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2018年11月のアーカイブ
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2018年11月30日
東京一極集中打破
11月30日
東京一極集中打破
アメリカとカナダで１９７０年代に１００万人以上が都市から小さな田舎の農園へ移住を始めた。日本では１９６８年に日本はGDP世界第二位を達成し、１９７０年大阪万博、そして１９７１年アメリカ金兌換停止1＄３０８円となった。１９７２年に田中角栄氏の日本列島改造論発表。私は名古屋の熱田神宮前でホワイトシャトー熱田という分譲マンション事業に着手(名古屋市では初、すぐ後に大京観光が追いかけてきた)１９７４年三谷商事貿易部長就任、１９７５年１月ミシガン大学へ短期留学、同時にＮＹＣのマンハッタンにＮＹ事務所開設。１９７６年アップルが創設された。１９７９年オイルショック。１９８０年トヨタビスタチャネル発足。代表となった。１９８１年出光佐三氏９５才永眠。１９８３年ＲＣ入会。１９８４年取締役。１９８５年常務として本社へ復帰。丁度激動の１９７３年１月ジョン/ダグシェーファ家族はナパバレーに向かってシカゴを出発。私がミシガン大学へ留学する丁度２年前の出来事だ。日本でも東京から周辺への人口移動が起きて東京の人口減が云々されていた。アメリカやカナダと日本の違いは田園への移住ではなく東京の地価暴騰に驚いた若者達が通勤１時間以上の周辺へ転居を始めたことだ。アメリカの人口移動は「バックトゥザランド(自然に帰ろう)」という時代の流れだ。若者はヒッピーとなって集団をつくり山羊を育て有機農場を作り食品協組がつくられた。その頃ナパバレーにやってきたワイン栽培家、ワイナリー経営者は多い。彼らがナパバレーの奇跡を生み出す原動力となった。以来わずか１０年という短期間にナパバレーは「パリの奇跡」と言われるワインブランドテスト�癸韻飽豕い望紊蠅弔瓩拭８什潺妊�ズニーランドと双璧をなす観光地として、また世界有数のワイン生産地として脚光を浴びている。東京一極集中打破のためには「バックトゥザランド」が現在でも必要だ。
2018年11月28日
火の玉集団
11月28日
火の玉集団
ソニーの創業者井深大、盛田正男さん、ホンダの本田宗一郎さん、松下の松下幸之助さん、皆さんに共通するのは火の玉集団をつくる力の持ち主だった。人の力は素晴らしい。しかしバラバラでは何の力にもならない。要は力を結集し、一体化し、完全燃焼させることである。これをできた経営者は大きな功績を残すことができる。私達も火の玉集団になって大きな成果を上げよう。
2018年11月27日
木工の里
11月27日
木工の里
福井県では漆器の里河和田（鯖江市）が木工では有名。大野市のおとなり池田町も木工芸では有名。阪谷地区での木工芸品づくりをぜひ育てたい。飛騨高山は春慶塗そして木工の里。越前市の箪笥づくり、坂井市の船箪笥など伝統工芸が脈々と生き続けてきたところが多い。大野は木材産業の可能性が大きい。そして木工芸の芸術家が生活しやすい所である。大野を日本一、世界一にする夢を追う私は全国、全世界の木工芸作家に呼びかけたい。「大野へ来て、大野で木工芸作家として生活しませんか」と。かつて大野はアイオーをはじめ若い作家たちを育てた芸術の町で今でもその誇りを持ちつづけている。
2018年11月25日
ボカシの生産
11月25日
ボカシの生産
有機栽培の強力な「助っ人」それが「ボカシ」である。大野の阪谷で生産販売している。その方法は広葉樹ナラ系の落葉7割、椎の木の落葉3割とオガクズ、フスマ、小麦の皮、米ヌカ混入、菌を入れて3ヶ月。温度管理の後出荷する。昼は20℃、夜は15℃。霧状の散水を30分夕方に行う。これは秋の森の状態を模したもの。このボカシの販売を更に広めたい。
2018年11月24日
農林業体験
11月24日
農林業体験
全国各地にあるのが農業体験施設。それを調べてみると。残念ながら建設の趣旨とまったく異なった用途に使われているものが多い。日本の農林、水産業界はかつては日本の花形産業だった。それが現在ではサービス業、製造業の後塵を拝している。GDPの4％以下にまで縮小してしまった。この現状を挽回するための施設である。大いに活用したいと考えている。その本来の用途をもう少し拡大解釈し、活用方法を探ってみたいと考えている。イベントの開催。研究会の発足。教師の公募。特にものづくりに関する仕掛けが有効であろう。日本は紙の国、木の国である。紙や木を活かすことを考えよう。福井県は日本有数の紙の国であり、木の国でもある。
