2006年08月のアーカイブ

コインパーキング魅力の十ヶ条 付1

8月31日
○コインパーキング魅力の十ヶ条
付1.広告宣伝費が要りません

 新しい事業はすべて広告宣伝費が必要である。しかも莫大な費用がかかる。宣伝費をかければかける程、売上が伸び、事業は大きくなる。しかしコインパーキングは、宣伝費が要らない。「看板」が稼いでくるのである。「100円駐車場」という小さな看板が、大きな収益を生んでくれる。

 コインパーキングは利便性を売るサービス業である。入り易く、出易い。僅か100円で安心できる。100円払えば安全である。この利便性を徹底的に追求したサービス業が、コインパーキングビジネスである。「看板」が自己主張をしているのだ。私達は創業以来、広告宣伝費を、その意味で使ったことはない。しかし毎年、大きい2ケタ成長を、10年余りずっと続けてきている。ただの一度も、このペースを崩したことがない。看板が稼いでくれているのだ。夜中も、土曜日曜も、お盆もお正月も、休みなく、何の不平不満も言わず、働いてくれるコインパーキング。その主役は、小さな「100円駐車場」という看板である。

 最大のコスト、人件費が要らず、3Kといわれる広告宣伝費、交際費、交通費が要らないビジネス。そして、果てしなく伸長し続けるビジネス。それがコインパーキング事業なのだ。

 2006年6月より、駐車違反の取締り業務が、全国的に、一斉に、民間委託された。これに前後して地方都市も含めてコインパーキングに参入する企業も増えてきた。過当競争を心配する人もいるけれど、コインパーキングビジネスは「利便性を売るサービス業」であることを忘れないでほしい。過当競争の起りようのない性質のビジネス。コストのかからないビジネス。最大のコスト人件費、3Kのゼロのビジネス。採算は地代と収入のバランスだけである。広告宣伝費をかけなくて、利益を確保できるビジネスが、他にあるであろうか。

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コインパーキング魅力の十ヶ条

平成18年8月30日
○コインパーキング魅力の十ヶ条
その十―――不況に強い

 シリコンサイクルとか、コンドラチェフの波とか、経済の動向には一定の好調、不調の波がある。好調の時にはすべての人々が好景気を喜ぶことが出来る。しかし、不調の時には殆んどの人々が不景気に苦しむことになる。ここが大切な問題点になる。不景気になってもその悪影響を出来るだけ受けないようになれば、好、不況にかかわらず安定した生活が送れるようになる。そうだ。不況に強い事業、不況に強い商品を捜すことによって、私達は安定できる。

 古くから、食べものを扱っていると、好、不況に関係がないといわれてきた。着るものや、住宅などの高級品は不況になるとすぐ買い控えがおこって、売上が減少する。しかし、食べものは不況だからといって買い控えするわけにはいかない。消費の動向を示す経済指数の中で、極立って振幅が小さいのは食費である。

 これと同じようにコインパーキングは1回100円という手軽さが魅力で、不況になっても売上が減少することがない。私達の会社が創業以来毎年2ケタ成長を10年間続けてきたのが、何よりの証拠である。今年もまたそして来年も、再来年も2ケタ成長を続けるはずである。同業のパーク24の、上場以来の売上の推移を見ても、全く同じことがいえる。

 この成長の理由は、「時流に乗っている事業」なのだということである。車の保有台数が、過去40年間、1回も前年を下回っていないという事実を、直視する必要がある。同時に100円の手軽さ、入庫出庫に時間がかからないという便利さもある。

 不況になっても安心して事業を継続し、発展させていける仕事、これ程すばらしいことはない。

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火星が出ている

平成18年8月29日
○火星が出ている

 目が覚めて、ふと空を見上げると、オリオン星座が見える。目を転ずると、赤い火星が出ている。私達が子供の頃に習った太陽系は、1つの恒星と9つの惑星からなっていたのが今回、8つの惑星に変った。夜空に輝く数多くの星からは、太陽系とその他の区別すら殆んど不可能である。私にとって太陽系の星よりは、北斗七星やオリオン星座などの方が、より親しみを感ずる。

 真理と思ったことが、簡単に間違いだったと訂正されると、人は何を信じてよいのかわからなくなる。敗戦の時、大人達の考え方が大きく変った。価値観の180度の転換であった。道路は、ロードだ。男女7歳にして席を同じうせずでなく、男女共学だ。憲兵は恐い人でなく、犯罪人だ。東条英機は英雄でなく、戦犯だ。子供心に何が何だか訳が分からなくなったが、祖父母や父母の思想の混乱は、もっともっと大きかったようだ。殆んどの大人達は自信を喪失していた。その中で確固とした信念を持って、戦争中を生き延びた数少ない人々がいた。新しい女性達である。平塚らいてうや平林たい子、そして福井出身の奥むめおがいる。戦後大量の国会議員が突然生まれたのは一時の反動であったのだろうか。明治22年(1889年)に公布・制定された大日本帝国憲法と皇室典範は、約700年続いた武家政治を廃し、王制復古を宣言した。それから僅か60年たらず昭和21年(1946年)に敗戦を機に、日本国憲法が公布された。価値観がゴロゴロ変ったこの1〜2世紀を思う。

