都市鉱山

平成20年9月8日
都市鉱山

 現在のインフレは、エネルギーや原材料などの資源分野で起きている。これは第二次世界大戦が始まる前の状況に酷似している。国際連盟の無力化が起きたのもよく似ている。強大国のエゴが、より弱い国に圧力をかけた構図である。ちょっとした油断が第三次世界大戦を引き起こす。十分注意をして見守っていく必要があろう。日本は唯一の原爆の被爆国であることを忘れてはならない。抑止力になり得る発言力を強めなければならない。

 私達は、エネルギーも、鉄鉱石などの資源も、第二次世界大戦前と全く同じように、保有していない。すべて輸入に頼っている。ただ戦前と変わっていることがいくつかある。それは都市鉱山といわれる日本国内市場にあふれる製品商品である。そしてそれをリサイクルするノウハウ、テクニックである。静脈産業といわれるリサイクル産業が育ってきている。

 車をはじめ情報機器、家電製品、紙パルプなどの消費大国である日本は、都市鉱山と呼びうる資源を国内に保有している。そしてこれ等のリサイクルを繰り返すことにより、省エネ、省資源国家を作り上げることが出来る。日本の省エネ技術は世界一である。世界平均の三倍の効率といわれている。これを世界に提供することにより、CO2等削減は直ちに実現できる。原油もあらゆる資源も、「リサイクル技術」によって、その寿命を5倍も10倍も延すことが可能になる。

 日本の原発技術を忘れてはならない。電気自動車の燃費はガソリン車の10分の1といわれる(夜間電力使用時)。軽い電気自動車の実現は、地球を救う「平和の使徒」になるであろう。石炭から石油への燃転を約50年前に、身をもって体験した私は石油から原子力そして太陽光熱への燃転の道が、ハッキリと見えている。実現の日は近い。
↓ブログランキングへ応援お願いします。クリックお願いします。↓
blog


投稿者: jsb 日時: 2008年09月08日 09:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1487

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)