沖縄の魅力、福井の魅力

平成20年6月11日
沖縄の魅力、福井の魅力

転勤族の方々と、福井県の魅力を発掘し、これを県外に宣伝し、お互いの情報交換と親睦をはかるということで「キラリ会」を結成した。福井自慢をしていただくスピーカーに各界の識者をお招きして研鑽を積んでいる。私の印象では、転勤族の方々は2年毎の転勤の会社では一生涯に約20回、3年毎で約13回、5年毎で約10回の転勤をされている。私も何度も転勤の経験があるが、赴任先によって生活が大きく変ることがある。札幌と博多は「夜の世界」が有名であった。京都は観光ガイド役(大使館員もよく似ている)といわれる。沖縄から転勤してきたメンバーから貴重な体験を聞いたので記しておこう。
沖縄はかつて異国であった。その為転勤族は異分子であるので最初から敬遠される。これを乗り越える努力が大変だという。私達の会社も那覇支店を開設した時、同様の苦しみを味わった。トヨタや三越出身の役員や顧問に頼んで、人脈をたどって、次々と紹介をしていってもらったものである。そして親しくなってから、やっと仕事の話が始まるのである。それまでは取り付くしまがない。親しくなると、もう家族同然で次々と仕事が入ってくる。その為沖縄を去ってからも、沖縄を忘れない人が多いという。沖縄と何らかのつながりや関わりを持ち続けたい人が多いという。
沖縄の食は、その文化と共に、独特のものがある。好き嫌いは別にして、とに角変っている。支店開設前の市場調査で、約1週間、沖縄本島にとどまり、レンタカーですみずみまで走り回ったことがある。その時、毎日3度の食事が、福井の食事とは全く違うのに驚いた。食材が違うのと、味付けが違う。魚貝類も福井とは全く違うのである。僅か1週間の旅行から帰った福井の刺身のおいしさは忘れられない。それ程の差がある。
沖縄の夏は暑い。風はあるので木陰に入ると涼しいが、一歩出ると、ジリジリと太陽が照りつける。服装が福井と違うのは、この気温の差が原因である。福井はかつて雪国であった。ところが最近、温暖化の影響で雪が積もらない。降ってもすぐとけてしまう。平均気温は0度を下回ることはない。沖縄の夏の暑さは倍加され、福井の冬の積雪が解消されると福井の魅力は相対的に大きくなる。
人情を忘れてはならない。沖縄の人々の純朴さ、福井の人々の信仰心の深さは双璧をなす。人に優しいまちが最も魅力がある。人に優しい笑顔で、優しい言葉で、明るい生活に終始したい。

投稿者: jsb 日時: 2009年06月11日 09:21

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