死因について

平成20年6月3日
死因について

 死亡の原因について考えてみた。調べてみて驚いた。死因の第1位は飢餓である。58%である。人類の10万人中毎年1460人が餓え死している。第2位は喫煙である。喫煙者10万人の中毎年365人が死んでいる。14.5%の高率である。第3位がガンで10%。第4位肥満で6.6%。第5位血管系(心臓を含む)5%。第6位アルコール飲料 4.6%。第7位自殺1%と続く。それ以外の死因は交通事故をはじめすべてコンマ以下で、問題にならない。しかし、飢えで死ぬ人が58%もあるということは、食料危機が既に地球上の大問題になっていることに気付かなければならない。

 日本の食料自給率は40%以下(カロリー計算上)という。世界中で飢餓が広がりつつある状態の中で、考えなければならないのは、この「食料」である。遺伝子組替え(人工交配を含む)によって、この危機を乗り越えられると説く学者もいる。しかし、死因の6割近くが食料不足にあるという現実を考えるとこの楽観論は心配である。

 日本の農業は就農者の高齢化と兼農の増加によって効率は低下し、世界的な価格競争下で生き残るのが難しくなっている。この傾向をとめるのは農業の規制緩和である。企業の参入を認め、就農者の若年化をはかり、高効率、高回転を取り戻すのである。農業法人の活躍が、休耕田をなくしていくであろう。政府は補助金政策を止め、自主性を重んじながら、農業にも競争原理を取り入れていくことである。農業工場や海洋牧場など数億円から数百億円という投資を呼び込むことにより、日本が近い将来、食料や水の輸出国へ転換できる可能性が残されている。私はマイジュースやマイフリカケを毎日作りながら農業法人が各地に誕生してくるのを夢見ている。

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投稿者: JSB 日時: 2008年06月03日 09:00

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