エネルギー原単位

平成21年2月27日
エネルギー原単位

山崎養世という経済評論家がいる。1958年生まれというから私より20歳余りも若い。しかしその舌鋒は鋭い。彼の言によれば「エネルギー原単位とは、1GDPを生み出すのに必要なエネルギーをいう」とのことである。エネルギー原単位は、日本を1とすると、アメリカは2、インドと中国は8である。ということは、日本の技術や生産施設、知識等を中国やインドに持ち込めば、地球全体のエネルギーの消費は大きく削減できることになる。中国やインドは現在の消費水準を仮に持続するとすれば、8分の1のエネルギー消費が実現できることになる。
中国もインドも今や石油の輸入国である。日本のエネルギー原単位を自国に持ち込むことで莫大な富を得ることが出来るのである。先生はもはやアメリカではない。これからは省エネ競争が益々激化していくであろう。最先端技術開発競争はこの省エネの指標である「エネルギー原単位」をめぐってのものであり、すでにもう熾烈な競争がはじまっている。
電気自動車をはじめ、太陽光熱発電、リチュウムイオン電池、LED、その他あらゆる分野で進んでいる省エネ技術開発競争は、日本が一歩も二歩も世界をリードしている。これをどう生かすかが現在の問題点である。
私達はいま電気自動車の為の充電施設の開発をはじめようとしている。これを日本中、世界中にネットワーク化し、地球の未来を「この手」で守りたいと考えている。昨年私達の会社のトップセールスマンに賞品としてトヨタのプリウスを進呈したが、今年は更にこのアイデアをより広く、より深く、より大きくしていきたい。第3四半期も半ばとなり、社員にとっても今が正念場である。世の為、人の為、そして家族のために何が出来るかを常に考えながら一日一日を懸命に生きていってもらいたいものである。

投稿者: jsb 日時: 2009年03月02日 10:12

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