師走の地蔵まつり

平成18年12月22日
○師走の地蔵まつり

 いよいよ歳末。もう12月も終りに近付いた。毎月開催している24日の地蔵まつりも今年最終となった。

 福井の宝さがしを目指して、「考福学」という地域おこしが福井県の声がかりで始まっている。福井はフェニックスシティといわれ、戦後2度に亘って中心街が大火で焼失。歴史的建物は誠に残念乍ら何一つ残っていない。あるとしたら自然の景観と土中の遺跡、そして歴史や伝承ぐらいである。

 その福井市の「えきまえ」に今年10月24日永平寺第一教区の皆さんのご協力の下、「いきいき地蔵尊」を招来し開眼法要を営んだ。導師は大乗院の大谷  さんである。由来は福井県下越前町平等から出られた東京都下巣鴨の「トゲヌキ地蔵尊」にあやかって、「お年寄りの原宿」といわれる巣鴨の殷賑を呼びこめたらというささやかな願いをこめている。そして生老病死に悩む人々に生きる勇気や希望を持っていただけようにと望んでいる。

 福井には宝物が多い。福井は継体天皇以前から「越の国」の都であった。九頭竜川の中流域にある数々の古墳は幸か不幸か宮内庁の指定をはずれ、学術研究の道が残されている。発掘が行われたらまだまだ大発見が続くはずである。この古墳群は僅かにここ100年たらずの間に世間の注目を集める大発見が続いているのだ。越前若狭の古代史研究はまだ黎明期である。

 特に仏教に関する宝ものが多い。仏教には諸宗派があるが、それにこだわらなければ、福井ほど豊穣な仏教に関する種々の歴史が残っている地域は少ない。福井は京都、鎌倉に比肩しうる仏教王国なのである。

 仏教にちなんだ「ソフトウェアの施設」を考え出すことが出来ないだろうかと、日夜ない知恵を絞っている。

 えきまえの「いきいき地蔵尊」の施主としては、えきまえの活性化をはかる為に、何をすればよいのかを考えると同時に、具体的な速やかな行動をとることを心がけている。24日の地蔵まつりの参拝者が増えることを心より念じている。

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投稿者: jsb 日時: 2006年12月22日 09:00

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