福井大学

4月1日
福井大学
全国の国立大学の中で毎年就職率日本一を続けているのが、福井大学である。工学部、医学部、教育地域学部の三学部の大学であったが今度教育地域学部を二分割し、四学部制となる。更に総合大学へと発展させていこうとしている。福井県はゼネコン王国といわれ、建設業界で唯一財閥解体の指定を受けた飛鳥組(現在その系譜は飛鳥建設へ)をはじめ、5大ゼネコンに次ぐ第6位の実績を誇った熊谷組、そしてトンネルやダムに強い前田建設工業など有力ゼネコンが多い。その為福井大学には工学部建築学科があり、早くから人材を輩出してきた。また繊維王国ともいわれた。その為工学部に繊維工学科がある。産業の興るところ人材を育てる施設があることがうかがわれる。福井県は古くから有名な医師が多い。幕末の笠原白翁(種痘の父)、橋本左内(幕末の志士)、石塚左玄(食育の祖)、橋本綱常(日赤の祖)、榊原仟(心臓血圧センターの祖)など有名医師が多く出た。福井医科大学が創設され後に福井大学に合流し、医学部となり、地域医療だけでなく、医学全般への貢献も著しい。また教育地域学部も県内では特に強く、福井県下小、中学校の生徒の学力、体力日本一に大きく貢献している。ちなみに県下教員の福大出身者比率が非常に高く、安定しているのもその一因であろうか。以上よくよく考えてみると、福井大学が福井県民に与える影響の大きさに納得せざるを得ない。原子力発電に関する取組みでも、地元大学として種々の研究開発の先頭に立っている姿は頼もしい。また私が常に提唱している情報処理、ソフトウェアの研究開発の基地としての発展に大いに期待したい。シリコンバレーのスタンフォード大学の役割を、福井県の福井大学に荷なってもらいたいのである

投稿者: jsb 日時: 2015年04月01日 09:58

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