為に大野市阪谷地区に「日本ワイン博物館」を早々に開設したい。今その構想を練っている。
2018年06月27日
ショートショート
6月27日
ショートショート
１． 手つかずの 未開の天地 開拓の つち音高く 今開けゆく
２． 高山に 囲まれている 盆地なり 湖三つ 多くの河川
３． お清水と 荒島岳と 永平寺 宝慶寺は 二大禅寺
４． 悠久の 天地を憶う テーブルに 光さしきて 構想楽し
５． 大いなる 構想の下 若者を 導きゆかん 夢の世界へ
６． 緑陰を 楽しみながら 思うのは 東の天地 未開の山野
７． 手つかずの 天地を憶う 昨日今日 宇宙に描く 夢の数々
８． シンボルは 何かと問われ 白山の 頂憶う 夏の一日
９． 白山の 山頂より 富士山と 立山も見え 霊山三つ
１０．白山の 禅定道は 三つあり 美濃そして加賀 越前の道
2018年06月26日
データは財産
6月26日
データは財産
企業の特許を公開するのは勇気が必要だ。公開するとよく似た特許申請が次々と出てくる。その為企業秘密として公開せずに秘匿することが一時流行した。データをコンピューター処理して保存しておくとハッカーに盗まれることも多くなってきた。ITの巨人と言われるグーグルやアマゾンドットコム等はデータを集積し、このデータを活用して、これを資産として利用をうながしている。他社の作ったデータを集めて独自のデータベースを構築し、これを売るのである。GAFAと言われる情報の巨人たちは恐るべき資産を形成した。グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンである。油断していると自分の会社のデータまでが知らないうちに売りに出される時代だ。
2018年06月24日
長浜北高校
6月24日
長浜北高校
有名大学を出ても活躍しない人が多い反面、特定の高校を出た人が大変な活躍をするとの記事を読んだ。私は滋賀県出身で、近江商人の町長浜の長浜北高校を出た。旧制中学時代には滋賀県は大津の膳部中、彦根の彦中、長浜（湖北1市3郡の中心）の虎中があった。六、三、三制になり、長浜では彦根への道は閉ざされ、私たちは全校生徒が混乱の中に放り出された。数代上の先輩たちのトップ数十人は彦中へ入り、残りは虎中へ入るのを見ていた私たちであった。長浜には進学校は女学校であった長浜北高と、虎姫校がある。どちらへ入るべきか全員が悩んだ。進学希望者は成績順にA、B、Cにわけられていた。当時の長浜一中（後に長浜西中と改名）のAクラス全員が校長室に呼ばれて1人ずつ虎姫校へ入ってくれと依頼された。一級上の先輩はほとんど全員が長浜北へ入ったのを知っていた私たちは校長の親心を無視して全員団結して長浜北高へ入った。当時湖北地方では長浜北がダントツの有名校であった。そして東大へ1人、京大へ3人、名大、阪大、神戸大へ1人ずつと旧帝大への進学は少なかったが私が入った同志社大へは5人が入り、翌年には浪人した同級生が5人も入学。長浜北の出身者で活躍した先輩、後輩は多いが2級下の滋賀銀行の�眦墜�取は日銀沖縄支店長から滋賀銀行へ入られその後ずっと指導していただいた。私が59才で三谷商事の役員をやめて、独立し起業した時、同級生が役員に入ってくれた。三菱ケミカル副社長、神戸大学教授、カネボー専務、日本ベビー用品チェーン理事長が役員になってくれたがみな長浜北の同級生。今思っても有難い。おそらくそんな会社は全国でも珍しいと思う。義理の弟(住友大阪セメント専務)や実の弟（北川義社長）は役員にはしなかったが彼等も全員が長浜北出身である。妹も。長浜市では未だに長浜北が幅をきかせているが子供たちの時代ではすでに虎姫校に人気が移っている。誠に悲しい現実である。それだけになお長浜北を母校とするOB OGの団結はかたい。
