AIC

平成19年10月26日
AIC

 ナイチンゲールは今から約100年前に、看護士の卵達に向ってこう言っています。貴方達が経験したことのない「わが子を失うというような悲しみや苦しみを持った」母親に対して、その悲しみ、苦しみに共感できなければならない。それは感性である。感性のない者は看護士の資格がない。
医は科学である。そして技術である。しかし心の伴わない医は科学や技術であっても価値はない。特に高齢化社会になってくると、終末医療を含め、心のケアの重要性がまして来ている。100年前のナイチンゲールの言葉の重みを感じる今日この頃である。

 コンピューターの世界も面白い。約50年程前からコンピューターとのお付き合いが始まった。はじめはコンピューター用語は、アブリビエーションがあまりに多く、日本人にとっては誠に使いにくいものであった。そして日進月歩、その変化が早い。ミシガン大学短期留学の前後、世界を飛び回っていた頃から、コンピューターへの関心が深まった。トヨタの新車ディーラーの代表者になった頃、トヨタは全国にコンピューターのネットワークの構築を始めた。1980年頃である。

 1990年頃にコンピューター事業本部長の時、本格的にコンピューターを知った。ブラックボックスではあったが、その中身を少しずつ理解し始めた。ナイチンゲールのいう「感性」によって、物体にすぎないと思っていたコンピューターが身近になった。その頃A.I.C即ちアーティフィシャル、インテリジェント、コンピューティングという考え方である。人間の脳の働きを真似た認識方法の採用である。

 私は早速この「アイク」という名をとった子会社を設立した。サラリーローンのアイクが出来た頃である。今でも私のメールアドレス(公式のもの)はaic@syb.co.jpとaicを使っている。コンピューターの世界にも感性を生かしたいと考えているからだ。I.C.Tの最先端企業を目指すという私の夢の看板は、まだ下したわけではない。最先端は常に小さく、するどく尖っている。大きいより小さい方が最先端になり得る。そう考えてAICを追求し続けている。

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投稿者: jsb 日時: 2007年10月26日 09:00

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