日本文明の謎を解く

平成18年9月29日
○日本文明の謎を解く

 日本のように類い稀な繁栄を続けている国は世界でも珍しい。豊かな水、そして緑、亜熱帯から温帯を経て亜寒帯に至る長く縦に伸びる国土。そこに住む豊かで礼儀正しい人々。この美しい国、日本。争いのない国、日本。この日本文明の存在の謎を解明してみよう。

 縄文時代より遥か以前、南方より黒潮に乗って渡来した南方系の人々、北方より親潮に乗って来た北方系の人々、大陸・半島から偏西風に乗って来た人々、それ等の人々はこの東西南北に弓状に細長く伸びた日本列島の中で、幾度となく混血を繰り返し、日本独特の平和を愛する国民性を育てていった。
しかも世界有数の火山列島であることで、常に肥沃な土壌が火山によって供給され、急峻な地形は、更に沃土を拡大し、高温多湿の気候は、動植物や農産物を育成した。

 人々は火山による恩恵、水による恩恵など自然との共生の中で世界有数の安定した生活を送ることが出来た。

 また度重なる水害を克服する為の治山治水の技術が早くから発達し、数多くの事蹟が語り継がれてきている。水田の水勾配を絶妙にコントロールする技術は、水稲栽培が始まった頃に確立されていた。それが氾濫を繰り返す河川の治山治水事業に生かされていったのだ。また火山列島であることは金の生成に直結し、「黄金の国ジパング」といわれた世界有数の産金国として、長い間世界的に有名であった。九州の菱刈金山は、現在でも世界一の純度の高い金を産出している。このように日本を取り巻く自然環境、とりわけ火山帯、モンスーン地帯等の影響を受けて、自然を克服するのではなく、自然との共生を目指した生活を通して、世界でも珍しい日本独自の文明が形成されてきた。この独特の自然条件と全く同じところは、地球上には存在しない。地球が宇宙の奇蹟といわれるのと同様に、われわれの住む日本は、地球上の奇蹟なのである。

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投稿者: jsb 日時: 2006年09月29日 09:00

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