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コインパーキング業界
平成20年6月25日
コインパーキング業界
40年間に亘って続けてきた右肩上りの自動車の国内保有台数がはじめて前年比微減となった。まだ5年くらいは続くとおもわれていた右肩上りであった。マイナス幅は小さいが、私達にとっては晴天の霹靂ともいうべき大事件である。高騰を続けるガソリン価格が背景にあるとはいえ、あのバブル崩壊の時も、その後の失われた十年の間も、ただの一度もマイナスにならなかったのがこの国内保有台数である。それがマイナスに転じた。
この前兆はあった。この数年間の軽自動車比率の増加である。ハイブリッド車の販売好調である。若者の車離れである。国内新車販売低迷もある。特に中古車販売市場における軽自動車比率の上昇は、ユーザーの省エネ意識の高まりを予想させる無気味さを含んでいた。
コインパーキング業界は、これまで順調に発展を続けてきたが、市場の一時的な縮小と競争激化による淘汰の可能性が高まってきている。肌理細かな対策だけでなく、大規模で大胆な対処が必要となろう。
四川省や東北地方の地震による被害状況を見ると、首都圏の直下型地震を想定した対策を打つことも考えなければならない。殆どすべての同業者は、首都圏、中京圏、関西圏比率の高い都市型ビジネスに終始している現状である。
私達は全国に17拠点を配している。その内首都圏の拠点は6支店である。徐々に拠点数だけにとどまらず、地方での売上、利益の充実向上をはかり、首都圏比率の引下げをはかる努力を続けたい。
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