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デュアルハビタント二つの家を持つ
平成19年11月30日
デュアルハビタント二つの家を持つ
景気がよくなると別荘を持つ人が出てくる。国が豊かになると同じことが起きる。更に文化が深まってくると同じである。人は一つの家を持つことだけで満足せず、別世界に異次元の生活を求めて別荘を持つ。これをデュアルハビタントという。先進国に非常に多い二つの住いを持って生活する人々をいう。
避暑地、避寒地に別荘を持つことは以前から多かった。ゴルフブームの頃はゴルフ場の周辺にコテージを買う人が増えた。エクシブに代表される会員制ビラも盛況である。これからの傾向は、趣味の世界の為の二つ目の家を持つことである。これは海の家、山の家にとどまらず、ガーデンニングの為の家、或いは森林浴のため林間に建てる家を求める人も多い。
かつて焼き畑農業を行っていた山間部の農民達が村を遠く離れた山の斜面に雨露をしのぐ小屋を作り、そこでたった1人で収穫までの日々を過し、秋になって収穫物を背負って山を下りてくるという話を聞いた。村に残された妻子は夫の帰り、父の帰りを首を長くして待ったという。山小屋での暮しは、別荘とはあまりに遠い。しかしデュアルハビタントにはこの意義も含んでいる。即ち「異次元での生活体験」である。
農作業小屋は私も子供の頃に体験した。川のそばにその小屋はあった。中は農機具で溢れていた。二階はワラの束で一杯である。そのワラを枕にしていると不思議に温かい。ついウトウトと眠ってしまう。その二階から一階まで飛び降りるのも面白かった。誰もとがめる人がなく一日遊んでいられるのが楽しい記憶として残っている。
世の中がどんどん住みづらくなってきた。安全神話が壊れつつある。また高齢化の進展、少子化の影響で、高齢者世帯が増えてきた。安全な家を求めて人々は動き出した。盗難に強い家、風水害や降雪、地震、火災に強い家、24時間365日常に相談の受けられる家、病院に近い家、などなど。今迄と全く異なったニーズが生まれてきたのである。今の住いの他に、このような住いが作れたらすばらしい。そう考えて今新しい分譲マンションを福井市の副都心、福井市開発町に建設中である。
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