VW問題

1月12日
VW問題
ディーゼル車の排ガス不正問題で大きく信用を失墜したVWは、ディーゼル車に対する信頼をも失わせることになった。現在の大気汚染をチェックする規則はアメリカのカリフォルニア大気資源ボード(CARB)がリードしているが、2018年モデル以降は、ゼロエミッションビークル(ZEV)即ち排出ガスを一切出さない車の比率を徐々に高めていくことを決定している。2025年には22%以上まで数値目標を上げる必要がある。これからは電気自動車(EV)の時代が来るのは間違いない。なぜならZEVとして認められるのは、EVと燃料電池自動車(FCV)とPHEVである。但し、PHEVは当分の間であろうから、これからはEV中心、そして水素で走る車に変わることは火を見るよりも明らかだ。そしてカリフォルニア州規制は既に連邦政府の承認の下、10州に広がっているという。私は早くからこの傾向を見通し、電気自動車の充電装置の設置に力を入れてきた。豊田自動織機と提携しながら現在の国内市場のトップを走っているが、更にこれを加速させていきたい。これからの車はEVとFCVになる。PHEVは幕間つなぎであるが、当分の間はこれがトヨタの主力となるかもしれない。いずれにしてもFCVの時代までは、EV系が世界市場を席捲する。充電スタンド増設は、その文化度にも影響を与える重要な指標となりそうだ。

投稿者: jsb 日時: 2016年01月12日 11:11

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