夢通信

平成21年7月30日
夢通信

会社を設立したのは59歳の時、あれから13年が経過した。季刊の社内報兼お客様とのコミュニケーション紙を創ってから7年(H14・3・1)がたった。最近では活字離れがすすみ、新聞、雑誌の経営が難しくなったという。毎月いろんな会社からいろんな印刷物が送られてくる。その中から時に珠玉の小冊子を見付けることがある。
大学を出て三谷商事へ入社してすぐ「三谷グラフ」という写真を多用する意気ごみの社内報を創刊し、その編集委員となった。当時の三谷商事は100名余りの中小企業であったが、石炭、セメント等のメーカー地域販売店としての支店を各地に持っていた。福井本社と敦賀、長浜、大津、京都、大阪、和歌山、岐阜、名古屋、東京の10拠点であった。文字通りのタコの足型経営で、社内の意識統一が課題であった。そこで三谷グラフが登場したのである。
その頃の三谷商事を思い、同じように全国展開をはかっていた私達の会社もJSBニュースの発刊に踏み切ったのである。そこで特に力を入れたのは全国行脚の講演会である。講演会、講習会を各地で開き、JSBニュースを配付したり、当社のカタログ等を配付することでファンを作り、広げていった。
不動産それも遊休不動産の有効活用をすすめる旅、そして夢を売るための全国への旅であった。「喜びの種、幸せの種を蒔こう」や近江商人道の三方よしの考え方を更に広く解釈した「十方よし」の経営についての思想的な裏付けも徐々に固まってきた。『夢への挑戦者たち』『夢への挑戦』『夢への始動』の夢の三部作も皆さんの協力により出版の運びとなった。そして私も著者の一人となった『実践コインパーキング事業』を出版した。
私達がコインパーキング事業に進出した13年前は、まだ事業としては揺籃期であった。それが今や数千億円の市場に育ってきたのは誠に夢のように思われる。思えば多くの人達に支えられ励まされた13年である。今一度原点にかえって、JSBニュースを見直してみると、まだまだ私達の目指している思想や行為の描写が不足しているように思う。もっともっと私達の目指している「夢」について多くを語る必要がある。また同じ考えを持つ人々の協力を得て、より鮮明な方向性を打ち出していってほしいと思う。「夢」を語る人は若いといわれているが、夢を語りあえる味方をどんどん増やしていくことで世の中を変えられると私は信じている。夢を満載した「夢通信」への変身を期している。

投稿者: jsb 日時: 2009年07月30日 09:44

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