『四期連続好業績の日本』

平成18年6月9日
○『四期連続好業績の日本』

 いざなぎ景気を超えることが確実になったという報道が目立つようになってきた。戦後最長の好景気の中にいる筈であるが、実感が乏しい。大企業、特に製造業は絶好調だ。私達のような中小企業、特に地方の中小企業では、いい企業と、絶不調の企業の格差が大きい。しかし上場企業は四期連続の好業績を予想している。いずれ近い内に中小企業へも、地方へも好調の波が及んでくることを期待したい。

 株価は5月中旬から、下落をはじめ、あっという間に2割近くも下落した。ベンチャー市場の下落幅が大きい。3月決算の発表で、安心感から更に上昇すると思われていたのが、逆に天井感を誘ったようだ。ライブドア、村上ファンドによる悪影響が大きい。しかし、景気も株価も日本経済の現在の基盤は非常に固いことを知らねばならない。いずれこちらも近いうちに、反発に転じるものと思われる。

 懸念材料はやはり、アメリカの動向、特に住宅バブル崩壊の影響がどのように日本に及ぶかだろう。ただ今迄ほどアメリカの影響は大きくはないと考えられる。それは中国市場の成長だ。これからの数年間はアメリカと中国という二つの巨大市場をどうコントロール出来るか。日本外交と日本経済両面での正念場が近づいてきている。

 そして最近の新しい動きに、各企業の高配当政策への転換がある。大幅増配は、経営者の自信の表われであり、将来に対する展望の明るいことを思わせる。今回のように各社が揃って大幅増配に踏み切ることは、日本では誠に珍しい現象である。それだけに私は、景気の先行きに強い確信を持っているのだ。

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投稿者: jsb 日時: 2006年06月09日 08:33

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