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地域社会と共に
平成18年5月16日
○地域社会と共に
私の会社は、創業以来、乏しい資金を節約して、地域に育つ優良企業の株式を少しずつ買い増ししてきた。上場企業もあれば、ベンチャー企業もある。一社当りの投資上限を1億円としているので、現在十数社の株式を保有し、毎年の成長ぶりを共に喜んでいる。
最近では地域ファンドが次々と設定され、私の地域社会に対する熱い心と同質の趣旨であることから、すべてのファンドにお付合いをしている。これからも「地域ファンド」は益々伸長するものと期待している。
北陸3県の県都、福井市、金沢市、富山市を比較してみると、その相似性、また反対にその相異性に驚く。最近の福井市の現状を見ると、他の二市に比較して大きく差がつきつつあるのを感ずるのは、私だけではあるまい。「30年遅れている」と言って、「まちおこし研究会」の席上、賛否両論が出た。
地域社会を住みよくするのは、行政の責任だけではない。主体性を持つのは市民である。しかし地方都市も含め、行政の果す役割は、非常に大きいものがある。「官から民へ」「東京から地方へ」を、かけ声だけで終らせてはならない。行政に期待するところ大なりである。
私の会社は、北陸3県の県都の中心で、コインパーキングを経営している。町の中心部の過疎化をくい止める為に、コインパーキングを各所に作っている。車社会の成熟化の中で、都心部の駐車場不足を解消し、客足を都心へ呼び戻す為のささやかな努力である。
時代はまちづくり3法の施行と共に、コンパクトシティ構想が全国各地の県都で提唱されつつある。地方復権と同時に、都心部の再開発が進むことを念じている。
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