風車について

23年7月4日(月)
風車について

戦争中の話になるが、B29というアメリカの爆撃機が日本の各都市を絨毯爆撃していた。日本の零戦(ゼロセン)という攻撃機の性能が優秀だったことと、飛行士の技能のレベルが高かったので、太平洋戦争の中盤までは大きな成果を上げていた。それが終戦が近付くにつれて、1万mの上空から急降下して爆撃するB29や護衛機に、零戦は次々と打ち落とされていった。1944年頃からは、B29は無敵の編体を組んでいた。私達は子供ながらに「見えない飛行機」や「四発機」などの開発を待ち望んでいたのである。
戦後になってジェットエンジンの形を見るにつけ、二枚羽の単発エンジンに始まった飛行機の形が、双発になり、究極のジェットエンジンとなってきたのに驚く。
私達も風力発電機の2枚羽や特殊な形の羽根を作ってきたが、先日九州大学の教授が羽根のまわりにジェットエンジンのカバーのような形の輪っぱをつけて、風力を3倍に増やす実験をしているのをテレビで見て、風力発電の可能性の余地が残されているのを感じた。羽根の形だけでも可能性が潜んでいる。落雷や津波、台風への対処法、メンテナンスの方法の開発もこれからである。日本の技術はナノテクといわれているが、微細なところの開発にまで秘密の花園が残されているような気がしてならない。

投稿者: jsb 日時: 2011年07月04日 17:02

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