勿体ない

平成19年11月22日
勿体ない

 「勿体ない」はケニアの環境保護活動家のワンガリ・マータイさんが、来日して初めて知った言葉である。この思想に感動してこの言葉を世界語にしようと提唱。早速「MOTTAINAI」と書いたTシャツを作り、環境保護活動に利用している。ノーベル平和賞を受賞した。環境分野でのノーベル賞は初めてであった。大統領になっていた筈のアメリカ元副大統領アル・ゴアも今回ノーベル平和賞を受賞した。彼も環境保護活動が評価されての受賞である。

 日本人は外圧に弱い。外国人の発言だと有難がる傾向が強い。ケニアのワンガリ・マータイさんやアメリカ元副大統領のアル・ゴルさんに、日本に来てもらい「勿体ない」という言葉の価値を、もう一度本家本元の私達日本人に再認識させてもらったらいかがであろうか。CO2削減目標は、たちどころに達成することと思われる。

 「もったいない」の語源は仏教にある。物体の存在の否定の言葉である。即ち「物が無駄に使われて、無くなるのを惜しみ、悲しむ」言葉なのである。「今ある物を大切に使う」ということである。

 私達は6年前からこの「勿体ない」というスローガンを掲げて、自動車のリサイクル事業に進出した。リサイクル法制定の2年前のことである。それもセル方式の手ばらしによる100パーセントリサイクルを目指す画期的なものであった。更に京都議定書の京都会議の前に、デジタル地球儀を全国各都道府県に設置したいという竹村真一氏に賛同し、2年前の10月1日にこれを福井のえきまえに設置オープンさせた。毎月「勿体ない」思想の普及啓蒙のためのボランティア活動を続けている。

 福井県は「ラブアースふくい」をスローガンに県民あげて温暖化防止に取り組んでいる。西川知事の卓見である。同時に福井県は世界一の原発県である。CO2排出は最も少なくまた緑豊かな山々や森林が多く、CO2吸収でもトップクラス(面積当り)である。

 このCO2発生吸収最優良県の福井県で、「勿体ない世界大会」を毎年開催してはいかがでろうか。ゲストは環境分野のノーベル賞受賞者をはじめ、世界の環境学者を招へいしようではないか。福井県という特徴のある地域を世界にもう一度アピールし続ける為のベストアイデアだと思う。「MOTAINAI WORLD IN FUKUI」である。費用も殆んどかからない。多くの学者や研究者、学生達は手弁当でやってくる。
私はこの小規模なものを毎月福井でやっている。20人程度のごくごく内輪の小さな集いである。しかし石川県や富山県から協力要請が来るようになった。小さな運動ではあるが「はじめる」ことが大切である。「さあ、はじめよう、もったいない運動を」。

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投稿者: jsb 日時: 2007年11月22日 09:00

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