 あれかれ60年、やっと今、憲法論争が始まった。女性の稲田代議士から握手を求められ、激しい時流の変化に、しばし我を忘れた。

 火星が出ている。秋の気色を感じさせるが、今日もまた暑くなりそうだ。午前4時。

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コインパーキング魅力の十ヶ条 その九

平成18年8月28日
○コインパーキング魅力の十ヶ条
その九―――累積経営

 私の拙い、数少ない経験でも、すぐ気付くことがあった。それは殆んどのビジネスが、毎年「ゼロ」から再出発をしているという事である。天下のトヨタでも、松下、ソニーでも、新日鉄でも、期初はゼロから立ち上げていくのである。これは百貨店、スーパー、コンビニ、レストラン、ホテル等殆んどすべての業種、業態で行われている。毎年4月1日には、官公庁も含めて、ゼロからスタートするのが、日本の常識である。

 ところがコインパーキングは根本的に違う。私達はゼロからスタートした年はただの一度もない。常に前年実績を基礎として、そこに新しく積み上げていくのである。私達の前年の実績は40.22億円。私達は今年はこの上に5億円以上を積み上げたいと考えている。即ち普通の会社であれば45億円の年間売上高を計上しようとすると0から45億円を立ち上げていくのだが、コインパーキングは40億円という基盤の上に、5億円という新しい城を築くことと同じなのだ。これを私達は累積経営と呼んでいる。丸の内の大家さん、三菱地所が、堅固な過去の財産を基に、安定した業績を永年上げ続けていることと同じことになる。三菱地所は毎年安定した賃貸ビル収入が確保されており、新年度もその基盤の数字の上に、新規の案件をプラスしていけばよいのである。

 コインパーキングは、累積経営なので、毎年の目標設定の通り業績が上っていくと、知らず知らずの間に大きな収益を生み出す財産に育っていく。

 これ程魅力のある事業は、他にあまり聞いたことがありません。

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艱難辛苦

平成18年8月25日
○艱難辛苦

 「若い頃の苦労は、買ってでもせい」という言葉はもう死んでしまったのであろうか。この言葉ほど尊い、この言葉ほど若者を励ます言葉を私は知らない。

 人は間違いを犯して、その罪を知るという。苦労を知らずして、真の成功はありえない。苦労をせず、楽をして、よい結果を得ようとする風潮がとみに強くなってきた。そんな事が出来るはずがないのに、さもやれるように、親も子も、先生も生徒も、上司も部下も、誤解してしまっている。

 今、話題を集めている白洲次郎の言葉に有名な「ジープウェイ」がある。アメリカの進駐軍(日本が戦争に敗けて、アメリカが日本を占領し、アメリカ軍が進駐してきて全権を掌握していた)と日本の新憲法を作る時に彼が言った言葉である。目標に向って進む時、その進み方に二つの方法がある。一つはあらゆる障害を無視して目標に到達する方法(これを白洲は「スカイウェイ」と言った)と障害を避け乍らくねくね曲る道をジープ(軍隊用の四輪駆動車、現在の幌付RV)に乗って目標に到達する方法「ジープウェイ」がある。日本人のやり方、進め方は常に「ジープウェイ」なのだ。時間がかかると言いたかったのだろう。

 私はこの「ジープウェイ」こそが日本の真の姿であると考えている。「スカイウェイ」は、ベトナムやイランの問題解決の時のように、失敗する確率が高い。指導者の判断ミスが、甚大な悪影響を、世界にもたらせかねないからだ。「ジープウェイ」は、問題を一つ一つ解決し乍ら、紆余曲折を経て、進めていくので、時間はかかるが、極端な間違いが起きにくい。小さな間違いが繰り返し乍ら、少しづつ正しい方向を目指して進んでいく、ここにこそ私達の未来がある。障害を、苦労を避けずにこれに果敢に挑戦していくことが若者の特権である。

 「艱難辛苦を我に与えよ」この言葉は、私が四面楚歌の時、逆に自分を励ます時に使っている。もっともっと苦しい事があっても私はくじけない。もっと大きな困難を私に与えてほしい。どんな事にもそれに耐え抜いて、必ず新しい道を見つけるぞという覚悟の言葉である。是非使ってみることをお勧めする。

 「艱難辛苦を我に与えよ」と祈り願うのです。

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日本の資本主義

平成18年8月24日
○日本の資本主義

 資本主義が世界の潮流となって早や一世紀余りが過ぎた。レーニンの唱えた共産主義がスターリンの軍拡主義となって東ヨーロッパを席巻、中国・北朝鮮を巻き込んで、「冷戦」と呼ばれる冬の時代を経験したのは昨日のことのようだ。

