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北海道洞爺湖サミット
平成19年5月28日
○北海道洞爺湖サミット
来年7月7日〜9日に日本で開かれる主要国首脳会議の正式名称が決定した。洞爺湖の「ザ・ウインザーホテル洞爺」で首脳会議が開かれる。地球温暖化に対する危惧が高まる中、2013年以降の目標値の設定が問題になる。また原子力エネルギーの利用にともなう、核不拡散体制の強化も大きなテーマである。
先日金沢工業大学の教授吉岡芳夫先生をデジタル地球大学の講師としてお招きした。テーマは「新エネルギーへの期待と限界」である。洞爺湖サミットで議論されることに参考になると思われるので、吉岡芳夫先生のご了承を得てここにその一部をお知らせすることにした。
◎発電に関する日本の新エネルギーの状況
太陽光発電 2003年で86万KW。世界一(38%)。発電コストがまだ高い。
風力発電 2003年で68万KW。世界の1.5%。経済性はOK。安定性が課題。
廃棄物発電 2003年で214万KW。効率と立地に難あり。
(バイオマス発電)木屑、バガス、汚泥のガス化燃焼。量は多いが、まだ高くつく。
燃料電池発電 固体高分子型に期待。開発競争本格化。コストが大きな課題。
◎日本の新エネルギーの目標
全発電分野の0.2%を1.0%にする。
2003年328万KWを、2010年に1,232万KWにする。
熱利用分野は2003年771万Kℓから2010年1072万Kℓへ。
全体として、1時エネルギーの1.8%を3.0%にする。
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