2018年06月23日
第二の人生
6月23日
第二の人生
世界最高のワイナリーを造りあげた男がいる。その名はシェーファー。アメリカ人。1972年11月彼はイリノイ州シカゴのヒンズデールからカリフォルニアのナパバレーに向かって出発した。その同じ年私も私の夢に向かって出発した。私の夢は当時はまだ名古屋ではひとつもなかった分譲マンション事業。名古屋の熱田神宮の近くで「ホワイトシャトー熱田」と名付けたプロジェクト。バブル真っ最中の時期で、鹿島建設に発注した。奇しくも「シャトー」と名付けたのは、シェーファーの大きな夢と共通するものを感じる。彼は僅か20年でヒルサイドセレクトという世界一のワインを造りあげた。以来26年間カリフォルニアワインはフランス、イタリーに互して新しいワインの歴史を作りつつある。その後私は80才にしてワインを含む農業分野へ進出した。福井県をワインの産地にしたいという夢を持つ人々と協力し、日本ワインの里を作り上げていきたい。世界一の品質を作り出すためには「夢を共有する人」が必要である。
2018年06月22日
人生100年時代の資産形成
6月22日
人生100年時代の資産形成
高齢者の資産を調べると、その殆どが預貯金だという。信じられないことである。預貯金金利は0に近い。株式配当率は1％から3%可能。銀行株の一部は3%(税引き後は2.4%前後)もある。預貯金との差は1000万円の場合24万円/年。3000万円の預金の場合はその3倍もある。株式は値下がりが怖いという人がいるが殆どの株式は長い目で見ると必ず上昇する。金利の差より株価上昇の利益の方が数倍上である。年金だけでの生活は心配だという人が多い。その為100才までの投資を考えておかねばならないが、日本では高齢者のための投資環境も、投資対象も、まだまだ未成熟である。世界トップクラスの国富を抱える日本国民に対して、より親切でより有益な投資指導をぜひやってほしいものだ。
2018年06月20日
世界の企業利益（日経より）
６月２０日
世界の企業利益（日経より）
2017年約4兆ドル(420兆円)と3年ぶりに最高を更新。
前年比29％増と好調。日本の上場企業は約30％増とほぼ同じ。ベスト20社の内、アメリカが12社、中共が5社(銀行4社を含む)日本トヨタ1社、イギリス1社、韓国1社。中共の銀行の不良債権区分が明確でないとのこと。20社の配当は配当率29％。170兆円で自社株買いを含むとかなりの高率配当が行われた。この数字を見ているとトマピケティがいうr＞gの法則を思い出す。rは資本収益率、gは成長率である。即ち過去に貯蓄された資産からの所得と勤労所得は常に勤労所得が少ないという姿である。この矛盾を解決するには資本に対する継続的な年次累進課税を行う必要がある。それから寄付文化を育てることである。寄付をすることで社会に自動的に還元できる。かつての日本はそんな社会であったと聞いている。
2018年06月19日
国富
6月19日
国富
今年もまた2016年末の国富の統計が内閣府から発表された。日本の国富（総資産）は約1京500兆円、総負債7,146兆円、総資産3,354兆円、前年より総資産、総負債とも上昇し過去最高。純資産も上昇したが、1997年3,580兆円と比較するとまだ226兆円下回っている。考えようによってはこの差約7％は近々中に取り返せると思われる。即ちどの数字を検討しても日本の財政が危機的状況などというのは間違っている。日本の国家は世界一健全で安定した状態である。1年で500兆円増えた資産を使うとすればこれは国家予算（一般会計）の5年分に相当する。使い道は地方創生、農林水産業、交通インフラ整備である。建設国債に頼れば経済成長をともなうのでその 償還は安易に安全に進む。