2018年11月23日
「おまかせ」
11月23日
「おまかせ」
日本には「おまかせ」というオーダー方式がある。寿司屋でも、そば屋でも一流料亭でも「おまかせ」が主流である。この文化は面白い。相手を信頼して任せてしまうのである。外国を旅行するとレストランの前で2〜3人の外国人がメニューを眺めているのを目にする。それだけ自己責任が問われるのであろう。「おまかせ」は慣れてしまえばこれほど楽なことはない。日本の美点の一つと誇りにしたいと思っている。
2018年11月21日
天空の城
11月21日
天空の城
まちの中にありながら、大野城(亀山城ともいう)は濃霧の中に隠れてしまう。年に約10回は霧の上に姿を現す。今年はまだ2回。あと8回は見るチャンス。撮影のチャンスを待つファンが多い。近くの犬山からとる写真がベストアングル。しかしまちの中心部から眺めることができる。
2018年11月20日
美しいしつらえと清潔さ
11月20日
美しいしつらえと清潔さ
美の本質に清潔さが存する。清潔感が漂っているところは美しい。日本家屋のしつらえもまた清潔で美しい。この感覚は日本人特有のものなのかと考えている。四季折々に家の内部のしつらえを変え、季節感を味わう生活は私達現代人が失った美意識である。目を閉じると幼い頃に見た衝立やすだれなどが見える。そこには涼しい風が吹き抜けている。
2018年11月18日
ブータンの総選挙
11月18日
ブータンの総選挙
毎日ブータンで発行される英文の新聞「クエンセル」を読んでいる。特に気になる記事はブータンミュージアムのホームページに日本語で掲載しているので興味のある方は読んでほしい。今回また首相が変わった。新制度後3人目の首相が誕生。前回首相に就任したツェリン トプゲイ氏が開発が遅れている東部地区へ重点的に投資した。新しい大学をいくつもつくり、道路整備も東部偏重と思われるほどに重視した。しかるに選挙結果は東部すべてを失った。ブータン人民は開発にＮＯを言ったのである。ブータン人の心の奥底にある「現状維持がベスト」という基本理念が表れてきたのであろうか。前首相の高邁な思想を知っているだけにこれからのブータンを注視していきたい。
2018年11月17日
ぶどう畑（ワインヤード）
11月17日
ぶどう畑（ワインヤード）
地元の皆さんが20年余り前から育てている山ぶどうを中心としたぶどう畑がある。約4ha。私に協力の依頼があったのは約1年前。私が80才を前に、人生の最終局面に入る丁度その頃のこと。ナパバレーの奇跡を知り、フランス、イタリー、カリフォルニア、チリ島の産地を知っている私は、その誘いに乗った。栗林公園を福井県各地に作ろうとしていた私に「ぶどうづくり」を推奨してくれたのは当時の県の農林部長。そしてその時、支援依頼が舞い込んだ。天の助けか天命か、同志社大学の校歌にもある「ぶどうのつるの如く天の心を伝えよ」という意味なのかと感じ、乗り出した。プロの方々は無理だという。私はあらゆるデータを読み解き、歴史を調べ、試験をくり返し、そして何より自分の資力を勘案し、心配するまわりを説得して乗り出した。以来ほぼ2年。農政の壁は厚く、地方創生は掛け声だけに終始している現状を憂いている毎日ではあるが、逡巡は許されない。Iターン、Uターンで集まってくれた若者たち（年配者も2、3人いる）を引き連れて夢に向かって邁進をつづけている。夢は大野で4haのぶどう畑をまず5年以内に10ha、更に100ha、1000haそして1万haの一大産地に育て上げることだ。私の残された人生では足りない。それを継いでくれる意志の若者達が日本中、世界中から集まりつつある。日本ワインは日本酒、和食、和服などに続く日本文化の粋である。これを極めて最高のワインに育て上げたいと強く念じる日々である。そしてこの新しい文化、産業を次の世代にしっかり伝えていきたい。
2018年11月16日
大野の魅力
11月16日
大野の魅力