 軍事政権は、かつての植民地主義が第二次世界大戦後、瓦解したのと同様に、次々と消滅の時を迎えてきた。

 ひるがえって日本はどうだろう。敗戦後、日本はアメリカ移入の資本主義を取り入れ、今や世界に冠たる資本主義国になったように見える。日本の資本主義は本物だろうか、中国の共産主義が亜流であるのと同じく、日本の資本主義もまた亜流である。

 日本は徳川幕府の確立期(徳川家光以後)より士農工商という厳しい身分制度があった。それが敗戦後撤廃されて今日に到っている。僅かに60年前まで、わが国は身分制度が生きていた国である。

 明治維新以後は、重商主義に裏打ちされた富国強兵策の中で、資本主義の洗礼を受けることとなった。

 敗戦後はそれが奔流のように流れこんできた。しかし身分制度が長く続いた日本では、真の資本主義が育つ土壌は乏しく、士族にかわる官僚主導による、資本主義が根付いていった。資本主義とは似ても似つかぬものである。自由経済と自主独立が資本主義の根底をなす考え方であるが、日本の資本主義にはこのいずれも稀薄である。小泉総理の掲げている規制緩和がすべて実行に移されてもまだ不十分である。官から民への動きが出てきつつあるが、微々たるものであり、そして遅々として進まない。

 官民の壁を、鉄のカーテンのように、一夜にして取り除く妙案がほしいものだ。しかし、妙案はある。問題なのはそれを実行する勇気を日本人が持てるかどうかである。

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株価の動向

平成18年8月23日
○株価の動向

 日本の株価(日経平均)は3月〜4月に高値をつけた後、5月に急落し、その後も荒い動きが続いている。急落の原因がどこにあるのか。どのアナリストも正解が指摘できていないように思う。少し世界的な株価動向と併せて考えてみよう。

 まず原油高騰が第一の要因。どこまで上るのか、いつまで続くのかよくわからない。単なる原油先物に対する投機の過熱とだけでは割り切れない勢いである。

 二番目は世界的なリスク回避の動きが要因。5月に外国人投資家が急激に資金回収をした影響が大きい。

 三番目は金融庁や警察のライブドア、村上ファンド等への厳しい対応を見て、投資家が新興市場を中心とした会計不信に陥ったこと。マザーズ1月6日、ジャスダック1月16日にピークアウトし、安値をつけた6月8日までの下落率は54%と34%と非常に大きな値下りとなった。 

 四番目は2007年3月期への業績見通しが、すべての企業が同じように極端に慎重なものとなったこと。これは外国人に先行き不安を与えた。売上高の前期比9%増→5%増、利益40%増→5%増。

 五番目は世界的にもNYダウ高値5月10日、金価格5月11日、韓国株価5月11日、ナスダック4月19日、イギリスFTSE5月9日、ドイツDAX5月11日、シンガポールST5月3日、ホンコンハンセン5月8日、インド5月10日とすべてピークアウトしている。

 このような要因が株価の低迷をもたらしていると考えられる。
 
※先行きへの不安は多少残るものの、6月13日に底を打った株価は徐々に水準を上げてくるものと私は期待している。

※それでは今後の株価の見通しはどうだろうか。
中小企業の一部を除いて、日本の景気は底堅い。GDP505兆円は1%UPか。消費堅調290兆円は0.5%UPか。民間設備投資75兆円は3%UPか。いずれも上昇見込。人手不足感が浮上中。株価、地価底打ちの影響が広がる。

 イラン・イラク・北朝鮮の問題はあるが、中長期的な株価への悪影響はないと見た方がよい。
原油価格はいずれ反転する。

 世界的にインフレ傾向が強まる。(金利先高感強し)

 消費税率UPは当面ないと見る。

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「大事なことは三回云え」

平成18年8月22日
○「大事なことは三回云え」

 教育や躾の基本は「くりかえし」である。「門前の小僧習わぬ経を読む」は、そのわかり易い例である。くり返し聴いているから、特別に習わなくても、お経が立派に読めるようになったのだ。外国語の勉強も同じ。くり返し聴いていると、話せるようになる。私が留学したアナーバーのミシガン大学には「ミシガンメソッド」という外国の学生に英語を習得させる学習方法が早くから確立していた。授業時間以外もすべて英語づけで、朝から晩まで英語を聞くのである。まずレンタルテレビをドミトリーの自分の部屋に借りてきて、一日中これを聞く。ランゲッジラボへ行くと大量のレコード盤(現在はDVD?)があり、自由に借りて聞くことが出来る。私はケネディ大統領の就任演説を何十回も聞いた。夜間の無料授業もある。ここでも、ヒヤリングがまず中心となる。

 教える側からは、相手に理解してもらう為に、耳にタコが出来るほど「繰り返し云うこと」が大事である。教えられる側からは、何度でも「くり返し聞き」理解を深めることが大切だ。

