とげぬき地蔵

平成19年10月29日
とげぬき地蔵

 東京山手線巣鴨駅を降りると、他の駅とは少し風景が変って見える。高岩寺、とげぬき地蔵尊の門前町である。地蔵通商店街を中心に、巣鴨駅から都電荒川線の庚申塚駅まで約800メートルの間に、店が並んでいる。曹洞宗万頂山高岩寺のご本尊は、「心のトゲ、心のトガ(罪)」を抜いてくれるという延命地蔵尊で拝観は出来ない。

 この「延命地蔵尊」の「御影(おみかげ)」をいただく。和紙に刷り込んである。縦4cm、横1.5cmの和紙である。このとげぬき地蔵へは年間900万人が訪れるという。

 福井の永平寺は、曹洞宗大本山である。しかし年間の参詣者は、残念乍ら約200万人と少ない。いかに「とげぬき地蔵」に人気があるかよくわかる。人気の秘密は対象を「信心深い中高年」に絞ったことにある。巣鴨が「おばあちゃんの原宿」として、戦後人気を集め出した。今では若者の姿も多くなり、オシャレなお店も多い。

 この「とげぬき地蔵」の高岩寺は曹洞宗のお寺である。福井県織田町平等の出身で、福井とは縁が深い。私はこの「とげぬき地蔵」にあやかって、福井のえきまえを活性化したいと考え、えきまえに「生き生き地蔵尊」を招来した。毎月24日の「地蔵まつり」の日に永平寺第一教区大乗院のお坊さんに先導いただき、約1時間の読経とお説教をお願いしている。

 近所の商店街の方々をはじめ県内外からのお参りが多い。参拝者のご先祖供養、ご家族の健康長寿、無病息災を願い、般若心経をはじめ、数々のお経を上げていただいている。お供えのおさがり、粗品進呈もあり、毎月参拝者は増えてきている。柴田神社(通称お市神社)と相まって人気のスポットとなってくれることを期待している。なおこの「生き生き地蔵尊」はビルの中を通れる歴史のみちの路傍に鎮座ましましている。

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投稿者: jsb 日時: 2007年10月29日 09:00

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