大野は日本の中心。標高2000m以上の高山にまわりを囲まれ、そして雲上に姿を表す大野城(年に数回シャッターチャンスあり)その城下町、そして日本一の寺町。町全体が歩き回れるコンパクトシティ。京都や奈良、鎌倉金沢をもっともっとコンパクトにした小京都大野はまさに「歩き回れる町」日本三大朝市の七間通り朝市は春のお彼岸から暮れの大みそかまで毎日開かれている。400年の歴史を持つ。水の都でもある。「おしょうず」といわれる自噴の井戸が市内各地にあり、観光スポットになっている。白山(日本三霊山)から荒島岳(日本百名山)そして能郷白山(日本二百名山)を結ぶルートは両白山地を形成。まさに手付かずの自然で一杯。三つの人造湖があり、最大の九頭龍湖は十和田湖の大きさ、訪れる人も未だ少なく秘境のおもむき。1万年以上の昔より縄文遺跡が市内各地にあり、縄文人の好んだ生活の場であったのがしのばれる。主峰経ヶ岳をはじめ市内各所の高山（1000m以上の高山が40座もある）の頂上には経筒が埋められているとの噂が多い。世界一の禅道場永平寺に近く、その永平寺の歴代貫主を出し続けた宝慶寺という山中の名刹を訪れると禅の秘密を感ずることができるかもしれない。托鉢をする以外食をとれない僧たちが全く人気のない山中で、修行し、坐禅していた不思議さは訪れてみなければわからない。山中の道端にある坐禅石に座ってまわりの雲海を眺めると光の中から仏様の姿が浮かぶような気になる。カリフォルニアのナパバレー（今ではディズニーランドと並ぶ大観光地）にちなんで、私が「サカバレー」と名付けている大野市阪谷地区は経ヶ岳の南西に広がる傾斜地、そこに福井県唯一のワイナリーがある。その阪谷地区全域をやまぶどうの一大産地に育てようというのが私の夢。20年の歴史のあるワイナリーの仲間と手を取り合ってこの一大運動を始めている。プロは積雪の多い大野はぶどう作りは難しいという。私は50年前から白山山ろくに自生するやまぶどうと付き合ってきた。そしてやまぶどう原種のぶどうであれば量産には程遠いがその独特の味、色、香りそして効能（ポリフェノールが一杯）のゆえに十分採算がとれると確信している。ぶどう栽培の経験者ほど心配をしてくれるが私は心配していない。土地は黒ボクという水はけのよいもので、日照時間が多い南西面の傾斜地、そして何よりも数百年にわたって積み上げられた段々畑、その石の一つ一つにご先祖の努力がしのばれる。あちこちに散在する伏石（ぶくいし）と言われる大岩は私の思いの確かさを証明してくれる。サカバレーは「日本ワインの聖地」となる。私の確信である。そんな私の夢の一つに阪谷スターランドがある。国や県、市が数年前に作った農業体験施設である。その前をここ数年何度も通り、その荒廃ぶりをながめていた私は、ワイナリーの役員たちと協議し、昨年からこの施設に人を送り込み、資金を投入し、整備をつづけた。本業の目的である地域（18ヶ村）の結束のカナメの役割を果たすと同時に大野市発展の先駆けとしたい。大野市民、福井県民の方々の力を結集してそれを推し進めたいと念じている。
2018年11月14日
6周年記念講演会
11月14日
6周年記念講演会
2011年11月にブータン5代国王ご夫妻が国賓として日本を訪問されてから丁度7年が経過した。ブータンミュージアム開設以来満6年。今回は開館時にも講演いただいた栗田靖之国立民族博物館名誉教授と福井出身の梅田勝也氏(一財)日本開発構想研究所研究主幹のお二人をお招きした。「博物館から博情報館への変身を狙え」とのご高説や「10年後のブータン」など広い見識と鋭く時代を見通すご意見を聞き参加者一同感激。特に栗田博士からは50有余年にわたって収集された貴重な文献、書物約600点のご寄贈をいただき、月原理事長、奥村副理事長以下全員が感謝。さらにブータンミュージアムイン福井のため協力を誓いあった。
2018年11月13日
応援団を募る
11月13日
応援団を募る
大野市ほど魅力的なところは他にない。世界中を何度もまわり、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジアの諸国で生活した私が言うのだからまず間違いない。東京周辺、伊豆箱根、軽井沢、房総、鎌倉周辺、長野、岐阜、金沢など葛飾北斎の転居回数百回には及ばないがその半分以上転居を繰り返した私が大野の魅力に取りつかれている。そしてこの大野の魅力を日本中と世界中にアピールするため、応援団を募集したい。ボランティア活動だ。報酬はない。しかし自己満足は大きい。天が与えてくれる報酬は大きい。旗をふる有名人は決めつつある。後は熱心な応援団員を募り、活動を開始したい。
2018年11月11日
大野に住む
11月11日
大野に住む
六呂師高原に小学校がある。標高約500m。周りを山に囲まれ、緑がいっぱい。秋の陽を受けてその緑が光る。諸行無常というより、自然の美しさに息をのむ。今は廃校になり、その活用方法に知恵を絞れといわれる。校舎から県道26号線までは約100m。その間の除雪は自分でやれとのこと。除雪用のブルがない。運転する人がいない。積雪は約3m。誰がやるのか。資格も必要。校庭は広い。体育館も立派。校舎もOK。ハードは修繕すれば何とかなる。グリーンツーリズムとしての活用方法がありそうだ。短い高原の秋の陽を浴びながら思案をつづけている。