 私は、大事な事は、三回云うことにしている。新入社員が中途採用等で入社してくる。四半期毎に入社一年未満の社員をIP会議で集めて、経営方針伝達式を行っている。経営方針だから、毎回変わるはずがない。頭がよい?社員は、社長の話はいつも同じだとすぐ気がつく。基本の基本だから、何回も同じ趣旨の話をしているのだ。

 自分の意見を通したい時も、同じ事を云い方、見方、時間や日をかえて、主張しつづける。3回やれば大体は通る。「くり返し」の力をあなどってはならない。社員の稟議にも同じように対応する。3回も同じことを主張しつづけるのなら、本物だと考えられるからだ。

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教えるということ

平成18年8月21日
○教えるということ

 「教育」とは、人が持つ能力を見極め、それを引出し、伸ばすことである。

 「学ぶ」とは、古今東西からの知識をまねることである。

 「教える」こととと「学ぶ」ことは表裏一体であるが、その本質を知ることが望まれる。少子高齢化時代の急速な到来は、大学の定員割れを惹起する。更に新設大学や学部の増設は、この傾向に拍車をかける。首都圏の私立大学はまだよい。地方は定員割れの四年制大学は、中四国地方、約65%、北陸地方は約60%と苦しい状況だ。

 地方の時代が来たといわれるが、教育界ではまだまだ地方の時代は遠い。魅力的な講座、魅力的な教師が求められている。

 「魅力的な」とは「時代の先を見た・・・」こと。

 「魅力的な」とは「その土地にふさわしい・・・」こと。

 「魅力的な」とは「ユニークで差別化できる・・・」こと。

 企業においても社員教育は永遠のテーマである。社員が業務知識やノウハウを身につけると同時に、人間的に成長してくれる。

 社員教育は何かを常に真剣に考えている。教育は社長の最大の仕事だ。

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コインパーキング魅力の十ヶ条 その八

平成18年8月18日
○コインパーキング魅力の十ヶ条
――その八 転用が即、可能。

 土地は固定資産といわれ、「土地神話」はバブル崩壊の時までは、絶対的な信頼を得ていた。最も安全な資産として。しかし政府は総量規制、高金利政策等ありとあらゆる手段を講じて、土地の価値を否定する急激で無茶苦茶な政策を取ることによって、土地は死んだ。いや殺されたと言っても過言ではない。

 被害者はお金持であり、地主であり、金融機関であり、最終的には私達国民であった。

 バブル崩壊後、数多くの金融機関が倒産した。「昔の名前が残っているのは「住友信託銀行」だけですね」と私はその銀行員をほめる。しかしそこでさえ国の出資を受入れざるを得なかったのだ。唯一出資を拒否しようとした東京三菱銀行ですら、政府の懇請止むなしと受入れさせられ、その後合併へと進んでいった。

 土地は一度上物を建てるともう取り返しはきかない。少なくとも自分の生きている間は他への転用は不可能だ。ビルを建てたらビル。マンションを建てたらマンション。商業施設なら商業施設と運命付けられてしまう。再開発の計画が出てきても今更それに乗るわけにもいかない。即ち用途に縛られて「土地が死ぬ」と考えた方がよい。

 ところがコインパーキングはいつでも用途変更は自由である。撤去工事も一日で終了するくらい簡単に出来る。コインパーキングに利用している間は「土地は生き続けている」ことになる。ビルにしようか、マンションがいいか、商業施設か、再開発の話もありそうだ。そんな時は転用が即、可能なコインパーキングにして時間を稼がれることを勧めたい。貸してみると、驚くほどの高収益になり、喜んでいただくことが多い。

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メセナからC・S・Rへ

平成18年8月17日
○メセナからC・S・Rへ

 先日、社会福祉センターで、社会福祉に貢献されている企業の担当責任者の方々を対象に、講演をする機会を与えられた。テーマは「社会貢献、社会福祉のためのまちづくり」であった。

 時代の流れと共に、人の生き方、考え方も変る。メセナ全盛の頃は、企業の自主的な意志によって奉仕活動が行われるのが常であった。メセナを唱える企業は、優良企業としての金看板をいただけた。

 それから10年、20年の間に、企業の社会における立場は益々重要になってきた。社会福祉や社会貢献が任意の奉仕ではなく、企業の仕事の一部、それも重要な一部分を占めることとなった。

 社会への奉仕を行わない企業は存在が危くなりつつある。会社は誰のものかという議論がある。社長のものか、社員のものか、株主のものか。私は会社は社会の公器と考える。会社は社会のものだ。だからこそ社会の為に働くことが会社経営の目的となる。会社の使命は「雇用の確保」、働く場所の提供である。そして「納税」、利益を上げて税金を納め、社会へ還元すること。更に仕事を通じて社会に奉仕し、次世代を育て、国際的な支援を行うことである。まず身近かな事から始めよう。
わかり易くいうと、私は「まずお掃除から」始めている。ゴミを拾うこと。掃除している人に感謝の言葉をかけることである。やろうと思えば、今からすぐやれる。これがC・S・Rである。

