自動車王フォードの計算

平成19年2月6日
○自動車王フォードの計算

 自動車が一部の特権階級のものであった頃、フォードは大量生産方式(ベルトコンベア方式)を考案し、価格を大幅に引き下げることに成功。今日の自動車時代の先鞭を切った。フォードの計算は革命をもたらした程、斬新で緻密で、今考えても「勇気をもって、可能性に挑戦した」ものであった。

 現在の地球温暖化、今後の地球温暖化を考えるとガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車ではダメだということははっきりしている。ハイブリッドカーが普及しだしているが、これも過渡期のものであろう。究極の次世代車は、動く原理が全く異なるものになる筈である。しかしこの開発にはあと10年以上の歳月が必要と思う。原理は「重力(磁力)からの解放をもたらすもの」となろう。

 その開発の成功まで私達は待てるのか。いや待っているのは非常に危険である。地球環境の激変が起きてしまう。ではどうしたらよいのか。

 車の軽量化。電気自動車の導入促進、水素で走る燃料電池車の量産。など選択肢は少ない。しかし少なくとも前記の3つはその可能性が高い。例えば、電気自動車のコストが現在のエンジン自動車の倍と仮定する。燃料電池車のコストが100倍と仮定する。トヨタ自動車の年間純利益が1兆円であるので、これを電気自動車や燃料電池車の量産にすべて投入する。電気自動車のコスト200万円/台と仮定すると、1兆円で年間50万台の量産が可能である。燃料電池車の量産コスト1億円/台とすると、年間1万台の量産が可能である。トヨタの年間利益1兆円とほぼ同額を官公庁は税金で徴収している。これも新型車開発、量産に投入すれば、量産効果はますます高くなる。

 フォードの計算を思い起こして、自動車王国となった日本が、私達の子供、世界中の子供に送る美しい地球を守るための決断をする日が近い。

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投稿者: jsb 日時: 2007年02月06日 09:00

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