2018年11月10日
スマホ片手に
11月10日
スマホ片手に
福井城址の石垣と内堀が美しい。そして国体前に完成した隣接の中央公園、それを結ぶ山里口御門とお廊下橋。天守閣は江戸初期に消失して以来作られなかったがすぐ近くの柴田勝家が建てたという北の庄城の遺構を使った当時の福井城は織田信長の安土城をしのぐと外人宣教師がローマに書き送っている。その天地を今、スマホ片手に歩く若者が増えてきた。そして私のいるブータンミュージアムを訪れる。スマホ時代をつくづく思う今日この頃である。ミュージアムの人気のブースは、十二支（干支を表す）の木彫り面の前でブータンの服を着て写真を撮ること。入場料は300円だがスマホでの撮影、ブータン服着用は無料である。
2018年11月09日
後発の利
11月9日
後発の利
先手必勝は将棋の世界。ビジネスも、社会も、「後発の利」が正しい。なぜなら歴史に学ぶことができる。競争相手から学ぶことができるからである。先進国に追いつき、それを追い越すのは歴史が証明している。追い越されないためには努力が必要である。日本は戦前世界の列強の仲間入りをした。１９６８年にはGDP世界第２位に躍進。１９８０年にはジャパンアズNO1といわれた。今なお実力は日本、アメリカ、中共が世界トップを維持している。しかしいずれインドや中共に追い越される日が来ると思われる。「後発の利」が厳然として存在するからだ。
2018年11月06日
ブータン王国との縁
11月6日
ブータン王国との縁
ブータン国王ご夫妻が国賓として日本を訪問されたのはあの2011年。大地震、大津波そして原発被災事故。地球が震撼したあの年の11月。国王ご夫妻の初々しい中にも美しくも敬虔な祈りのお姿を見て感動しなかった日本人はいない。深く心にとどめていたその翌年。福井県の招きで国王代理としてダショーカルマウラ氏が来日、「ブータンのGNHと福井県の希望学」という主旨の講演会に私たち夫婦が出席。その話に感動。終了後国王代理のダショー（尊称、日本でいう爵位）カルマウラと意気投合。福井に交流拠点として「ブータンミュージアム」の建設を提案。快諾を得た。その夜私の会社の所有するビルを点検してなおさら安心したとのこと。福井裁判所のはす向かい、私の会社の所有するビルの1F・2Fを展示、イベントスペースとし、3F、4F、5Fの一部を来賓応接室、収蔵庫として使っている。NPOとしての運営であるが、理事長としてスタートし、79才で引退。今は一会員として毎日勤務。広く皆様のご賛同をいただき遠く九州や東北、北海道からの訪問客も多い。特長は遠来の客ほど熱心で滞在時間が長い。そして私の予想を超えるのは各地からの所蔵品のご寄贈である。ブータン研究の貴重な書籍、資料、文物。そして国王からの品々をいただいて感激する日々が続いている。あまりの収蔵品の多さを考えて、福井県下各地にブータンミュージアムアネックスをつくることを思案中である。ブータンからの留学生、研究者そして就労者も増えてきた。嬉しい便りが毎週舞い込んでくる。
2018年11月04日
ショートショート （秋の実り）
11月4日
ショートショート （秋の実り）
1. 若者が 丹精込めた 初ものの 大玉メロン 甘き香りす
2. 私が 作りましたと にっこりと 差し出すメロン 朝陽にまぶし
3. 秋の色 柿をほおばり おおにがと あわせ柿をば 知らずと笑われ
4. 柿つくる 年老いたりと 村長に 後をたのむと いわれはにかむ
2018年11月03日
ショートショート『いさおし』
11月3日
ショートショート『いさおし』
・大いなる いさおしをたて 暁の 緑の大地 まぶしかりけり
・アメリカの 留学おえて 里帰り 果樹園を見て やりたしという
・農業は 成長すると 説得し 共に働く 額に汗し
・食断の リスクを説きて 我もまた そばをうえおり 救荒のため
2018年11月02日
健康長寿...
11月2日
健康長寿...
新聞記事によれば２０２５年には認知症の患者は７００万人を突破するとのこと。全国の小学校生徒数より多い。半分はアルツハイマー病。残りの半分は生活習慣を変えると減らせるとのことである。興味を持って読んでみた。京大大学院教授の発言で、認知症の原因は糖尿、高血圧、肥満、うつ、身体的不活発、喫煙等とのこと。発症リスク抑制のために処方箋が書かれていた。まずダンス、楽器演奏、歌唱、読書、歩行、家事、複合運動、生涯現役など。しかも最も大切なのは食べ物。飲み物。私はポリフェノールや鉄分、カルシウムを多く含むものを毎日摂取している。それはやまぶどう原液100%。信じて飲み続けることで健康長寿を謳歌したい。