 若い頃から私は古い壊れかけた家や倉庫を見ると、何とかならないかと考える習慣があった。美しいまちなみを作る為にどうすればよいかを、常に空想の中で、イメージを膨らませていたのである。まちづくりこそが、今、私がやらなければならない事となりつつある。力量不足を考えると不安ではあるが、協力していただける方々の現われるのを信じて、私の道を歩き続けていきたい。社会貢献は、今や企業の義務である。

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『またまた日本一。おいしい県 ふくい』

平成18年8月16日
○『またまた日本一。おいしい県 ふくい』

 観光客に対するリクルート(東京)の調査によると、「食べもののおいしかったところ」の日本一に福井県が選ばれたとのこと。福井のブランド「越前ガニ」や「若狭ガレイ」など海の幸が評価されたのであろう。日本海の荒波にもまれ、暖流と寒流が交錯する福井県沖は、最高の漁場の一つである。沿岸漁業の華といわれるイカ釣り舟の漁火が、沖合に一直線に並ぶのは誠に美しい。

 関西方面からの観光客は、毎年シーズンになると「カニづくし」を賞味するためにやってくる。恒例の行事で、これはあまり景気に左右されない。

 越前海岸は、北の石川県境から始まって、三国から敦賀まで美しい海岸線が続く。

 若狭に入ると日本有数のリアス式海岸となり、気候も少し温暖となる。言葉も生活様式も京都風の影響が出てくる。ゆったりとした温もりを感じさせてくれる。

 1泊か2泊で、この海岸線をドライブしながら、海の幸、山の幸を楽しむのも一興である。私の新婚旅行は、このコースを取った。外国へ行く人が多いが、世界中のどこを捜してもこのコースほど変化に富んだ、景色のよい所はない。そして何よりうれしいのは「日本一おいしい食事」が毎日食べられることである。

 「食のふくい」を内外に教えてあげることは、「喜びの種、幸せの種をまこう」という私の提案とピッタリ一致する。「食のブランドづくり」に福井県民がもっと力を入れることを期待している。

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「流れは変った」

平成18年8月15日
○「流れは変った」

 路線価の全国平均が1992年以来14年ぶりに上昇に転じた。経済の先行指数といわれる株価は、1990年以来下落が続いていたが、既に昨年末より上昇中である。日本の国の富の大半は、土地、建物等の固定資産である。この価格が下るのと上るのとでは、経済全体に大きな差となって現われる。「路線価14年ぶりの上昇」は決して小さな出来事ではない。

 既にその兆候は、東京都心の地価の動向に見られた。都心4区の急激な地価上昇である。これがファンドによる買上げ競争により、あっという間に名古屋に飛火し、大阪へも移った。京都も神戸も影響を受けつつある。

 地方には波及しないという意見があるが、土地は「立地」である。一に立地、二に立地、三に立地といわれるのが、土地である。地方にも地方なりに優れた「立地」のところが数多くある。地方への影響は、早晩出てくると考えざるを得ない。

 流れが変った。失われた10年を過ぎて、今や「いざなぎ景気越え」が目前に迫っている。経済全体の基礎がかなりしっかりしてきた。竹中平蔵総務相がリードしてきた金融再生は完了しつつある。いよいよ飛躍の10年、黄金の10年が始まろうとしている。今、私達はその入口に立っているのだ。自信をもってその第一歩を踏み出そう。新しいふるさと再生のために。そして日本再生、そして新しいアジア建設のために。

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コインパーキング魅力の十ヶ条

平成18年8月14日
コインパーキング魅力の十ヶ条
――その七 有効活用のニーズが高い

 金融機関の不良債権問題はいよいよ最終段階に入った。業績の大幅回復を受けて、見込み簿の債権の処分に動く銀行も多くなった。大都市の地価上昇に反して、地方ではまだ13年連続という長期低落の地価がある。銀行にも不良債権処分のニーズがある。

 地主にとっても高止まりしている固定資産税、都市計画税の支払いは頭が痛い。この固都税分ぐらいは何とかならないものか。地主にも有効活用のニーズがある。

 シャッター通りといわれる繁華街の商店の中で、店を必死に守っている人達がいることを忘れてはなるまい。空店舗や古家を取り壊して何とか底地を駐車場に貸してくれないものか。商店街にもニーズがある。

 これ等の切実なニーズを汲み上げて実行に移していくのは、さほど難しいことではありません。社会のニーズに合った事業は絶対に失敗しません。心配な場合は私が代わりにそのリスクを背負うことも可能です。うまくいけばまた変わって背負って下さい。

 勇気をもって可能性に挑戦してこそ、新しい道が開け、新しい人生が始まるのです。

 駅前通りの一画や、繁華街の一等地でも、古い家、小さな空地が遊んでいます。これを放置しておくことは、地主、金融機関、商店街の方々の損失であると同時に、社会の損失、国家の損失なのです。

