新島襄の本

3月17日
新島襄の本
NHK「八重の桜」を毎週楽しみに見ている。私は同志社大学を卒業して早や五十数年となった。青春時代を過した京都の地への想いと同時に同志社で学んだ四年間を忘れることは出来ない。本井康博氏著の維新の元勲・先覚者たちとの交遊を描いた本は誠にすばらしい内容だ。私の知らない事実を次々と教えられた。福井藩で多くの弟子を育てた横井小楠(明治新政府の参事)と近い親族縁者が数多く同志社に入学したり、旧会津藩士、旧熊本藩士たちが入学していることを知った。また新島襄の留学先のアーモスト大学や姉妹校のマサチューセッツ農業大学関係の後輩達、アメリカ・ヨーロッパ視察に同道した維新の元勲たちとの濃密な交遊を知り驚いた。正に一期一会を地でいく出会いであった。
「新島襄」と書いた本を持ち歩いていた時、声をかけられた。「何故その本を持っているのか」との問に、思わず私は同志社出身だと答えた。質問してきた人も当然私の後輩であることがわかり、しばし「八重の桜」について話がはずんだ。縁は尊ぶべきである。人に助けられるのが人生の醍醐味だということをしみじみ自覚した一日となった。

投稿者: jsb 日時: 2013年03月17日 10:44

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