また地方創生投資は人口問題、過疎問題を解決し、農林水産業への投資は世界の食料問題解決の糸口となり、食断の懸念をも払拭する。交通インフラ整備への投資は、地方創生へのインパクトは勿論、インバウンドを促進、そしてアベノミクスの三本の矢をたちどころに成功させるものとなる。国家財政のプライマリーバランスを論じたがる傾向は、健全な財政再建を危うくするものである。消費税のアップの前に少なくとも100兆円規模の一大投資を行い日本経済に活を入れてもらいたい。まず100兆円を投資する為のプランづくりをはじめようではないか。次の100兆円の投資先は途上国への投資である。アジア、アフリカへの投資である。台湾、香港、マカオ、千島樺太への投資である。更にハワイ、ミクロネシアへの投資も官民共にすすめていきたいものである。中共のいう一帯一路への投資は中共と同額以上のものである必要がある。共産主義国家に世界のリーダーをまかせてはならない。アメリカにも更に踏ん張ってもらい、日本が北欧諸国や中東諸国と共に21世紀の世界をリードしていくことを切に望みたい。更に次の次の100兆円投資を続ける必要がある。それは新技術開発、新システム開発、新素材開発、特に空への投資を切に願っている。三菱航空機の苦闘は見ているだけでつらい。日本あげて航空機事業へ進出すべき時である。もはや逡巡は許されない。沖縄駐在米軍の志気低下の状況を考えてもこれも一刻の猶予も許すことは出来ない。
2018年06月17日
人生100年時代
6月17日
人生100年時代
百寿者をセンテナリアンと呼ぶ。地域性がある。福井県は元気で働く高齢者が多く、日本一と言われている。その理由は水がよい、空気がきれい、食事が新鮮な魚、野菜食、ソバの多用と健康食、そして何よりも豊かな自然の中の生活はストレスが少なく健康維持がしやすい。そんな福井県で暮らす私達は日本一の幸せ者である。ただ最近は若者の貧困が問題となり、特に正規の就職をしていない若者（派遣社員を含む）が急増し、厚生年金の受給資格がないとのこと。放置すれば社会の秩序を大きく揺るがすことになる。また老人の貧困も大きな問題だ。これもまた富めるものと貧しいものの格差がどんどん拡大している。何とかしてこの矛盾を解決してほしいものだ。日本の寄付制度の改善も早急に望みたい。人生100年時代をむかえるとやるべきことがはっきりしてくる。安倍首相のリーダーシップに期待したい。
2018年06月16日
阪谷スターランド
6月16日
阪谷スターランド
白山連峰の経ヶ岳山麓の（1628ｍ）の南西の斜面に日本ワインの里を創りたいと考えています。主として日本原産の山ぶどう（学名Vitis coignetiae）を元とする、日本の土壌（酸性強く）、気候風土（多雨多雪）にあった栄養価に優れた天の賜りものを十年、二十年の歳月をかけて熟成していきます。大野盆地は内陸（日本海からほぼ100ｋｍ余）にあり、日本百名水（おしょうず）に恵まれ、日本百名山の荒島岳（1523ｍ）を仰ぎみる景勝の地です。阪谷の御領地区の清らかな湧水は、年中休みなく自噴しています。清流は田畑をうるおし、大野の棚田育ててくれます。遠く「天空の城」といわれる「大野城」を望み、まぶしい陽光に満ちあふれた南西に広がる阪谷の里は「ムーミン谷」とでも呼びたいのんびりした山里です。ここで「大野自然塾」を開きたいなと考えています。この地には系列会社の白山やまぶどうワインが20年間ぶどうづくり、ワインづくりに励んでいます。またその独特のワインやジュースのファンが多く、地元のみんなに愛されています。この阪谷の地をみんなが「面白そうだな」「楽しそうだな」「行ってみたいな」と喜んでもらえる地にしたいと考えているのです。日本の田舎を代表する旧家並が散在し、その中に私達の阪谷スターランド（約４ha）があります。この阪谷スターランドをみんなの力で「ムーミン谷」と呼べるようなそんな新しい世界を創りたいと念じております。
