電気自動車への対応

平成22年7月14日
電気自動車への対応

コインパーキングシステムのパイオニアとして15年前から全国展開をはかってきた私達は非力ではあるが、コインパーキング施設の数の多さではトップクラスに位置している。ただし大型駐車場の設置では多少の遅れをとっている。今年の新規投資は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHEV)の充電システムを第一に考えている。何故ならコインパーキング場には充電の為の設備がすべて完備しているからである。他の競争相手が私達と同じレベルまで到達するにはかなりの投資とかなりの年月を要するものと思われる。
電気自動車の心臓部は電気モーター系統である。今迄は全部品の3分の2を占めていたエンジン系統部品であるが、電気となると不要になる。逆にバッテリーは僅かな部品であったものが、電気では車の性能を左右する最有力系統部品となる。バッテリーは高効率、大容量、長寿命、低コスト競争が始まっている。それは丁度1980年代に起きたIT産業の地すべり的な大変動によく似ている。その時コンピューター業界は大型コンピューター万能からパソコンをネットワークでつないでいく分散システムへ変り、クローズドであったものがオープンシステムへ、マルチメディアへ、ダウンサイジングへ、アナログからデジタルへと急激な変化を遂げていった。
システムを標準化し、モジュール化し、大量生産し、コストを安くしていくことにより巨大メーカーの企業生命に盛衰の大差が表われたのであった。
今、自動車産業で起きつつあるのは、それ以上の大きな波の到来である。心して対処していかなければなるまい。変化はチャンスである。

投稿者: jsb 日時: 2010年07月14日 09:59

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