 みんなの為に、大切な日本の財産を有効活用することを、お勧め致します。

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「一日一滴」

平成18年8月11日
○「一日一滴」

 仕事の合い間をぬってブログを書いているが、気がつくともう一年近くが経過している。休みの日以外は、必ず書いている。テーマはまさに気の向くまま。一日一日のブログが自分の記憶の一ページだと思っている。

 「一日一滴」これが私のブログ観である。書くテーマによって長い文章になる日もある。また反対に、勢いこんで書き出しても、筆が進まぬ日もある。記憶の曖昧さから、正確を期す為に、もう一度書庫に戻って調べることが多い。調べている間に、ついつい他の事に興味が移ってしまうこともある。

 私は旅が好きだ。仕事の関係で、日本全国を飛び回っている。世界中を歩いていた時期もある。営業の仕事とは、数多くの人と出合い、その中からビジネスのニーズやシーズを拾い出していくことなのだ。

 常に積極的な姿勢を保ちつつ、しかし常に聞き役に徹し、日々変化する潮流を見極めるのだ。油断してはいけない。細心の注意を払いつつ、しかし大局観を持ちながら、人と対峙する事が大切である。これは真剣勝負である。

 仕事を終り、次の仕事へ向う移動の時間が、私のいう「旅」である。仕事をなし終えた満足感を胸一杯に、旅を満喫する。心を開放すると、見るもの、聞くもの、すべて感動の源である。寸暇を惜しんで「旅」を楽しむ。想像を働かせると「私の旅」は無限に広がる。そして大きな癒しの時をもたらしてくれる。
「一日一滴」をつづけていくと「私の旅」はどんどん大きくなっていくようだ。

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『京都の友』

平成18年8月10日
○『京都の友』

 滋賀県の湖北地方に生まれ、関西文化の中で育った私には京都を通じての友人が多い。勿論卒業したのが同志社大学であったことにもよる。仕事の中心は福井市(納税地であると同時に実質的な本社機能もある)と営業の中心である浦安市(首都圏の渋谷・さいたま・立川・神奈川・浦安支店を束ねている)の両本社である。

 しかし京都の友人は、他の地域の友人の数よりも遥かに多い。月に1〜2回は浦安や渋谷に行くが、京都も月1回は訪れる。京都には100ヶ所近い営業拠点があるが、ここ3年で3倍に増やそうと考えている。その為の投資も準備中である。

 クラマ画会という大学の絵画のクラブ活動を共にした先輩後輩が、卒業後鞍馬画会を結成し、毎年、木屋町御池の画廊を1週間借りて発表会を行っている。私は会社創立以来、残念乍ら絵筆をとる時間がなくなり、ここ数年は出展できずにいる。鞍馬の友は有難い。
近江商人は滋賀県で生まれ育って、京都、大阪、神戸で活躍していた人が多い。勿論東京の日本橋界隈では未だに関西弁が飛び交っている。しかし京都はまた格別に多い。私の会社の京都支店も、長浜出身の大先輩の長谷さんの第11長谷ビルにある。東京の森ビルのスケールには届かないが、京都の中心部で数多くの自社ビルをお持ちである。また私の会社の取締役、監査役も、京都で共に学生生活を送った友人である。

 無二の親友という言葉があるが、数人もの親友に助けられて仕事をさせてもらっている自分は、何と幸せ者かと感謝感謝の毎日である。

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天災は忘れた頃に

平成18年8月9日
○天災は忘れた頃に

 昭和23年6月(1948年)大地震が福井を襲った。福井市中心部のほとんどの建物は倒壊。直後に発生した火災は、すべてを焼き尽くした。

 アメリカ空軍の焼夷弾で灰燼に帰した町は、また再び無と帰した。大水害とあわせて、三度の災禍によって、福井の町は完全にゼロになった。

 しかし、福井市民は、渾身の力を振り絞って、この絶望の渕から這い上がってきた。

 昭和34年4月(1959年)私は生まれてはじめて、この福井市に住まいを定めた。美しく整備され、活気に満ちた町の表情にはもはや大災害の影はなかった。福井は不死鳥の如く、蘇ったのである。「フェニックスシティ」「不死鳥のまち」はこの由来による。

 金沢や富山へはよく出かけていく。しかし当時の三つの市を比較すると、福井市の姿は、コンパクトではあるが、群を抜いてうるおいのある、美しい、活力のある町であった。

 あれから58年。天災は忘れた頃にやってくるという。大震災60年説もある。用心しておいて悪いことはない。福井震災では、僅か数平方キロの中で、5000人近くの人々がなくなられた。これ程の災害は史上まれである。

 私は福井の「えきまえ」といわれる繁華街に今、エコライフプラザをリニューアルオープンしようとしている。そこに約60年前におきた「福井震災」のパネルを展示し、油断禁物と警鐘を鳴らしたい。「転ばぬ先の杖」を是非多くの人々が用意してくれる事を願って。

