洋上の風力発電

23年7月1日(金)
洋上の風力発電

茨城県の太平洋上に建設されていた風力発電所が大津波や大地震の影響を全く受けずに、以前と変りなく、東京電力へ電力を供給しているとの報道を知っている人は決して多くはない。しかしこれは事実である。日本の風力発電はJパワーをはじめ急激な投資が全国で行われている為に、シェアが大きくなっているが、洋上の風力発電所の建設はいま始まったばかりである。
日本の近海は、太平洋、日本海のいずれも、水深200m以下の浅瀬に取り囲まれている。このことは洋上風力発電所建設の適地が日本列島のあちこちに数多く存在することを示している。特に日本海側は大津波の発生頻度が低いので立地としては有望である。私は数年前に能登半島の門前町やその周辺で風力発電所を作ろうとの誘いがあり、再三に亘って現地調査を行った。その後Jパワーが入ってきたので撤退を余儀なくされたが、その時は北陸電力の役員にも問合せたのを覚えている。その直後に能登半島での地震があり、未着工だったこともあり、何の被害も受けなかった。
風力発電との出会いは更に数年を遡って、ハイブリッドカーが話題に上った頃、太陽光発電と風力発電を一本の風車にビルトインして、駐車場に設置することを考案し特許申請をしたことから始まった。未だに気に入ったものは未完成であるが、あきらめたわけではない。洋上発電と同じように可能性はいくらでもある。小型原発、小型水力発電などと同様に「地産地消電力」という意味でのハイブリッドの発電機にも出番が来ると思っている。

投稿者: jsb 日時: 2011年07月01日 10:51

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