名古屋

平成18年7月26日
○名古屋

 トヨタの本拠地は豊田市トヨタ町である。名古屋市から電車や車で約1時間近くかかる。かつては挙母(コロモ)といわれた。トヨタの躍進と共に町や市の名前も変った。工販合併(製造のトヨタ自動車工業と販売のトヨタ自動車販売の合併)の前までは、自工の本社が豊田市にあった。自販の本社は名古屋市にあった。私達ディーラーは、毎月名古屋の自販へ通った。代表者の会議、各部門長の会議、社員研修等、名古屋はトヨタのディーラーの社員にとって、江戸時代の東京のように、第二のふるさとである。そして、三河の田舎者といわれたトヨタが、今、本拠を名古屋駅前に移す。

 名古屋が熱い。東京の都心と同じように熱い。土地の価格が上り出した。人の動きが活発になった。私は名古屋に大きな変化が起きているのを肌で感じる。

 名古屋証券取引所が主催している「IRエキスポ」が名古屋市で開催され、見学に行った。名古屋にゆかりの大企業300社余りが、IRのために出展している。社長自身による企業PR、業績発表もあれば、日本一のユニークな投資家といわれる竹田和平氏の講演もあった。講演会場はどこも一杯である。愛知県は北陸三県と同様に、質実剛健の気風があり、貯蓄指向が高い。ふところは豊かである。それだけに金利政策の変更に伴う「大きな変化」を敏感に悟った人々が、情報を求めて、集まってきているように思う。大変な賑わいである。

 名古屋が熱いという事実を強烈に認識したイベントであった。横浜が大阪を抜いたように、大阪を名古屋が抜く日が遠くないのを予感する。東京一極集中を解決し、真の地方の時代を誕生させる一つの道を「名古屋」が指し示してくれているようだ。

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投稿者: jsb 日時: 2006年07月26日 11:04

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