消費電力のピーク

23年6月17日(金)
消費電力のピーク

毎年消費電力のピークが8月に到来する。各電力会社はその最大消費電力のピークをカバーする為に、発電の仕組づくりに永年取り組んできた。
原子力発電への依存度が30%にもなっている現在において、今回の大災害が発生した。福島第1〜4号機の廃炉に続いて、中部電力の浜岡原発が危険度が高いという理由で、政治判断に基づいて緊急停止となった。原発に対する逆風が高まる中で、トラブルによる停止や、定期点検による停止が次々と起きてくる。その際、トラブルの解決や定期点検の終了に伴う原発再稼動を地元首長が了承できるのかどうか、厳しい情況が出来つつあるように見える。
北陸電力は8月のピークを526万KWと想定しているようであるが、志賀原発の1号2号機の定期点検、不具合の完了のメドが立たず、既存の水力、火力を総動員して乗り切ると発表した。日本原子力発電の敦賀原発2号機がトラブルで停止しており、関西電力の原発も今年は次々と定期点検が始まろうとしている。
今年は暑い夏になりそうである。政府や経産省の早期の決断が待たれている。国の方針を一日も早く天下に公布し国民を安心させることが求められている。風力もいい、太陽光もいい、しかし現在の原発の稼動を早める手段を講じなければ、日本経済の明日はない。

投稿者: jsb 日時: 2011年06月17日 10:04

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