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勿体ないは口ぐせ

平成18年8月8日
○勿体ないは口ぐせ

 私の口ぐせは「ああ勿体ない」である。この言葉は父母や祖父母から知らず知らずの裡に伝承した。学校でも、近所のお付合いの中でも、極く自然に使われていた言葉だ。

 近江商人のDNAの中にも、これがある。「始末」といわれる哲学である。
どんなものにも命が宿る。この命を生かすことが、人間の使命だという。

 資源のムダ使いは、今や日本中で、日常茶飯時、行われている。「勿体ない」という言葉も、死語になった。この言葉を、もう一度蘇らせる運動をしよう。

 21世紀は環境の時代だ。環境を守る為に、この「勿体ない」を口ぐせにして、使いすぎ、食べすぎを止めさせよう。「勿体ない」を口ぐせにして、リサイクルを価値ある運動に高めよう。「勿体ない」を口ぐせにして、使いこんだ物の美しさを認識しよう。

 祖父は農作業の時に、粗末なツギのあたった藍染めの木綿を誇らしげに身につけた。その美しい色を未だに鮮明に覚えている。何と見事な藍色であったことか。

 古民家のリサイクルに取り組んでいる。黒光りする柱やハリを見ていると、それを何代にも亘って守ってきた女性達の笑顔が浮んでくる。200年を経た木は200年は保つ。500年の木は500年後までビクともしない。友人の匠はいう。木は日本文化そのものだと。木目や木肌の美しさを建物や什器、家具に生かすのは、私達の常識だ。西洋ではペンキや漆くいで塗り固めてしまう。

 自然を愛し、自然の中で生きてきた祖先からの文化の伝承であろうか。

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「おみくじ」

平成18年8月7日
○「おみくじ」

 京都に天津神社がある。北野天満宮の広大な神域と桜で有名な平野神社との間に、ひっそりとたたずむ小さな神社である。この天津神社に有名な「おみくじ」がある。木の箱の中に竹の表裏に、神の言葉が書かれている。困った時、判断に迷った時、私はこのおみくじに答を求める。正解率100パーセントである。なぜなら、難問題に対する正解は、常に1つなのだ。そのおみくじの言葉は、すべてが「人間の生きざま」についての指針である。だから100パーセントの正解が常に用意されているのだ。「ものは取りよう、考えよう」によって変る。正解の中から、自分の悩み、問題との相関関係を考え、自分の進むべき方向を決めるのはさほど難しくはない。その作業を私は洛北から京都駅までのバスの中、あるいは京都駅から福井までの電車の中で行うのを常としている。楽しい思索の数時間である。

 福井に天津村がある。いや、あったという方が正しい。町村名が変って今はもうない。しかし、天津村の名は、地酒の名として残っている。その銘酒の名は天津神力という。その名に驚嘆した私は、酒蔵の主の奥さんに、その名の由来を尋ねた。天津村に「神力」という酒造りに適した酒米があったという。それを地元の人々の熱意で復活させたとのこと。天津神社と天津神力。おみくじのご縁である。

 この地酒は貴重なもので、誰でもいつでも味わえるものではない。酒米が限られ、酒の生産量が限られているからだ。しかし、文句なくおいしい。地元の黒龍や花垣と共に、私の最も愛する地酒の一つ、それが天津神力である。

 酒蔵の発展を願うと共に、「おみくじ」の神力に感謝し、毎月末、この天津神力を天津神社に奉納していただいている。

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木を植えて三十年。人を植えて二百年

平成18年8月4日
○木を植えて三十年。人を植えて二百年。

 事業を完成させるのには、長い苦難の道程が必要だ。一代で大企業を築くには、大きな困難の壁がある。三代の間、企業を維持するのは、至難の業だ。企業生命三十年説が信憑性を帯びてくる。

 日本の国土は狭い。中央に急峻な山脈がある。高温多湿の風土は雨が多い。山間に降る雨は一気に山を下り、海に注ぐ。

 緑化率は高い。トップクラスではないが、世界有数である。杉の植林が多いとか、国有林の管理状態を云々するものがいるが、日本の国土の美しさは、世界に比類がない。山や河川や田園風景が美しいからだ。そして何より、緑に覆われている。

 木を植えると三十年かかる。百年かけて育てた樹木は百年使っても大丈夫だという。五百年の大木は更に五百年の命をまっとうするという。

 新島襄は日本で最初のキリスト教主義に基いた大学を旧蝋の巣 京都の地で明治初期に開いた。創業の苦しみの中で「同志社の基礎が固まるのに二百が必要」と喝破した。

 人を育てるのが教育者の天命である。また経営者も人を育てる使命を帯びている。「社長の仕事は教育」これが私の拙い経営者として辿り着いた結論である。創業十年を過ぎて、道遠きを嘆かず、喜々としてこの道を歩き続けていきたい。

