ジャパンモデル

平成22年4月1日
ジャパンモデル

日本の人口構成は先進国の中でもダントツの超老人国になりつつある。2050年には70歳以上の老人の人口が55%を占めるという予測が出されている。この大問題をどう解決し、繁栄を保っていくのかを世界中が注視している。いわゆる「ジャパンモデル」をどう作るかである。その「ジャパンモデル」がこれからの世界の指標となるのである。日本に課せられた大きなテーマである。人口問題特に老人比率の急激な上昇は、先進国だけの問題ではない。中国も早晩この問題で苦しむのは目に見えている。それだけに世界から注目されているのである。
 ジャパンモデルは人口問題、老齢者対策だけではない。今世紀の最重要テーマとされる環境問題、省エネ対策でもジャパンモデルを要求されている。日本が世界でもトップクラスの省エネ効率の追究に熱心であり、特に産業分野では優等生だという評価を得ているからである。日本メーカーの省エネ技術の導入に熱心なのは先進国だけでなく、世界からの提携の申込がある状態である。例えば太陽光熱発電や、原子力発電所の建設、運営、管理技術や太陽電池開発技術、省エネ車開発技術など広範囲に亘る先端技術をどのように活用して、地球温暖化問題の解決方法を確立するのがよいのか。その方法がジャパンモデルとして期待されているのである。
 資源を持たない国だからこそ、なけなしの知恵を絞り、汗水垂らして勤勉に働き続ける以外に生き残る道はない。その生き残るための唯一の道がジャパンモデルとなる。これからのジャパンモデルを想定してみよう。
1. 子供が少ないので、子供を大切にする社会への転換
2. 高齢者が増えるから、高齢者が働き易い社会への転換
3. 結婚しない人が増えるので「お1人様」を認める社会への転換

新しい問題の発生は、新しいチャンスを生む。新しい成功者の出現が約束されているのである。この年度初めの時期に当り、新年度が明るい年になるよう心から祈りたい。

投稿者: jsb 日時: 2010年04月01日 09:07

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