『世界を知る』

平成18年6月5日
○『世界を知る』

 外国へ旅行に出る人は、増え続けている。昨年は遂に外国人が日本を訪れる数と、日本人が外国へ出かける数の差が1000万人を超えた。もはや外国へ行ったことのない人は少なくなりつつある。ここまで多くの人が外国へ行くようになると、「外国へ何故行くのか」を考えてみる必要がある。

1.非日常を求める。
  毎日の生活の流れを変えてみたいという欲望を満たす為の手軽な方法である。

2.物価が安い。
  アメリカやヨーロッパでさえ、東京などの都会と比較すると、あらゆる物価が安い。まして東南アジアは更に安い。

3.エキゾチシズムを求める。
  日本の文化や生活と違う独自のものを見聞きし、体験することが出来る。また、風景、気候も大きく異なるケースが多い。

4.外国に住む友人、知人、家族を訪ねる。
  交流が盛んになり、知己が増え、家族が外国にいるケースも増えてきている。

 その他更に多くのケースが考えられるが、日本の観光地の窮状を見ていると、その対策
をもっと真剣に考える時が来ているといえよう。

 世界を知ることは、比較の上でより深く日本を知ることになる。外国へ行くと、日本のことをよく質問される。言葉に窮することが多い。日本に対する自分の知識の浅さを痛感させられる。帰国してから慌てて調べることが多い。

 外国へ行くことは、外国を見に行く為であると同時に、日本を外から見る為でもある。外国から日本を見ると、今まで全く気付かなかったいろいろな事がわかってくる。

 私たち日本人がどれ程「融通自在」の人種であることとか、反対に日本人としての過剰な自意識(自分達は他国の人とは違うという強烈な考え方)を持っているとか、安全ボケの国民であるとか、独特の文化を持っているとか・・・数え上げたらキリがない。

 世界を知ることで、日本を知り、本当のインターナショナルな人間になることが出来れば、外国へどんどん出かけていくことも肯定されるべきことと思わねばなるまい。

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投稿者: jsb 日時: 2006年06月05日 17:33

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