デフレの終焉

平成18年9月28日
○デフレの終焉

 世界的な原油の値上りを契機に、資源や原材料の価格が次々と高騰を始めた。そして消費の回復が、身の周りで実感できるようになってきている。例えば、昼の外食の価格の中心は、1000円未満であったものが、東京でも1000円以上に変ってきている。今迄は安くなければ売れなかったものが、すこし贅沢してもよりおいしいもの、より魅力のあるものにドンドン変っていっている。ガソリン価格を筆頭に目に見えない所で価格が上昇しはじめている。

 7月の内閣府発表の景気動向を示す一致指数は83%を超え、1980年調査開始以来、2番目の高水準となり、バブル時を上回っている。83%を超えたのは16年ぶりのことで、史上2番目の高い水準である。

 三菱マテリアルが東京駅に近い東京国際フォーラムで9月7日から4日間貴金属フェアを開催した。天皇家の紀子様男子無事ご出産を祝って、会場は熱気に包まれていた。入場者は殆んど中高年の女性。ダイヤモンドをはじめ、宝石、貴金属、パール、金、プラチナ商品が広い会場一杯で展示即売されており、私の想像を遥かに超える大盛況であった。私はあまりの熱気に、買う気も失せて、会場を後にした。消費の回復を確信した瞬間である。また百貨店の増改築の動きも見逃せない。長い間の低迷を脱して、デパートは新しい時代を迎えようとしている。二極分化の消費性向を上手に活用し、スーパーとの住み分けを目指して、高級路線を歩みはじめている。

 長い間続いたデフレの終焉の時を迎えたのだ。インフレ時代へスイッチオンする為に、私達も十分な準備を整え、これに適確に対処して行かなければならない。

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投稿者: jsb 日時: 2006年09月28日 09:12

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