1500兆円個人金融資産

平成21年7月31日
1500兆円個人金融資産

アジアとの関係の強化ということで、中国やインドその他アジア諸国への投資や輸出が重要視されるようになってきた。中国の外貨準備高が2兆ドルの巨額に達し、日本を抜いて以来、その差が広がりつつある。しかし円換算に直すと2兆ドルの世界一の外貨準備高は、200兆円以下である。現在、日本の個人金融資産1,500兆円と比較すると、約8分の1である。
日本の土地への投資は、バブル崩壊後約20年に亘って下りつづける地価の影響で、低調であり続けている。地価の下落は、その担保価値を引下げ、日本国内の投資活動のブレーキの役目を果たしてしまっている。
日本の株式への投資もバブル崩壊後約20年間もの長い期間低迷し続けている。これまた土地と同様に担保価値を減じ、投資活動のブレーキ役になってしまった。
「1,500兆円」が正しく誘導され、日本の内需拡大に活用されれば、日本経済の成長は間違いなく達成されるはずである。先行きに不安を感じている人々は消費を切りつめ、価格の低いところへ向っている。スーパーマーケットでさえ10年以上連続してマイナス成長となっている。不安感を取り除き、将来に希望を持つことで人々の財布のヒモは緩む。企業の投資も出てくる。
「1,500兆円」の使い道、使いたいものの発見、発明、新しい希望の創出が望まれるゆえんである。

投稿者: jsb 日時: 2009年07月31日 09:14

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1721

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)