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今年の北陸は暖冬
平成19年2月5日
○今年の北陸は暖冬
全く雪のない一月を迎え、各地で異変が起きている。春でもないのに、菜の花が咲きだした。スキー場は閑古鳥が鳴いている。クローズするはずのゴルフ場がプレーできるので、冬のゴルフ遠征旅行は中止、除雪の予算が余っている官公庁。例年は雪でスローダウンするはずの商活動が元気である。「観測開始以来の少雪」という記録が生まれるのかどうかというぐらい降雪量が少ない。
コインパーキングビジネスにとって雪は大敵である。雪が積ると除雪費用がかかり、お客様の利用が減少する。ダブルパンチをくらうことになる。雪が少ないとこのダブルパンチがなくなり、通常月と同じように業績はよくなる。暖冬は私達にとっても有難い。
昨冬はひどかった。12月に豪雪となり、除雪費用に多額のお金を使うと同時に、来る日来る日も社員がスコップを手に駐車場へ出動する。最初の日は楽しい。久しぶりに身体を使った共同作業に笑声がひびく。二日目は沈黙。三日目にはブツブツと不満が出る。同時に身体はクタクタ。風邪をひく社員が増える。その間通常の経理、財務や総務、人事や開発、営業の仕事はストップする。社員にとっても会社にとっても雪は重圧となる。
反面雪は美しい。一面の雪化粧となる雪の日の朝。感動の一瞬。雪は降った時は、あらゆる汚いものを覆いつくし白一色の世界に変えてくれる。そこに陽が当たるとまぶしいくらいだ。雪が降り出すと世界には静寂が来る。すべての雑音を吸収し、ただただシンシンと降り積る。
雪は楽しいもの、美しいものと思えば、まさに天の恵みである。雪融け水は沃野を作り、自然の恵みを用意する。地下水のおいしいのも雪のお蔭である。さり乍ら暖冬はうれしいと思う今日このごろである。
年をとると雪は恐いという。子供達は雪を喜ぶ。雪を楽しめる境地になるのには時間軸を逆方向に走ることが求められる。
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