分散と統合

平成19年10月25日
分散と統合

 ネットワーク時代といわれる。特にインターネットの世界は、日に日に広がっていっている。携帯の普及が、更にそれに輪をかけている。情報は、コンピューターの小型化、高性能化を伴いつつ、ネットワーク上を飛び交っている。地球上の片隅でおきた小さな事柄が、あっという間にネットワーク上に拡散していく。
世界の中心と思われていた事が、もはや中心たり得ない時代に入っているのだ。私のいるエコライフプラザの2階に「デジタル地球儀」がある。この地球儀は回転軸がない。自由自在に回すことが出来る。この地球儀を回して日本を捜すと、すぐには日本が見つからない。見慣れた日本中心の世界地図とは似ても似つかぬ世界に見えるからだ。

 アメリカで世界地図を買うと、真中に大西洋があり、左側に南北アメリカ大陸。右側にヨーロッパ大陸がある。日本は右上のかなた。殆んど見えない。ヨーロッパで世界地図を買っても同じ。こちらは地中海中心のものが多い。

 デジタル地球儀をまわすとどこが中心かわからない。今、私達はそんな世界にいるのだ。中心のない世界。拡散し続ける世界。それが分散しつつある現代である。ネットワーク時代、携帯時代がそれを象徴している。

 私の会社で約300台のパソコンや約50台のFAXをつないでいる。このネットワーク力は、活用すると強力なスーパーコンピューター以上の能力を発揮する。その活用する力を統合(infegrate)という。統合(infegrate)とは、ラテン語で「完全なものにする」という意味である。

 デジタル地球儀や世界各地の世界地図を見比べて、よくわかる通り、私達の中心は「自分」なのである。自分の地域、自分の国なのである。そこを中心に考え、そこを中心に行動を起こさねばならない。これからも世界は分散と統合を繰り返していく。私達の企業も会社も、常に「統合を念頭においた行動をとっていかなければならない。自分を見失うことのないよう「統合」を重視していってほしい。

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投稿者: jsb 日時: 2007年10月25日 09:00

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