大野の魅力

11月16日
大野の魅力
大野は日本の中心。標高2000m以上の高山にまわりを囲まれ、そして雲上に姿を表す大野城(年に数回シャッターチャンスあり)その城下町、そして日本一の寺町。町全体が歩き回れるコンパクトシティ。京都や奈良、鎌倉金沢をもっともっとコンパクトにした小京都大野はまさに「歩き回れる町」日本三大朝市の七間通り朝市は春のお彼岸から暮れの大みそかまで毎日開かれている。400年の歴史を持つ。水の都でもある。「おしょうず」といわれる自噴の井戸が市内各地にあり、観光スポットになっている。白山(日本三霊山)から荒島岳(日本百名山)そして能郷白山(日本二百名山)を結ぶルートは両白山地を形成。まさに手付かずの自然で一杯。三つの人造湖があり、最大の九頭龍湖は十和田湖の大きさ、訪れる人も未だ少なく秘境のおもむき。1万年以上の昔より縄文遺跡が市内各地にあり、縄文人の好んだ生活の場であったのがしのばれる。主峰経ヶ岳をはじめ市内各所の高山(1000m以上の高山が40座もある)の頂上には経筒が埋められているとの噂が多い。世界一の禅道場永平寺に近く、その永平寺の歴代貫主を出し続けた宝慶寺という山中の名刹を訪れると禅の秘密を感ずることができるかもしれない。托鉢をする以外食をとれない僧たちが全く人気のない山中で、修行し、坐禅していた不思議さは訪れてみなければわからない。山中の道端にある坐禅石に座ってまわりの雲海を眺めると光の中から仏様の姿が浮かぶような気になる。カリフォルニアのナパバレー(今ではディズニーランドと並ぶ大観光地)にちなんで、私が「サカバレー」と名付けている大野市阪谷地区は経ヶ岳の南西に広がる傾斜地、そこに福井県唯一のワイナリーがある。その阪谷地区全域をやまぶどうの一大産地に育てようというのが私の夢。20年の歴史のあるワイナリーの仲間と手を取り合ってこの一大運動を始めている。プロは積雪の多い大野はぶどう作りは難しいという。私は50年前から白山山ろくに自生するやまぶどうと付き合ってきた。そしてやまぶどう原種のぶどうであれば量産には程遠いがその独特の味、色、香りそして効能(ポリフェノールが一杯)のゆえに十分採算がとれると確信している。ぶどう栽培の経験者ほど心配をしてくれるが私は心配していない。土地は黒ボクという水はけのよいもので、日照時間が多い南西面の傾斜地、そして何よりも数百年にわたって積み上げられた段々畑、その石の一つ一つにご先祖の努力がしのばれる。あちこちに散在する伏石(ぶくいし)と言われる大岩は私の思いの確かさを証明してくれる。サカバレーは「日本ワインの聖地」となる。私の確信である。そんな私の夢の一つに阪谷スターランドがある。国や県、市が数年前に作った農業体験施設である。その前をここ数年何度も通り、その荒廃ぶりをながめていた私は、ワイナリーの役員たちと協議し、昨年からこの施設に人を送り込み、資金を投入し、整備をつづけた。本業の目的である地域(18ヶ村)の結束のカナメの役割を果たすと同時に大野市発展の先駆けとしたい。大野市民、福井県民の方々の力を結集してそれを推し進めたいと念じている。

投稿者: jsb 日時: 2018年11月16日 09:13

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