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夢多き人生

平成18年8月3日
○夢多き人生

 59歳で創業した私に対して、何人もの先輩や友人が言ってくれた言葉を、私は一生忘れない。「何を今更」ではない。「やりたいようにやれ」である。22歳で卒業し、37年間勤めた会社をやめた時、私の目の前に広がっていたのは、暗闇の中に渦巻く荒海であった。それは希望の海であると同時に、死の海でもあった。

 漕ぎ出した小舟一艘。積んでいるのは「夢」だけの舟出であった。人生59年を生き抜いて、還暦を迎える年であった。あれから10年。

 今、団塊の世代の大量退職の年を迎えようとしている。

 来年、最初に、先陣を切る人達は、当時の私と同じ59歳である。先輩の一人として、団塊の世代の諸君に贈りたい言葉を考えてみた。

 「あと20年残っている」自分の人生だ。悔いのない一生を送る為に、これからは一日一日を大切に生きよう。

 「自分の夢を持とう」その夢を追いかけるのだ。ワクワクドキドキ楽しい毎日が待っているぞ。

 若い日に抱いた夢を、もう一度追ってみよう。20年も残っている。何度失敗しいてもやり直せるぞ。

 「勇気を持って、可能性に挑戦しよう」出来ることなら、世の為、人の為になる夢であってほしい。お金を追うな、お金は追うと逃げる。

 「感謝せよ。すべてに感謝せよ。」感謝していると大きなおつりが返ってくる。感謝の笑顔ほど輝いて見えるものは他にない。

 「努力せよ。継続して努力せよ。」努力する姿ほど美しいものはこの世にない。幸せを把んで下さい。

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コインパーキング魅力の十ヶ条 その六

平成18年8月2日
○コインパーキング魅力の十ヶ条
―――その六 抜群の成長性

 日本の自動車の保有台数は7000万台を突破し、今だに増え続けている。過去40年間、国土交通省がデータを取り出して以来、一度も前年を下回ったことはない。毎年確実に増え続けているのがこの車ビジネスである。車庫証明書が必要なものは1台であるが、実際には車はあちこちに移動し、そして駐車する。駐車スペースのニーズは7000万台×X倍となる。Xは2となるか3となるか5となるかは別として、膨大なスペースを必要としている。

 車の増加と同時に、全国各地、特に都市中心部においてのコインパーキングの需要はとどまるところを知らない。

 車が道路を占領しそうになってきて、今年の6月1日から駐車違反の取締りの一部民間委託がスタートした。駐車違反に対する世間の目は、少しづつ厳しくなってきている。

 いざなぎ景気をこえて、今年は全国的に景気が回復してきている。株式の価格も反騰をはじめたようだし、地価も下げ止まりとなってきた。

 今迄空地だったのでコインパーキングとして利用してきた優良土地が、ビルやマンションにかわりはじめた。好立地、大型物件が動き出している。

 コインパーキングであったものが、他の用途に変ると、新しいニーズは2〜3倍になる。なぜならコインパーキングはなくなり、新しいビルやマンションの駐車場ニーズが増えるからだ。国交省の想定では道路新設ニーズは2030年まで増え続けるといっている。コインパーキングを中心とする時間貸駐車場のニーズは、2030年を更にこえた、高い成長が期待できる。

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人生は肯定か否定か

平成18年8月1日
○人生は肯定か否定か

 「ものは取りよう、考えようによって変る」といわれる。目の前を地獄と思えば地獄。逆に極楽と思えば極楽である。例えば自分の過去について考えてみよう。京都大学へ入りたかったが、入れず、入らず。同志社大学に入った。同志社に入って新島襄をより深く知ることが出来た。多くの知友そして大切な恩師に恵まれた。三菱商事へ入りたかったが、入れず、入らず。三谷商事へ入った。すばらしい先輩上司、そして仕事に恵まれた。京都大学や三菱商事に入れなかったこと、入らなかったことをクヨクヨ考える事は、私に何のプラスも与えてくれない。同志社大学や三谷商事へ入り、多くの出会いがあった。貴い縁につながる人々である。過去を否定することはたやすいが、否定から生まれるものは少ない。過去を素直に肯定し、その過去から何を汲み取るかである。

 「あるがままを受け入れる」という考え方がある。ムダな抵抗をするなということであろうか。それは過去や現状を肯定することでもある。

 「現状打破」という考え方がある。これは現状を否定し、上位指向のための努力をせよということである。

 肯定と否定がここで一緒になる。現状を肯定するも、否定するも一理ある。ここでも大切なのは肯定、或いは否定から何を把むかである。過去、現在、未来という時間軸の中で、自分を生かし切る生き方を考え、何を為すべきかを把むことである。「ケセラセラ、なるようになる」という言葉を、単に流されて安易に生きると取るか、変幻自在のすばらしい生き方と取るか、これも「ものは取りよう、考えようによって変る」のである。自分を叱咤激励するために現状を否定するのは、私のいつも使う手である。その結果にはとらわれないことが、私を自由にしてくれる。

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