2018年06月15日
無料の豊かさ
6月15日
無料の豊かさ
GDPに反映されない無料の豊かさを問題にしたい。例えば家事、育児―家庭内での教育などはカウントされない。また無料で配布される商品、サービスもノーカウントだ。特に無償の奉仕と言われるボランティア活動はすべてゼロである。しかしそのようなサービスが周りをいかに豊かにしているか。私は幸福の原点にこの無料サービス、無償サービス、家族親戚間の無私のサービスの大きさ、貴さを強調したい。今年の冬ブータンからの大学生を１ケ月ホームステーでお世話した。驚いたのは学資の高さとその学資はすべて姉(ニューヨーク在)が負担しているとのこと。家族愛の強さは想像以上だ。GDPに計算されない支援であろうか。私たちも国内滞在費用はすべて負担し彼女を家族として迎え、送った。
2018年06月13日
ネットワーク
6月13日
ネットワーク
インドに住み続けている日本人僧中村行明 比丘をブータンミュージアムに迎えた。20人余りの会員を前にインドでの仏教伝道の話を聞いた。昼食、夕食そして翌朝の会話を含め、その澄んだ大きな眼の輝きと共に理路整然とした話に感銘を受けた。ブータンのＧＮＨに凝り固まっていた私の考えに対し、もっと初心に帰れと忠告を受けたように感じた。世界がＧＮＰに凝り固まっている現状に対し、ブータンが提唱したのは「ＧＮＰだけではダメだ。その反対側に存在するＧＮＨを忘れるな」ということなのだ。ＧＮＨだけを取り上げて「幸福とは何ぞや」と悩むのはおかしいと至極当然の指摘をいただいた。それと今私が進めようとしている「福井県を大野市をぶどうの里にしたい」という思いに対して仲間を増やすことを教えていただいた。これまた有難い忠告である。
2018年06月12日
ショートショート『夢を追え』
6月12日
ショートショート『夢を追え』
・幸せの 種まく仕事 つづけつつ 今日も一日 笑顔ふりまく
・空をとぶ 車の夢を 追いつづけ 今日も種まく ドローンあやつり
・東大を 清華大学抜いたとて 何を騒ぐか マスコミの闇
・農業に ノーベル賞が なぜないか 最重要の学問分野
・関西に 産学金が 整揃い 今一度問う 世界一の座
・これからは GNH 求めつつ 世界平和の 声高らかに
2018年06月10日
ショートショート『日本』
6月10日
ショートショート『日本』
・1京円 こえる国富を もてあます 政治悲しや これが現実
・国富論 よりたたかわせ 日本の未来に使え 生きるお金を
・悲観論 何の効果も生みださず ただ黙々と 故郷をめざす
・夢半ば やり残すかと 人問えば 天知るのみと 呵々大笑す
・日本の 地方はすべて 未開なり 希望の大地が若者を待つ
2018年06月09日
ショートショート『偶感』
6月9日
ショートショート『偶感』
・鉄道を 明治2年に 計画し やっと果たせる新幹線ぞ
・百五十 たってもいまだ 通じない 敦賀・京都の 新幹線は
・人口が 少なくなって 出てく人 豊かになれる 夢を追いつつ
・ゼロからの 村おこしせん もろともに 力あわせて 知恵絞るらん
・農業は 未来をひらく これからの 国の守りの 固いいしづえ
2018年06月08日
グローバル時代の投資戦略
6月8日
グローバル時代の投資戦略
日本経済に投資するのは正解だが、グローバル時代には急成長するインドへの投資が面白い。共産国への投資は危険度が大きいがインドはその点安心。そして21世紀中に最も成長が期待できる。ドルやユーロへの投資は50年単位では危険だ。インドルピア/インド株式市場への直接投資は長い目で見ると正解となりそうだ。私は少しずつインドへの投資を考えている。
