世界一の奉仕団体

平成19年11月28日
世界一の奉仕団体

 ロータリークラブに入会して早や25年が経とうとしている。理事、幹事、会長職を経験して、ロータリークラブの真髄がわかってくると、この世界一の奉仕団体が貴重な存在であることに気付く。世界最大の奨学会である。世界最大のボランティア団体である。120万人の会員が世界各地で日々ボランティア活動に精を出している。すべてが身銭を切った奉仕活動である。

 その活動の範囲は広く、深い。まず新会員を捜し、そしてその会員が後継者として「奉仕の理想」を実現するよう指導育成する。これを「クラブ奉仕」という。そして、次世代の若者達のために行う活動、これまた重要な奉仕である。これを「次世代のための奉仕」という。更に国際的な、他国のロータリアン、その家族友人達との交流を促進し、世界平和実現を目指す奉仕、これを「国際奉仕」という。そして最も特徴的な、ロータリークラブ独特の奉仕、それは自分の「職業を通して」まわりの人々、地域の人々、日本の人々、世界の人々の為に奉仕する行為、これを「職業奉仕」という。この四つの奉仕活動を行っている団体がロータリークラブである。

 私は福井北ロータリークラブのメンバーである。勿論出席免除のシニアであるが、毎回の例会は殆んど欠かしたことがない。若い頃仕事が忙しいのと、出張(国内、海外)が多かったので勤続表彰がなかなかもらえなかった。しかしメーキャップ制が年々緩和され、最近ではメーキャップにこられるゲストが少くなった。

 メーキャップはロータリークラブ活動にとって非常に大きなメリットであった。メーキャップによって他のクラブを知ることが出来た。ホームクラブの友人以外に地域に多くの友がいることを実感できた。ヨーロッパやアメリカの地方都市で、ロータリークラブのバッチを胸にしていると「私もロータリーですよ」と握手を求められることも珍しくない。

 世界のどんな都市でも毎日例会が開かれており、出席可能である。入会と同時に、ホームクラブメンバーを全員友人にすることが出来る。そして世界中に120万人の友を持つことが出来る。こんなすばらしいことがこの世の中にあるのである。奇跡のような現実である。どこかで戦争があり、殺人があり、貧困があり、災害が起きている。その中で「奉仕の理想」を信じて集まってくる人々が日本でも約10万人、世界中で120万人存在する。世界人口の内5千人に1人がロータリアンである。日本は1,200人に1人がロータリアン。福井県を含む2650地区は日本一、世界一といわれるすばらしい実績を上げている。福井県、滋賀県、奈良県、京都府を含む広大なエリアを持っている。長い間ダントツの会員数、寄付累計額を誇ったが、最近では愛知県をテリトリーとする2630地区の猛追を受けている。トヨタの本社がある名古屋を中心に、東京以外で急速に発展を続けている中京経済の好調さを物語る話である。

 毎週の例会は昼食を共にする研修会である。各クラブで多少のニュアンスの違いはあるが、求道的な厳しさの中、和気藹々と友情の交歓が行われている。現実を超越した「異次元の世界」という人もいる。直立不動の姿勢で国歌を歌ったり、友情の握手を交したり、日本中、世界中で起きた災害への寄付行為、交換留学生への支援、どれをとっても他では見られない理想的な人道行為が日々行われているところ、それがロータリークラブである。

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投稿者: jsb 日時: 2007年11月28日 09:00

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