飽食から過食の時代へ

平成18年7月5日
○飽食から過食の時代へ

 アメリカを初めて訪問した私の30歳代の頃、日本はまだ肥った人が少なかった。ところが初めて見たアメリカでは肥満が多かった。特に肥満した女性が多かった。自制心の欠如から、食物の取り過ぎとなり、それが肥満の原因だと聞かされた。

 今は日本でも肥満が多い。飽食の時代なのである。ところが最近、医学的な見地から、「飽食」というより、明らかに「過食」なのだという声が上ってきた。食べ過ぎによる、数々の問題点が飛び出してきている。食物はバランスよく、少量づつ、数多くのものを食べるのが、健康維持になる。これを信じていた私は、その通りを実行していたが、「少量づつ」の「少量」が問題となった。私の「少量」は多すぎるというのだ。それが中性脂肪の増加を促し、不必要な肥満の原因を作ってしまう。「過食」なのである。

 外食系の店や各家庭から、まだ食べられるものが大量に捨てられている。そして若者を中心に肥満度が上ってきている。食べ過ぎの結果である。食べものが乏しかった頃には夢想だにしなかった事が、今の日本では現実のこととなってきた。

 「過食の害」を防ぐのは、食べ過ぎない事である。食欲は人間最大の業といわれる。これを抑制する為の自制心こそが、人間の尊厳を守る唯一の道である。

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投稿者: jsb 日時: 2006年07月05日 18:21

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