国際幸福デー

4月2日
国際幸福デー
1972年ブータン王国の第4代国王ジグメ・センゲ・ワンチュクが「ブータンはGNPでなく、GNHを国の目標の指数にする」と公言された。その後先進国では幸福のパラドックスにおちいる傾向が強くなり、「GNH」が世界から注目を集め出し、イギリスやフランスなどでは首相や大統領が「GNH」を国の目標にとの考えを打ち出した。そして昨年ブータン王国が提唱し、国連が毎年3月20日を「国際幸福デー」と制定した。「幸福の実現」が世界の目標となったのだ。
日本では東京、京都、福井で、第1回「国際幸福デー」を祝う集いが開催された。私は福井での会合の主催者として、東京と京都からの参加要請を断っていた。ところがブータンからダショーカルマウラ氏が京都であいたいと連絡が入った。早朝福井を出て、彼のホテルで逢うことが出来、約1時間の綿密な打合せを行った。
京都の「国際幸福デー」はオールスターの華やかな集いとなった。主催が京都府・市・京都経済同友会、共催が大学コンソーシアム、京大こころの未来研究センター、同志社大学、立命館大学、京都産業大学、龍谷大学、京都学園大学、後援協賛は多数。約300名で終日熱心な討論が行われた。内閣府の招待で来日したダショーカルマウラ氏を中心に東大島薗 進教授、京大吉川左紀子センター長の対談にはじまり、知事、市長、同友会田辺禎男代表幹事によるセッション「幸福が実感できる京都づくり」そして「新たな幸福への挑戦」特別セッション、堀場雅夫特別幹事の挨拶、歓迎パーティとつづいた。来年の第2回国際幸福デーの開催にむけて更に綿密な準備の必要性を痛感した。今年の福井は参加者70名余となったが、来年はより広くより大きい盛り上りを期待しよう。

投稿者: jsb 日時: 2013年04月04日 09:53

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