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60歳の出発
平成19年11月14日
60歳の出発
いよいよ団塊の世代の定年退職が始まった。無事定年を迎えて、第二の人生を安心してスタートすることが出来るのは、何パーセントぐらいの人であろうか。年金支給が65歳に引上げられつつある現在、更に雇用延長を希望する人が多いことであろう。男女ともに、平均寿命が延びているのも心強い。第二の人生設計を早めに心がけておくことも大切である。
60歳からの再出発を考えてみよう。平均するとあと20年が残っている。ということは40歳から現在の60歳までにやってきたこととほぼ等しいことを成し遂げられる可能性をはらんでいる。いやいや40歳の時には不足していた知識やノウハウ、人脈は更に厚みを増してきた。退職金を手にして、心のゆとりも生じている。
たった1回きりの自分の人生だ。何か世の為、人の為に役に立つ仕事があるはずである。しかもそれは身近にある。それを見つけて、それに集中していけば第二の人生の花が開く。
私利私欲は捨てよう。そんな小さなもの、そんな汚れたもので自分の大切な人生を終らせたくない。もっとまわりの人々を幸せにする為に残りの人生を使おうではないか。
目を開けば、耳を澄ませば、見えてくるもの、聞こえてくるものは暗く、貧しく、汚い。しかしそれに流されてはいけない。絶望してはいけない。コツコツと平凡に努力を続けているうちに必ず新しい世界が開けてくる。すぐ近くのたった1人の人を助けること、たった1人の人に喜んでもらうこと、たった1人の人の幸せの為に努力すること。そこから始めることだ。
大きなこともまず最初の一歩を踏み出すところから始まる。「さあはじめよう」とかけ声を掛けよう。そして上を向いて歩き出すのだ。60歳からの出発に幸あれと切に祈っている。
希望する人に『夢への始動』(鶴蒔靖夫先生著)の本をさし上げている。無料。心の支えになればと念願している。
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