2018年06月06日
ぶどうづくりは10年計画
6月6日
ぶどうづくりは10年計画
森を育てるのは50年、人を育てるのは100年といわれるが、ぶどう作りも年月が必要。まず5年間は収穫ゼロ、10年でやっとぶどうが育つ。縁あって大野市の阪谷地区にある白山やまぶどう農園と提携することになり、構想を練っている。カリフォルニアのナパヴァレーの奇跡にちなみ、大野でサカヴァレーを創りたいと考えた。4haを確保し、少しずつ拡張していきたい。春の陽をあびて新緑のまぶしい田園の中をゆっくりドライブしていると10年後に一面がぶどう畑に変わっている姿を夢見ることができる
2018年06月05日
かきもち
6月5日
かきもち
大野のさかだにに特産工房喫茶ひまわりがある。そこでは地元の特産品が売られている。何でも素朴でおいしい。特にかきもちがよい。味付けが素朴だがまたそれがよい。同じような「かきもち」が石川県の白山市の農事組合法人で作られている。取りよせてみたところ、こちらは芸術品だ。机の上に飾って眺めている。箱詰めされたかきもちは12種類ある。よもぎ、昆布、しそ、エビ、棒茶、クチナシ、赤かぶ、のり、大豆、黒豆、ごま、なんば。たべるのが勿体ない。あまりの感動でいまだにお礼の返事を出すのを忘れている。ぜひ一度訪れてみたいと切に願っている。ものづくりの大切さ、その真剣な姿に感動し、毎日あきずに美しいかきもちの色合いを楽しんでいる。まるで古の十二単を眺めているようだ。
2018年06月03日
国会中継
6月3日
国会中継
十数年前に国会中継がテレビで行われだした時、あまりの低俗な質疑応答に私達は失望した。その後少しずつ改善されてきていると思っていたが東北大震災や福島原発事故に対する報道もまたまた私達の期待を裏切った。そして最近の状況も議論の主旨がまた元の低俗なものに逆戻りしている。国会での議論は日本の財政再建論議であり、それに伴う国富の議論でありたい。昨年一年間で国富は５００兆円増えている（内閣府発表）。その使途につき十年先百年先を見据えた議論を望みたい。日本の地方はインフラの整備が遅れている。景気回復、デフレ脱却をするには社会インフラ投資がベストの選択である。
2018年06月01日
発想の転換
６月１日
発想の転換
福井県大野市を西の軽井沢に
今年大野市は過疎地として認定を受け、今後の設備投資につき3年間の固定資産税免除の特典が示された。福井県は日本海側にあり、明治維新までは大陸との交易や、日本海の北前船による交易、そして京阪神、中京地区へのアクセスの良さで大きな発展をつづけていた。それが薩長との反目によりブレーキがかかり一番遅れたところとなり果てた。北陸新幹線は明治初年以来の福井県民の願望であったがやっと2023年春には敦賀駅まで開通、念願の小浜駅から大阪への開通にはまだ十数年の歳月が必要の一方、中部縦貫道は大野‐白鳥間が北陸新幹線敦賀駅開通と相前後して通行可能となる。陸の孤島大野市（福井県一の大面積の市域）が新しく生まれ変わる絶好のチャンスである。市の周辺は海抜1000m以上の50座をこえる山々に囲まれた峻厳な地形である。九頭龍湖、麻那姫湖、笹生田湖を擁している。又北方には白山山地につながる山岳信仰の歴史的遺跡も多く白山一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰のうちその殆どが大野市にある。稀有の好立地は更に白亜紀にさかのぼる恐竜遺跡の発掘が続き今や世界有数の恐竜遺跡の地として脚光を浴びつつある。この未開の大野盆地を「西の軽井沢」として大々的に新しい日本の観光資源として発展させていきたい。